2005年4月18日

『売れる!ネーミング発想塾』

http://tinyurl.com/7ks63

本日の一冊は、最近、ものすごい勢いで本を出している、明治大学の教授、齋藤孝さんによる一冊です。

タイトル通り、ネーミングのコツを示したもので、実際の商品のネーミングを例として挙げながら、それぞれのメソッドのポイントを示しています。

昨日ご紹介した『スウェーデン式アイデア・ブック』と若干内容が重なる部分がありますが、気にせずに赤ペンチェック行ってみましょう。

※参考:『スウェーデン式アイデア・ブック』

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■ 本日の赤ペンチェック
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アイデアとはゼロから発想するのではなく、既存のものを「ずらす」「つなげる」ことが基本である

いいネーミングは「探す」のではなく「当てはめる」

まず説明系で押すのか、イメージ系で攻めるのかを決めてみればいい

「使う人は誰?」「シチュエーションは?」で、説明系かイメージ系かが決まる

◆ヒット商品のネーミング
=単に商品を説明するだけではなく、”ひねり”が加わっている

女性、なかでも主婦には「擬態語型」で、感覚に訴えかけよう!

無味乾燥なものほど「くん」「ちゃん」を。擬人化で人間味をプラス

使い手に「呼びかける」だけで、商品独自の世界観まで表現できる

簡略化してほしいなら、最初からそれを想定したネーミングに

既存のものを意図的に取り込むことで、それが持つイメージや世界観を拝借する

実在する人名を使うことで、信頼度を高める

人が潜在的に持っているイメージをネーミングに利用する

◆加えるだけで「らしく」なる、魔法のキーワード ※一部紹介

・「○○物語」歴史や背景、ドラマが生まれる
・「本舗」たった一言で風格と歴史を示す

まだ知られていない業界の「専門用語」で、新鮮さをアピール

シリーズ化の王道は、残しつつ、加えること
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かなり感覚的に論じている部分もある気がしますが、事例研究が豊富なため、ネーミング開発のヒントとしてはおもしろい一冊です。

というわけで、本日の一冊は、

『売れる!ネーミング発想塾』
http://tinyurl.com/7ks63

です。ネーミングで一発逆転をねらう企業の開発者には、参考になる一冊だと思います。

■目次■
はじめに ネーミングは商品の「魂」そのものだ!
1章 まずは”説明系”と”イメージ系”に分けてみる
2章 ネーミングは、地図から”系”と”型”を選ぶ作業だ
3章 パクるのは、「名前」ではなく「世界観」
4章 加えるだけで「らしく」なる、魔法のキーワードがある
5章 ネーミングの最終型は、シリーズ化
6章 あなたも、「売れる!」商品名を考えてみよう!
おわりに パターンを駆使すれば、アイデアは噴出する!
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