『インプロであなたも「本番に強い人」になれる』

本日の一冊は、即興芝居である「インプロ」の手法を用いて、本番に強い人間になるための考え方やステップを示した一冊です。

このインプロの手法は、日立製作所やＡＮＡなどの大企業も採用し、最近では、テレビをはじめ、さまざまなメディアにも取り上げられているようです。

話は何も芝居やスピーチなどの場面に限ったものではなく、仕事のあらゆる場面で、本来の力を発揮させるための考え方が説かれています。

さっそく、いくつか要点をピックアップしていきましょう。
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■ 本日の赤ペンチェック
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瞬間勝負の世界では、今までの経験や知識だけに頼る考え方をしていては追いつきません。見たくない現実をありのままに把握してから、打つ手を考える。そうすれば、情報に振り回されないで客観的な判断ができるのです。

◆「本番」で発揮する七つの力
１．自分を信じる力　２．受け入れる力　３．伝える力４．集中する力　５．転じる力　６．行動する力　７．笑う力

うまくやることだけに集中せず、なぜ苦手と思っているのか、どんな時に不安になるのか、自分にたりないものが何かを、見つめるようにしましょう。

目的がなければ行動ができず、ただそこにいるだけの存在になってしまう

「上司に言われたから」「自分の業務だから」ではなく、「私はこの仕事で○○という成果を出そう。××という私の提案を入れたら、もっとよくなる」というように、つねに自分の意志を入れて、仕事を進める

柳のような柔軟性は、「受け入れる」ことから養われていきます。

（会議では）アイデアの可能性を広げる選択肢を出す

ネガティブな言動は、ついしてしまうものです。その言葉でたくさんの可能性を失ってしまったかもしれません。日頃から意識して使わないようにしていきましょう。

「自分の言いたいこと」ではなく「相手が望んでいること」に集中すれば、最終的には、自分のアイデアをより効果的に提案できる

◆すれ違いをなくすコミュニケーション
伝える→受け取る→（受け手が）自分の解釈を伝える→（話し手が）解釈の再確認

本番に強くなるためには、どんな状況からも新しいチャンスを生み出す思考を身につけること

行動力を鍛えるには、まず自分の考え方や行動のパターンに気づき、それを壊していくこと
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普段使っている言葉をどう改めたらいいか、などといった具体的なアドバイスが印象的ですが、やはりこういう内容は、本を読むより実際にレッスンを受けたほうがいい気がします。

というわけで、本日の一冊は、

『インプロであなたも「本番に強い人」になれる』
http://tinyurl.com/3t39j

です。インプロの手法がどんなものか知りたい人には参考になる一冊かもしれません。

■目次■
第一章　「本番」で発揮する七つの力
第二章　あらゆる状況にもぶれない軸を見つける
第三章　成長するためのしなやかさを養う
第四章　瞬間に状況を感じとる
第五章　察知して行動する俊敏さを研ぎすます
第六章　「本番勝負」があなたを成長させる
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