2005年3月17日

『「できる人」の話し方&コミュニケーション術』

http://tinyurl.com/6h9n4

本日の一冊は、かつてパルファン・イブ・サンローランの日本支社長を務め、現在はカリスマインストラクターとして活躍中の、箱田忠昭さんによる最新刊です。

社会人になってからの評価というのは、他人が決めるものですが、本書はまさに、「他人に評価される人」「他人に好かれる人」の法則を解き明かし、その技術を明らかにしようとするものです。

では、具体的にどんな内容が盛り込まれているのか。さっそく見て行きましょぅ。
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■ 本日の赤ペンチェック
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◆大切な2つの原則
1.人は事実ではなく言葉に反応する
2.人はあなたの話を見ている

人間理解、人間心理について、大きなものがもう一つある。それは「人は相当程度、あいまいでいい加減である」ということだ

あいまいさを避けるためにはコミュニケーションでは「数字を使う」「対比させる」「確認する、念を押す」「繰り返し訴える」といった「できる人の話し方」を用いなくてはいけない

◆好意を持ってもらうための5原則
1.こまめに顔を出す
2.ほめる
3.楽しい雰囲気つくりをする
4.相手の重要感を満たす
5.相手に”触れる”

◆改めるべき3つのクセ
1.すぐ否定するクセ
2.すぐ話の腰を折るクセ
3.うわの空でいるクセ

◆5つの共感ゾーン
1.趣味
2.共通の知人
3.共通の体験
4.事実の一致(血液型、出身地、出身校、家族構成など)
5.共通の信条、信念(尊敬する人物など)

◆説得のための技術
1.PREP法(結論・ポイント→理由→具体例→ポイント・主張)
2.SDS法(全体→詳細→全体)

◆より良いコミュニケーションを実現する「アサーティブ型」
言いたいことを、言いたいときに、言いたいように言うこと

◆アサーティブに主張するためのDESC話法
事実・状況→意思・説明→提案→結果を示唆する
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コミュニケーション術の基本から、プロの交渉術まで、なかなか有用な情報が詰まっています。字数の関係で、赤ペンチェックでは紹介しきれませんでしたが、プロが使っている7つの交渉技術は注目に値します。

というわけで、本日の一冊は、

『「できる人」の話し方&コミュニケーション術』
http://tinyurl.com/6h9n4

です。実務家の著者ならではのテクニックと説得力が魅力の一冊です。

■目次■
プロローグ
第1章 絶対に知っておくべき「人間の心理」
第2章 良い人間関係をつくる「話し方」
第3章 説得力を出す「話し方」
第4章 人生における駆け引きは必要!
    簡単に使える!「プロの交渉技術」
第5章 あなたの話は見られている!「身体の使い方」
第6章 知っているだけで「気持ちがラクになる」
    スムーズな「クレーム対応」
おわりに
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