http://tinyurl.com/72786

本日の一冊は、ベストセラー『朝10時までに仕事は片づける』の著者であり、また「日経ビジネス」の人気弁護士ランキング常連の辣腕弁護士としても名高い、高井伸夫さんによる新刊です。

参考：『朝10時までに仕事は片づける』
http://tinyurl.com/432qr

参考：『図解　朝10時までに仕事は片づける』
http://tinyurl.com/6okeu

数多くの企業を指導してきた実績を持つ著者が、これからの時代に求められる社長の適性や心構えについて、歯に衣着せずに持論を展開している、そんな本です。

結構たくさん赤ペンチェックが入りましたが、そのなかから泣く泣く削って、要点をご紹介します。
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　本日の赤ペンチェック　※本文より抜粋
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■デキない社長は、なぜ判断が遅いのか
・自分の価値観・判断基準が定まらない
・視野が狭い
・自分にとらわれすぎる

もしビジョンを別の言葉で言いかえるとしたら、私は”お金の落ちているところ”と言う。どんな市場があって、そこにはどんな魅力があるか。それを指し示すことが経営者の最大の仕事なのだ。

目指す地点を明確にして、あとは役員に儲かる仕組みを考えさせ、実行させればよい。それができなければ、役員を淘汰すればよい。

ビジネスマンに求められるのは、問題を発見する感性、問題の解決策を導き出す頭脳、そして解決策を完遂する不屈の精神力だ。

朝礼や打ち合わせを毎朝始業前にやっているならば、その会社は有望だ。（中略）ムダな時間をなくし、仕事をスムーズに進めるためには、事前に段取りを決めておくことが絶対条件となる。

仕事量や仕事時間を減らすことで業務の効率化を自慢しても、一文の得にもならない。業務の効率化は、少しでも多くの仕事をこなすためにあるのだ。

社員に労働時間を意識せず、質の向上をめざしてとことん働いてもらうには、まず経営者や役員が見本を示して徹底的に働くしかない

平凡からカリスマは生まれない。普通の人にはとうてい真似のできない行動や技、考え方から不思議さはかもし出され、それが人をひきつける。

社長は、営業のことなら何でも知っている社内ナンバー１の営業マンにならないといけない。

真の現場とは、外部との接点である”商談”のことをいう。営業部なら取引先との打ち合わせの場や商品が置かれた店頭、財務部なら銀行員との交渉の場。これらの外と接する場所にこそ、判断や決断に必要な現場情報は眠っている。

いま顧客の判断基準は、快か不快か。面白いか面白くないか。つまり自分の、かゆいところを掻いてもらえるかどうかが財布のひもを緩める基準になる。（中略）これからの経営者は感性をも磨いて、相手のどこがかゆいかを感じ取らなければいけない。

人間関係を築くうえで大切なのは「信用、人脈、情熱」の三つ

経済縮小率の時代に突入しようとしているいまは、意識して多数決を避けなければいけない。市場が縮小しているときに、ただ時流に乗って成りゆき経営をしていれば倒産してしまう。

人材を採用するときは、表面的な実績だけで判断するのではなく、（中略）「誰が誰に何を売るのか」という点にも注目して判断すべき

商品やサービスの寿命が短くなれば、それを売ったノウハウの寿命も当然短くなる。かつてはこの方法で売れたのに、いまはもう通用しない。それが実績の賞味期限である。

■社員をやる気にさせる四つの方法
１．社員を見てやる
２．失敗したときに全否定せず、改善に向けての助言をしてやる
３．社員をほめるときはみんなの前でほめてやる
４．社員の手柄を横取りしない

■社長の戒め・九つの言葉　※一部抜粋
１．社長はもっと優しさを表現しなさい
３．社長は異世代の人脈を持て
６．数々の「み」（妬み、嫉みなど）から自分の身を守れ
７．社長は心理学を学びなさい
８．愛される会社を作りなさい
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内容は、必ずしもすべてに同意できるものではありませんが、率直かつ具体的に語ってくれているだけに、下手な読み物や教科書よりずっと実践的で、心に訴えてきます。

というわけで、本日の一冊は、

『3分間社長塾』
http://tinyurl.com/72786

です。タイトルどおり、各項目を３分で読めるよう工夫してあり、通勤電車の中でも手軽に読めるのが嬉しい、そんな一冊です。

目次
はじめに
１章　のんびり社長に明日はない
２章　儲けるために社長が意識を変えなさい
３章　組織を壊して、儲かる組織に作り変えなさい
４章　いい人材を見抜く目を持て
５章　攻めの経営に徹して業績回復を目指せ
６章　次の一手を考えないと倒産しかねない時代
社長の戒め・九つの言葉
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