本日の一冊は、『駆け出しマネジャー アレックス~』のシリーズ最新刊です。
参考:『駆け出しマネジャーアレックス リーダーシップを学ぶ』
http://tinyurl.com/5zybv
参考:『駆け出しマネジャーアレックス コーチングに燃える』
http://tinyurl.com/66uh7
今回は、取締役昇進を見送られたアレックスが、取締役に求められる「モチベーター」としての能力を身につけるべく、奮闘します。
リーダーになる人間に求められる資質や、フィードバック、ほめる技術など、マネジャー必読の、さまざまなトピックが盛り込まれています。
それでは、さっそく見て行きましょう。
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本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
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リーダーになる人間には三つの資質が必要だ。第一は知性とアーティストのような才気溢れる表現力。つまりだれもが目指したくなるような未来像を描く力だ。第二は、その未来像へ向かってチームを突き進ませる情熱。そして第三は、チームのやる気を維持し、軌道から外れないようにする意欲や問題解決能力だ
モチベーションを高めるための5つのポイント
1.他人を本気にさせたいなら、自分がまず本気にならなければだめ
2.意欲を高めるのは仕事や人生の一部に限ること
3.アーティストになること
4.力づけること
5.短距離走者ではなくマラソン・ランナーになれ
モチベーションを高める六つのステップ
1.ビジョンを描く
2.起爆剤を見つける
3.自信を育てる
4.飛び込む
5.結果を確認する
6.フィードバックを活かす
リーダーやモチベーターの心構え
1.どんな問題も必ず克服できると考えなければいけない
2.大局を見て障害物を評価すること
3.最善の計画とは変幻自在で融通の利くものと心得ること
4.物事がうまくいき始めた時こそ、目を離すな
フィードバックを無視する人、誤解する人、適切な対応をしない人が驚くほど多い。考えてみてほしい。何らかの行動を起こせば、必ず何かしらの情報が周囲からもたらされるのだ。それらに目を向け、耳を傾け、正しく受け止めよう
心理学の基本―ほとんどの心理学者の意見が統一されている項目
1.行動と動作。「その人らしさ」というものは、何らかの状況にどう反応し、行動するかによって決まります
2.欲望。何らかの行動を起こす時、私たちはよく相反する二つの欲求のせめぎ合いを感じます
3.ストレスと退行現象。非常なストレスを受けると、過去にうまくいった行動に回帰する。つまり退行する傾向があります
4.パターン化。人は成長過程でさまざまな場面に直面します。慣れ親しんだ状況もあれば、生まれて初めての状況もあります
人を支配する二つの力がある。
駆り立てる自己愛と、制止する理性である
(アレクサンダー・ポープ)
いわゆる成功恐怖症の対策は(中略)まずチームとよく話し、成功に対するメンバーの感じ方を知る。そして成功してもいいんだと確信させる
誉めるべき時には、混り気なしの純然たる称賛を与えるようにすべき
「マスター・モチベーター」になるためのステップ
1.気づく
2.学習し、熟達する
3.実践し、学習する
4.マスターする
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相変わらずわかりやすく読みやすく、いいシリーズだとは思いますが、さすがに3作目ともなると、ストーリーには飽きてきますね。
というわけで、本日の一冊は、
『駆け出しマネジャーアレックス モチベーションに挑む』
http://tinyurl.com/53jgb
です。ちょっと食い足りない感もありますが、モチベーション理論の基礎を押さえるには良いと思います。
目次
まえがき
1.モチベーションとリーダーシップ
2.モチベーション・サイクル
3.ステップ(1)ビジョンを描く
4.ステップ(2)起爆剤を見つける
5.ステップ(3)自信を育てる
6.ステップ(4)飛び込む
7.ステップ(5)結果を確認する
8.ステップ(6)フィードバックを活かす
9.詰めの一手
10.心理学入門講座
11.性格を見極める
12.成功恐怖症
13.意欲をそぐ方法
14.ドミノ現象
15.世代間ギャップ
16.NLP理論
17.誉める技術
18.ストレスと向き合う
19.職場を離れてみる
20.マスター・モチベーター
訳者あとがき
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