2004年9月26日

『小さな会社のメルマガ営業術』

http://tinyurl.com/3jtoy

本日ご紹介する一冊は、メルマガの世界で実績を挙げている、カリスマコンサルタント、平野友朗さんの最新作です。

平野さんとは、本が出る前に打ち合わせをさせていただいたのですが、その熱心かつ謙虚な姿勢、そして鋭い質問に、「やはり本当に実績を出している人は違う」と感心しました。

今回の本は、その平野さんが、これまでにメルマガ500誌以上を支援、読者一万人超を50誌プロデュースしたノウハウを語ったものです。

自らもメルマガ営業だけで顧客1500社、年収3000万円を実現した、というだけに、説得力は抜群です。

では、実際にどんな仕上がりになったのか。さっそく内容を見ていきたいと思います。
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 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
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<メルマガ営業とは>
商品を販売することでそのプロセスを終了するのではなく、その後のメルマガによる情報配信を通して啓蒙・教育を行ない、お客様をファンにして、さらには信者になるまで育てる全体的なプロセス

大手企業だと、場合によっては広報の検閲が必要かもしれませんし、世間に与える影響力が大きいので、本当に伝えたいこと、考えていることを書けないことも多くなります。どうしてもよそ行きの言葉になってしまうわけです。中小企業では、担当者の名前を出し、「顔の見えるメルマガ」を作って成功している例がたくさんあります。

インターネット上のあらゆるところに広告を出して、資金を浪費している会社をいまだに見かけます。しかしそのような会社に限って、「顧客フォロー」(育成)がまったくできていません。既存客を育成するステップを見直し、そのためのシステムを構築することができれば、売上は驚くほど伸びます。

現在のインターネットにおける営業展開は、顧客名簿(メルアドリスト)をとても重視しています。この状況はしばらく変わらないでしょう。精度の高い(商品に興味を持ってくれているお客様の)メールアドレスを何件集められるかが、ビジネスの勝敗を分けるのです。

メルマガで成功しているのは、内容に「人」の要素が加味されている中小企業や個人なのです。

実は、私が一番参考にしているのは通販番組です。この業界はマーケティングを研究し尽くして番組を作るので、そこから最新のトレンドや効果的な販売方法を学ぶことができます。

メルマガを発行していると、メルマガそのものはもちろん、その発行者(社)が一つのブランドになることがあります。このメルマガを活用したブランド戦略は、メルマガ営業においてとても重要です。

メルマガ発行者は情報を発信しているだけでいいと思われていました。しかし今は、一方通行ではなく、”プラスα”が必要になっています。たとえば、メールで直接コミュニケーションする(質問に答えるなど)というのも、その一例です。また、読者の声を誌上に掲載したり、セミナー(講演会)を開催して直接、読者と会ったりするなどのアナログ手法を組み合わせるのも効果があります。

どのような目的で、どのような結果を得るためにメルマガを出すのかを、意識することが重要(中略)目的が決まったら、誰に対してどのようなメルマガを出すのか、そしてそこに何を書くのか、つまり読者対象と内容を選定する。

読者は、独自の視点や個性で情報を解説してくれることを求めている。

トレンドを見極めるために、常に読者に支持されているメルマガを研究しましょう。

メルマガを一瞬で読みやすくする8のポイント

ポイント1 意外に多い機種依存文字による文字化け
ポイント2 レイアウトは文字数、行間を意識
ポイント3 記号や罫線でメリハリを
ポイント4 冒頭に目次を入れる
ポイント5 専門用語はできる限りわかりやすく
ポイント6 読むリズム重視で漢字は少なく
ポイント7 読点を増やして読みやすく
ポイント8 URLやアドレスは半角のカッコでくくる

メルマガにはメインとなる情報以外にも、ちょっとしたアクセントを加えるコーナーが必要です。(中略)メルマガで言えば、読者の声を紹介するコーナーや、関連ニュース、編集後記などがそれに当たります。

メルマガが開封されるかどうかを決める要因の一つに、メールの受信時に表示される件名(subject)があります。メールの件名のつけ方によって、開封率は大きく異なります。

メルマガでも同じように、反応の良い曜日・時間帯があります。配信する内容・ターゲットによって曜日・時間帯を変えるべきです。

商品にはお客様ごとに納得できる価格帯というものが存在します。利益をもたらしてくれるお客様が、どのような価格で反応するのかを見極めることが重要なのです。

思わず買ってしまう「ホームページ」のヒント
・独自ドメインを用意
・販売者のプロフィールや顔写真
・お客様の声
・法律関係の表記
・商品の紹介ページ
・1ページで商品を売り切る
・冒頭・中段・結論の3段階で作る

クロスセルとアップセルで戦略的に単価アップを狙う

お客様をファンにしてしまう顧客フォロー術
1.申し込み時に感謝の気持ちを伝える
2.商品の発送時にひと工夫
3.届いたころに相手を気遣う心配りを
4.使用したころにもきめ細かな連絡を
5.その後で、やっと売り込みもOKに

インターネット広告
・バナー広告
・オプトインメール広告
・メルマガ広告
・PPC広告
・アフィリエイト

お宝広告媒体の簡単な見つけ方
1.毎回広告が出ている
2.発行者のメルマガ自体に人気がある
3.広告料金が載っている
4.発行者の信頼度が高い
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あまりに多いので、割愛しますが、本書には、ほかにも、検索エンジン対策、メルマガのブランド化など、さまざまなノウハウが詰まっています。これから始める人、読者数を増やしたい人、精読率を上げたい人には、参考になる一冊だと思います。

というわけで、本日の一冊は、

『小さな会社のメルマガ営業術』
http://tinyurl.com/3jtoy

です。メルマガに限らず、インターネットマーケティング全般に役立つ話が満載のノウハウ書です。

目次

プロローグ
Chapter1 次々にお客様が増える「メルマガ営業」のすごさ
Chapter2 人気メルマガが実践する、ちょっとしたコツ
Chapter3 売上につながるベストな配信方法はこれだ!
Chapter4 「メルマガ+ホームページ」で商品が面白いように売れる!
Chapter5 お客様をとらえて離さない(秘)顧客フォロー術
Chapter6 これからは顧客名簿「メルアドリスト」が勝敗を決める!
Chapter7 ライバルにあっという間に差をつける販促戦略
Chapter8 勝ち組メルマガのブランド戦略に学ぼう!
Chapter最終 どうしてもうまくいかない時の打開策
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