2010年1月21日
【No.1エコノミストが教える為替の基本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476126652X
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本日の一冊は、『日経公社債情報』のエコノミストランキングで6年連続ナンバーワンの実績を持つ上野泰也さんが、為替の基礎知識をまとめた、実践的テキスト。
そもそも「『為替』とは、現金を輸送することなく、銀行などの金融機関の仲介でお金の支払いや受け取りをすること」という基礎から始まり、最終的には相場の予測ができるレベルまで、解説しています。
知っておきたい4種類の個人向け為替レート(TTS、TTB、現金売相場、現金買相場)、資金が集まる国の条件、株価上昇と為替相場の関係など、基本を押さえるのには、この上ないわかりやすさ。
どんな指標が相場に影響を与えるのか、知っておくだけでも、日々のニュースに強くなれるはずです。
原油の高騰が、世界経済にどんな影響を与えるのか、人民元やドルは今後、どうなるのか、金やスイスフランはどんな時に上がるのか…。
為替相場で儲けたい方はもちろん、これから為替を学びたい人にとっても、入門書として最適です。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「為替」とは、現金を輸送することなく、銀行などの金融機関の仲介でお金の支払いや受け取りをすること
すべての銀行は日本の中央銀行である日本銀行に口座(当座預金口座)をもっていますから、その中でA銀行の口座からB銀行の口座へお金が移されます
為替レートには、外国為替市場で銀行同士が取引するときの「インターバンク・レート」と、銀行が私たち個人や企業などの顧客と取引するときの「顧客向け為替レート」の2つがあります。あなたが銀行で外貨預金や外貨両替を利用するとき、「あれっ、ニュースに出ていた為替レートと違う」と思ったことがあるかもしれません。それは、「今日の為替相場は……」と報じられるのがインターバンク・レートのほうだからです
◆個人向け為替レートの種類
・対顧客電信売相場(TTS)
外貨預金への預け入れや海外への送金で、円を外貨に換えるとき
に適用される為替レートです。円をドルに換える場合、仲値に1
円上乗せするのが一般的
・対顧客電信買相場(TTB)
満期を迎えた外貨預金の外貨や海外から送金された外貨を、円に
換えるときに適用される為替レートです。ドルを円に換える場合、
仲値から1円引くのが一般的
・現金売相場
円を外貨の現金に両替するときに適用される為替レートです。T
TSからさらに2円上乗せするのが一般的
・現金買相場
外貨の現金を円に両替するときに適用される為替レートです。T
TBからさらに2円引くのが一般的
投資資金が多く集まる国の通貨はたくさん買われるため、価値が高くなる
機関投資家は、株価が上がって日本株の運用成績が好調になると、より多くのリスクをとるようになり、もっと積極的に海外に投資しようとする傾向があります。すると、円を外貨に換える需要が増えるため、円安に働きます
非農業部門雇用者数は、前月比の増減数が市場予想より良いとドル高要因、悪いとドル安要因となります
米国の原油消費量と輸入量は世界最大ですから、原油の高騰は物価上昇を招き、個人消費を悪化させる
もし米国が強いドル政策を放棄して急激なドル安が進めば、米国では輸入製品の価格が上がり、それにともなって物価全体が押し上げられますから、米国民はこれまでのようなペースでモノを買わなくなります
世界的に政治・経済情勢が不安定になると、避難先通貨としてスイスフランが買われるようになり、スイスフラン高となります
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『世界一わかりやすい為替の本』かんき出版 上野泰也・編著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476126652X
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◆目次◆
Part1 為替は私たちの生活にとても身近な存在
Part2 外国為替取引の基本を理解しよう
Part3 経済が為替相場を動かす基本的なしくみを理解しよう
Part4 為替相場の動きと経済のつながりを詳しくみてみよう
Part5 外国為替相場を動かすプレーヤーたち
Part6 ドル以外の通貨の実力は?
Part7 為替相場の動きの法則と読み方・考え方
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2010年1月20日
【成功する人の条件】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532605016
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本日の一冊は、東京駅の八重洲ブックセンターで見つけた、ひさびさに読み応えのあるビジネス小説。
投資銀行家として活躍し、妻と離婚寸前の「私」が、「最悪の一日」に、老人と出会う。
後部座席に座っている老人は、しわくちゃの服を着て、みすぼらしく見えたが、じつは著名な大実業家、クラフトン氏だった。
「見かけ通りではないこともあるのです」という運転手の言葉を聞いて、主人公は、大きなチャンスを逃したことを知る。
が、その後、クラフトン氏は、かつての自分に似た主人公に声を掛け、そこから2人だけのレッスンが始まる…。
クラフトン氏の語る言葉は、人生やビジネスの深い教訓であり、リーダーとして大成するために欠かせない教え。
何のために金が必要なのか、どうして他人の箴言を受け入れる必要があるのか、良いリーダーの条件とは何なのか。
マネジメントで悩む、すべてのリーダー、そしてこれからリーダーになろうとする若い人に、貴重な教訓を与えてくれる一冊です。
ストーリーとしてもよくできており、『ユダヤ人大富豪の教え』や『自分の小さな「箱」から脱出する方法』が好きな人には、おすすめの一冊です。
※参考:『ユダヤ人大富豪の教え』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479790764/
※参考:『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479791779/
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ビジネスで勝利するには他人を負かさねばならないという考え方をするのなら、スポーツのたとえは的外れだ。みんなが勝利するのが最高の戦略で、互いに敬意を払うことが大事なんだ
重要な経験には、一つや二つの教訓が伴うものだ。われわれがそこから何かを吸収したいと思っているならね。自分をより良き存在にしてくれる教訓を探し出すために、われわれは勇気を出して正直になり、かつ分析する知性を持つようにならねばならない
一番の成功を収める人間は、答えにくい質問を自分に投げつけ、真実に向き合うものだ。たとえそれが耳に心地良くないことであってもね
どんな人間にも、計りしれない価値がある。われわれが出会うどんな人間も貴重な存在で、誰もが分け隔てなく敬意に値する。“劣っている”人間などいない。君も私も“優れて”などいない
自分の価値観をぶれさせることなく行動できるための手段が、金なのだよ
トピックは三つ。経験の評価、計画立案力、ターゲット・フィクセーション
標的だけに過度に集中しすぎると、すべてが水泡に帰すこともありうるということだ。同じことが人生にも当てはまる。ビジネスで優れた業務遂行能力を維持するには、私生活の領域にも注意を払わねばならないのだよ。私生活には、君を完膚なきまでに叩きのめす能力があるのだからね
人は自分をさらけ出すことによって成長する能力がある
パトリック、相棒を一人選んで、弾丸が飛び交う状況に向かうとするよ。互いに頼りになるのは相棒だけだ。そんなとき、カーターを相棒に選ぶかね?
われわれは長期的視野に立ってプレーしているんだよ。だからチームの健康や家庭生活を考慮に入れる
誠実さとは、内と外とを使い分けないことだ。それは人間だけでなく、組織にも当てはまるんじゃないかな? だから自分に正直でいることを忘れてはいけない
優れたチームとは、メンバーが心の奥底から全体の利益に奉仕しようとしているチームなんだ
自分がいつもリーダーだとは限らないと、心に留めておきたまえ。つねにリーダーでいられる者などいない。時には、ついて行く役割も演じなければならない。ついて行くのも、一つの気高さだ。われわれはみな権力の下にいるのだから
信用は二つの側面からなる──動機を信用できるか、そして判断力および能力を信用できるか。どちらが欠ければ、信用は存在しえない
プランBはたいていプランAよりいいものだよ
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『成功する人の条件』マグロウヒル・エデュケーション ラマー・スミス、タミー・クリング・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532605016
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◆目次◆
最悪の一日
見かけ通りにはいかない
二番手こそ一番の敗者
アル・クラフトンとの約束
火曜日の朝食会
人生やビジネスはチーム・スポーツ
どんな人間にも計りしれない価値がある
ホープ・センター
ターゲット・フィクセーション
パイロットと乗客の違い
プレゼンテーション
ビデオを早送りするんだ
心の目を使って俯瞰する
アルのオフィス
実人生に即したレッスン
長期的に見て、多くの人の利益にかなうこと
十年後の自分を思い描く
突然の解雇
丘の上の家
ただの幸福に甘んじる必要はない
結婚生活は編隊飛行みたいなもの
人生の全領域において健康であり続ける
人生の山や谷のすべてには、理由がある
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2010年1月19日
【Yahoo!ニュースを攻略するウェブPRの極意とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820746200
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本日の一冊は、一見地味ですが、ウェブPRに必要な情報を過不足なく押さえた、マーケティング・PR担当必読の一冊。
今話題のツールを追いかけるだけの流行本と違い、ウェブPR成功のポイントを3つのポイントにまとめ、効果的な施策に徹底して絞り込んだ点が秀逸です。
1.Yahoo!ニューストピックスへの記事掲載
2.全国ネットのテレビ番組への露出
3.情報連鎖を目論み、意図的に崩した企画を実施
Yahoo!ニュースのネタ元となっている国内外のメディアや、逆に、決して記事にならない日経新聞や地方新聞など、PR担当がアプローチすべきメディアが明らかにされているのが特徴です。
また、事例も豊富に盛り込んであり、秋葉原で撮影したコスプレ動画を「YouTube」で配信した「Nike Cosplay」や、Google空を飛ぶ、gooの渋谷集中プロモなど、他社のクロスメディア事例も参考になります。
ほかにも、ペイパーポストブログや、ブロガー記者会見、SNS対策など、今どきのPR担当が押さえておきたいポイントがひと通り網羅されており、じつに重宝するハンドブックです。
ウェブPRで話題を仕掛けたい方、集客アップを狙う方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆ウェブPRで成功するための3要素
1.Yahoo!ニューストピックスへの記事掲載
2.全国ネットのテレビ番組への露出
3.情報連鎖を目論み、意図的に崩した企画を実施
結局はテレビネタが一番ページビュー(PV)を稼ぐことができて、Yahoo!ニューストピックスにも自社提供の記事が掲載されやすくなる
ウェブは突っ込みの文化
ウェブで売ろうがマスで売ろうが、実績さえ出せれば経営上はどちらも同じ。これこそが企業としての正しいスタンス
Yahoo!ニュースの元記事を研究すると、「サンケイスポーツ」「フジサンケイビジネスアイ」「産経新聞」「夕刊フジ」(zakzak)からの記事チョイスがいかに多いかに気づきます
資本力に乏しい中小企業であっても、中長期にわたってコツコツとウェブPRを継続しさえすれば、やがて過去に露出された記事アーカイブがウェブ上に山と積み上がっていき、検索エンジンユーザーに継続的な影響を与えることが計算できる
自社サイトを「オリジナルメディア化」すること
同じコンタクトポイントから単純に繰り返し情報発信をするよりは、異なる種類のコンタクトポイントから多方向多重的にターゲットと
コンタクトを図るほうが、情報波及力が飛躍的に増していきます
・Nike Cosplay
秋葉原で撮影したコスプレ動画を「YouTube」で配信、NIKEサイト内でコスプレをテーマにしたコンテンツを提供。さらに秋葉原の大型ビジョンで同CMを地域限定放映した
2003年、某家庭用ゲームメーカーが発売したホラーゲームソフトのテレビCMが怖すぎたため、放映中止になりました。同社担当者によると視聴者から「CMを見た子供が怖がっている」という苦情があり放映を中止したということですが、この経緯がネットのニュースサイトやテレビ番組などで取り上げられると、それが逆に話題を呼び、ブログでの話題に情報波及。最終的に大ヒットとなりました
◆Yahoo!ニュースへの情報提供元
・国内…医療介護CBニュース、河北新報、産経新聞、時事通信、スポーツ報知、西日本新聞、毎日新聞、読売新聞、レスポンス、
J-CASTニュース、nikkei TRENDYnet…等
地方新聞の多くはYahoo!への情報提供を行っていません
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『ウェブPRハンドブック』日本能率協会マネジメントセンター 吉池理・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820746200
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◆目次◆
第1章 ウェブPRの基礎知識
第2章 施策準備
第3章 戦略策定
第4章 戦術実行
第5章 効果測定
事例
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2010年1月18日
【就職活動が消える?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048683063
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ずいぶんと前から募集しているセミナースタッフ&ウェブ担当。
時間の制約がないからといって選り好みしているのも悪いのですが、良い人材がなかなかいないのも事実。
であれば、いっそ新卒はどうだろうか? と気づき、最近は新卒の募集も始めてみようかと思っています。
本日ご紹介する一冊は、学生の就職支援を行うベンチャー企業、ジョブウェブの社長、佐藤孝治さんによる『<就活>廃止論』。
学生のほとんどが人気ランキング企業に群がるけれど、採用されるのはトップ5%の人材だけ。
その他大勢の人間は不本意な就職をするか、就職できないという状況。
「たくさん集めて、たくさん落とす」就職活動の不合理さに納得で
きない著者が、新しい時代の採用活動を提案しています。
参考になったのは、「学生たちは参加したオープンセミナーの内容が満足のいくものであった場合、そのうちの六割が選考に進み、そのうち約七%が最終的に内定に至っている」というくだり。
さらに、このオープンセミナーは、「『仕事体感型』のセミナーが最も満足度が高く、三二%の支持を得ている」というのです。
この辺の事実がわかったら、あとは採用活動に反映させること。
気の利いた経営者・採用担当であれば、本書を参考に、まったく違った採用活動を展開できるはず。
採用に関する本ではありますが、なかに書かれた「変革人材」の条件は、現在働く方のキャリア構築にも役立ちます。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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厚生労働省が公表した二〇〇九年三月までの採用内定取消し件数は四二七事業所、二〇八三人に及んだ。さらに、入社したものの「自宅研修」という名目で「自宅待機を命じられた」というケースも増加している
大学生が仕事に就くのに、いわゆる年中行事としてのよーいドンの集団的「シューカツ」をする必然性など、実はない
就職活動には<ステップ0>がある。いわゆる就職活動のイロハとされる自己分析とか、エントリーシートの作成とかいった具体的な活動を<ステップ1>とすれば、それを始める以前の「経験と学びによって人間としての力を高める」という段階が<ステップ0>
近年、会社や仕事についてさらに深く知りたい学生のために、「オープンセミナー」と呼ばれるさまざまなタイプのセミナーが増えてきている
大学生の「社会化」が足りない
「自分自身のために勉強する」「自分だけが偉くなる」という人は、どんなに成績が優秀でも社会の真の「エリート」ではない
1.顧客を幸せにする付加価値のある商品やサービスを創る。
2.顧客に商品やサービスの価値を伝え、対価をいただく。
3.無駄を省き、効率をアップして、コストを抑える。
この三つのどれかで貢献できる人が、企業で「活躍できる人」となる
まとめてみれば、企業が求める人材は、「自分で考えて行動できる人」
成功はしていても、そこに何らかの行動原理が感じられない場合、その成功は偶然か、自分の実力以外の他の要素が原因になっているのではないかと考えるのが自然です
◆コミュニケーション能力
・人の話を聞き、自分の経験と知識を踏まえて、的確な質問ができる人
・自分と他者の感情を知覚し、自分の感情をコントロールできる人
・自分に自信を持っていながら謙虚さが感じられる人
・心に秘めた志があり、愛嬌がある人
・ホスピタリティーが高い人
「一緒に仕事をしたいかどうか」の決め手となる基準は二つある。それは、「高いレベルの専門性があるか(あるいは、そのポテンシャルがあるか)」「段取りがきちんとできるか、鈍感で足手まといにならないか」
学生たちは参加したオープンセミナーの内容が満足のいくものであった場合、そのうちの六割が選考に進み(つまり正式にエントリーし)、そのうち約七%が最終的に内定に至っていることがわかった
「仕事体感型」のセミナーが最も満足度が高く、三二%の支持を得ている
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『<就活>廃止論』PHP研究所 佐藤孝治・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569775586
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◆目次◆
第1章 「就活」の時代は終わった
第2章 「就活」の<ステップ0>
第3章 なぜ学生は就職できないのか
第4章 出現率五%の優秀人材になる方法
第5章 できる人材は自分で作れ
第6章 就職活動への提言
第7章 次世代へのアクション
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2010年1月17日
【広告が商品に変わる?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048683063
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先日は、深夜まで社員にコピーの猛特訓をしていましたが、その一方で、最近思うことがあります。
それは、コピーよりも商品、あるいは商品解釈、そしてその商品への入り口をどうするかの方が重要だということ。
コピーは、そのうえで存在するものであり、このベースがしっかりしていないと、どんなに素晴らしいコピーを書いたところで、モノは売れないと思うのです。
そんな疑問を抱いていた時に出会ったのが、本日ご紹介する一冊。
コンセプトをひと言で言うと、『使ってもらえる広告』とは、消費者にとって利用価値のあるサービスや商品のこと。
それが広告であれ、ブログツールであれ、これを導入部分に置くことで消費を促せる、そんな存在を指しています。
「ミクシィ年賀状」や「UNIQLOCK」、オバマの選挙キャンペーンを考察し、著者が得たものは、今後の広告は「使ってもらえる」ものでなくてはならない、というシンプルな結論。
本書では、この結論を実現するために、広告がどう変容すべきか、愛されるためには何が必要か、を説いています。
未来のテレビ像や、愛されるための5原則など、参考になる部分は数多くありますが、土井がもっとも感銘を受けたのは「広告はその時代にもっとも影響力のあるメディアの“似姿”になる」という部分。
時代を映すメディアという道具を、どうやってコミュニケーションに活用するか。
単純に「掲載する」「露出する」というのとはひと味違ったコミュニケーションのあり方が示されており、参考になります。
もう少し読み応えが欲しかった部分もありますが、新たな広告の仕掛けを考えたいクリエイターに、いい刺激を与えてくれる一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ラブレターのクオリティの問題ではないのである。つまり、広告表現でなんとかしようとするやり方には限界がきている
いまの生活者は自分に必要そうでないものはハナからシャットアウトしてしまう可能性が高く、それも難しそうだ。だったら、いっそのこと、生活にホントに役立つことをやってみようよ
「使ってもらえる広告」とは、ようするに人びとが商品を買ってくれやすくなるような、便利なサービスや仕組みのことだ。それを広告会社で開発して提供するのである
ネット文化の中で育ってきた若い人たちのコミュニケーションは、どんどんデジタル化しつつある。そんな彼らにリアルな年賀はがきを出してもらうにはどうすればいいのか。考えた末に、年賀状が送りやすくなればいいのではないかと、mixiの“マイミク”(mixi内の友だち)同士で、本名も住所も知らなくても年賀はがきを届けられるサービスを提供したのである
もし、そのサービスが時計なら、ブログに貼って眺めてもらえる。万歩計のようなものなら、毎日、散歩のあとに見てもらえる。ユーザーに接触するためには、その人にとっての「役に立つサービス」を考えて開発し、提供して、そこでコミュニケーションを深めればいいのだ!
ウェブを使った“オバマキャンペーン”について語る際に、とにかく重要なのはSNSコミュニティ「MYOBAMA.COM」の存在だ。簡単に言うと、これはウェブ上の“オバマファンクラブ”で、選挙事務局からのテキストメッセージ以外に、オバマに関するイベントや露出情報などが定期的にリリースされる(中略)オバマの武器はそれだけではない。「Obama ‘08 for iPhone」というiPhone向けのアプリケーションも強力だった
◆カンヌ国際広告祭で示された未来のテレビ像
・公式チャンネル
・フレンドチャンネル
・リコメンドチャンネル
いまや人びとはどこかの“族”に属するというよりも、自分の中に“属”する複数の嗜好(属性)をフラットな状態で同居させながら、日々を過ごしているのだ
ウェブを使っているユーザーは、テレビを見ているユーザーよりも行動が積極的
広告はその時代にもっとも影響力のあるメディアの“似姿”になる
◆ユーザーに愛される五つの極意
1.つっこまれクリエイティブ
2.ルールクリエイティブ
3.コンテンツ消費からコンテクスト消費へ
4.仮説検証から仮説探索へ
5.全員シロートの時代
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『使ってもらえる広告』アスキー・メディアワークス 須田和博・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048683063
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◆目次◆
はじめに 見てもらえないんなら、使ってもらうしかないじゃん!
第1章 広告なんて、もういらない!?
第2章 コミュニケーションはいま、こんなにデジタル
第3章 いまどきのユーザー(人びと)に接するには?
第4章 「見てもらえる広告」から「使ってもらえる広告」へ
第5章 ユーザーに愛される五つの極意
第6章 未来はルーツの中にある
おわりに やっぱりユーザーが一番エラい!
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2010年1月16日
【40代からの生き方とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756913555
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土井は、20代の頃から今にいたるまで、人生は仕事がうまくいって、それなりの豊かさがあって、幸せな家庭を持てば、万事うまくいくのだと思っていました。
ところが、今年36歳、最近になって思うのは、今の延長上に10年後(40代)はない、ということ。
どうも、40代以降の自分は、非連続的な変化から生まれてくる、そんな気がするのです。
そんな心境で手にしたのが、本日ご紹介する、『42歳からのルール』。
著者の田中和彦さんは、リクルートで「週刊ビーイング」「就職ジャーナル」など4誌の編集長を歴任しながらも、その後キャリアをゼロリセットして映画の世界に転じた人物。
現在は、人材コンサルタント兼コンテンツプロデューサーとしてご活躍されています。
本書は、そんな著者が、42歳からの生き方を指南した、30代、40代必読の一冊。
40代の仕事の心構えと、上司としてのふるまい、そして何よりも個人としてどう生きるか、そんなヒントが書かれています。
「何かを手に入れたいのなら、何かを捨てなければならない」
「この世界から、もし自分がいなくなっても、世界は何も変わらない」
40代を目前にして、もう一度、非連続的なジャンプをする気になりました。
これからのキャリアを真剣に考えたい30代、40代のビジネスパーソンに、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「守りの人生」は、失点は少ない。しかし同時に、得点も見込めない人生だ
何かを手に入れたいのなら、何かを捨てなければならない。あたりまえのことだが、それこそがルールというものなのだ
「1人の人間として何ができるのか?」のほうが、名刺や肩書なんかより、最後の最後には自分自身を助けることになる
若い頃の挫折には、他人との競争やプライドなど、相対的なものがどうしてもつきまとう。しかし、40代の挑戦は、これからの自分の生きざまと向き合うような、絶対的なものであるべきだ
あなたがいる世界より、あなたのいない世界のほうが、はるかに大きい
今の会社の去り方を常に意識しておけ
自分の世代だけのことを考えるのではなく、子供やそのまた子供の世代、さらにその何世代も後のことまで考えなくてはならない
「あがり」ばかり考えている人は、もし自分が今から「ふりだし」に戻れたら、何をするかを想像してみるといい。42歳での「ふりだし」も悪くないものだ
年収1000万円を希望する人は、自分に時給5000円の価値があるかどうかを考えなくてはならない
「代わりがいない存在」になると、人材価値は一気に高くなり、年収も上がる
ある場所ではあたりまえだと思われているスキルや能力も、場所が変われば、特別な輝きを放つことがある
この世界から、もし自分がいなくなっても、世界は何も変わらない
◆すぐに何かを決めなくてはならないときの呪文
1.何を決めるのか?
2.目的は何か?
3.他に方法はないのか?
4.実行したときの不都合はないか?
数字が頭に入っていない40代に、説得力はない
若い頃は「いい人」でもなんとかなるものだが、40代になり、それなりの仕事を任されるようになると、「いい人」になって、その場をうまく丸く収めたつもりでも、結局は後から大きなしっぺ返しにあうことになる。目的に向かって何かをやり遂げようと思えば、周囲との軋轢を避けては通れない
相手が年下であろうと、自分にはないものを持っている人には、リスペクトの念を欠かしてはならないのだ
上司は、どんなときであれ、人としての「卑しさ」を部下に見せてはならない
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『42歳からのルール』明日香出版社 田中和彦・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756913555
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◆目次◆
第1章 42歳からの「生きざま」のルール
第2章 42歳からの「キャリア」のルール
第3章 42歳からの「働き方」のルール
第4章 42歳からの「仕事術」
第5章 42歳からの「上司」のルール
第6章 42歳からの「人間関係」のルール
第7章 42歳からの「学び」のルール
第8章 42歳からの「生活とお金」のルール
第9章 42歳からの「遊び」のルール
第10章 42歳からの「挑戦」のルール
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2010年1月15日
【20万人フォロワーを達成する方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839933162
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いつもいち早く話題書をお届けするBBMですが、ついつい紹介のタイミングを逸してしまった書籍、というものもあります。(長年読んでらっしゃる方はお気づきでしょうが…)
でも、いい本はやっぱりいいわけで、そんな場合は恥を忍んでご紹介させていただいている、というのが現実です。
本日ご紹介する一冊は、いま話題のミニブログTwitterで、20万人超のフォロワー(読者)を抱え、アルファブロガーとしても活躍中のコグレマサトさんと、ネットPRの達人、いしたにまさきさんが書いた、ツイッターの活用本。
以前ご紹介した本も役立ちましたが、この本は、Twitterのビジネス活用の可能性を見せてくれた、という意味で、土井が一番に評価したい一冊です。
正直、本書のおかげで、本当にすごい活用法を思いついたので、誰にも教えたくないのですが、フル活用したら、本当に世界にネットワークを広げられる、そんなツールだということに気づかされました。
ブランド人へのメッセージとしては、自分が情報の発信源となれるところでこのツールを使えば、すごいことができる、ということです。
さらにツールを活用したら、これまでのマーケティングツールがおもちゃのように思える、そんな展開もあると思っています。
おすすめの読み方は、本書を読んでからTwitterを始めるのではなく、始めてから読むこと。
そうすれば、この本が言っていることの本質がよく理解できると思います。
ぜひ読んでみてください!
なんだか興奮して変な書評になっちゃいました。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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アメリカではカンファレンスのときなどに、「誰か食事に行かない?」「いいよー」といった感じでツイッターが使われていると聞いていたのですが、日本でも同じように成立することに感動を覚えました
「いまなにしてる?」をつぶやくのが基本であるツイッターは、ある意味ではライフログ(Lifelog)を記録するサービス
アイフォーンがツイッターと非常に親和性が高いということは、既にアイフォーンでツイッターを利用している人ならば異論はないはずです。これに、モバイル端末とツイッターの親和性以外に、アイフォーンで使えるツイッター用クライアント・ソフトが、多種あることに起因していると考えられます
2009年6月のトピックとして、絶対に忘れてはならないのが、朝日新聞がツイッター・アカウントを開設したことです(@asahi)
@asahiのつぶやき
現地は、かなり厚い雲に覆われていて、湿度も高め。仕事中だけど、さっぱりしたくて「かき氷」たべました。もちろんシロップの色は、「ブルーハワイ」!!パソコンの電池が切れちゃうといけないので、いったん切ります
<試合前半>
松井、早く出てくれないかなあ・・・松井かな?松井かな?えへへ
ワールドカップ予選以降、朝日新聞のつぶやきが「最新ニュースのタイトル」と「URL」の配信にとどまっていたのに対して、毎日新聞は同じ最新ニュースでも、内容に対するコメントが付加されることで、人が介在していることが分かりました
内藤(みか)さんは「#twnovel」というハッシュタグも提案し、積極的に「ツイッター小説」を続けています
ウェブ・サービス上で、仲間で何かをシェアすることをメリットは、ユーザーのサービスの利用で考えると、自分が何もしなくても情報が仲間経由で勝手に集まってくるという利便性
ハッシュタグは「#event01」などと記述し、つぶやきをグループ化して後から検索しやすくする手法
ネットにおいては、比較的ゆるめに関係を構築した方がコンテンツの流通という意味では効果的
DM機能があるため、メール・アドレスは知らないけれどツイッターでつながっているという人に、メール代わりにメッセージを送ることも簡単です(フォローされていないとDMは送信不可)
「過去」「キーワードを自覚」という二つの呪縛がある限り、ツイッターと比較した場合、グーグルには今を検索することは、ほぼ不可能です。そして、これがグーグルがツイッターを恐れる理由です
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『ツイッター140文字が世界を変える』毎日コミュニケーションズ コグレマサト、いしたにまさき・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839933162
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◆目次◆
第1章 日本におけるツイッターの歴史
第2章 ツイッターとは何か?
第3章 ツイッターを楽しむためには?
第4章 ツイッターをビジネスで活用する
第5章 ツイッターの今後
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2010年1月14日
【『課長の教科書』著者の最新刊!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334035426
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本日ご紹介する一冊は、あのベストセラー『課長の教科書』の著者、酒井穣さんによる待望の新刊です!
※参考:『課長の教科書』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596146/
今回の新刊は、人材不足といわれる今日、どうやって人を育てたらいいか、経営者にとって極めて重要な問題を扱った一冊です。
これまで大企業は、人材育成の多くを研修に頼ってきましたが、本書によると、これから大切なのは「研修のデザイン」ではなくて、「経験のデザイン」。
これまで日本企業が行ってきた行き当たりばったりのOJTではなく、かといって一から学習を積み上げる研修でもなく、ゴールから逆算して従業員の経験をデザインする方法を、細かく説いています。
全体を通じて、単なる経験論ではなく、学術研究や人材育成の理論に基づいた理性的な議論が展開されており、新書ながら読み応えのある内容です。
なかでも、行動8から始めさせて、行動1に至るバックワード・チェイニングの考え方や、徒弟制度の導入、アフォーダンスを意識した教育デザイン、出戻り人材の活用などは、参考になります。
あるべき人材像をコンピタンシーから定義する方法も、じつに詳細で、実践的でした。
経営者はもちろん、人材育成に携わる方は、必読の一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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企業活動を一番シンプルに表現すれば、その中身は(1)売上を最大化し、(2)コストを最小化する、というたった2つの行動にまとめることができます。この2つの行動について十分な経験を積まないまま、「社会貢献」という言葉だけを振り回すようなビジネスパーソンは、絶対に成功しません
誰よりも上手にできることを毎日こなすような環境は、たしかに居心地がいいでしょう。いつだって一番としてチヤホヤされます。しかし、そうした居心地のいいところを抜け出さないと、新しい能力の獲得はできなくなってしまうのです。つまり、能力の成長には、適度な居心地の悪さが必要なのです
組織には学習能力という観点から見て、「積極的学習者(全体の10%)」「消極的学習者(全体の60%)」「学習拒否者(全体の30%)」の3種類の人材がいる(マイク・ロンバルト)
◆伝説の打撃コーチ、高畠導宏の7項目
・素直であること
・好奇心旺盛であること
・忍耐力があり、あきらめないこと
・準備を怠らないこと
・几帳面であること
・気配りができること
・夢を持ち、目標を高く設定することができること
場面に応じて意識的に「あの人だったらどう行動するか」と考える癖を持っている人材が、他の人材よりも伸びるのは明らか
行動分析学の世界では「60秒ルール」といって、他者の好ましい行動を強化するには、その行動が発生してからできるだけ早く(できれば60秒以内に)、その行動をほめたり、その行動に感謝したりすることが必要
採用の世界では、俗に「Aクラスの人材は、Aクラスの人材を連れてくる」が、「Bクラスの人材はCクラスの人材を連れてくる」と言います
出戻り人材の活用が必須になる
企業というフレームは、単に営利団体という性格を超えて、現代では生涯学習を支える「学校」としての機能が期待されてきています
緊張感のない組織に成長はない
つねに積極的にチャレンジするような気持ちになるには、それなりの成功体験が必要
バックワード・チェイニングは「つねにゴールのテープを切る」という成功体験を積ませつつ、徐々に難易度を高めていく経験のデザイン手法
リーダー人材の育成には徒弟制度を導入する
いろいろな意味で、母校として誇りに思える企業かどうか
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『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト』光文社 酒井穣・著
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◆目次◆
第1章 何のために育てるのか(人材育成の目的)
第2章 誰を育てるのか(育成ターゲットの選定)
第3章 いつ育てるのか(タイミングを外さない育成)
第4章 どうやって育てるのか(育成プログラムの設計思想)
第5章 誰が育てるのか(人材育成の責任)
第6章 教育効果をどのように測定するか
第7章 育成プログラムの具体例
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2010年1月13日
【ニーチェが語る処世の術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488759786X
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高校時代、なぜか倫理の授業を2回取ってしまった土井は、はからずも哲学について触れる機会を多く持つことになりました。
多くの哲学者の思想を学びましたが、そのなかでも、土井が好きだったのが、ニーチェ。
本日の一冊は、そのニーチェが残した人生哲学を、現代風に訳し、まとめた一冊。
金銭や利潤をニヒリズムから逃げるための新しいニヒリズムだと言って批判し、数多くの著作を残したニーチェが、人生に対してどんな思想を持っていたのか、現代人であれば、興味深く読むことができるでしょう。
絶対価値や真理などない、というのはひょっとしたら真実かもしれないけれど、それを信じたら、人は堕落してしまう。
本書は、人が何に拠って生きるべきなのか、そして何にとらわれてはいけないのか、鋭い視点で教えてくれます。
自身を成長させつつも、心軽やかに生きる方法。
読者はニーチェの思想を通じて、この2つを学ぶことができるはずです。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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最初に自分を尊敬することから始めよう。まだ何もしていない自分を、まだ実績のない自分を、人間として尊敬するんだ。自分を尊敬すれば、悪いことなんてできなくなる。人間として軽蔑されるような行為をしなくなるものだ(『力への意志』)
人から信じてもらいたければ、言葉で自己を強調するのではなく、行動で示すしかない。しかも、のっぴきならない状況での真摯な行動のみが、人の信に訴えるのだ(『漂泊者とその影』)
自分がどういう者であるか理解したい人は、次のような問いを自分に向け、真摯に答えてみればいい。これまで自分が真実に愛したものは何であったか? 自分の魂を高みに上げたものが何であったか?何が自分の心を満たし喜ばせたか? これまでにどういうものに自分は夢中になったか? これらの問いに答えたとき、自分の本質が明らかになるだろう。それがあなた自身だ(『ショーペンハウアー』)
いつも機嫌よく生きていくコツは、人の助けになるか、誰かの役に立つことだ。そのことで自分という存在の意味が実感され、これが
純粋な喜びになる(『人間的な、あまりに人間的な』)
好奇心は、自分の能力を発火させるにはたいせつだが、世界のすべてを見聞できるほど人生は長くは続かない。若いときに自分が関わる方向を着実に見定め、それに専念していくほうが、ずっと賢く、自分を充実させていくことができる(『漂泊者とその影』)
この世の中に生まれる悪の四分の三は、恐怖心から起きている(『曙光』)
今のこの人生を、もう一度そっくりそのままくり返してもかまわないという生き方をしてみよ(『ツァラトゥストラはかく語りき』)
この人生を簡単に、そして安楽に過ごしていきたいというのか。だったら、常に群れてやまない人々の中に混じるがいい。そして、い
つも群衆と一緒につるんで、ついには自分というものを忘れ去って生きていくがいい(『力への意志』)
自分自身と友人に対しては、いつも誠実であれ。
敵に対しては勇気を持て。
敗者に対しては、寛容さを持て。
その他あらゆる場合については、常に礼儀を保て。(『曙光』)
批判という風が吹き込まない閉鎖的なところには、必ず腐敗や堕落が生まれ、大きくなっていく(『人間的な、あまりに人間的な』)
車に轢かれる危険が最も大きいのは、一台目の車をうまくよけた直後だ(『人間的な、あまりに人間的な』)
人に物事を伝えるときにはコツがある。新しい出来事や相手が驚きそうな事柄を伝えるときは、いかにもそれが周知の少し古い事柄であるかのように話して伝えるのだ(『曙光』)
感謝を本気で拒絶すると、相手は侮辱されたと思う(『曙光』)
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ディスカヴァー・トゥエンティワン 『超訳ニーチェの言葉』フリードリヒ・ニーチェ・著 白取春彦・編訳
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488759786X
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◆目次◆
I 己について
II 喜について
III 生について
IV 心について
V 友について
VI 世について
VII 人について
VIII 愛について
IX 知について
X 美について
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2010年1月12日
【これは名著だ。師弟愛の美しさに涙する一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594056156
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人生で師を持つことは、どうしてこうも人の心を打つのでしょう。
土井にも何人か師匠と呼べる人がいますが、彼らから教わった言葉、厳しくも温かい眼差しは、いまもかけがえのない財産となっています。
本日ご紹介する一冊は、2年前に出て話題となった、立川談春による珠玉のエッセイ。
先日紹介した『5人の落語家が語るザ・前座修業』を読んで、落語の師弟関係に興味を持った土井が、思わず読んでしまった一冊です。
※参考:『5人の落語家が語るザ・前座修業』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/414088312X/
師匠・立川談志とのエピソードがビビッドに綴られており、師匠と弟子の愛に涙する、素晴らしい作品です。
本書をなぜビジネス書として紹介するか、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、本書ほど、仕事や人生について教えてくれ
る本も珍しい。
人間をどうとらえるか、プロとしての自覚をどう持つべきか、そして人が人に感謝し、生きていくことの素晴らしさ…。
カネのことを一切考えず、ただ憧れの師匠についていった著者の人生に、何か美しいものを感じてしまうのです。
人が求めているのは、豊かな暮らしでしょうか。否。
優しいだけの上司や職場でしょうか。否。
自分を魅了した師匠に、とことんまでついていく。そしてやがては、自分がその思想を継いで、一流になっていく。
落語が伝統的に守ってきた人材育成の流儀に、何か人間として大切なものを感じずにはいられないのです。
下手な組織論や教育論を読む前に、人間とは何か、師弟関係とは何か、本書を読んで考えたい。
知識プロフェッショナルや、クリエイティブ職の方には、とくにおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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八十円の菓子ごときで泣きだす息子に親父はあきれ、しまいには怒りだし競艇場の売店であるだけのチョコフレークを買うと、「全部喰え。ひとつでも残したら許さん」と僕に渡した(中略)「菓子を欲しがるのは子供の権利だがな、権利を主張するなら義務がついてまわるんだ。覚えておけ。ひとつも残さず喰え」
高校に入ってから談志の追っかけをはじめる。根多はいつも漫談だったが必ず爆笑をとった。鋭くて、新しくて、危なくて、激しい漫
談を数多く聴くうちに、なんでこの人は世の中から叩かれないのか、不思議に思った
飲んだくれの亭主に嘘をついた女房が許しを乞う告白のシーンで、今もはっきり覚えているセリフがある。「あたしが悪いんじゃないの。大家さんが夢にしちゃえって云ったのよ。大家さんが悪いのよ」人間って極限まで追い詰められたら他人のせいにしてでも云い訳しちゃうもんなんだ。鈴本で聞いた「落語は人間の業の肯定だ」という談志の言葉を思い出した
「坊や、よく覚えとけ、世の中のもの全て人間が作ったもんだ。人間が作った世の中、人間にこわせないものはないんだ」(談志)
立川流は一家ではなく研究所である。研究所であるから飛びきり強い生命体も生まれるが、その陰で驚くほどの犠牲も出る。実力、能力を優先した本当の意味での平等と自由はあるが、残酷なまでの結果も必ず出る。それが談志の選んだ教育方法である
「たとえ前座だってお前はプロだ。観客に勉強させてもらうわけではない。あくまで与える側なんだ。そのくらいのプライドは持て。お辞儀が終わったら、しっかり正面を見据えろ。焦っていきなり話しだすことはない。堂々と見ろ。それができない奴を正面が切れないと云うんだ。正面が切れない芸人にはなるな
「型ができていない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。どうだ、わかるか? 難しすぎるか。結論を云えば型をつくるには稽古しかないんだ」(談志)
「負けるケンカはするな」が我が家の家訓で、それは相手から逃げるという意味ではない。勝てる、最低でも五分の戦いができるよう
になるまでは相手を観察し、研究する。そのためには格好つけてる暇はない。至近距離まで飛び込んでみよう
翌日、談春は談志と書斎で二人きりになった。突然談志が、「お前に嫉妬とは何かを教えてやる」と云った。「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱味を口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです」
立川談志が談春の目の前で、誉めてやる、認めてやる、とまで云ってくれた。本望だ。辞めなくてよかった、心の底から喜びが湧き上がってきた
「葬式、つまり儀式を優先する生き方を是とする心情は談志の中にはないんです。そんなことはどうでもいい。何故なら……」談志は、ちょっと胸を張って云った。「談志の心の中には、いつも小さんがいるからだ」
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『赤めだか』扶桑社 立川談春・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/ 4594056156
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◆目次◆
第一話 「これはやめとくか」と談志は云った。
第二話 新聞配達少年と修業のカタチ
第三話 談志の初稽古、師弟の想い
第四話 青天の霹靂、築地魚河岸修業
第五話 己の嫉妬と一門の元旦
第六話 弟子の食欲とハワイの夜
第七話 高田文夫と雪夜の牛丼
第八話 生涯一度の寿限無と五万円の大勝負
特別篇その一 揺らぐ談志と弟子の罪─立川流後輩達に告ぐ
特別篇その二 誰も知らない小さんと談志─小さん、米朝、ふたりの人間国宝