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『勝者1%の超富裕層に学ぶ「海外投資」7つの方法』 玉川陽介・著 Vol.2912


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【富裕層の投資法とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827207305
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「カネがカネを生む」

これは、広告の世界であれ、投資の世界であれ、一定の真実を言い当てている言葉だと思います。

つまり、広告は高額なものの方が割安で、効果も高い。投資に関しては、富裕層向けのものが一番割がいいのです。

なぜあらゆるものが、こんな構造になっているのか?

おそらくそれは、そこに「手間(人件費)」がかかっているからではないかと思います。

だから、月々一万円積み立てる投資信託はまず儲からないし、ワンルームマンション投資も一棟買いに比べると、利回りが悪い。

これらは、突き詰めて考えると、「手間」の問題なのではないかと思います。

であれば、一般個人が少額で儲ける方法は簡単。そう、手間をかけ、かつ手間のかかっていないサービス(ネット証券など)を通じて投資すれば良いのです。

本日ご紹介する一冊は、学習院大学在学中に起こしたビジネスをM&Aで上場会社に売却し、現在は投資家、不動産業者として活躍する著者が、富裕層の資産運用法を紹介した一冊。

オビに「貧乏投資家でも富裕層向け商品が買える!」とあるように、手数料が安く、高利回りな金融商品を一般投資家にも紹介しています。

優先出資証券や劣後債、米国REITのインデックスファンド、債券ETFなど、著者が研究を重ねた末に、儲かると判断した金融商品だけを、仕組み解説と併せて紹介しています。

もちろんこれらの商品はリスク商品であり、なかには素人が簡単に手を出してはいけないものも存在します。

とはいえ、投資にリスクは付き物と割り切っている投資家には、新しい情報が多く、得るものが多いのではないでしょうか。

後半には、モナコやマルタ、フィリピンなどへの移住についても述べられており、まさに富裕層の資産防衛、あるいは富裕層のごとく投資したい人のニーズにかなった一冊。

口座開設サポートなど、著者がやっている商売の良否については判断できませんが、海外の金融商品を知るには、面白い一冊だと思います。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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投資対象として面白いのが個別銘柄債券です。そして、その中でも検討に値するのが優先出資証券と劣後債ではないか

ブラジルレアル建ての投資信託などを買うのであれば、日本のネット証券でMSCI Brazil Index Fund(EWZ)などを購入した方が圧倒的に合理的

FTSE NAREIT Real Estate50に低コストで投資することができれば、日本の証券会社で販売している米国REIT投資信託に高い手数料を支払わずに米国REITへ投資することができるはずです。そのような銘柄は海外市場に上場していないのでしょうか。実は、その名もiShares FTSE NAREIT Real Estate50 Index Fund(FTY)という、名前そのままのETFが米国市場に上場しています

中国バブルで資金の集まっている香港では、Link REITがサブプライム危機後、3年で3倍の価格になるなど、分配金以外の収益を狙える国もあります

IBでの米ドル借入金利は、10万ドル未満の小口投資家に対しても1.65%など低いものです。この金利で借り入れて7~9%の分配金利回りが狙える債券ETFを購入するというのは、著者の投資戦略のひとつです

2014年以降は、5000万円を超える預金や不動産を海外に保有する個人を対象に、国外財産に関する調書の提出が義務づけられました

現地(マルタ)に作った法人が利益を上げた場合、一般事業に係る課税(不動産のキャピタルゲインは除く)は、いったん35%が法人に課税されますが、なぜかその後、株主に30%が戻ってくるため、オーナー兼経営者であれば実質の課税率は5%

海外居住権は資産である

マレーシアへの投資は、中国経済が減速したときに中国本土への急激な資金の巻き戻しに煽られて、かつて、開発資金のあてが外れて開発中止となるプロジェクトが相次いだドバイのような経済状況になることが想像できる

生命保険証券投資(TLPs)と呼ばれるこの商品は、簡単に言えば、人が早死にすることに賭ける投資です

希少に見えるダイヤモンドは、世界規模のイメージ戦略による需要喚起と独占された供給コントロールのおかげで消費者の目には輝いて見える

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『勝者1%の超富裕層に学ぶ「海外投資」7つの方法』玉川陽介・著 ぱる出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4827207305
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◆目次◆

序章 個人投資家の知らない特別な債券で14.95%の高利回り
第1章 プライベートバンク(PB)秘密の扉の内側
第2章 投資の基本! 国際分散投資
第3章 [投資法(1)] 小資金でできる 高利回り債券投資
第4章 [投資法(2)] 小資金でできる ヘッジファンド投資
第5章 [投資法(3)] 投資信託より有利な新興国投資法
第6章 [投資法(4)] 投資信託より有利な海外REIT投資法
第7章 [投資法(5)] 手軽にできる為替ヘッジ
第8章 インタラクティブ・ブローカーズ証券から国際金融市場へ
第9章 超富裕層が実践している「海外投資」の奥の手
第10章 [投資法(6)] 海外不動産と居住権で資産と身の安全を確保
第11章 [投資法(7)] 世界のすごいファンドセレクション

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『本当にわかる為替相場』尾河眞樹・著 Vol.2911


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【藤巻氏・浜氏ダブル推薦!】
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本日の一冊は、ファースト・シカゴ銀行、JPモルガンなどの為替ディーリングルームを経て、現在、シティバンク銀行で個人金融部門のアナリストを務める著者が、為替相場の正しい読み方を提示した一冊。

テレビ東京「モーニングサテライト」のコメンテーターとしてもおなじみの人物ですが、どうやら、ソニーの財務部で為替リスクヘッジと市場調査にも従事していたようで、本書にもそのキャリアが活きています。

マーケットの参加者には、どんな顔ぶれがいるのか、誰がどんな目的で為替取引をするのかなど、見取り図を示した上で、理論や経済指標、要人発言の影響、各国通貨の特徴などの解説に入って行きます。

随所に過去のマーケットの動きや、為替相場の裏話などが入っており、相場観を養うには、なかなか有用な内容です。

為替について持論を述べた本は山ほどあり、それぞれ主張も異なるのが通常ですが、本書の場合、相場の現実に即して「どう判断するか」を示しているため、投資家にとっては実際的だと思います。

円ドルだけで見るのではなく、他の通貨とも比べてみる。また、各国の思惑を知ることで、今後の動きを推測する。

本書は、そのための良いトレーニングになると思います。

FRBが初めて目標水準に設けたことから注目されている「PCEデフレーター」や、資金供給量を比較するうえで参考になる話題の「ソロスチャート」など、新しい指標・ツールの話も充実しています。

外貨投資に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「リスク回避の円高」といっても、円が最も安全資産とみて、外国人投資家が能動的に円を買うわけではありません。仮に一時的に円を買ったとしても、それはごく一部に過ぎないと思います。実際にはそれまでの円売り・外貨買いが積みあがっているために、円の買い戻しによって、円高が起きるというのが「リスク回避の円高」の実態だとみています

「Buy on rumor, Sell on fact(噂で買って、事実で売れ)」
という相場の格言にもあるように、期待が実現したときには、利益確定によってむしろ逆方向に動くこともあります

「PCEデフレーター」に俄然注目が集まっている

●ISM製造業景気指数
「マインド」を示しているため先行指標として注目される

米国では、「資産効果」といって、株価や不動産価格が上昇することにより、個人消費が活発になる傾向があります

これまで日本の経常収支の黒字で最も大きかったのは、貿易収支の黒字でした。ところが、貿易収支はいまや赤字に転落し、その一方で所得収支の黒字が、経常黒字全体を支えるという、経常収支の構造に大きな変化がみられます。海外子会社の配当金や日本人が海外に投資した利息などが所得収支の内訳ですが、これらが黒字でも、単純に円買い圧力につながるとは限りません

ポンドはユーロと反対の動きをしやすい

資源の輸出は世界でトップを誇るものが多く、そのため豪ドルは、商品相場に連れて振幅する傾向が見られます。とくに金や原油などの先物相場が上昇すると、豪ドルも上昇する傾向がある

ブラジルレアルに投資したい場合には、ブラジルレアル建ての債券や、ブラジルの株価指数が組み込まれた投資信託などで投資するしか選択肢がない

ユーロと逆の動きをしやすいノルウェークローネ

中国はあくまで自国の利益にかなうペースでしか、切り上げを行なわないでしょう。ひょっとすると今後も年間で2~3%程度のペースに留まるかもしれません

とくにユーロ圏への輸出が、全体の約5割を占めるため、対ユーロのスイスフラン相場には、通貨当局も神経を尖らせています。したがって、突然介入が行なわれることがあります

2年債利回り格差に対する注目度は市場でも高く、この変化を見ながら、「格差が広がればドル買い、円売り」、「格差が縮まればドル売り、円買い」という傾向が強まります

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『本当にわかる為替相場』尾河眞樹・著 日本実業出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534049579
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◆目次◆

第1章 そもそも為替レートってなに?
第2章 為替レートを動かしている人たち
第3章 国によって異なる外国為替市場の特徴
第4章 相場予測はどうやって立てるのか
第5章 経済指標はここをメインにチェック
第6章 為替相場を動かす「要人発言」とは?
第7章 通貨によって動き方にはクセがある
第8章 世界の通貨への興味を広げよう
第9章 為替相場で役立つテクニカル分析
第10章 相場予測ツールの最新トレンド

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『反論する技術』木山泰嗣・著 Vol.2910


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【反論のためのテクニック集】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799311719
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本日の一冊は、現役の弁護士であり、上智大学法科大学院で「文章セミナー」講師も務める著者が、プロ弁護士の「反論する技術」をまとめた一冊。

人間同士がコミュニケーションしている以上、必ず意見の相違はあるものですが、ビジネスで大事なことは、議論が正しい結果に結びつくこと。

せっかくのアイデアや施策が、議論が不適切だったためにお蔵入りになる、というのは、ぜひとも避けたい事態です。

そこで学んでおきたいのが、この『反論する技術』。

反論といっても、何もすべてに反発しようというのではありません。相手の意図や情報を正しく理解し、できるだけ建設的な議論を行うための前提を知っておきましょうという本なのです。

本書には、

・意見ではなく質問で返す
・図に描いてもらう
・言葉を定義してもらう
・成功事例を挙げてもらう
・動かない事実をベースにする

など、建設的な議論を進めるために必要なアイデア、ノウハウが満載。

サブタイトルの「弁護士だけが知っている」は、少々大げさですが、確かに使えるノウハウが手際よくまとめられています。

実力のある人にこれらを使うと見透かされるので注意が必要ですが、議論をする時の基本として、押さえておくといいでしょう。

議論が苦手という方は、ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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なにも「すべていい返す必要はない」

意見ではなく質問で返せ

「でも、そもそもコンプライアンスってなんでしたっけ?」このように質問すると、そもそも論に立ち返って議論を深めようというふうにも聞こえます。発展的な質問にも聞こえます

勉強不足・経験不足が原因だからといって、そこでだまってしまうと、先に進むことができなくなります(中略)そこで使える質問は「図に描いていただけませんか?」です

冷静に反論をするためには、まず相手が使っている「よくわからない言葉」のひとつひとつを、定義してもらうことが重要です

その話がほんとうによい話なのかどうか、真実なのかどうかを確かめるために効果的な質問があります。「成功事例」をきくのです。
「なるほど、素晴らしいですね。成功事例はあるのですか?」
「とても魅力的ですね。これまでの成功事例はどれくらいあるのでしょうか?」

いったん議論をクール・ダウンさせる方法に、「問題点を整理する」という手法があります

「さて、本題に入りましょう」
このようにあなたがいうことで、本質でない議論から逃れられる、相手にうまくかわされることを防ぐことができます

争点は、じつは設定できるものです

答えたくない質問、答えにくい質問を相手からされた場合、どうしたらよいでしょう? わたしたち弁護士は、こう答えます。
「それは守秘義務がありますので、答えられません」
「依頼者からご了承を得ないと、お答えできません」
「お客様の情報になりますので、お答えしかねます」

即答せず、後回しにする
「調べてから回答をします」「検討します」「書面で回答します」

必要性はあっても、許容性がないことを指摘する

動かない事実をベースにする

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『反論する技術』木山泰嗣・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799311719
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◆目次◆

はじめに 口下手で、うまくいい返すことなんてできない
…と思っているあなたへ
プロローグ いますぐにもできる、
うまくいい返せないときの対処法とは?
反論する技術1 意見ではなく質問で返せ
反論する技術2 不利になったら話を変えろ
反論する技術3 まともに答えずに様子をみろ
反論する技術4 おかしな点を指摘してプレッシャーを与えろ
反論する技術5 自分の考えの良さを伝えろ
反論する技術6 証拠を示して納得させろ
おわりに

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『ただのノートが100万冊売れた理由』美崎栄一郎・著 Vol.2909


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【キングジム、ヒット連発の秘密?】
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「アイデアに行き詰まった時は、他業界の成功事例に学ぶ」

これは、商品開発やビジネスを創造するときの鉄則だと思いますが、実際にはなかなか難しい。

なぜなら、人は通常、限られた情報源だけをチェックしているから。

出版関係者なら「新文化」や「文化通信」、アパレル関係者なら「繊研新聞」を読むというように、業界人というのは、どこでも限られた情報源を見て、うんうん唸っているものなのです。

以前、「技のデパート」という呼称で大人気となった舞の海という相撲取りがいましたが、舞の海関は、じつはあの「やわらちゃん」こと谷亮子選手から、柔道の技を学んでいたのです。

ということで、われわれも、積極的に他業界から学びたい。

そこでご紹介するのが、文具業界でヒット商品を連発している「キングジム」の事例が載った、本日の一冊。

著者は、元花王の商品開発のプロジェクトリーダーで、文房具をこよなく愛す美崎栄一郎氏です。

本書では、美崎氏がキングジムのヒットメーカーたちにインタビューをし、キングジムのヒットの秘密を徹底分析。

社長である宮本彰氏のポリシーや社員のやる気に火をつけるしくみ、さらには開発者のこだわりポイントなど、さまざまな点が明らかにされています。

もっとビジネス的に切り込んだ分析であればなお良かったですが、これだけでも、商品開発に必要な心構え、ポイントがかなり理解できます。

使い勝手やデザインなどのインターフェイスの部分がますます重要になってきている今日、キングジムから学べる点は多いと思います。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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【100万冊売れたショットノート】
スマホでノートを撮影したことがある人は多いでしょう。でも、周辺のものが見切れるし、影も写り込むし、きれいに撮るのはとても大変ですよね。それを“ショットマーカー”を読み取るだけで、いとも簡単に解決してくれるところに、ユーザーである私は心をつかまれたわけです

「ショットノート」は、カメラでページを撮影する際に、ノートの四隅に配された“ショットマーカー”をアプリに認識させることで、歪みを自動的に補正してくれるのです。あらかじめ歪みに対応したシステムを用意するというのは、“コロンブスの卵”のような逆転の発想です

ヒットを生み出した開発者の成果に、われもわれもと乗っかるわけでなく、足を引っ張ることもなく、むしろ積極的にメディア対応をさせることで、ヒーローにさせる

今、機内で「ポメラ」を開きました。2秒で起動し、ファイルのトップを表示しています。そこでF5キーを何度か押し、執筆途中のこの段落まで戻ってきました。電源を切ると、カーソル位置が開いている書類の最初に戻りますから、この機能があることで、中断と再開を素早く行えるのです

専用機を愛用するユーザーは、価格より快適さを求める傾向

「テプラ」「マメモ」「レコロ」も含め、そのすべてが3文字。これは、創業者である宮本英太郎氏が「社名や商品名は、3文字か5文字が覚えやすく成功する」という信念を持っており、それがいまに受け継がれている

グッとこないなら、グッときているユーザーの姿を見せることで、共感を得ようと思った

◆「こはる」のケース
コレクションの要素が強いというマスキングテープの特性を踏
まえて、新柄を頻繁に投入

衝動買いできる価格で採算が取れるよう、機能を最小限に絞り込んだ

「今、“ヒット商品”といわれるモノは、みんながそろって買うような商品ではないんです」(キングジム代表取締役社長 宮本彰氏)

なんと、現金支給です。宮本社長はホームランを打った社員に、最大で現金100万円を副賞とした社長賞を授けているのです

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『ただのノートが100万冊売れた理由』美崎栄一郎・著 徳間書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198634092
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◆目次◆

1.スマホノート「ショットノート」
2.デジタルメモ「ポメラ」
3.電子手書きメモ「マメモ」
4.マスキングテーププリンター「こはる」
5.雑貨ブランド「トフィー」
6.インターバルレコーダー「レコロ」
7.ラベルライター「テプラ」
8.「キングファイル」とその他ファイリング製品
9.社長のコトバから紐解く ただのノートが100万冊売れた理由

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『しつもん仕事術』松田充弘・著 Vol.2908


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【これは効きそうです】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822249123
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「人は強制しても、行動しない、変わらない」

これは、多くの管理職の方が感じていることではないでしょうか。

であれば、せめて現場が気づいて自ら変わって欲しい。

本日ご紹介する一冊は、その現場の気づく力をサポートするための「しつもん」法を説いた一冊です。

著者の松田充弘さんは、大学在学中に会社を起こし、その後もいくつか会社を経営、その過程で人間関係の悩みを抱え、さらには社長をクビになった人物です。

周りからどんどん人がいなくなり、借金だけが残った著者が活路を見出したのが、「コーチング」だったのです。

本書には、そのコーチングの肝である、「気づかせる質問術」をまとめた一冊。

「今、何がうまくいっている?」
「何の制限もないとしたら、どんなアイデアがある?」

などといった、部下に気づきを促す質問、さらには経営者に対する質問もあります。

「あなたの会社がなくなったら、誰が、どう困りますか?」
「お客様は、どんな気持ちになりたくて、それを購入するのですか?」

今、日本企業にもっとも必要なのは「行動力」だと思いますが、その行動力を生み出すのは、「気づく力」だと思います。

本書の質問は、その「気づく力」を高めてくれるのです。

経営や部下の指導で行き詰まりを感じている方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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経営の神様と呼ばれる松下幸之助は、「君、どない思うんや?」という質問が口癖だった

教えられたことは身に付かない

現場の「気づく力」が閉塞感を打ち破る

◆質問者に身に付けてほしい6つのマインド
1.聞き上手になる
2.まずは話を受け止め、否定しない
3.「できないを克服」ではなく、「できるを伸ばす」
4.どんなときも応援する
5.こまめにねぎらう
6.自分自身を満たすことを忘れずに

部下を「顧客」として接する

「今、何がうまくいっている?」

1.「書類ができたね」
2.「書類ができたね。助かったよ」(事実+感情)
3.「書類ができたね。助かったよ。よくやってくれたね」
  (事実+感情+賞賛)
(中略)
1より2、2より3のほうが、「ほめられた感」が強く伝わる

「どのようにしたらうまくいくと思う?」

責任追及のための尋問は、本当に不毛で何も生み出しません。部下は、せっかくの能力を「言い訳」のために動員してしまいます

部下に大変さを尋ねて、返ってきた答えが150%を超えていたら要注意です。必ず何らかのフォローが必要です

ご縁は広げるものではなく、深めるもの

人数を絞り、「相手のために役立てること」を考える

「あなたの会社がなくなったら、誰が、どう困りますか?」

「お客様は、どんな気持ちになりたくて、それを購入するのですか?」

お客様は「先生」から買いたい

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『しつもん仕事術』松田充弘・著 日経BP社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822249123
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◆目次◆

プロローグ さあ、しつもんの旅へ
第1章 しつもんパワーを10倍にする6つのマインド
第2章 部下がやる気になる「魔法の質問」
第3章 仕事力が劇的にアップする「7つの法則」
第4章 実践したその日から、ビジネスが変わる!
    「魔法の質問マンダラチャート」活用法

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『ザ・マーケティング基本篇』 ボブ・ストーン、ロン・ジェイコブス・著 Vol.2907


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【神田昌典氏が注目する教科書とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478014264
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本日も、昨日に引き続き、神田昌典氏推薦、全米トップスクール37校で採用されているマーケティングテキスト、『ザ・マーケティング』をご紹介します。

基本篇、実践篇と同時に2冊出ていますが、昨日、土井はあえて実践篇からスタートすると申し上げました。

で、結論。

大正解でした。

というのも、基本篇は事業計画や戦略計画(お約束のミッション・ステートメント、SWOT分析等含む)などの基本に相当ページが割かれており、ある程度マーケティングを学んでいる人には新規で得るところが少ないからです。

神田昌典さんによる「まえがき」で、P59にあるM&M’Sバレンタインデー・キャンペーン、341にある連銀FedACHのダイレクトメールなどへのコメントがあり、心が踊ったのですが、何のことはない。確かにケーススタディは充実しているけれど、それ以外は、基本的なところが多いということです。

もちろん、マーケティングを一から学ぶ人には、この基本篇と実践篇をセットで買うことをおすすめしますが、あの実践篇のディープな内容を期待すると、正直肩透かしを食らいます。

読みどころがあるとすれば、前述のケーススタディと、後半に掲載されている媒体ごとの攻略法、日本ではまだあまり知られていないダイレクトレスポンスTVや、クーポン、明細書同封広告などのツールについて触れた部分でしょうか。

アマゾンでは、お約束通り、基本篇の方が実践篇よりも売れているようですが、マーケティングのプロであれば、迷わず実践篇を購入することをおすすめします。

※参考:『ザ・マーケティング実践篇』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828414541

また、基本篇で学んだ顧客管理をさらに極めたい方は、やずやのノウハウを初公開した『社長が知らない秘密の仕組み』を併読することをおすすめします。

※参考:『社長が知らない秘密の仕組み』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828414541

そして、土井がここまで言っても2冊まとめて買いたいという方は(お気持ちはわかります)、以下のリンクからまとめ買いしてください。

※参考:『ザ・マーケティング【基本篇】&【実践篇】2巻セット』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008AGPB2S

個人的には、実践篇を強くおすすめいたします。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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切手不要のハガキか封筒のほうが驚くほどレスポンスがいい

推奨金額を1つでも提示したほうが、平均寄付金が高くなる

最初の定期購読期間が長いほど、更新率が高くなる

◆ギネスビールのキャンペーン
用意した店頭ポスターは、われこそは「一番のギネス党」と消費者に思わせ、キャンペーンへの申込みを促した。パブごとにコードを割り振り(申込用紙すべてに記載)、申し込ん
だ人それぞれに、その人の行きつけのパブで使えるクーポン券を郵送できるようにした(中略)継続的なダイレクトメール作戦によって、消費者はこの黒い封筒が郵便受けに届くた
びに「招かれて」いるように感じる(中略)ダイレクトメールには毎回、スポーツ観戦チケットから旅行が当たる抽選まで、他社に負けないインセンティブ(この消費者に最も関心があるインセンティブであることを調査で確認済)を同封した(中略)参加したパブは5000軒(目標軒数の約70%)、消費者は9万8000人。キャンペーンは10月に始まり、わずか3か月後にはパブの参加者が8%アップし、7万人の消費者を獲得した

ハイコンテクスト文化の消費者には、イメージやムードで訴求したほうがより効果的に伝わる

◆月刊誌にダイレクトレスポンス広告を載せた場合のレスポンスの流れの目安
1週間後 3~7%
2週間後 20~25%
3週間後 40~45%
1か月後 50~55%

消費者の52%が、広告をチェックするのは新聞と答えていて、ほかのどの媒体よりも5%多い

視聴者がそれほど夢中にならない時間帯のほうが、ダイレクトレスポンスを期待する広告の場合にはより効果的で、より安くすむ。再放送、トーク番組、昔の映画などが、ダイレクトレスポンス広告にとって一番いい伝達手段となる場合が多い

◆ダイレクトレスポンスTV企画の8つのチェックポイント
1.緊急性 2.明瞭性 3.入手できない可能性
4.付加価値 5.限られた選択肢 6.すぐ要件に入る
7.少ないほうが効果的 8.見せて説明

◆アウトバウンド計画の成否を握る4要素
・名簿、つまりターゲット
・伝えるオファー内容
・電話担当者
・台本、つまり伝えるメッセージ内容

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『ザ・マーケティング基本篇』ボブ・ストーン、ロン・ジェイコブス・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478014264
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◆目次◆

第1部 ダイレクトマーケティングの主要点
第1章 ダイレクトマーケティングの広がり
第2章 事業計画、戦略計画、ダイレクトマーケティング計画
第3章 データベースの効用
第4章 消費者および企業向け発送用顧客名簿
第5章 オファー
第6章 顧客との関係構築
第7章 ダイレクトマーケティングの海外展開
第8章 対企業ダイレクトマーケティング
第9章 リードジェネレーションを活用した対企業マーケティング
第2部 ダイレクトマーケティングの媒体
第10章 雑誌
第11章 新聞
第12章 テレビ・ラジオ
第13章 挿入型共同広告の各種媒体
第14章 テレマーケティング/テレサービス

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第29回BBM大賞


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毎回、メルマガ100号ごとに売上に基づいたトップ10を発表する、「BBM大賞」。

第29回も、熾烈な戦いとなりました!

わずか13冊の僅差で大賞に輝いたのは、土井もいちおしの、『第四の消費 つながりを生み出す社会へ』(三浦展・著/朝日新聞出版)。

今回、驚いたのは、朝日新聞出版さんが、何と10タイトル中、3タイトルを占めたこと。

ということで、今回は特別に、朝日新聞出版さんに、「BBM大賞 出版社賞」を贈呈します!大賞とダブル受賞、本当におめでとうございます!

★第28回BBM大賞★
『第四の消費 つながりを生み出す社会へ』(三浦展・著/朝日新聞出版)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022734450/

なお、トップ10は以下の顔ぶれ。今回は、いずれも良い本がランクインしました。ぜひみなさん、チェックしてみてください!

■第1位■ 『第四の消費』
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かつてマーケティング情報誌「アクロス」の編集長を務めたマーケターの三浦展さんが、新時代の消費トレンドを論じた一冊。本書の白眉は、近年になってメガヒットが出ている理由や、リバイバルが流行っている理由、「第四の消費」の実際を論じた121ページ以降。「永遠志向」「自己改造志向」「複数の自分」「シェア」「共費」など、今後使えそうなキーワードがいくつも登場します。これを読まないなんて、あり得ない。大賞にふさわしい、力作です。(三浦展・著 朝日新聞出版)


第2位 『仕事が速い人が必ずやっている整理の習慣』

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元リクルートの営業部門MVPで、同社の残業を減らすため社内セミナー講師にまでなった篠塚孝哉さんが、オフィス周りの最新の整理術を提案。テクニックやツールの話が多く、実践的。(篠塚孝哉・著 かんき出版)


第3位 『「超」入門 失敗の本質』

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名著『失敗の本質』のエッセンスを紹介し、既に約12万部のベストセラーとなっている、今年もっとも注目のビジネス書。多くの人が挫折した『失敗の本質』が、面白いほどよくわかる。(鈴木博毅・著 ダイヤモンド社)


4位 『一瞬で大切なことを伝える技術』

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伝える内容の軽重がわからないと、上司に「ビジネスセンスのない奴」と思われてしまう。かつてBCGの戦略コンサルタントとして活躍した著者が、ビジネスで使える「重要思考」を大公開。(三谷宏治・著 かんき出版)

5位 『幸せを呼ぶ「おせっかい」のススメ』

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あの有名PR会社、サニーサイドアップの創立者が書いた本。過去に著者が行ったPRの数々、どうやって仕事を獲得してきたか、人と心を通わせるにはどうするかなど、内容は実用的。(高橋恵・著 PHP研究所)


6位 『仕事は99%気配り』

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プルデンシャル生命2000人中No.1に輝いたセールスマン、川田修さんによる一冊。著者が見聞きした気配りエピソード、社員やお客様に気配りができている会社の例がたくさん出てきます。(川田修・著 朝日新聞出版)

7位 『経営学を「使える武器」にする』

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東レ、みずほ、JR西日本などの大企業で「企業内ビジネススクール」を企画し、実績をあげている話題の研修講師による一冊。基本書を読んで現場に活かすこのノウハウは、必読です。 (高山信彦・著 新潮社)

8位 『リーダーにとって大切なことは、すべて課長時代に学べる』

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「課長として、一〇人の部下を動かすことができれば、社長業も務まる」。キヤノン電子を利益率10%超の高収益企業へと成長させた酒巻久社長による、注目のマネジメントノウハウ。(酒巻久・著 朝日新聞出版)

9位 『勝ち続ける意志力』

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17歳で格闘ゲーム世界一、2010年8月には、ギネスブックから「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」に認定された、梅原大吾氏による、熱い一冊。(梅原大吾・著 小学館)

10位 『年収1億円人生計画』

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15万部のベストセラーとなった『年収1億円思考』の待望の人生計画編。2000本安打を達成した小久保選手はじめ、年収1億円のクライアントを50人以上持つ著者が、その極意を公開。(江上治・著 経済界)

『ザ・マーケティング実践篇』 ボブ・ストーン、ロン・ジェイコブス・著 Vol.2906


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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478021481
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最近、厚い本読んでいますか?

弊社スタッフのS君とY君は、2人とも土井に触発されて、『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版』(8,925円)を購入し、これから1カ月くらいかけて読み込むそうです。

※参考:『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894716577

そんな2人には大変申し訳ないのですが、最近、もっとメチャクチャ役立つ本を見つけてしまいました。

本日の一冊は、ノースウェスタン大学など、全米トップスクール37校で採用され、あの神田昌典さんも絶賛したマーケティングテキスト。

基本篇、実践篇と同時に2冊出ていますが、土井はあえて実践篇からスタート。

なぜなら本書は見た目の厚さや、「全米トップスクールが採用」という謳い文句とは裏腹に、実践面に重きを置いたテキストだからです(ある意味、陳腐化しやすい)。

インターネットを使ったダイレクトマーケティングを中心に、最新テクノロジーやネット広告、アナログDM、ウェブページ、コピーライティング、カタログのクリエイティブ、オンライン調査まで、今どきのマーケティングに関するトピックをほぼ全網羅しています。

ヤコブ・ニールセンによるウェブデザインの間違いトップ10、効果的なレターを書くためのボブ・ストーンによる7つの法則、カタログクリエイティブの6つの側面など、きっちり基本は押さえつつも、実践面の詳細は決して欠かない。

作ったレターやオンラインカタログ、コピー事例などが豊富に掲載され、実務家は思わず仕事を忘れてのめり込むこと間違いなしの充実度です。

最初見た時は、

1.またダイヤモンド社編集のTさんが
2.「バイブル」を引っ張ってきて
3.神田昌典さん推薦で出してる

ぐらいの認識しかなかったのですが、これは恐ろしく現代的で実践的なテキストです。

オンラインカタログやDMの事例が英語中心のため、多少の英語力とイマジネーションとが必要ですが、ノウハウが細かく、関連数字もバッチリ。

現役のマーケター、経営者は必ず読むとして、それ以外にも、マーケティングセンスを高めたい方、マーケティングで一発当てて社内評価を高めようと目論む方にもおすすめです。

明日紹介する基本篇が待てないという方は、以下のリンクからまとめて2冊買っちゃってください。

※参考:『ザ・マーケティング【基本篇】&【実践篇】2巻セット』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008AGPB2S

実践篇だけでも、今すぐ読むことをおすすめします。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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データ要素を3~6つほどパーソナル化したメールはレスポンス率が2倍近くになる・氏名 ・関心事 ・性別 ・年齢 ・購入歴 ・希望送信頻度

◆ボブ・ストーンによる7つの法則
1.一番重要なベネフィットを「見出し」か「最初の段落」で約束する
2.一番重要なベネフィットをすぐに詳しく説明する
3.相手にどういう得があるのか具体的に説明する
4.証拠や推薦の言葉でこちらの主張を裏づける
5.行動しないと何を逃してしまう可能性があるのかを説明する
6.締めくくりに重要なベネフィットを別の表現で言い換える
7.行動にかり立てる

追伸はどんなレターでもかなり効果的な部分だ

◆カタログのクリエイティブプロセス6つの側面
・ページ割り付け
・デザインとレイアウト
・デザイン要素としての色づかい
・デザイン要素としての書体
・コピー
・写真やイラスト

カタログ通販企業の多くが、ページ割り付け、つまりカタログ全体の構成を設計することが、クリエイティブプロセスで最も重要だと考えている

人間の目は見開き2ページをざっと見る傾向がある

その商品/サービスが見込客にとって珍しい、つまりよく知られていない場合は、ベネフィットを強調することが重要だ。しかし、それが新たに改良しただけのもので、すでに安定した需要のある厳しい競争市場における場合は、その商品の強みが重要になる

典型的なコピーは「問題点」「解決の約束」「約束の説明」「証明」「行動喚起」の部分に分けることができる

マーケティングキャンペーンのコストは、絞り込んだ見込み客数に正比例する。つまり、メール、ダイレクトメール、電話のいずれにしても、コンタクトごとにコストがかかるということだ

◆消費者調査の必須4要素
1.デモグラフィック
2.サイコグラフィックおよびライフスタイル
3.意識
4.購買行動

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『ザ・マーケティング実践篇』ボブ・ストーン、ロン・ジェイコブス・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478021481
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◆目次◆

第3部 インターネットダイレクトマーケティング
第15章 インターネットダイレクトマーケティングの概要
第16章 電子コミュニケーション
第17章 eコマース
第4部 クリエイティブプロセスの管理
第18章 ダイレクトメールの企画
第19章 カタログ通販ビジネスの企画と経営管理
第20章 新聞・雑誌広告の企画
第5部 マーケティング・インテリジェンス
第21章 モデリングを経営判断支援に活用
第22章 ダイレクトマーケティングの計算数字
第23章 画期的アイデアに不可欠な創造性とテスト
第24章 ダイレクトマーケティング用調査

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『良い戦略、悪い戦略』リチャード・P・ルメルト・著 Vol.2905


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【これはいい本。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532318092
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本日の一冊は、「エコノミスト」誌が選ぶ「最も影響力ある25人」の一人、UCLAアンダーソン・スクール教授で、リソース・ベースト・ビュー提唱者の一人、リチャード・P・ルメルト教授による戦略論です。

『ブルー・オーシャン戦略』著者のW・チャン・キム、『コア・コンピタンス経営』著者のゲイリー・ハメルのダブル推薦で、読んだところ、確かにそれぐらい読み応えある一冊です。

※参考:『ブルー・オーシャン戦略』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270000708

※参考:『コア・コンピタンス経営』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532190312

本書には、行動に直結する「良い戦略」と、「いま何をすべきか」が示されていない「悪い戦略」の違いが明確に定義されており、戦略の本質と、良い戦略の条件を学ぶことができます。

また、「良い戦略の基本構造」にも言及しており、経営者が戦略を設計する際のヒントにもなります。

なぜIKEAの戦略は秘密でも何でもないのに、競合他社が真似しないのか、なぜKマートはウォルマートに敗北したのか、なぜアップルはマイクロソフトに1億5000万ドルもの投資をさせることができたのか、といった謎が、戦略の視点から解き明かされ、じつに刺激的な読み物です。

戦略の事例として、第一次世界大戦、第二次世界大戦、湾岸戦争、トラファルガー海戦、ローマを打ちのめしたハンニバルの戦略なども登場し、まさに戦略の教科書と呼ぶにふさわしい一冊です。

本当に役立つ戦略の本は、ちょっと読み進める度に自らのビジネスに応用できるヒントを与えてくれるものですが、本書はまさにそんな内容。

これは必読の一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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戦略策定の肝は、つねに同じである。直面する状況の中から死活的に重要な要素を見つける。そして、企業であればそこに経営資源、すなわちヒト、モノ、カネそして行動を集中させる方法を考えることである

あまりに多くのことを意味する言葉は、ピントがぼける。何らかの概念に内容を与えようとするなら、はっきりと境界線を引き、それが何を意味し何を意味しないかを決めなければならない

良い戦略には、とるべき行動の指針がすでに含まれている

良い戦略には、しっかりした論理構造がある。私はこれを「カーネル(核)」と呼んでいる。戦略のカーネルは、診断、基本方針、行動の三つの要素で構成される

戦略の基本は、最も弱いところにこちらの最大の強みをぶつけること、別の言い方をするなら、最も効果の上がりそうなところに最強の武器を投じることである

良い戦略に自ずと備わっている卓越した価値の第一は、新たな強みを生み出すことである。他の組織はどこもそれを持っておらず、かつあなたが持っているとは予想もしていないだけに、その価値は圧倒的だ

ウォルマートでは店でなく地域ネットワークが経営の基本単位となっている

良い戦略とは「何をやるか」を示すだけでなく、「なぜやるのか」「どうやるのか」を示すものであるべきだ

IKEAのやり方はひどくユニークなうえに、それらが組み合わされて鎖構造を形成しているので、どれか一つをまねするだけでは効果が得られない

システム設計の大半は、実のところサブシステムの相互作用、別の言い方をすればトレードオフをみきわめることにある。ある部分を最適化しようとすれば、直ちに他の部分はどうするのかという問題が必ず起きるからだ

安定的な大ロット生産を望むなら、大口顧客の言うことを聞かざるを得ませんが、小ロット生産で行くなら立場は逆転します。小ロットや急場の需要に応じてくれる缶メーカーはほかにいないわけですから、クラウンは強力な価格交渉力を持っています

希少なリソースを持つ場合には、それに対する需要をうまく高めることこそ、戦略の基本

古典的な軍事戦略では、防御側は高地をとるのがよいとされている

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『良い戦略、悪い戦略』リチャード・P・ルメルト・著 日本経済新聞出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532318092
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◆目次◆

序 章 手強い敵
第1部 良い戦略、悪い戦略
第1章 良い戦略は驚きである
第2章 強みを発見する
第3章 悪い戦略の四つの特徴
第4章 悪い戦略がはびこるのはなぜか
第5章 良い戦略の基本構造
第2部 良い戦略に活かされる強みの源泉
第6章 テコ入れ効果
第7章 近い目標
第8章 鎖構造
第9章 設計
第10章 フォーカス
第11章 成長路線の罠と健全な成長
第12章 優位性
第13章 ダイナミクス
第14章 慣性とエントロピー
第15章 すべての強みをまとめる―NVIDIAの戦略
第3部 ストラテジストの思考法
第16章 戦略と科学的仮説
第17章 戦略思考のテクニック
第18章 自らの判断を貫く

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『日経シェア調査195〈2012年版〉』 日経産業新聞・編 Vol.2904


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【各業界のNo.1企業は?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532218713
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先日、拙著を読んだ方からご連絡をいただきました。

時代を読めるようになるために、『日経シェア調査195〈2012年版〉』を読んで、現在売れている商品が何かを研究しているというのです。

何かを学んだ時、それで満足しないで、さらに調べる。発展させる。学習能力の高い方だと思いました。

土井もそのお話につられて、3冊ほど情報源を購入。

よく考えたら『日経シェア調査』に関しては、まだ2012年版を紹介していないことに気づきましたので、ご紹介いたします。

これは、もともとロングセラーとなっている『日経市場占有率』を改題したもので、「過去5年間のシェア上位の動き」も載っています。

各業界でどの企業が伸びているのか、そもそもその業界の規模はどうなっているのかなど、常識とトレンドがわかります。

毎日、新聞を読んでマメにチェックしている方でも、いざという時、記憶に頼るのは不安。

本書があれば、すぐに引いて順位やデータを確認することができます。

講師業、コンサル業の方は話のネタに、ビジネスマンは常識として、起業家の方はビジネスチャンスをつかむために、ぜひチェックしておきたいところです。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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【薄型テレビ】
2010年の薄型テレビの世界売上高は1131億5022万ドルと前年比17・6%増加した。欧米に加え、中国、インドなどのアジアや南米、アフリカといった新興国市場が拡大。省エネ製品への買い替えを促す政府の「エコポイント制度」や、地上デジタル放送への完全移行の特需が追い風となった日本市場も大幅に伸びた

【白色LED】
産業情報調査会(東京・千代田)によれば、2010年の白色発光ダイオード(LED)の世界出荷額は前年比74・1%増の5275億円だった(中略)首位の日亜化学工業は、日本の電機メーカー向けの出荷量は増えたものの、円高のあおりを受けて、シェアは30%を割り込み、同1・4ポイント減の29・6%だった

【多関節ロボット】
国際ロボット連盟(IFR)によると、2010年の世界出荷台数は約11万5000台だった。欧米や新興国の自動車メーカーを中心に設備投資が回復し、09年の2倍近い規模に拡大した。首位は変わらずファナックで14・3%

【風力発電機】
1位は09年同様デンマークのヴェスタスだが、2位にはGE(ゼネラルエレクトリック)グループに代わって、中国のシノベルウィンドが入った

【映画】
2010年の邦画・洋画を合わせた映画興行収入は09年比7・1%増の2207億円で、04年の2109億円を超え過去最高を記録した

【広告】
好調だったのは09年に新聞を抜いてテレビに次ぐ第2の広告媒体になったインターネット。10年は前年比9・6%増の7747億円

【タイヤ】
2010年のタイヤの輸出を含む国内生産量(新ゴム量ベース)は前年比20・0%増の116万7164トンと大幅に増えた。09年秋以降は新興国向けを中心に需要が急激に回復。大手4社では特に乗用車用タイヤの工場でフル操業が続いた

【油圧ショベル】
企業別では首位交代が起きた。コマツは27・9%(4・2ポイント増)と上位3社で唯一シェアを引き上げ、09年に明け渡した首位の座を2年ぶりに奪い返した

【炭素繊維】
炭素繊維の2010年度の国内出荷額は前年度比32・4%増の694億円だった(中略)首位の東レは2・8ポイント増の74・7%を獲得

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『日経シェア調査195〈2012年版〉』日経産業新聞・編 日本経済新聞出版社
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◆目次◆

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