2009年3月31日
【オバマ大統領も絶賛!「フラット化」に次ぐ待望のベストセラー】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532314410
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532314429
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本日の一冊は、アメリカで100万部を突破したトーマス・フリードマンの大ベストセラー、『Hot, Flat,and Crowded』の待望の邦訳。
ベストセラーとなった同著者の『フラット化する世界』に続く大作で、今後世界がどう変わって行くのか、来るべきグリーン革命ではどんなビジネスチャンスが待っているのか、今後の技術開発戦争のポイントは何かなど、詳しく書かれています。
現在、世界経済が行き詰まっているのは、既存のシステムが成長の限界に達したから。
本書は、次なる発展の機会と世界の持続可能性について述べたという点で、ビジネスマンに限らず、すべての人が読むべき一冊です。
著者の予言通りにならなかったとしても、本書を読むことで、今後われわれの生活がどうなっていくのか、シミュレーションはできると思います。
個人的には、個人ごとにエネルギープランを電力会社が提案する、という部分が参考になりました。
確かに、こんな時代が来れば、家電から車まで、ありとあらゆる製品が仕様変更を迫られ、新たなビジネスが出てくると思います。
人々のライフスタイルも変わり、ビジネスが俄然おもしろくなると思います。
オバマ大統領も熟読し、主要政策に反映させたという本書。
来たるべき「グリーン革命」に備えるために、ぜひ読んでおきたい、現代人必読の書です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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【上巻】
温暖化とフラット化と人口過密化が重なったことで、具体的には、エネルギー供給が逼迫し、植物と動物の絶滅が加速し、産油国の裁体制が強化され、天候異変が加速している
私たちは、自分たちの未来に投資せず、それを抵当に入れるようなことをつづけてきた
自動車メーカーの経営幹部はけっして口にしないだろうが、大衆がつねにSUVやハマーのような車をほしがる理由の一つは、自動車メーカーや石油産業が議会に対して執拗なロビー活動を行ない、大衆の求めるものが変わってしまうようなガソリン税の増税に反対しているからだ
中国にはこんな諺がある。「風向きが変わるとき、あるものは塀を建て、あるものは風車を作る」
人間が必要とし、かつまた使っているエネルギーの主な形は、明かり、熱、機械と移動手段の動力、電気の四つになる
アメリカの石油中毒は、地球温暖化を促進し、石油独裁者の勢いを強め、きれいな空気を汚し、民主主義国の勢いを弱め、過激なテロリストを富ませる
石油、金、天然ガス、ダイヤモンド、その他の天然資源が発見されると、急に外貨が流入して通貨価値が上がる。通貨が上がると、国のバイヤーにとってはその国の商品価格が高くなり、輸出向けの製品の競争力が落ちる。いっぽうその国の国民は、外国製品を安く買えるようになる。金があり余っている国民は、外国の安い製品をがむしゃらに買い、国内の製造業は全滅して、国全体の産業が衰退する
発展途上国のあらゆる問題は、エネルギー問題でもある。教育の問題は、教師不足と――エネルギー不足だ
【下巻】
安い電気を食べ放題のビュッフェに提供している石炭、天然ガス、石油は、地球温暖化、小児喘息、酸性雨、森林破壊、生物多様性の喪失、石油独裁主義の原因になっている
エネルギー・イノベーションを促すような価格シグナルは、政府が設定する必要がある。一つのシステムからべつのシステムへ移るとき、どんなときでも最初の一歩には痛みがともない、現状維持よりも金がかかる
「適切に立案された環境規制は、テクノロジーのイノベーションを触発し、費用削減と品質改善をもたらす。その結果、国内ビジネスは、国際市場で卓越した競争力を得て、産業の生産性も向上する可能性がある」(マイケル・ポーター)
アメリカでは、発電されている電気の四〇パーセントが無駄になっているか、電力負荷を引き下げて操業されたり、夜間に最適とはいえない状態で運用されている
気候変動を食い止めなかった場合、中国の主な穀物の生産(小麦、米、トウモロコシなど)は、二一世紀後半に三七パーセント減少するだろうと、呂理事は新華社通信に述べている
アメリカがいま自国や中国や国際社会のためにできる最高の仕事は、グリーン戦略で中国に勝つという意図を公にすることだ
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『グリーン革命(上)(下)』日本経済新聞出版社 トーマス・フリードマン・著
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◆目次◆
【上巻】
第一部 現状
第1章 鳥も飛ばない場所
第2章 エネルギー気候紀元第一日、天候はホット、フラット、クラウデッド
第二部 現状への道のり
第3章 私たちのコピー(アメリカ人が多すぎる)――エネルギーと資源の供給と需要
第4章 独裁者を満タン――石油政治
第5章 地球惑乱――気候変動
第6章 ノアの時代――生物の多様性
第7章 エネルギー貧困
第8章 グリーンこそがアメリカの新しい旗印
第三部 前進の道すじ
第9章 地球を救う二〇五の簡単な方法
【下巻】
第三部 前進の道すじ(承前)
第10章 エネルギー・インターネット:ITがETと出会うとき
第11章 石器時代が終わったのは、石がなくなったからではない
第12章 おもしろみがあったらグリーンではない
第13章 一〇〇万人のノア、一〇〇万隻の方舟
第14章 対アルカイダ・グリーン奇略(もしくは、一つ買えばおまけが四つ)
第四部 中国
第15章 赤い中国はグリーンな中国になれるか?
第五部 アメリカ
第16章 一日だけ中国になる(でも二日はだめ)
第17章 民主的な中国か、それともバナナ共和国か?
謝 辞
索 引
訳者あとがき
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2009年3月30日
【27歳からの効果的なお金の殖やし方とは?】
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7年前、お金関連本がブームになった時、当時20代で、結婚直後だった土井は、ありとあらゆる本を読み、合理的なキャリア形成、結婚・出産の時期、そして資産の作り方について研究しました。
また不況が訪れ、資産運用に関心が高まるなか、ひと通り読んだなかで本当に参考になった本を再度ご紹介するべく、本日の一冊を選びました。
その一冊というのは、個人向け投資顧問会社バック・グループの共同経営者であり、アメリカで人気講師として活躍するデヴィッド・バック氏が書いた、『かしこいカップルが最後に笑う』という本。
日本では、カップルの話をすると売れないというジンクスがあり、本書をBBMで紹介するのはためらわれたのですが、アメリカ同様、女性が働くのが当たり前になった現在、このトピックは人生設計上、避けて通れないと思い、ご紹介することにしました。
内容は、夫婦で1億円貯めるためのノウハウを書いたもので、複利計算の考え方から、自身のお金の価値観を知るための方法、投資のノウハウまで、じつにさまざま。
なかでもおすすめしたいのは、カップルでお金について語り合う、というくだりです。
夫婦合算で年収600万円のジェリー&リサが幸せなリタイア生活を送った話を読めば、今すぐ夫婦会議を始めたくなるに違いありません。
どんなにお互いが稼いでいても、計画なしに使ったり、望まない生活をしていては、お金は貯まらず、ストレスが溜まるばかり。
そうならないためにも、ぜひ読んでおきたい一冊です。
アメリカ特有の金融商品の話もありますが、現在、結婚している方、これから結婚を考えている方は、騙されたと思って、読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ジョンとルーシーにはお金があった。でも彼らには、これからの人生を二人でどんな風に過ごすかという計画が何一つなかったのだ
お金の問題は愛とはほとんど関係がない……が、喧嘩の回数には大いに関係がある
お金を殖やすために必要な元手はほんの少しだけ……忍耐と規律さえあれば
失われた時間を取り返す方法が一つだけある。それは、もっと多くのお金をつぎ込むことだ
1日20ドル@5%=27年間で100万ドル
10%=21年間で100万ドル
スマートカップルは、いつでもお金を話題にする
ものを手に入れることばかりを考えて、価値観のことはおざなりにして二十年ほど過ごすと、もっと深刻な問題が降りかかってくるということなんです。まず中年の危機が起こり、それに続いてありとあらゆる不幸が襲ってくるものです、離婚を含めてね
お金があるのは良いことだ。しかし、そのお金を使って自分の価値観に背くようなことしかしなければ、世界中のお金を持っていたとしても、幸せにはなれないだろう
現代社会はあなたの将来を「ラテ流す」ようにできている
◆スマートカップルのための「七日間の財務チャレンジ」
1.一週間の間、使ったお金をすべて書き出すこと
2.バツの悪い結果を恐れて、出費の習慣を突然変えないこと。い
つもと同じように素晴らしいあなたでいて、いつもと同じよう
にお金を使うこと
◆三つのカゴを作る
1.退職金のカゴ(引退後の資金)
2.安心のカゴ(予期しない出来事から守る)
3.夢のカゴ(夢を実現するための資金)
今日、大きな資産を築く方法は数えるほどしかない。遺産を相続するか、宝くじにでも当たるか、金持ちと結婚するか。それとも、ま
ず自分自身に支払いをするかだ
本当にリッチになりたければ、収入の一五%を貯めること
◆カップルがお金に関してやってしまう十の間違い ※一部紹介
1.三十年の住宅ローンを組む
3.デイ・トレーディングで手っ取り早くリッチになろうとする
4.株式を信用買いする
5.大学教育費のための貯蓄計画を十分早くに始めない
6.子どもにお金のことを教えない
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『かしこいカップルが最後に笑う』翔泳社 デヴィッド・バック・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798101591
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◆目次◆
はじめに かしこい二人が資産作りを制するわけ
ステップ1 カップルとお金にまつわるウソとホント
ステップ2 あなたの人生で、お金はどんな役目を果たすのか?
ステップ3 一緒に計画、一緒に成功
ステップ4 カップルのラテ・マネー
ステップ5 退職金のカゴを作る
ステップ6 安心のカゴを築く
ステップ7 夢のカゴを築く
ステップ8 カップルがお金に関してやってしまう十の間違い
ステップ9 二人の収入を九週間で一割アップさせる方法
魔法のコトバ
訳者あとがき
付録:最後に笑うための資産目録一覧表
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2009年3月29日
【店舗の販促アイデア満載】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4495582917
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本日の一冊は、飲食店・美容室を中心に小さな店の販促活動支援を行う著者が、低コストでできる販促アイデアをまとめた一冊。
よくある「ご意見ノート」に、店主がまめに返事をしたり、クーポンを貼りつけたりするだけで売上を伸ばした居酒屋、血液型占いで繁盛しているパン屋さん、イケメンを集めて成功したお店など、じつにさまざまな例が紹介されており、参考になります。
ほかにも、毎日メッセージが変わる看板、商売と関係ないバーベキュースペース、スーパー内への図書館の設置、「願掛けお札」つきのスポーツ用品など、ユニークなアイデアがいくつも紹介されています。
商売をしていて思うのは、結局のところ、利益とは流した汗とお客様への貢献の量に比例する、ということ。
なかでも、頭にかく汗ほど、利益を生み出してくれるものはありません。
不況の今、苦しさのあまり値引きに走る会社も多いと思いますが、それ以上に重要なのは、お客様に貢献すること。そしてそのために頭に汗をかくことです。
本書を読んでアイデアをそのまま真似るのではなく、自分なりに工夫して、効果的な販促策を考えたいものです。
商店経営者、およびネットビジネスの関係者には、とくにおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆1冊100円の大学ノートで大繁盛
その「ご意見ノート」には、それぞれのお客からの感想や要望、わけのわからない落書きなどが書き綴られていたのですが、それらの感想や要望の下には必ず、店主からの「返事」が書かれていたのです
「鳥皮をほめてもらったので、鳥皮5本サービス券」と手書きされた「クーポン券」らしきものがセロテープで貼りつけられています
◆血液型占いで大繁盛
これは、あるパン店で実際に行なわれている販促策ですが、手間と経費がほとんどかからない人気サービスとして、地域住民に定着しています。その方法とは、すべての購入客に「血液型占い」を手渡すというシンプルなもの
現在、飲食業は人手不足と言われていますが、なかには求人が殺到している店もあります。おしゃれなユニフォームの店や、テーマパークスタイルの店舗などは大人気です
◆10種類の巨大メッセージ看板で大繁盛
大きな文字で「生ビール半額の日!」とだけ書かれている、タテ3メートル×ヨコ2メートルの大型看板
なかでも面白いのは、「本日ドッキリDAY!」
◆商売とは無関係なバーベキュースペースで大繁盛
4WD専門のカーショップでは、店舗横に「バーベキュースペース」を設けて繁盛しています
◆肉のケータリングサービス
バーベキュー用の肉を予約していただいた団体客には、バーベキューコンロやテーブル、イス、炭火などを無料で貸し出ししてくれるのです。さらに、宴会終了の予定時間を伝えておくと、指定した時間にスタッフが現われ、後片づけまでしてくれます
◆図書館を設置して大繁盛
図書館を利用したお客は、必ず2回来店する
◆「願掛け商品」で大繁盛
あるスポーツ店では、野球のバットやテニスラケットに「願掛けお札」を貼って、商品の販売をしています
◆ついで買いクーポン券で大繁盛
脇役の商品を無料化することでメイン商品の販売を促進する
◆反応率100%の販促ツールで大繁盛
「面白い居酒屋があるんだ。何が面白いかって、そこの居酒屋を利用すると店の住人になることができて、住人にはいろいろな特典がついたり、住人の証として住人バッジがもらえるんだ!」
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『「0円販促」を成功させる5つの法則』同文舘出版 米満和彦・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4495582917
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◆目次◆
まえがき
プロローグ
法則1 素人でもできるインターネット販促で商売繁盛
法則2 集客が半永久的に継続するツールで商売繁盛
法則3 店の「個性」を打ち出すだけで商売繁盛
法則4 考えて!考えて!考えて!商売繁盛
法則5 「人」、「情熱」を付加した最強クチコミで商売繁盛
終章
あとがき
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2009年3月28日
【世界一の庭師、本気の仕事哲学を語る】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487290396X
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本日の一冊は、路上の花屋から始まり、五坪の花屋で年商1億円、その後、世界ナンバーワンの庭師になった男が、その波乱万丈の人生と仕事術を語った一冊です。
あいさつを徹底してチャンスをつかみ、その後、大繁盛。お客様を喜ばせたいという想いから、3000円の花束を受注し、長崎から福岡まででも躊躇なく届けに行く。
著者がどうやってお客様の心をつかんできたのか、そしてそれを伝説に変えていったのか、そのプロセスはじつに読み応えがあります。
フランチャイズの誘いに乗り、借金8億円を背負いながらも、あきらめず、「庭づくり」に活路を見出した著者。
国際ガーデニングショー「チェルシー・フラワーショー」で栄誉ある3年連続ゴールドメダルを手に入れるまでの過程は、感動的ですらあります。
どうやって自分の強みを見つけたらいいか、自分の天職とは何か、悩んだら、この本を開くことをおすすめします。
感動の末に、きっと自分の生き方が見えてくるはずです。
久々に、読み応えのある一冊でした。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「若かったから、できたことだ」と、人は言う。だけど、若さを決めるのは自分です
夢中になれるものに挑むことほど、幸せなことはない
仕事は、誰かに教えてもらって覚えるものではありません。「どうすれば売れるんだろう」といつも本気で考えていれば、ふと目にしたものからいくらでもヒントを得ることはできます
花屋を開いたばかりのときに来た、若い男性のことを、今も鮮明に覚えています。「福岡にいる彼女に誕生日の花をどうしても贈りたい」という依頼でした。長崎―福岡間は一六〇キロ。男性が注文したのは、三〇〇〇円の花束でした
全力で、喜ばせようと思ってやったことは、伝説になるのです
ママさんは花をもらい慣れていますから、高い花をあしらった豪華な花束を届けたところで、ちっとも驚いてはくれません。そこで、ちょうど安く仕入れていたカスミソウで、サプライズを仕かけることにしたのです。使ったカスミソウは一〇〇〇本
「花を売らずに、夢を売る」二九歳で店を開いたときに、決めたことです
人が買わないものを安く売る
フランチャイズの花屋を全国展開していくのと、地元の長崎で店舗を拡大するのとでは、まるで事情がちがいました
合弁会社の二年間は、結局のところ、会社ごっこでした。しゃれた本社ビルのなかで事業計画書をつくり、えらい人たちに会って自分もえらくなったような勘違いをして。会社ごっこの末に残ったものは、総額八億円の負債でした
男は、弱い生き物です。だから、プライドという鎧を幾重にもまとい、自分を大きく見せたがる。それが崩れたあのとき、守るべきものが何もなく、自分一人だったら、ポキリと折れていたかもしれません。だけど、家族がいた。社員もいた。守らなくてはならない存在が、いた。ぼくのちっぽけなプライドなんかよりも、大事なもの
一生懸命やってはいたけれど、「何のために庭をつくるのか」が見えていなかった。チェルシー・フラワーショーに出展したことで、いろいろなものを削いでいくことができました
もうけようということではないのです。やっと会社を経営する意味がわかったのです。会社を大きくしたいとは、今はまったく思わなくなりました
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『世界一の庭師の仕事術』WAVE出版 石原和幸・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487290396X
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◆目次◆
はじめに
第1章 はじまりは無許可の路上販売
第2章 目標を見失った長いトンネルのなかで
第3章 借金を背負って、世界一を目指す
第4章 たどり着いた場所。そしてこれから
第5章 ぼくは仕事からすべてを学んだ
おわりに
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2009年3月27日
【文章が苦手な人もすらすら書ける】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4587233609
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本日の一冊は、「弁護士が書いた究極の~」シリーズで知られる木山泰嗣さんが、ビジネスマンの文章術について書いた本。
土井も仕事がら、たくさんの文章術の本を読んでいますが、本書ほど、文章が苦手な人に最適な本も珍しいと思います。
まず、文章が苦手な人がやってしまいがちなミスに、主語と述語の対応関係がありますが、著者はこれを前半部分でズバリ指摘しています。
いわく「一文が長いと主語と述語の関係が不明瞭になる」。
読者は、「あなたが書いた『接続詞』や『論理の流れ』をみて、次にくる文章を予測しながら読んで」いるのであり、だからこそ、
「『なぜなら……』とあるのに、理由が書いてないとガクっときます。『しかし……』とあったのに、逆の内容にならないと『あれ?』とな」るのです。
ほかにも、一度述べた用語を、既知のものとして進めた結果、読者を路頭に迷わせたり、キーワードの表記統一ができていないため、読者を混乱させたりと、意外なところで評価を落としているもの。
「自分は文章が書けるから大丈夫」という人にはおすすめしませんが、もし自分の文章に自信がないのであれば、一読の価値はあります。
美文の書き方に走る前に、まずはビジネス文書の基礎を押さえる。
表紙はちょっと地味ですが、読み応えのある一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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読み手は、あなたが書いた「接続詞」や「論理の流れ」をみて、次にくる文章を予測しながら読んでいます
「なぜなら……」とあるのに、理由が書いてないとガクっときます。「しかし……」とあったのに、逆の内容にならないと「あれ?」となります
一つの文書に同じキーワードを何度も散りばめるのです。これが文書をキラリと光るものに変える方法です
キーワードは固定して、繰り返す。そのことがあなたの文章をわかりやすくし、記憶に残りやすくしてくれます
書き手は徹底してサービスをする必要があります。そのサービスのひとつがリフレインです
一文が長いと主語と述語の関係が不明瞭になる
どのようなことを、どのような順序で、どのくらいのバランスで書くのか。この構成に時間をかけます
書くまえに結論を決める
◆論証のパターン
1.問題提起をする
2.反対説を紹介する
3.反対説の問題点を指摘する(反論する)
4.自説の根拠を述べる(理由づけを書く)
5.結論を書く
読み手のメンタリティをきちんと知っておくこと
ロングセラーといわれる本を読むと、三〇年以上まえに書かれた本なのにひらがなの使用率が高いことが多い
説得力のある文章を書くコツは、論拠を示すこと
論拠が最初に書かれていると、そのあとに来る「あなたの意見」は、単に論拠に追従しただけのような印象になってしまう
あなたにとってはあたりまえのことでも、省略しないで丁寧に書く
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『弁護士が書いた究極の文章術』法学書院 木山泰嗣・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4587233609
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◆目次◆
まえがき
1.キーワード
2.用語を統一する
3.大事なことは繰り返す(リフレイン)
4.一文は短くする
5.構成に時間をかける
6.書くまえに結論を決める
7.論証パターンという考え方
8.メリハリをつける(しかも大胆に)
9.限定の威力(時間の限定)
10.限定の威力(紙面の限定)
11.細かい議論は捨象する
12.ひらがなと漢字のバランスを意識する
13.事実と意見を区別する
14.論拠を示す(後出し証拠の法則)
15.どんな場所でもすっと読める文章にする
16.書く目的を考える
17.業界の決まりを重んじる(用語の表記)
18.アクセントをつける(読み手へのサービス精神)
19.メンタルモデルという考え方
20.接続詞のパターンを使う
21.読み手をリアルに意識する
22.問題提起をきちんと示す
23.必ず理由を書く
24.反対説を意識する
25.抽象論とあてはめ
26.「必要性と許容性」という視点を意識する
27.その文書にふさわしい文体を使う
28.形式面(誤字脱字)のチェックにも時間をかける
実践編 28のヒントを実践してみよう!
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2009年3月26日
【外務省きっての戦略家が9つの交渉原理を説く一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062153742
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本日の一冊は、日米経済摩擦や普天間基地返還、北朝鮮交渉など、数多くの難交渉をまとめ、「外務省きっての戦略家」と呼ばれた著者が、その交渉術をまとめた一冊。
著者の経験上、事例はすべて日本の外交の話となっていますが、その裏舞台でどんな戦略が立てられたのか、著者がどんな「力」を用いたのか、またそれを機能させるためにどんな手を使ったのか、その詳細がわかる、じつにスリリングな一冊です。
読んでみて感銘を受けたのは、著者の「交渉哲学」。
「自分自身に『確信』がなければ、相手を説得することはできない」「交渉をすることが、将来の選択肢を狭めることにつながったり、将来の道筋を間違った方向に導いていくようなものになってはならない」「リスクを恐れた途端、交渉は終わる」
「交渉」という、二ッチなジャンルの本ではありますが、プロフェッショナルとしての覚悟を感じさせる言葉の数々に、思わず魅了されてしまう、そんな一冊です。
北朝鮮との交渉では、予想をはるかに上回る批判に耐え、NTTの接続料引き下げ交渉では「外務省は米国の手先」という辛辣な言葉を浴びせられた。
それにもかかわらず、自らの役割に徹した著者の姿勢には、役割のために自らを捧げ、社会のために尽くす、エリートの美学を感じさせられます。
明日の日本のためにいい仕事をしたい、と思う志ある方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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交渉目的について自分自身に「確信」がなければ、相手を説得することはできない
お互いに利益が得られるからこそ交渉は成立する
いい交渉というのは、ある程度の時間軸の中において、過去、現在、未来が一直線で天に向かって跳躍していく。そういうものでなければならない。逆に、その交渉をすることが、将来の選択肢を狭めることにつながったり、将来の道筋を間違った方向に導いていくようなものになってはならない
情報は収集をし、分析をして評価をする。最も重要なのは、その評価の部分なのである
相手が交渉する意図もないのに交渉を呼びかけることは、得策ではない。それは、自らを弱い立場に追い込むことになる。交渉の原則は、呼びかけた方が何か利益を成就したいという意思表示だからである
課題を与えて、交渉に足る相手かどうか見極める
その人物の人格の問題はさておき、結果を作る能力があれば交渉する相手としては問題がないのだ
日本がいかにひどい国か、を聞くことから始めた
相手にこういうことならできそうだ、という印象を与えることが重要
リスクを恐れた途端、交渉は終わる
大きな力を梃子としなければ、有利な合意はない
むしろ私は調べられた方が良かった。それが力を作ってくれるからである
最も難しいのは長期的な利益に基づいて行動することである。短期的利益の方が目に見えるし、強い。すべての交渉もそういう側面がある。だが、長期的な利益を担保するために、短期的な利益を犠牲にしなければいけない時があるのだ。その時に長期的な利益を決断することこそ、政治の力なのである
脅迫のもとでは交渉をしない
「ひょっとしたら譲るかもしれない」という印象を絶対に相手に与えてはならない。だからこそ、譲ってはならない原則を明確にしておく
大切なのは、一年経っても同じことを言っていることである
「してやった」という印象の残る交渉は、長期的に見れば、いい合意にはつながらないし、いい結果をもたらさない。最終的には、人間同士の交渉だということを忘れてはならない
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『プロフェッショナルの交渉力』講談社 田中均・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198627053
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◆目次◆
まえがき
第一章 確信
第二章 インテリジェンス
第三章 信頼性
第四章 リスク
第五章 力
第六章 戦術
第七章 保秘
第八章 発表
第九章 人間関係
第十章 終章
あとがき
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2009年3月25日
【バフェットなら財務諸表をこう読む】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198627053
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本日の一冊は、世界一の投資家、ウォーレン・バフェットの財務諸表の読み方を、義理の娘であるメアリー・バフェットとバフェット研究者として知られるデビッド・クラークがまとめた一冊。
バフェットの銘柄選択の目の確かさは、ウォール街でも定評があり、その手の本はほとんどがベストセラーになっています。
本書では、バフェットが財務諸表のどこを見て銘柄選択の基準としているのか、その詳細が記されており、じつに参考になります。
師匠であるベンジャミン・グレアムができなかった「長期的競争優位性」を見極める方法。
本書には、投資家にとっても、経営者にとっても知りたい、その秘密が書かれています。
競争優位性に影響を与える販管費および研究開発費、支払利息の比率と売掛金。
これらの数字には、企業が置かれた状況と、経営者の経営観が反映されており、ここから多くを知ることができます。
投資家であっても、サラリーマンであっても、優良企業に投資したい気持ちは同じ。
経営者にとっても、どうすれば長期で競争優位性を保つことができるのか、ヒントが欲しいはずです。
本書はそういう意味で、経営者から学生まで、幅広く読まれるべき一冊。
もっとバフェット色が強ければより面白かったと思いますが、それでも有用なことには変わりありません。
投資やキャリアを成功に導きたい方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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すぐれた企業は、消費者の心の一部を所有している
◆ウォーレンによる”スーパースター企業”の分類
1.他にはないユニークな製品を売っている会社
2.他にはないユニークなサービスを売っている会社
3.一般大衆からの安定した需要がある製品もしくはサービスを、
低コストで仕入れて低コストで売っている会社だ
どんな場合でもウォーレンにとっては、利益そのものの数字よりも、「利益の源がどこにあるか」ということのほうが重要なのだ
企業が高い粗利益を稼ぎ出せるのは、永続的競争優位性の存在によって、売上原価をはるかに上まわる価格設定の自由が与えられるからだ。対照的に、永続的競争優位性を持たない企業は、自社の製品もしくはサービスを値下げすることで競争するしかない
販売および一般管理費は、”一貫して”低いことが望ましい
EBITDAを操るウォール街の専門家たちは、ひとつの事実を無視している。印刷機の減価償却が終わったとき、新しい印刷機を買うために、実際に100万ドルの現金が必要になるという点だ
永続的競争優位性を持つ企業の大多数は、支払利息をほとんど、もしくはまったく計上していない、という事実をウォーレン・バフェットは突き止めた
ある企業が一時的な事業場のトラブルに苦しみ、近視眼的なウォール街の連中に愛相を尽かされ、株価の暴落に見舞われているとき、ウォーレンはその企業が蓄えている現金や有価証券の額をチェックする。そして、直面する危機を乗り切れるだけの財政力があるかないかを冷静に見きわめるのだ
総売上高に占める売掛金の割合が、一貫して他社より低い企業は、ある種の競争優位性を持つ可能性が高い
おもしろいことに、永続的競争優位性を持つ企業の多くは、流動比率が分岐点である1を割り込んでいる
変更の必要がない製品を一貫して生産しつづけることは、一貫して収益をあげつづけることにひとしい
内部留保の着実かつ長期的な増加は、永続的競争優位性を持つ企業の特徴のひとつである
優良企業の株をいつ買えばいいのだろうか? まず第一は、弱気相場を狙うことだ
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『バフェットの財務諸表を読む力』徳間書店 メアリー・バフェット、デビッド・クラーク・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198627053
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◆目次◆
はじめに 財務諸表を読む力こそ超リッチへの鍵
1.バフェット流利殖術の要諦
2.バフェット流損益計算書の読み方
3.バフェット流貸借対照表の読み方
4.バフェット流キャッシュフロー計算書の読み方
5.永続的競争優位性を持つ企業の評価法
付録 永続的競争優位性を持つ企業の損益計算書モデルほか
用語解説
謝辞
訳者あとがき
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2009年3月24日
【春です。手紙を書きましょう】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596936
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仕事がら、本選びについてアドバイスを求められることがありますが、本には、「読みたい本と読みたくない本」「ためになる本とためにならない本」の2軸があると思っています。
一番いいのは、「読みたい本でかつためになる本」ですが、こればかりだと、人間の成長の幅は限られてしまいます。
「読みたくない本でかつためにならない本」は読まないのが当たり前として、問題は、「読みたいがためにならない本」と「読みたくないがためになる本」の選択でしょう。
この場合、多くの人は「読みたいがためにならない本」を選んでしまいがちですが、自己の成長を考えた場合、読むべきは「読みたくないがためになる本」だと思います。
その意味で、本日ご紹介する一冊は、土井にとって「できれば読みたくない本」でした。
なぜなら、普段仕事関係のやり取りをすべてメールで行なっている土井にとって、「手紙」は苦手中の苦手だったからです。
前々から、年配の方や、全国からお便りをくれる方に、「いつか手書きのお手紙を返したい」とは思っていました。
やる気を出すために伊東屋で高い便箋を買いましたが、それでもやる気が起きず、いまだに目の前にある始末。
気がついたら、便箋を買ってから、1年以上が経っていました。
そんな土井が本書を読んで、まずガツンとやられたのは、以下の文章です。
「仕事が忙しくなると、どうしても丁寧さがないがしろになりがち。心のどこかで「これではいけないな」と思いつつも、時間に追われて、つい手間を惜しんで、味も素っ気もない対応に終始してしまう……あなたも、身に覚えがありませんか?」
さらに本書には、こんなことも書かれていました。
「人づきあいにおいて大切なのは、手間を省くことではなく、『ひと手間かける』こと
最近は、効率化ブームですが、人間関係において、あるいは商売において重要な「信用」というものは、「効率化」からは生まれません。
そういう意味で本書は、現在のトレンドと真逆を行っていながら、じつはビジネスに役立つ、すごいノウハウを書いた本なのです。
仰々しい手紙ではなく、一筆箋を使って感謝の気持ちを示す。1枚のハガキでご挨拶をする。自分らしさを表現するためにインクや切手を選ぶ…。
筆記具の選び方や買い方、書き方のノウハウが書かれており、まさに「手紙マニア」の著者ならではのこだわりが感じられる一冊です。
初回1万部限定という「謹製・ミニ一筆箋」が入っていたのにも、驚きました。
アナログコミュニケーションで他者と差をつけたい方に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人づきあいにおいて大切なのは、手間を省くことではなく、「ひと手間かける」こと
それがたとえほんの数行でも、手書きの手紙には、ただ「手書きである」というだけで、すでに価値があるのです
「自分のために、わざわざ書いてくれたんだ」という喜びが、好意や信頼、感謝となって跳ね返ってくる
◆一筆箋に書く「ひと言書き」
ほんの3~5行でOK。「拝啓」「敬具」などの形式張った言葉も必要なし。ものの数分、慣れてくれば1分もあれば書き終わります
せっかく書類や荷物のやりとりをするのに、手書きの「ひと言書き」を添えないのは、どうしてでしょうか
A4サイズの資料を郵送するときには、まず資料をクリアファイルに入れ、次に一筆箋が資料のいちばん上にくるようにファイルに挟みます
◆一筆箋の選び方
1.筆圧が強い、あるいは書く文字が大きい人は、罫線が少なく行
間隔が広いものを選ぶ
2.小さな文字でたくさん書きたい人や、伝えたいことがたくさん
あるときは、罫線が多く行間隔が狭いものを選ぶ
年配の人や企業の管理職、経営者など、人の上に立つ人は、縁起ものを大事にする傾向が強い
いつものメモ用紙を一筆箋に代えるだけで、職場の雰囲気がどことなく華やかな、人間味のあるものに変わる
自分の中で「ハガキを出すタイミングを決めておく」
誕生日当日に到着するようにポストに投函しようと思うと、毎日のあわただしさの中でついうっかり忘れてしまいがちですが、誕生月でOKと思えば、気が楽ですね。たとえば毎月1日に、その月生まれの人に送ると決めておきます。すると、一度に送れるので手間を最小限にとどめられます
手紙好きとしても知られるワタミの渡邉美樹社長は、手紙を出すとき、必ず記念切手を貼って送るのだとか
筆圧が強く文字を大きく書く人は、存在感のある国際交流記念切手やスポーツの絵柄の切手を。筆圧が弱く文字を小さく書く人は、より上品な印象になるように、風景画や淡い色合いのやさしいデザインの切手を選んでみてはいかがでしょう
お悔やみの手紙、お祝いの手紙には慶弔用の切手を貼ると、TPOをわきまえた好感の持てる手紙になります
手紙の第一印象を決めるのは、インクの風合いによるところが大きい
3年ほど前、裏面いっぱいに、筆文字でたった2文字、「感謝」とだけ書かれたポストカードを受け取ったことがありますが、そのインパクトは、今でも忘れられません
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『できる大人の”一筆添える”技術』ディスカヴァー・トゥエンティワン むらかみかずこ・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596936
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◆目次◆
はじめに
STEP-1 いつもの書類をひとつ上に 「一筆箋」を添える
STEP-2 感謝の気持ちが信頼関係のはじまり 「ハガキ」を送る
STEP-3 慣れてきたら遊びを取りいれて 「記念切手」で印象を高める
STEP-4 もっと相手に喜ばれるために 「筆記具」で気持ちを伝える
STEP-5 書くのが苦にならない もらってうれしい手紙の「書き方のコツ」
おわりに
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2009年3月24日
毎回、100号ごとにBBM経由で売れたベストセラーを発表している「ビジネスブックマラソン大賞」。
第17回の大賞を受賞したのは、
やずやのマーケティング手法を公開して話題となった『社長が知らない秘密の仕組み』(ビジネス社 橋本陽輔・著)です!
受賞された著者・編集者の方、おめでとうございます!
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にんにく卵黄」で有名な300億円企業、「やずや」のマーケティングの仕組みを、大番頭が明かした一冊。驚異のリピート率を誇る「やずや」の顧客管理の仕組みがツール入りでわかる、必読の一冊。
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「問題」「結論」「理由」の3ステップを含む「クイズ文」を書けば、どんな人でも文章がうまくなる。文章が苦手な人にこそおすすめしたい、文章術の決定版。
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行動経済学研究の第一人者であり、MITメディアラボの客員教授でもあるダン・アリエリーによる、行動経済学分野のベストセラー。名著『影響力の武器』と並んでおすすめしたい、土井いちおしの一冊。
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第8位 『1063人の収入を60日で41%アップさせた目標達成する技術』
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2009年3月23日
【化粧する脳】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087204863
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本日の一冊は、脳科学研究で知られる茂木健一郎さんが、カネボウ化粧品の基盤技術研究所と共同研究を行った内容を、一般にわかりやすくまとめた一冊。
研究のテーマは、「化粧」を通した「自己の社会的構築」というもので、著者によると、化粧をするという行為は、「他者から見られることを前提に、自分自身のあり方を見つめ直す」ことに他ならない。
つまり、「化粧する脳」を通じて、どうやったらわれわれが社会に適合できるのか、そのなかで自己を確立できるのかを学べる、というのが、本書を読むメリットです。
アインシュタインや小林秀雄の名言を紹介しながら、メタ認知とは「無私へといたる道」と説くくだりは、本書の最大の読みどころ。
人間は自己開示することで魅力的になれる、と説いた部分も、われわれが社会生活を営む上で、参考になるに違いありません。
なぜ自分らしさが見つからないのか悩む人、社会における自分の魅力を高めたい人に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人は他者とのかかわりの中で生きている。他人が自分をどう見ているかということが、「私とは何か」という「自我」の成り立ちに重大な影響を与えざるを得ない
自閉症の研究をしていたサイモン・バロン・コーエンらは、一九八五年に「心の理論」仮説を提唱した。それによれば、自閉症の人びとは、他社の心が読み取りにくいためにコミュニケーションが苦手だという
心が相手にまったく伝わらなければコミュニケーションが成立しなくなってしまうが、簡単に読み取られてしまっては、生存戦略上優位には立てない。だからこそ、読み取らせつつ、すべては明かさないという不確実性も含まれているのだ
人間の場合は、「社会的知性」が発達しているので、他者のために何かをすること自体を喜びとして脳の報酬系が働く側面がある
女性が鏡に向かうときには、脳が喜んでいる
一般的に化粧には、左右の差異を少なくして対称的に見せる作用があるとされる。化粧することで、自分にとって自然な鏡に映った自分の顔=「鏡像」と他者がいつも見ている自分の顔=「正像」との距離を、多少なりとも縮めることができるのだ
豊臣秀吉の美への執着は顕著だった。足軽にはじまり、成りあがって天下人の座に就くと、権力を振りかざして周囲を美で固めた
生物の適応戦略としては、まったく異なる二つの次元が考えられることになる。「力」で生き残るメカニズムと、「美しさ」で選ばれて生き残るメカニズムだ
男の子は、自分が勝ったか負けたかという遊びの結果にムキになるが、女の子のほうは、勝敗が問題なのではなく、二人で一緒に遊んでいる、それ自体を大切だと考えている
社会的知性とは、饒舌と沈黙のあわいにある。そもそも、人間の知的行為の起源は、隠すことにあるのではないだろうか
アインシュタインが「人間の価値はその人がどれくらい自分自身から解放されているかによって決まる」と語っているが、この「自分自身から解放される」ことこそ、メタ認知であり、自分以外の視点に立って自身を見つめること以外の何ものでもない
個性とは、他者との関係において共通の基盤が築かれていなければ、磨くことができない
小林秀雄が語った「批評とは無私を得る道」という有名な言葉がずしりと利いてくる。ある意味、究極のメタ認知とは「無私」である状態のことかもしれないのだ
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『化粧する脳』集英社 茂木健一郎・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087204863
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◆目次◆
まえがき
第1章 顔は口ほどにものを言う(顔とコミュニケーション)
第2章 化粧は鏡であり、窓である(化粧の脳科学)
第3章 美女と野獣(美の進化論)
第4章 饒舌と沈黙のあわい(秘密を抱く女は美しい)
第5章 そして世界は、明るくなった(メタ認知と自己批評)
鏡や化粧を通した自己認知(恩蔵絢子)
特別座談会 「化粧を生きる」という視線
あとがき
参考文献およびお役立ちサイト
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