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『「つらぬく」経営』池内計司・著


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【「風で織るタオル」を生んだ経営哲学】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4767806771

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みなさんは、「風で織るタオル」を知っていますか?

これは、風力発電100%による工場稼働を実現し、さらに「ニューヨーク・ホームテキスタイルショー・2002スプリング」で、日本企業初の最優秀賞を受賞した「池内タオル」の製品のこと。

全国生産の6割を占めるというタオル王国、愛媛県今治市にあって、エコとビジネスの両立を実現。社員25名の小さな会社でありながら、世界から熱い視線を注がれる「池内タオル」。

一時は民事再生の憂き目にあい、どん底にまで陥った小企業がいかにして復活したのか。

本書は、その復活の軌跡と、経営者・池内計司氏の哲学が書かれた、中小企業社長必読の一冊です。

かつてはOEM生産が売上の大半を占めていたごく普通の中小メーカー。それがいかにして自社企画98・5%の商品構成に生まれ変わったのか。

池内タオルのどん底からの復活劇は、これからますます生き残りが厳しくなるメーカーの見本となるに違いありません。

「信念を持って、ブランドを育てる」

そのために、企業が何をすべきなのか、本書にはそのエッセンスが詰まっています。

社会に愛される企業になるために、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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当社の自社ブランド製品は、「風で織るタオル」の名のとおり、風力発電による電力でつくっています。通常の電力を用いるのと比べ、バスタオル1枚あたり約370グラムの二酸化炭素を削減している、環境配慮型商品です

2003年8月、当時の売上の7割を依存していた取引先が自己破産しました。当社は連鎖倒産の危機に瀕し、民事再生法の適用を申請。このころにはまだ売上の1パーセントにも満たなかった自社ブランドを核に据え、再生の道を歩んできた

売れるかどうかを考えるというよりは、自分の理想を具現化するためにつくってみた

当社の商品は、かわいいとか、きれいといった、見た目で買っていただくものではなく、製品の裏側にある方針やポリシーそのものが「商品」なのです

「表と裏のふたつの顔をもっていたことに、天が罰を与えたのかもしれない」空を仰ぐと、そんな思いが胸に去来しました。その当時、「環境配慮」というキーワードはすでに、池内タオルの企業理念の核となっていました。しかし、実際に経営を支えていたのは、「日本一のタオルハンカチのOEMメーカー」というもうひとつの顔でした

「タオルを何枚買えば、池内タオルは存続できますか?」この言葉に私がどれだけ勇気づけられたか分かりません。このメールがなければ、自社ブランドでの再生を考えなかったばかりでなく、廃業やむなしと考え、会社をたたんでいたかもしれません

変わらない、曲げない、嘘をつかない――。

生産するタオルはできるだけ長期間にわたって製品の初期品質が持続できるようにしていきたいと考えています。安易に買い換えを促すようなモノづくりを、池内タオルはよしとしないのです

なんだかんだ言っても、日本のマーケットは既存のブランドに対する信仰が強い世界です。その日本で新たにブランドを立ち上げ、ゼロから支持を得るのが容易でないことは重々承知していました。それならば、まずは海外でひととおりの成果をあげ凱旋するという、逆輸入のような形をとる方が、実現性が高いと考えたのです

同じ仕事ならば、楽しみながらした方が、人生は楽しい

データを公表し、嘘はつかない。できることとできないことをはっきりさせる

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『「つらぬく」経営』エクスナレッジ 池内計司・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4767806771
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◆目次◆

はじめに
第1章 池内タオルのいま
第2章 民事再生、そして復活へ
第3章 風で織るタオル誕生
第4章 会社を継ぐまで─続けることの重み
第5章 エコとビジネスの両立─なぜ生き残れたか
第6章 がんばる地方と中小企業のために
おわりに

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『強欲資本主義ウォール街の自爆』神谷秀樹・著


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【ウォール街の真実を暴く】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166606638

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経営破たんしたアーバンコーポレイションの資金調達に伴い、BNPパリバにグレーな取引があったことが問題となっています。

これは、金融業としてのモラルを問われる問題であり、今回の金融破綻の背後にある、金融業界の強欲さを示す象徴的な出来事です。

本日ご紹介する一冊は、この金融業の強欲の実態を、ゴールドマン・サックスで働いた経験を持つNY在住の日本人投資家、神谷秀樹さんが紹介した一冊。

ゴールドマン・サックスをはじめ、現在の金融業が抱えるモラルの問題、安易に利ザヤを得ようとする手口、そして現在の金融が構造的に抱える問題点…。

経営者を騙し、優良企業を食い物にするやり方には、驚きを超えてあきれてしまいます。

これは、もはや人ごとではなく、経営者にとっては自社のビジネスを守るための処世術、そして政治家・国民にとっては国の産業、国民の生活を守るための哲学の問題だと思います。

本書の興味深い点は、いわゆる名経営者と呼ばれる人々の言動と、ウォール街の強欲企業の非道徳的な行動を対比しながら論じている点。

モノ作りに邁進するトヨタとモノ作りを忘れたGM、会社を売買の道具とみなす経営者と、長年貢献した幹部社員に計60億円相当の持ち株を贈与した伊藤雅俊氏…。

興味深い対比によって、読み手を飽きさせることがありません。

見せかけの数値ではなく、人類の幸福のために貢献できる真のビジネスマン、ノーブリス・オブリージュの精神を持った金融マンの登場を願って、本書をおすすめしたいと思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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主役である実業を営む方たちの事業構築を助けるのが金融本来の仕事のあり方であり、それこそが身分相応なのである

多くの投資銀行の顧客サービス部門は、投資部門とは明確に分離され、顧客に対しては「二つの部の間にはチャイナ・ウォール(万里の長城のような高い壁)があります。これはまるで二つの別の会社です」と説明するようになった。しかし、多くの投資銀行や商業銀行において、これは言い訳にすぎないだろう。何よりトップは同じだし、実際にはたくさんの情報交換が行われている

バンカーにあなたの会社の業界に関して、各社の強み、弱みを丁寧に説明したとする。そのバンカーが所属する投資銀行が、次の、競合他社を買収し、突然競合者になってしまったらあなたは何と感じるだろうか。二度と業界の知識を披露しようとは思わないだろう。そうしたことが当たり前のように起こる時代になってしまったのである

企業は顧客のために働くことこそが至上命題

GEの収益のうち家電部門が占める割合はもはや一四%に過ぎず、将来性の無い、不採算部門と判断された。現在、GEで最も大きな収益を上げている部門は金融部門だ

エクイティー(土地や株など)が値上がっている時は、借り入れすればより大きく儲けることができる。しかし、値下がりしたときは、不動産物件を売っても買値を下回っているために借入金を全額返済することはできない。結局、焦げ付くということである

金融の世界では人間の学習能力は低いといわざるを得ない。おそらく、その根底には際限のない人間の「欲」というものがあるからだろう

政府高官になると、民間との利益相反関係を防ぐために、持ち株を売却するよう求められる。これは強制力をともなうため、売却した株式の値上がり益には課税されないという特典がつく

初めから買収ありきという態度は、わざわざ「私はカモネギですよ」と投資銀行に伝えているようなものなのだ

ウォール街は納税者に自分たちの損を押し付けることが得意であり、大好きだ

アメリカ政府が現在もっとも恐れていることには、(一)サウジ・アラビアがドル・ペッグを止めること、(二)イスラエルがイランの原爆製工場を爆撃し、その報復にイランがホルムズ海峡を閉鎖し、石油の輸送を不可能にすること、(三)経済成長が停滞した中国で人民の不満が爆発し、国家が大きな混乱に落ち込むこと、(四)グルジアでの対立に始まるロシアとの冷戦の復活、がある

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『強欲資本主義ウォール街の自爆』文藝春秋 神谷秀樹・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166606638
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◆目次◆

序章 アメリカ経済はなぜ衰退したのか
第一章 ゴールドマン・サックスの変質
第二章 モノ作りができなくなったアメリカ
第三章 今日の儲けは僕のもの、明日の損は君のもの
第四章 強欲資本主義のメカニズム
第五章 資産運用ゲーム
第六章 サブプライム危機から世界同時不況へ
第七章 バブル崩壊にいかに立ち向かうか
あとがき

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『ロシア・ショック』大前研一・著


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【大前研一なら今、どこに投資するか?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062150263

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本日の一冊は、ベストセラー『チャイナ・インパクト』で中国投資ブームの後押しをした著者、大前研一さんが、注目のロシア経済を取材し、その最新動向をまとめた渾身のレポート。

※参考:『チャイナ・インパクト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062111527/

拡大を続けるマーケットと旺盛な消費意欲、進出した日本企業の好調ぶり、IT大国としての可能性など、投資先としてのロシアの魅力を余すところなくとらえ、豊富な事例とともに紹介しています。

ウォッカからビールへ嗜好が変わってきたという話や、三菱自動車がトップブランドであるという話、またJTが今、サンクトペテルブルグで最も法人税を払っているなど、日本ではあまり紹介されない話がふんだんに盛り込まれており、興味を引きます。

また、『チャイナ・インパクト』の時もそうでしたが、どんなカテゴリーにチャンスがあるのか、投資先としてどんな企業があるのかなど、かなり細かく書かれており、参考になります。

経営者・起業家にとっては、読んでいるだけでビジネスアイデアが湧き、ワクワクして来る、そんな内容に仕上がっています。

ロシア投資に興味のある方、中国・ロシア情報をアップデートしたい方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ロシアのソブリン・ウェルス・ファンド(政府系ファンド)は、原油高を背景に拡大を続け、いずれ一〇〇兆円規模に達し、オイル・マネーを抜いて世界最大規模の国家ファンドになるだろう。その国家ファンドが今、「日本にも投資したい」と言っている

フラットタックスによって税収が増えることは、他の国でも証明されている。税率は一見低いようだが、脱税はなくなり、税金を払う側も無理に法人化するなど節税のために余計なエネルギーを使わずにすむ

広大な国土に比して人口は少なく、日本よりやや多い一億四一九〇万人(二〇〇八年六月時点)程度(中略)広大な国土に比して少なすぎる人口は、ロシアにとって不安要素ではある

ロシアの経済を牽引するのは、なんと言ってもエネルギー資源だ。ロシアの原油は埋蔵量で世界七位、生産量ではサウジアラビアに次いで世界二位。一方、天然ガスのほうは埋蔵量も生産量もともに世界一位を誇る

BRICs諸国のなかでもロシアが際立った特徴を示しているのが、大学や専門学校を含めた進学率の高さである。ロシアの第三次教育への進学率は実に約七二%。それに対してブラジルは二五%、中国二二%、インドは一一%にすぎない

BRICsのなかでは、唯一ロシアだけが中間所得層を形成し得るといえる。知的レベルが高いということが、ミドルクラスへのチケットだからだ

ロシアでは家電製品や車がまだほとんど普及していない

ロシアのビール市場は、一九九八年の経済危機当時から二〇〇五年までに、年率一五%の急速な成長を遂げた。二〇〇六年の年間消費量は九六〇万キロリットルで、日本やドイツを抜いて世界三位の市場になっている

ロシアの他の国との圧倒的な違いは、輸入に対する抵抗感がないこと

九〇年代前半から地道に売り上げを伸ばし、今やロシアのトップブランドになっているのが、実は三菱自動車

サンクトペテルブルグとその周辺では、賃金レベルの上昇が起こり始めている。今後、製造業の投資が続けば、技術者や労働者の確保が大きな問題になる可能性もないわけではない

私がIBAに注目しているのは、実はベラルーシがソ連の一部だった時代、首都ミンスクにはかなり大規模な軍事拠点があり、相当優秀な人材がいるはずだからだ。投資の機会があれば狙ってみようかと思っている

中国の暴走をどう止めるか、そしてアメリカの唯我独尊的な態度にどう対応していくかを考えたとき、「ロシアをEU化してしまうほうが得策だ」というメンタリティがEU側に出てくる可能性は高い

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『ロシア・ショック』講談社 大前研一・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062150263
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◆目次◆

序章 激変する世界の潮流
第1章 プーチンの奇跡
第2章 拡大する市場
第3章 愛される日本、出遅れる日本
第4章 二一世紀のIT大国・ロシア
第5章 内政・外交の光と影
第6章 ロシアとEU
終章 日ロ関係の未来図

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『ならず者の経済学』ロレッタ・ナポレオーニ・著


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【今、裏で大儲けしているのは誰か?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198626383

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本日の一冊は、熱心な読書家で、アマゾン時代から親交のある徳間書店のIさんが、珍しく興奮気味におすすめしてくれた一冊。

最近のブームを意識してか、サブタイトルに「大恐慌」なんて言葉が入っていますが、メインは世界のヤミ経済の話です。

興味深いのは、歴史の転換期には必ず「ならず者経済」が繁栄するという点。

確かに、歴史に残る大商人たちはすべて、大きな転換期に乗じて財を成しました。これは、本書に登場するヤミ商人の場合でも同じようです。

共産主義が瓦解し、女性が貧困に陥ったところにつけ込んだ売春婦売買、血塗られたダイヤモンドとゴールド、偽造航空機部品の売買、インターネットのいかがわしい商売…。

グローバリゼーションの影響により、富める者はますます富み、貧しい者は世界中で奴隷として売買される。

そんな悲惨な世界の現状が、気鋭のエコノミストであり、テロ資金の専門家でもある著者の鋭い筆致で明らかになる、そんな刺激的な一冊です。

かなり後味の悪い本ではありますが、教養として、ぜひ読んでおくことをおすすめします。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ローマ人にとって奴隷は、高値がついてあたりまえの希少な価値ある商品だった。ところが今日の奴隷は、豊富に存在する使い捨て商品であり、”国際ビジネスの必要経費”のひとつでしかない

現在の奴隷のほとんどは、同国人によって売られている

今日わたしたちが消費するすべての商品には、奴隷労働から略奪、偽造からごまかし、窃盗からマネーロンダリング(資金洗浄)といった隠されたダークな部分がある

現状では、イスラエル人がナターシャを買えば買うほど、アラブのテロリストたちのふところに金が入る

”セックス売ります”のマーケティングが売春の需要を伸ばしたとしたら、売春の美化がスラブ系の女性をセックス産業に誘い込むのを容易にしたと言えるだろう。たとえば『卒業白書』『プリティ・ウーマン』といったハリウッドの大ヒット作が、現実とはまったくちがう売春のイメージを世に広めている

安く簡単に金が借りられるようになって、人々は自分が持っていない金を使うようになった。一九九三年には八億ドルだったアメリカ消費者の負債額――クレジットカードの支払い、銀行のローン、車のローンも含む――は、二〇〇四年には二兆ドルに跳ね上がった。それは世界経済の約三%に匹敵する額である

驚くべきことに、グローバル時代のスーパーリッチたちを富ませているのは、投資による収益ではなく、給料の増加である

ユーロが導入されたことで、非合法ビジネスによる利益の出所を法執行当局につかまれずに、現金をEU内で移動、交換することが容易になった

人々は貧困のせいで血を売り、貧困のせいでエイズに感染した

エチオピアの栽培農家が一ポンド五五セントから一ドル六〇セントで売った豆を、スターバックスは二六ドルで売っていた

偽造航空機部品の売買はゆゆしきことだ。「テロ攻撃で死ぬ人より、欠陥商品による航空機事故で死ぬ人のほうが多い。それなのに、政治家たちは違法部品の売買に目を向けようとしない」(航空機関係のアメリカ人情報源)

あなたの結婚指輪も、コンゴ東部の軍閥に誘拐されて奴隷にされた少年兵の血で汚れているかもしれない

「インターネットでナンバー1のビジネスはポルノ、ナンバー2はギャンブル、そしてナンバー3は児童ポルノ。これは間違いないね」(イタリアのイーゴールド仲介業者)

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『ならず者の経済学』徳間書店 ロレッタ・ナポレオーニ・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198626383
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◆目次◆

はじめに 史上最大の転換期に暴れる邪悪な経済力
1章 イスラエル人が女を買えば、アラブが儲かる
2章 超借金でアメリカは破産する
3章 アスリートたちはなぜ用心棒になったのか?
4章 中国はカオスを食べて繁栄する
5章 偽造品と中国の熱い関係
6章 あなたの結婚指輪は血で汚れていないか?
7章 ダークな欲望を操るネット起業家
8章 漁業海賊は日本へホンマグロを運ぶ
9章 なぜ政治家は大衆を怯えさせるのか?
10章 市場国家は神話を好む
11章 ギャング団はグローバル化に抵抗する
12章 <ならず者経済>に対抗するイスラム金融
おわりに 欧米の脱落と、中国・イスラム諸国のパワー
訳者あとがき 覚悟せよ! この不況は50年つづく

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『経営の真髄』小泉衛位子・著


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【じっくり経営を考えるためのテキスト】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532314194

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本日の一冊は、日本女性として初めてハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得し、その後、アメリカのボストン・コンサルティング・グループで活躍した著者が、そのノウハウを凝縮した一冊。

書かれているのは、「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」からなるお約束のポートフォリオチャートや戦略策定のポイント、コスト分析、ロスト顧客分析など、オーソドックスな内容ですが、じつはこれ、実際に経営をやっている人には使い勝手のいい本です。

ノウハウやツールの紹介は最低限にとどめ、書き込むスペースをふんだんに用意しているため、自社の現状や今後の戦略など、ワークを通して考えることができます。

自分の使命や、何歳までに何をやるという具体的な目標時間軸、強み・弱み・改善点など、いざ取り組んでみると困難な課題がいくつも用意されており、日々の経営の反省をさせられます。

創業時、自分なりに考えてビジョン、戦略、目標などを作り込んだつもりでしたが、実際には甘かったことがよくわかりました。

今日も午前中、これまでとはまったく違った事業領域の定義をし、社内で盛り上がっていますが、こうした作業の重要性に気づいたのも、本書があればこそです。

既に批判が見られるように、『経営の真髄』とはやや大げさかもしれませんが、いつも忙しくしている社長に空白の時間を与えてくれるという意味で、価値ある一冊だと思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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重要なことはそれぞれの知識を集積して統合し、すべてのレベルでビジョンを整合させることです。これが成功の秘訣です。この「ビジョナリー・コンシステンシー」こそ、これからの企業運営に欠かせない、重要なことだと思います

◆ビジョン
I 自分の使命が明確である
II その使命は大義にかなっている
III その使命に基づいて具体的な目標がある

◆戦略
IV その目標に時間軸が入っている
V 自分の強み、弱みを把握し、それぞれを補うポイントをつかめている
VI 時代・場所・国を把握するなかで、右の目標が時間軸において
達成可能かどうか、できるかぎり確認してある
VII ヒト・モノ・カネ・情報が、それぞれ目標達成に必要なだけ調
達が可能と思われる

競争相手に勝ち、世の中で必要とされる自分・会社・提供するモノあるいはサービスを具現化するための資源確保が自ら可能でなければ、夢は「絵に描いた餅」になってしまいます

市場成長性が低くなったときに高いシェアを保てば、企業の基幹事業たる「金のなる木」へと位置づけられる

負け犬事業へのテコ入れは時間軸を明確にし、ある期限内で有効な手段や将来展望がみえない場合は、無駄な投資をすぐにやめ、勇気を持って撤退の決断をすべきです

責任を担う事業・製品の市場規模を、数量単位ばかりでなく金額換算で推計できますか? いま何十億、何百億、何千億の単位なのか、5年、10年、15年後、どのくらいの市場規模になるのかを推計できますか?

事業特性を把握するには、自分の事業が「規模事業」か「分散型事業」かを見極める必要があります

現場を担う者が常に改善に目を向け、工夫できるように指導できている企業は、卓越しています。一方、「企業の電気や物品は、自分のものではない」といって大事にしない、お客様や会社のためによりよい工夫ができないような従業員を抱えている企業は、従業員の教育が行き届いていないと言わざるをえません

自部門のコストが、もしアウトソーシングしてもそこに負けないクオリティーと生産性を示せるか、常に自覚してほしい

人を使い捨てのようにしては、目的の共有化は達成できません

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『経営の真髄』日本経済新聞出版社 小泉衛位子・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532314194
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◆目次◆

はじめに
1.成功への秘訣――ビジョンの重要性
2.ビジョン・目標の構築
3.戦略策定のポイント
4.ビジョン・目標・戦略を戦術レベルに展開するには
5.ビジョン・目標・戦略を理解し、実施してもらえる組織づくり
チェックリスト あなたの会社の経営状態は?
おわりに

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『韓国最強企業サムスンの22の成功習慣』チョン・オクピョウ・著


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【革命を起こすビッグアイデアの作り方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484081032

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本日の一冊は、サムスンの成功神話を支えた辣腕マーケターによる注目作で、韓国で何と100万部のベストセラーとなった一冊。

韓国の一大企業、サムスンの本だから売れたというのもありますが、それを差し引いても、売れて当然の読み応えある内容だと思います。

マーケターらしい歯切れのいい語り口で、古今東西の著名人の名言とアジアの名経営者のセリフ、そして自身がサムスンで得た学びが説かれており、日本のビジネス書ではなかなか見られない、興味深い話がいくつも登場します。

ベースは自己啓発書ですが、時折登場するサムスンの事例は、戦略、戦術、オペレーションの具体例として、じつに参考になります。

経営者にとっては、社内のマネジメントや、仕事プロセスの改善、自身の意思決定のヒントとして、役立つ内容。

一般のビジネスマンにとっては、これからどんな考え、態度で仕事に臨めばいいのか、その指針として活用できる内容だと思います。

ただ一つ、残念なのは、翻訳のお粗末さ。

蓮池さんの知名度に期待して指名したのかもしれませんが、マーケティングをマーケッティング、『ビジョナリーカンパニー2』を『いい企業を越え、偉大な企業に』と訳すなど、正直、興ざめです。

ビジネスのわかる人に訳してもらったらもっと本が受け入れられた、そう思えてなりません。

とはいえ、基本的には読み応えのある内容。

実務家らしい切れ味鋭い主張を、ぜひ味わっていただきたいと思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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手というものは、劣勢に陥る前に使わなければならない

「あなたの仕事すべてを神に捧げるつもりでやれ」(ローリー・ベス・ジョーンズ『株式会社イエス』)

多くの組織が「名詞型の目標」ばかりを掲げ、実際には客のために動いていない

あなたの組織、あなたの売り場を最高の成果をあげられる組織にするためには、抽象的なスローガンではなく、たとえば床に落ちた髪の毛を拾うことを心掛けさせるような、具体的な導き方をすべきだ

未来は強者にチャンスを、弱者に脅威を、準備のできた人にチャレンジを与える

時間に関する唯一の真理は、「時間はすべてのことを古くさせる」ということではないだろうか

切り捨ててもかまわない手順は、捨てなければならない。超一流企業や成功した人の共通点はよく捨てること

昔ナポレオンはこう言った。「今日の不幸は、過去私がまともに過ごせなかった時間への報復だ」

もし他の人が先に立ち止まってくれれば、あなたは一%のプレミアムを得ることになり、それが一〇〇%の競争力を生みだすことにつながる。その些細な差が人生の行く末を変えてしまうのだ

既存のものに何かを追加したり削除したりしろ

「失敗する者は一度のチャンスを夢見るが、成功する者は一日一日を人生のチャンスとみなしている」(ジョセフ・ルビノ アメリカの自己啓発専門家)

本当の勉強とは、一生自分を食べさせてくれる、自分だけの知識を身につけることだ

勝つ人は自分の失敗を堂々と認め、公開する

営業の必要がない製品を作り、客に最大の満足と感動を与えることが、もっとも重要な企業の競争力

金を稼ぎたかったら、もっとも低いところに足を運ばなければならない

死活を賭けなければならないのは、宣伝やプロモーションではなく顧客情報管理だ

自分の稼いだものは必ず客に返してやれ

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『韓国最強企業サムスンの22の成功習慣』阪急コミュニケーションズ チョン・オクピョウ・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484081032
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◆目次◆

プロローグ
第一章 弾丸のように動く――動詞型組織
第二章 創造的な苦痛を楽しむ――プロの士官学校
第三章 細分化し、分析し、構造化する――徹底したプロセス
第四章 マーケッティングにすべてを賭ける――マーケッティング的思考の体得
第五章 基本を忘れるな――規範のある組織文化
第六章 最後まで手放さない――執拗な実行力
エピローグ
訳者あとがき

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『大きく考える会社は、大きく育つ』 バーンド・H・シュミット・著


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【革命を起こすビッグアイデアの作り方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478007217

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本日の一冊は、コロンビア大学ビジネススクール教授であり、コンサルティング会社のCEOとしても活躍する著者が、iPod、グーグル、IKEA級のビッグアイデアを実現する方法を説いた一冊。

現在、アメリカン・エキスプレス、LVMH、マッキンゼーをクライアントに持つという著者が、さまざまな企業の事例をもとに、破壊的イノベーションを起こすための考え方を説いています。

「四つの戦略タイプ」と、それぞれの戦略を実現するための手法、成功した企業の事例は興味深いですが、全体的には精神論が中心。

具体的ノウハウを求める向きにはちょっと期待外れかもしれません。それでも、聖域にメスを入れる、一見相いれないアイデアやビジネス手法を組み合わせる、異業種をベンチマークする、などのアイデアは、大胆な発想を生む上で、重宝する考え方です。

また、大胆なアイデアを組織に浸透させ、実行させるまでのプロセスがきちんと書かれている点には、好感が持てます。

組織の硬直化を防ぎたい、あるいは既に硬直化した組織を変革したい、と考える人に、おすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ビジネスリーダーたる者は小出しに成果を生む戦略立案にとらわれてはいけません

大胆な新しい発想を追求する人が報われたり、評価されたりすることはあまりない。なぜなら、会社の報奨制度が予測可能な短期の業績を対象にしているからだ

広い視野に立って大きく考えている組織は、長期にわたる影響力をもった少数の中核アイデアを軸に統合されている

データやスプレッドシート、分析表のほとんどは過去の業績を明らかにする受け身のツールであり、本質的に将来戦略を描くことはできない

自社の業界内部の競合他社をベンチマークとして比較分析するのではなく、大勢に逆らって業界以外から新しいアイデアを探してこよう

聖域にメスを入れることは、奇想天外なアイデアを生むための優れた手段である

アイデアを得るために過去をふり返ってみることは、ファッションスタイルでもよくみられる。たとえば、ミニマリズムは、二、三〇年ごとに流行し、その対極にある装飾主義と入れ替わっているようだ

あなたのアイデアがスケールの大きいものかどうかを確認するには、批評眼をはたらかせ、外部の人の意見を聞き、すべてのアイデアを「大きさ」の三つの幅広い基準――創造性、ビジネスへの影響、コミュニケーションへの影響――でチェックすることだ

うまくいくビジネスアイデアとは、実現可能であり、競争相手に対して防衛でき、社内文化に適合するものでなければならない

◆四つの戦略タイプ
反対戦略:自社業界が長年抱いてきた思い込みへの疑問から生まれる
統合戦略:一見相いれないアイデアやビジネス手法を組み合わせる
本質戦略:既存のアプローチを極端に推し進めた結果
超越戦略:異業種ベンチマーキングと自社業界への応用

大きく考える戦略は人の心を鼓舞するものでなければならない

早い段階で勝者になる必要がある。市場を完全に制覇するまでひたすら張り切り、努力する社員など、ほとんどいないからだ

大きな問題には大きく考えちゃう人が必要である

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『大きく考える会社は、大きく育つ』日本経済新聞出版社 バーンド・H・シュミット・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532314143
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◆目次◆

1.「大きな考え」とトロイの木馬
2.アイデアを調達する
3.アイデアを評価する
4.アイデアを戦略に変える
5.大きな考えを実行する
6.大きな考えを率先する
7.大きな考えを持続させる
エピローグ

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『高級ブランドのプレミアムな接客術』岩倉正枝・著


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【優良顧客の心をつかむ究極の接客術?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478007217

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ビジネス書評家という立場上、これまでにたくさんの接客本を読んできましたが、本日ご紹介する一冊は、そのなかでもかなり実践的な内容です。

表紙の写真を見て、正直「この人がプレミアムな接客の達人?」と戸惑いましたが、読んでみると、なるほど、これはひと味違います。

「お客様のためになるのであれば、たとえ他ブランドの品物でもおすすめする」ぐらいなら、最近の接客では常識。

しかしながら、ウィンドーに目を奪われたお客様へのさり気ないアプローチや、太ったお客様のプライドを傷つけないトーク、お取り置き期限が来たときのセリフ、お客様のタイプ別に買いたい心をくすぐるトークなどは、さすがと言わざるを得ません。

ちなみに著者は、かつて全日空でVIP専用機の客室乗務員を経て、JTB添乗員、海外ブランドショップの販売スタッフなどを経験した人物。

幅広い接客経験を生かし、現在は販売スタッフの教育・研修を手掛ける会社を経営しており、支援先の一社、ラルフローレンでは目覚ましい成果を上げたそうです。

タイトルは「プレミアム」と謳っていますが、実際にはあらゆる商売で有用な、一歩踏み込んだ接客を教えています。

赤ペンチェックでは拾いきれなかった内容もあるので、興味のある方はぜひ買って読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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お客様のためになるのであれば、たとえ他ブランドの品物でもおすすめするのが基本

雑誌は、美容院に行ったときに店内に置いてあるものを見ること

「○○さん、いますか」ときに、お客様が電話で、お気に入りの販売スタッフがその日にショップにいるかどうかを尋ねてこられることがあります。これがお客様の「あなたから買いたい」というサインです

自分が不在となる場合はあらかじめ、「私が不在のときには、○○が代わりに応対させていただきます」とお伝えしておくべきでしょう

たった1枚のお皿で人生がまるっきり変わってしまうこともあり得ると理解していただけるトークができないといけない

ネームバリューのないブランドの商品を売る秘訣はどこにあるのでしょうか。それは、その販売スタッフ自身がブランドになっていることです

お客様の第六感は鋭いものです。販売スタッフがほんの少しでも心のなかで、「このお客様は買いそうもないな」などと思おうものなら、本当に不思議なくらい、すぐに伝わってしまう

ウィンドーに目を奪われて店の前で立ち止まったものの、たまたま時間がなくて、そのまま通り過ぎようとしているお客様には、こうひと言、声をかけましょう。「よろしければ、お時間のあるときにぜひ、お越しくださいませ」

「できません」というのは冷たい言葉です。私たち小売業にNOという言葉はありません

アパレルにはサイズの問題がつきものです。どう見てもLサイズのお客様が「自分はMサイズだ」とおっしゃる場合もあります。そんなときも遠回しな言い方が役立ちます。「この商品は、通常より小さめにできておりまして、皆様、ひとつ上のサイズをお求めになります」

お客様のクレームで多いのが、販売スタッフのなれなれしい態度

定番好きの方には、「長くお召しになれる」「飽きがこない」「オンでもオフでも着られる」「シンプルなところがおしゃれ」「変わらず人気がある」といった言葉が有効

物を置くとき、渡すとき、ドアを閉めるときなど、動作に余韻を残すように最後をゆっくりと静かにするとていねいな印象を与えます

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『高級ブランドのプレミアムな接客術』ダイヤモンド社 岩倉正枝・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478007217
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◆目次◆

はじめに
1章 ラグジュアリーなサービスは「カスタマイズ」なもの
2章 接客の基本ルール
3章 「あなただけのお客様」の増やし方
4章 自分を劇的に変える接客マナー
5章 クレーム防止法&対処法

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『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』鈴木康之・著


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【名作コピーから売れるヒントをつかむ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532194490

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本日の一冊は、ベストセラー『名作コピー読本』の著者であり、自身、40年にわたり広告界で活躍する鈴木康之さんが、久々に放つコピー本。

※参考:『名作コピー読本』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J7NHWW/

著者による名作コピーの案内と、そこに秘められた力の源泉/売れるロジックの分析、そして書き方の学習法が、このコンパクトな一冊に詰め込まれています。

人にモノを売る上で、コピーがどれほど重要かはあえて説きませんが、著者が気に入っているという以下の文章を読めば、その本質がわかると思います。

————————-以下引用—————————

フランスの詩人アンドレ・ブルトンがニューヨークに住んでいたとき、いつも通る街角に黒メガネの物乞いがいて、首に下げた札には「私は目が見えません」と書いてありました。

彼の前には施し用のアルミのお椀が置いてあるのですが、通行人はみんな素通り、お椀にコインはいつもほとんど入っていません。

ある日、ブルトンはその下げ札の言葉を変えてみたらどうか、と話しかけました。物乞いは「旦那のご随意に」。

ブルトンは新しい言葉を書きました。

それからというもの、お椀にコインの雨が降りそそぎ、通行人たちは同情の言葉をかけていくようになりました。物乞いにもコインの音や優しい声が聞こえます。

数日後、物乞いは「旦那、なんと書いてくださったのですか」。

下げ札にはこう書いてあったそうです。

「春はまもなくやってきます。でも、私はそれを見ることができません」

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素晴らしい文章だと思いますが、これを読んで、ただ感心しているだけでは、売れるコピーは書けません。

問題はなぜ人々がこの話に共感し、さらにお金まで払ったのか。

ここを考えながら読むことで、人を動かす言葉の本質が見えてくるわけです。

以前にも、ジョン・ケープルズの『ザ・コピーライティング』や、『人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方』を紹介しましたが、本書これらのマスメディア版、といった印象です。

※参考:『ザ・コピーライティング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478004536/

※参考:『人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062139065/

ゲリラマーケティング的には使えない本ですが、大衆の心をつかむためのヒントが書かれています。マーケティングに携わる方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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文章はまず第一に、読む人のためのもの。そして読んでもらって、目的を果たしてはじめてやっとあなたのためのものになるのです。その順番がだいじです

人は「安い」と「違う」に弱い

焼き肉・しゃぶしゃぶ 食べ放題999円(60分/男性+200円)<中略>金銭的なおトク情報にはこうした説明の言葉を忘れてはい
けません

人は健康な時に、そうじゃない自分を想像するのが、なんて苦手なんだろう。ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジIII)

メガネは、涙を流せません。だから、クリアリング。これまでの洗浄と違います。メガネの新しい点検・整備。眼に入ったホコリは、涙が流してくれます。しかし、メガネはそれができません。汚れてもホコリが入っても、そしてネジがゆるんでもそのままです。ときどき総点検をしてあげましょう(金鳳堂)

もったいない酒。友がいい酒をくれた。心遣いが、もったいない。飾っておくのは、もったいない。封を切るのは、もったいない。ひとりで飲むのは、もったいない。こんなにいい夜が、もったいない。こんな気分が、もったいない。もったいない、もったいないと言いつつ、瓶(ボトル)はいつしか空になる(サントリーローヤル)

日本酒の旨さなどそのもの自体を言葉でどう書いたところで表現できないのです。製造原理を説明し、できた旨味をいくら形容詞を書
き重ねたところで無理です。言葉を超える旨さだからです。にもかかわらず、もったいぶった修辞に頼ろうとするコピーがよくありますが、無駄です。直接的に描写しようとすればするほど、モノの核心に届かず、歯がゆくなるだけのこと

ころんだら、起きればよい。鬼塚喜八郎「失敗の履歴書」はじめてのサラリーマン生活は戦後3年でつまずいた。私利私欲の経営者に愛想を尽かしたからだった。そしてある日、「もし神に祈るならば、健全な身体に健全な精神があれかしと祈るべきだ」という言葉を聞いた。スポーツは健全なる心身を育成していく最良の方法だと知った。戦後の混乱期のその時、すさんだ青少年たちを早く立ち直らせるためにはスポーツが役立つに違いない、そしてその普及こそが自分の務めだと感じた。(この後、事業発展の軌跡、スポーツマン精神の5か条が入る)そして、ここに新たな条項をひとつ、加えたい。(第6条)スポーツマンは、ころんだら、起きればよい。失敗しても成功するまでやればよい

聞き手が「それはいい話だ。ぜひ読者に聞かせたい」という衝動に駆られる話を入手するのが広告制作の取材

700度の火を持って、私は人とすれちがっている。たばこを持つ手は、子供の顔の高さだった。(JT)

いい文章の古典的なルールに一節一義があります。一節には二つのことを書き込むな、一つの意味で満たせ、二つのことを書きたいのなら二つの節に分けて書け、というルールです

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『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』日本経済新聞出版社 鈴木康之・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532194490
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◆目次◆

はじめに 文章への入口
第一部 話の中身
第二部 表現の方法
第三部 話の見つけ方
第四部 発想の方法
第五部 基本は説明力
第六部 勉強の方法

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『貞観政要』呉兢・著


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【帝王学と言えばこの一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4192419998

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本日の一冊は、古来から帝王学の教科書として用いられ、北条政子や徳川家康も愛読したという古典中の古典。

国・企業を問わず、創業と守成とどちらが難しいかと問われれば、やはり守成ということになるでしょうが、本書はまさにこの守成の時代にどうやって組織を治めていくか、その点を説いた内容です。

名君の誉れ高い唐の太宗(李世民)とそれを補佐した名臣たちの問答から、繁栄の原理原則とリーダーの心構えが学ぶ。

ちまたにあるノウハウ書と違い、人間としてどうあるべきか。その根本が問われる、じつに深い内容です。

既に人の上に立っている方はおそらくお気づきのように、結局のところ経営とは、自らをどう処していくかの問題。

本書は、その問題を徹底的に追求した名君と、それを支えた名臣たちの思索の結果であり、その教えは、時代が変わっても色あせることがありません。

個人的には、太宗が自らを正すために三つの鏡を用いた、という話が気に入りましたが(銅・古・人)、漢字が難しくてパソコンでは表示ができなそうなので、気になる方は、ぜひ実物を読んでご確認ください。

仮名遣いも古典の割に平易で読みやすく、何よりも読んで身の引き締まる一冊です。

経営者、およびマネジャーに、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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君主たる者はなによりもまず人民の生活の安定を心掛けねばならない。人民を搾取して贅沢な生活にふけるのは、あたかも自分の足の肉を切り取って食らうようなもので、満腹したときには体のほうがまいってしまう。天下の安泰を願うなら、まず、おのれの姿勢を正す必要がある

明君の明君たるゆえんは広く臣下の進言に耳を傾けることであります。また、暗君の暗君たるゆえんは、お気に入りの家臣のことばだけしか信じないことであります

君は舟なり、人は水なり。水はよく舟を載せ、またよく舟を覆す

近ごろ、朝廷で政務を決裁するとき、時々、法令違反に気づくことがある。この程度のことは小事だとして、あえて見逃しているのであろうが、およそ天下の大事はすべてこのような小事に起因しているのである

どんなに曲がりくねった木でも、縄墨に従って製材すればまっ直ぐな材木がとれる。それと同じように、君主も、臣下の諫言を聞き入れれば立派な君主になることができる

郭の王は、善を喜びながらそれを用いようとはしませんでした。悪を憎みながら、それを退けることができませんでした。これが滅びた原因でございます

君子は一度受けた恩を生涯忘れませんが、小人は君子とちがって、すぐ忘れてしまいます

どんな時代にも、人材はいると思う。ただ、われらのほうがそれに気づかないだけのことではないのか

信賞必罰をもって臣下に臨めば、功なき者は勢力を失い、悪事をなす者どもはふるえあがって、みずからいましめるであろう

天下万民に君たる者は、天下をもって公器とみなし、一片の私心も抱いてはならぬものだ

『易経』にも、『驕慢を憎んで謙虚を好むのが人の道だ』とある

古人がこう言っている、『林にすむ鳥は、高い木をさがして、そのまた梢に巣をつくる。水にすむ魚は、深い淵を求めて、そのまた岩かげに穴をつくる。それでも人手にかかるのは、餌を貪るからだ』

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『貞観政要』徳間書店 呉兢・著
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◆目次◆

解 題
第一章 治世の要諦
第二章 諫言の機微
第三章 人材の登用
第四章 後継者の育成
第五章 名君の条件
第六章 帝王の陥穽
第八章 刑罰の論理
第九章 用兵の限界
第十章 守成の心得

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