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『世界に誇る日本の道徳力』石川佐智子・著


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【今、二宮尊徳が新しい】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877951008

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本日の一冊は、沖縄県の石垣島にある、山田書店という本屋さんで見つけた一冊です。

著者の石川佐智子さんは、公立中学校教諭として15年間勤務した後、子育てをしながら家庭児童相談員、PTA役員などを経て、教育評論家として活躍する人物。

本書では、二宮尊徳の言葉を紹介しながら、現在の日本が失った経済とモラルを調和させる実践哲学を説いています。

念のために紹介しておくと、二宮尊徳が活躍した時代は幕末で、多
くの藩の財政が破綻し、過酷な年貢の取り立てにあえぐ農民たちが
貧困と飢餓で勤労意欲を失っていた時代。

二宮尊徳はそんな中、優れた指導力を発揮し、生涯で計620カ所の
町村の財政再建に成功。多くの農民たちを救う偉業を成し遂げたのです。

では、その尊徳の再建手法とは一体どんなものだったのか。それは
意外や意外、「まず人の心に種を蒔き、人の道を教え諭すことから
始め」たということです。

本書には、その尊徳が教え諭したという珠玉の言葉が散りばめられ
ています。いまや個人も国家も借金大国となった日本において必要
な考え方が、ズバリ言い表されているのに注目です。

富と人間性を両立させるために必要な考え方とは何か。本書を読ん
でぜひ考えてみたいものです。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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あの柴木を背負い、寸暇を惜しんで読書しながら山道を歩く少年金
次郎の姿は、貧しくても親を助け、勤勉努力をすれば必ず立派な人
になれるのだと、無言の励ましを子供たちに与えていたのです

昼は伯父の仕事を懸命に手伝い、夜は遅くまで父が残した儒教や経
済学の書物を読み、伯父に灯油が減ると叱言をいわれると、友人か
ら一握りの菜種を借りて荒地を耕し種を蒔き、一年後には百五十倍
の菜種を収穫。それを隣り村で灯油に替えて、思う存分学問を続け
ることができました

◆尊徳を読むためのキーワード ※一部紹介
報徳:すべてのものの徳性(価値や特性)を認め活かす(報いる)こと
心田開発:何事を成し遂げるにも、まず本人のやる気を起こさせること
至誠:真心
分度:自分の収入に応じた生活規準
推譲:余財を生みだし、それを家族や子孫のために蓄えたり(自譲)、
   広く社会のためや未来のために譲る(他譲)
勤労
積小為大:小事を疎かにしていて、大事を為すことはできない

米をみて直ちに米を得んと欲する者は、盗賊鳥獣に等しい。人たる
ものはすべからく米を蒔いて後に米を得ることである

成功は勤倹の者には近づき怠奢な者からは遠ざかる

小と大とに即応して経理する術を知っている者は、貧窮の憂いがない

貧者は昨日のために今日つとめ、昨年のために今年つとめる(中略)
富者は明日のために今日つとめ、来年のために今年つとめる

桃栗三年、柿八年というように、因果にも応報にも遅速があること
を忘れてはならない

徳に報いることを知らない者は、将来の繁栄のみを願って、その根
本を培わないから、自然に幸福を失うことになる

賭けをして負けるのは、勝とうとすることの変化である
商人が不利を招くのは、巨利をむさぼることの変化である
脱税や滞納は、しぼりとることの変化である

瓜を植えて茄子を求めるまちがいをするな

学問というものは、この小欲を正大な欲に導く術のことをいう。で
は大欲とは何かといえば、万民の衣食住を充足させ、人々の身に大
きな幸福を集めようと欲することだ

その才があっても、その力がなければ行なわれないし、その才、そ
の力があっても、その徳がなければ行なわれない。その徳があって
も、その位がなければ、やはり行なわれないのだ

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『世界に誇る日本の道徳力』石川佐智子・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877951008
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◆目次◆

序章 いま、なぜ二宮尊徳か―経済とモラルを調和させる実践哲学
1章 小を積んで大と為すのが成功の原点―積小為大のすすめ
2章 富に至る橋、貧に陥る落し穴―分度と勤倹を守れば必ず富にいたる
3章 勤、倹、譲こそ富者の道―勤労、分度、推譲で富に至る橋をかけよ
4章 尊徳流リーダーシップのすすめ―争わずに富と成功を得る
5章 強運は因果論を知る者に開かれる―天地自然の経文から学ぶ
6章 成功への大道を知る―「報徳」こそ人生の勝利への成功哲学
7章 自立への道は知識より行ないにある―至誠と実行だけが人を動かす
8章 人の道を行なうのが第一の原則―「天道自然」「人道作為」を知ること
9章 すべては人の道理を説くことから始まる―心田開発のすすめ
10章 真理だけが人を動かす―一円観の真理で難関を突破せよ

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『上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?』松本順市・著


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【やはりマネジメントは愛】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491776

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本日の一冊は、30年連続増収増益、東証二部上場を果たした奇跡の魚屋「魚力」の成長を人事面で支えた著者が、そのマネジメントの秘密を明かした一冊です。

マネジメントと言えば、土井は水商売をやっている受講生に、以前、こんなことを言われたことがあります。

「土井さんのやってる商売はいいんですよ。やる気のある子が来るから。でも俺らのやってる商売なんて、身分詐称は当たり前、下手すると売上金丸ごと横領されちゃいますからね。だから、僕らからしたら、普通の企業のマネジメントなんてラクなもんですよ」

リッツ・カールトン・ホテルのように人を選べる企業がある一方で、
どんな人材でも文句を言わずに活用しなければならない企業がある。

人材活用について聞くなら、本来は人材に恵まれない環境で成果を
あげた人に聞くべきではないでしょうか。

本書の著者、松本順市さんもまた、その恵まれない環境で成果をあ
げた人物の一人です。

お客様への言葉遣いを注意しても反省しない社員、「ヤル気がない
なら辞めちまえ」と言ったら本当に次の日から出てこなかった社員、
本書を読む限り、著者は本当に苦労したようです。

では、一体どうすればこんなやる気のない社員をやる気にさせ、増
収増益を実現できるのか。

本書には、その仕掛けと、マネジャーが身につけるべき考え方が書
かれています。

現場のマネジメントに苦しむ人は必読。読み終わった頃には、きっ
と部下の成長を心から祈れるマネジャーになっていることでしょう。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「今週は忙しいのによく頑張ってくれたね」という上司の一言で、
あなたはきっと笑顔になったことがあるはずです。そしていわゆる
「デキる」社員になっていったのではないでしょうか?

1年生に向かって、教えてもいないうちから3年生、4年生のよう
な活躍を期待している先輩、上司が悪い

社長が朝礼に見知らぬ人間をつれてきて、いきなり「優秀な社員を
入れます」と発表してはいけません。既存の社員にとっては、「君
たちがダメだから、優秀な社員を入れます」という様に聞こえるからです

雰囲気のいい会社に共通していること。それは、上司が部下に「あ
りがとう」と言っていることです

部下の仕事を細かく分解してみないことには、マネジメントはできない

「褒めてください」と言っているのは、褒められる機会のない人た
ちのことです

「出し惜しみ」をするという心理は、「みんなが真似をしたら、自
分の立場が危うくなる」という危機感ゆえのものです。ですから、
この場合は「気前よく公表したこと」を高く評価し、「出し惜しみ」
は評価されないこと、というように職場の評価基準を少しだけ変え
ればいいのです

仕事を頑張ったら、「どのような処遇を受けられるのか?」が不明
瞭だと、誰も頑張ろうとはしないもの

「成長した」ということを常に確認できるようにする

秘密にしたいことほど、オープンにしてしまったほうが、結果的に
はメリットがたくさんあるもの

社員だって「現状」と「自分がどうすればいいのか?」を教えてもらいたい

「検討しておくよ」という言葉を聞いたとき、部下はどんな気持ち
になっているか? を考えてみてください(中略)人は期日を約束
しない仕事は”先送り”する生き物です。つまり、部下はいつまで
経っても「検討して」もらえないのです。このようなことが積み重
なると、部下はだんだん上司を信用しなくなります

朝礼は必ず「ワクワクできるよい話」で終える

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『上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?』松本順市・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491776
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◆目次◆

まえがき
第1章 部下がヤル気をなくす本当の理由
第2章 部下がどんどん成長する職場のつくり方
第3章 上司も部下もワクワクしながら働くために
第4章 部下のワクワク感を裏切らない秘訣
第5章 保存版・部下が辞めないシンプルな方法
あとがき

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『マネーはこう掴む』藤巻健史・著


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【個人で使えるデリバティブとは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334975364

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本日の一冊は、かつてモルガン銀行の東京支店長を務め、「伝説のディーラー」と呼ばれた藤巻健史さんが、個人でも使えるデリバティブの知識をまとめた一冊。

デリバティブというと、難しい、危ないというイメージばかりが先行しますが、実際には、取引のリスクをヘッジしたり、下落相場でも儲けられるというメリットがあります。

本書では、そのデリバティブのなかでも、為替の先物にはじまり、最近流行りの外為証拠金取引、債券先物取引、日経225先物など、ベーシックな取引を中心に解説。

それぞれの取引の注意点や儲けるためのコツ、具体的な値動きのイ
メージなどを詳しく書いています。

外為証拠金取引に関しては、アメリカのサブプライムローン問題で
損した人が多いと聞いていますが、どうやらそれは著者も同じ。

ポジショントーカーながら、しばしば予想を外す人ではありますが、
それでも、その資産運用の考え方は参考になります。

ビジネスパーソンの教養としても、日経新聞の金融先物欄で将来の
金利を読む方法、これからの世界経済の動向など、ファイナンシャ
ルリテラシーを向上させるヒントが満載。

この機会にデリバティブをきちんと理解したいという人、デリバテ
ィブで儲けたいという人には、わかりやすくておすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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長期トレードでポートフォリオを構築することのみが、資産を増やす手段

円高は日本名の付いた企業にはOKであっても、日本国民にとって
OKではないのです

債券先物1枚、すなわち額面1億円の債券を買って、値段が1ベー
シスポイント動くと1万円儲かったり損したりします

オプションは前の月の終盤になったら最終取引日を気を付けること。
先物は、限月に入ったら最終取引日を確認すること

「長期金利が上がると思うので、債券先物を売っておけば必ず儲か
るか」というと、必ずしもそうとは限りません。時間との勝負にな
るのです。長期金利がなかなか上がらないと、コストのほうがかか
ってしまう

今日から3カ月間の金利というのは、銀行に行けばわかるかもしれ
ませんが、将来の金利、例えば今年の12月の第3水曜日から3カ月
の金利など普通はわからない。でも、日経新聞のこの欄(金融先物)
を見ればマーケットがどういうふうに予想しているかがわかるのです

個人投資家が破産してしまうのは、レバレッジを20倍とか30倍にし
て勝負をしてしまうから

この20年間、どういうことをした人が儲かってきたのか。バブルの
前に日本の土地と株を買って、バブルのピークのときにそれを全部
売り、そしてアメリカの株と土地を買った人が儲かっているのです

私は、金融立国派なのですが、どうして日本が金融立国化をしなく
てはいけないのか。これだけ経済がグローバル化してきますと、日
本人が単純作業だけで食べていくのは大変だと思うからです

日本人が「経済危機だ!」と騒いでいる一方で、アラブや中国の政
府系ファンドは、欧米の金融会社の株を大量に購入しているのです。
アラブ首長国連邦の最大国アブダビのアブダビ投資庁が、シティグ
ループの株を75億ドルも購入したのがその一例です

「サブプライムローン」という得体のわからない怪物にあおられ、
「キャリートレードの解消」などという事実誤認の言葉で、「ドル
安円高」が進んでしまったのも大きな一因

サブプライムローン問題が起きたことで、資産価格上昇が「穏やか」
でなく「急上昇」となってしまう可能性が出てきてしまった(中略)
貨幣価値下落によるバブル再発の可能性まで出てきた

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『マネーはこう掴む』藤巻健史・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334975364
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◆目次◆

はじめに
1章 ちょっと嫌味な話ー私の実績について
2章 デリバティブの重要性
3章 もし私がデリバティブの存在を知らなかったら
4章 先物とは?
5章 代表的取引1 為替の先物
6章 代表的取引2 外為証拠金取引
7章 代表的取引3 債券先物取引
8章 現物市場と先物の関係
9章 金融先物市場
10章 代表的取引4 日経225先物
日経225先物に関する健太の質問
11章 代表的取引5 日経225オプション取引
12章 今は危機か、チャンスか

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『日常の疑問を経済学で考える』ロバート・H・フランク・著


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【世の中の不思議を経済学で解き明かす】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532352983

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本日の一冊は、コーネル大学ジョンソンスクール教授で、ニューヨーク・タイムズ紙の常連コラムニストでもあるロバート・H・フランクが、学生たちの素朴な疑問に対し、経済学を使って答えた軽めの経済読み物。

ベストセラーとなっている『スタバではグランデを買え!』のアメリカ版とでも言うべき一冊です。

※参考:『スタバではグランデを買え!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478002290/

「花嫁は一度しか着ないウェディングドレスを何千ドルもの大金を
払って買い、花婿は将来、何度も着用する機会があるタキシードを
安い料金で借りるのはなぜ?」といった質問に対し、教授の答えが
数百字~1000字程度で書かれているという極めて軽い読み物ですが、
経済学的な思考を養いたい方には、いいトレーニングになります。

なぜ航空会社やホテルは厳しくキャンセル料を取り立てるのに、レ
ンタカー屋は取り立てないのか、航空運賃の早割が適用されるのは
なぜなのか。

日常の疑問が、経済学的視点を入れるだけでスッキリ解消する、な
かなか有意義な読み物です。

ただ、ほとんど深い考察がなされていないパートもあり、もっと厳
選すべきだったと思わないこともないですが、ビジネスのヒントと
なる価格決定のロジック、事例などもあり、参考になるのは確かです。

世の中の見方をちょっと変えたい人に、おすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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経済学の概念はすべて費用便益の原則から生まれている。「ある行
動によって生じる便益が費用を上回る場合のみ、その行動をすべき
である」という考え方だ

たとえ店を閉める可能性がまったくないとしても、鍵のついていな
いドアを購入する利点が店にあるとは考えられない。産業用ドアの
大多数は、二四時間営業ではない施設向けにつくられている。だか
ら、ドアには鍵が必要だ。産業用ドアの大半に鍵が必要であれば、
ドライブスルーのATMにも操作パネルに点字があるのと同じよう
に、すべてのドアに鍵をつけるほうが発生する費用は少なくなる

おいしい話には気をつけろ、というのが「テーブルの上に現金はな
い」の原則

一物一価の法則は、完全な競争市場で売られるモノとサービスに対
して、ほぼ例外なく適用される

ピーナッツとアルコールは補完関係にある。ピーナッツを食べると、
ビールやカクテルが飲みたくなるからだ。ピーナッツは比較的安く、
アルコールの利ざやは比較的大きいので、ピーナッツを無料にすれ
ば、利益増が見込まれる。一方、水はアルコールの代替になる。水
をたくさん飲めば、アルコールの注文が減る。だから、バーは客が
水をあまり飲まないように高い値段をつけるのだ

映画館の入場料を決定する要因は、作品の人気ではなく座席数である

女性モデルが男性モデルよりも稼ぐのは、レディースのファッショ
ン市場が、メンズよりもはるかに大きいからだ

アダム・スミスの理論は、他のすべての要因が同じであれば、リス
クがより大きい仕事、より努力を要する仕事、汚い場所や臭い場所
での仕事に対する賃金がより高くなることを説明している

レシートを受けとり損ねた人に無料の食事を提供すると約束するこ
とで、オーナーは費用をかけずに顧客にレジ係を監視させている

裁定取引が行われる可能性があれば、同じ商品を異なる値段で売る
のは難しくなる。だが、売り手はその制約を回避するためのうまい
方法を開発してきた。そうした方法の多くには共通点がある。買い
手がなんらかのハードルを越えた場合にだけ、割引価格で売るとい
うものだ

航空会社は、ビジネス客のほうが旅行客よりも乗る便を搭乗間際に
なって変更することが多いのに早くから気づいていた。また、ビジ
ネス客は、旅行客よりも航空運賃にうるさくない。したがって、出
発間際に予約をする客(ほとんどがビジネス客)には正規料金を課
し、事前に予約をする客(ほとんどが旅行客)には割引を適用してきた

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『日常の疑問を経済学で考える』ロバート・H・フランク・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532352983
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◆目次◆


1.直方体の牛乳カートンと円筒形のソーダ缶
2.無料のピーナッツと高価な電池
3.「職場」での不思議な話
4.他の人よりも多く支払う購入者がいるのはなぜか
5.競争とコモンズの悲劇
6.所有にまつわる神話
7.市場のシグナルを読み解く
8.海外のエコノミック・ナチュラリストたち
9.心理学と経済学の出会い
10.人間関係の市場
11.二つのオリジナル
最後に
謝辞
原注
訳者あとがき

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『斎藤一人の「それで、元はとれるのかい?」』小俣貫太・著


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【日本一のお金持ちに学ぶ商人のココロ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/405902077X

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本日の一冊は、個人所得の累積納税額で全国1位のお金持ち、斎藤一人さんのお弟子さんが、斎藤一人さんの名言と教えをまとめ、自らの体験とともに紹介した一冊。

もともと2005年に発行されていた『斎藤一人の成功の魔法のランプ』を文庫化したもので、内容はズバリ、商人の心得です。

なぜ商人は元をとらなければいけないのか、上手にやりすぎてはいけないのか、赤字を出してはいけないのか。

どうすれば人を集めることができるのか、買ってもらえるのか。

こういった疑問に、斎藤一人さんならではのひねった切り口で切り
込んでおり、なかなか読み応えのある一冊です。

久しぶりに斎藤一人さんの本を読みましたが、たまに読むと、商人
としての心構えを思い出すことができて、やる気にスイッチが入ります。

商売や仕事で行き詰った時こそ読みたい、そんな自己啓発書です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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商人にする気なら元をとれないことをやってもダメだよ。元をとる
っていう感覚は、商人にはすごく大事なことだからね(中略)もし
「元をとれなくてもしょうがないよね」なんて平気で思ってる経営
者がいたら大変だよ。仕入れ先に「ゴメン、ちょっと元とれなかっ
たから支払いできないわ」なんて言えるかい。「元とれない分、給
料引いちゃうね」なんて言われたら、従業員は路頭に迷うだろ

手づくりがいいんだよ。ちょっとぐらいドロくさいほうがいいよ。
人が精根込めてつくったもの、書いたものは、必ず相手に伝わるん
だから

お客様を呼ぶには、お客様が一番なんだよ。最初は、そういう役を
してくれる人がいると助かるんだけどな。つまり、サクラだな

お客様は溜めなきゃダメだよ。冷やかしのお客様だって大歓迎さ。
いてくれたら賑やかになるからね。お客様を呼ぶにはお客様が一番
だって、去年言ったろ

稼ぎたい、儲けたいというのはわかるよ。でもさ、お金のことばか
り考えている人間は、結局、そこで止まっちゃうんだよ。ほかの発
想ができないんだよ(中略)商売っていうのは人の間にあって初め
てできるものなんだからさ、もっと周りを見ていこうよ。人の役に
立つことも考えていこうよ。それが商人ってものなんだからさ

どの仕事なららくに儲けられるだろうかと考える人がいるけど、そ
れは違うよ。らくな仕事なんかないんだよ。どんな仕事も大変さ。
だから、楽しくやるんじゃないか

いいんだよ、そんなに売らなくたって。あそこへ行けばいろいろ教
えてくれる、あの人に頼めば大丈夫、そういう信頼関係がないと、
これから物が余っていく時代に選んでもらえないだろ

順番が逆なんだよ。喜んでもらった結果、買っていただけるんだからさ

俺に謝ることなんてないよ。謝るなら、お金に謝りな

赤字の場所というのは、お客様に喜ばれていない場所ということだ
よ。お客様に何も提供できていないから赤字になるんだろ

お金が出ている時は、知恵が出てない時だよ

少数精鋭というのは、精鋭を少数入れろということじゃないんだよ。
少数にしておくと、精鋭になるんだよ

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『斎藤一人の「それで、元はとれるのかい?」』小俣貫太・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/405902077X
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◆目次◆

まえがき
第一章 小学3年生の露天商
第二章 ドロップアウト
第三章 新入社員総スカン事件
第四章 社長の息子の憂鬱
第五章 大ピンチ!「78パーセント」
第六章 3000万円ばらまき事件
第七章 指輪とカボチャ
第八章 渡り鳥飛んだ
第九章 斎藤一人の弟子
あとがき

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『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』福島正伸・著


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【福島正伸さんの感動の講演が本になった!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877712313

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本日の一冊は、名講演家として知られる、アントレプレナーセンター代表、福島正伸さんによる待望の講演集。

氏の著作はこれまでにもいくつか出されていますが、正直、彼の真髄を表現できている本はありませんでした。

では、その真髄とは何か。それはズバリ「感動」です。

土井は以前、氏の講演会にお話を聞きに行ったことがありましたが、
その会場で会った知人に、こんな話を聞きました。

「福島さんの話って、毎回同じなんだけど、毎回同じところで泣い
ちゃうんだよなあ」

そう、氏は毎回1000人規模の講演をこなしていますが、そこに集ま
る人々のニーズは、目新しい情報やテクニック論ではないのです。

彼らは、日々の仕事に立ち向かう勇気と元気をもらいたくて、彼の
ところに通い詰めているのです。

そういった点で、今回の本は、初めて福島さんの真髄に迫った本、
ということができると思います。

引退の日、たくさんの花束とプレゼントをもらった駐車場のおじさ
んの話、日本一のタクシー会社の運転手の話、警察で講師をつとめ
るペンキ屋の話…。

どれをとっても秀逸なエピソードで、読むと感動のあまり、本当に
涙が出てきます。

人間が仕事をすることの意味、そして生きることの本質。本書には、
そのエッセンスが詰まっています。

ぜひ大切な人に読ませてあげてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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仕事の最後の日、自分がこれまでどのように仕事に関わってきたか
を、まわりの人が教えてくれます。その時、得られる最高のもの、
それは人と人とのつながりの中で生まれる感動です。その瞬間、そ
れまでのすべてのつらさや苦しみが、感謝の言葉で包まれ、生きる
ことの素晴らしさを実感することができます

仕事が面白いかどうかを、その仕事の内容に期待すると裏切られて
しまうでしょう。なぜなら、面白い仕事もつまらない仕事もないか
らです。”つまらない仕事なんかない。仕事にかかわる人の姿勢が
仕事を面白くしたり、つまらなくしているにすぎない”私は、そん
なことを管理人のおじさんから学びました

◆タクシーの運転手との会話
「いったい、何を書いているんですか?」私は覗き込むように聞き
ました。「お客様とのお話の内容を、メモしているんです」「どう
してですか?」「また次に、ご利用いただいた時に、今日のお話の
続きができるようにしたいので。忘れっぽいものですから」私は思
わず、後ろにのけぞってしまいました

夢を持つと、すべての仕事が素晴らしい仕事に変わります

どんな仕事にも、感動があります。感動を得るためには、仕事の意
味に気がつくこと、もし気がつかなければ仕事の意味を作り出せば
いいのです

”ペンキ屋は、つまらない仕事じゃない。社会から必要とされてい
るすばらしい仕事だ! 人の心を養い、人と人とをつなぎ、人を感
動させる最高の仕事だ!”人を感動させる価値を見出した彼のもと
に、次々と仕事の依頼が来るようになりました。「事務所が殺風景
なんです。夢に溢れたペイントを塗ってもらえませんか?」「地下
駐車場を、ペンキで感動の空間にできませんか?」仕事はどんどん
広がり、彼は地元でも話題の人物になっていったのです

◆仕事が感動に変わる、五つの心構え
1.仕事の意味を考える
2.ものごとを前向きに受け止める
3.自己原因で考える
4.自分の可能性を信じて、自分らしくやる
5.目指すことを、あきらめない

他人のせいにすることは、その瞬間は楽に思えますが、同時に自分
の出番、改善のチャンスを失い、達成感や感動を得ることもできな
くなってしまうのです

自分らしさとは、すべての人に可能性をもたらすだけでなく、社会
をバラエティに富んだ、より楽しいものに変えていくことにもなる

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『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』福島正伸・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877712313
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◆目次◆

はじめに
どんな仕事も楽しくなる3つの物語
第1話:人であふれた駐車場
第2話:日本一のタクシー会社
第3話:警察で講師をつとめるペンキ屋
仕事が感動に変わる、5つの心構え
1.仕事の意味を考える
2.ものごとを前向きに受け止める
3.自己原因で考える
4.自分の可能性を信じて、自分らしくやる
5.目指すことを、あきらめない
仕事を感動に変える人
あとがき

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『謎の会社、世界を変える。』須田将啓、田中禎人・著


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【エニグモを知っていますか?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903908054

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本日の一冊は、インターネットで次々と世界初のサービスを打ち出す不思議な会社、エニグモの代表2人が書いた、初めての本です。

土井も本書を読むまで、どんな会社か詳しくは知らなかったのですが、海外の在留邦人のネットワークを構築して、世界中からさまざまな商品をお取り寄せできる「バイマ」、ブロガーをネットワーク化してPRサービスを提供するプレスブログなど、世界初のサービスを次々と繰り出している、活気あふれるベンチャー企業です。

サービスだけに限らず、社内DJ制度、スポンサー付きの社員旅行、
儲からないのに始めた合コン格付けサイト「ムーティ―ズ」など、
何から何まで個性的な会社で、読んでいてワクワクしてきます。

博報堂を飛び出し、高い給料を捨ててまで、新たなビジネスに挑む
須田将啓と田中禎人の2人。

インターネットの本質を独自の視点でとらえ、ビジネスに落とし込
んでいくその前向きな姿は、金儲けやスケール感を追求していた従
来の起業家とはまた違ったスタンスを感じさせます。

読者は、彼らの起業物語を通じて、仕事に必要な考え方とは何か、
どうすれば人生が楽しくなるか、学ぶに違いありません。

ネットマーケティングの技術についてもヒントが得られる内容です
が、それ以上にスピリッツを感じてほしい。

仕事を通じて自己実現したいすべての人におすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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本当のインターネットのすごさは、知らない世界や知らない個人同
士が一気にネットワークされることで、今までとまったく違う世界
観や新しい価値が生み出されることにあるにちがいないと思っていた

個人の力を、インターネットを使って増幅すること。その人にしか
ない「価値」を世界中の人と交換できる仕組みを作ること

面白いアイディアを思いついたら、同じアイディアを考えついた人
が、世の中に三〇〇人はいる。実現に向けて動き出す人が三〇人は
いて、実現させるのが一人だ。急がないといけない。決断とスピー
ドが重要だ

たとえばバイマを使うことで、暇な学生が花見の時期に、「忙しい
サラリーマンのために花見の場所をとります。写真のようにきれい
に花が見える場所です」というビジネスを始めることだってできる。
インターネットによる二十一世紀の「価値の物々交換」みたいな仕
組みを、このシステムで実現できるのではないかと我々は考えてい
た。中国の奥地に住んでいる人が、その「中国の奥地に住んでいる」
というそのこと、そのものの価値を、東京に住む人と交換すること
ができるようになる。それが実現したら世界が変わるんじゃないか、
そう本気で我々は考えたのだ

高校時代に、物理でエネルギーの法則を習ったとき、これだと思っ
た。エネルギーは抵抗が大きいほど、多くのエネルギーが蓄えられ
る。困難な道のほうが、自分に蓄えられるエネルギーは大きく、プ
ラスになるのだと思う(須田)

熱い夢や希望、自由と責任といった、年収以外の当時欲しかったも
のは、会社を辞めてエニグモに加わった瞬間に、ほとんどすべて手
に入るな、とそのときに思いました(安藤)

「ネットでメディアを持つと強いな」と思った。メディアとして確
立するためにはそれなりの投資が必要だし、運営コストもかかる。
だが、一回影響力のあるメディアを確立してしまえば、それが資産
となってビジネスを展開していくことが可能となる

ちゃんと楽しくみんな働いているんだけれど、きちんと稼いでいる
というのが格好いいし、そういう会社を目指したい

フェアなサービスを心がけないと、本当の意味でよい会社を作るこ
とはできない

謎があるから人は惹かれ合う。
謎があるから人は冒険をする。
謎があるから人生は楽しい。

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『謎の会社、世界を変える。』須田将啓、田中禎人・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903908054
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◆目次◆

プロローグ
第1章 起業前夜
第2章 エニグモ誕生!
第3章 世界初第一弾 バイマ、オープン
第4章 失意からの挑戦
第5章 世界初第二弾 プレスブログ
第6章 世界初第三弾 フィルモ
第7章 世界へ
エピローグ

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『本を読む本』M・J・アドラー、C・V・ドーレン・著


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【極上の読書を実現するために】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061592998

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本日の一冊は、最近話題となっている、読書術の古典。

1940年にアメリカで刊行されて以来、世界各国で翻訳されてきたという、名著中の名著です。

最近、何人かの著名人が紹介したということと、読書に悩む人が増えていることとがあいまって、各所でベストセラーとなっています。

著者は、エンサイクロペディア・ブリタニカの編集に携わった人物
で、単に読むだけにとどまらない、編集の意図を読み取る読書、さ
らには自らの血肉とし、さらには複数冊の本を関連づけて読む読書
を推奨しています(どさくさに紛れて自社本も推奨している)。

著者によると、読書には4つのレベルがあります。

初級読書:「その文は何を述べているか」
点検読書:「その本は何について書いたものであるか」
分析読書:取り組んだ本を完全に自分の血肉と化するまで徹底的に読み抜くシントピカル読書:一つの主題について何冊もの本を相互に関連づけて読む

本書は、読者がこれら4つの段階を無理なくクリアするためにどう
すればいいか、極めて具体的に、技術論まで織り混ぜて論じています。

なかでも、忙しいビジネスパーソンが短時間で概要を知るための点
検読書、深く理解し、自分のものにするための分析読書、知を探訪
する喜びを味わえるシントピカル読書の技法は、みなさんの読書の
やり方や意義を根本から変えてくれるはずです。

本を評価する際の視点も的確で、マキャベリの『君主論』さえも俎
上に載せて批判してしまうあたりは、じつに痛快。

理性でもって権威に対抗する著者の姿勢からは、「知」への愛が伝
わってきます。

達人の読書の秘密を知りたい人は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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難解な本にはじめて取り組むときは、とにかく読み通すことだけを
心がける。すぐには理解できない箇所があっても、考えこんだり語
句調べに手間取ったりしていないで先へ進むのである

精神というこのすばらしい人間の道具は、ただ目を通して必要な情
報が与えられさえすれば、ほんの一目で一つの文また一つのパラグ
ラフさえもつかみとることができる。だから、読者の精神のはたら
きを妨げる目の固定や逆もどりをまず第一に矯正しなくてはならない

すべて熟練した技術をもつ人というのは、それぞれの技術のもつ規
則どおりに仕事をする習慣を身につけている人たちである

科学者は、法則や一般性を求める。たいていの場合とかあらゆる場
合に、あることがどのようにして起きるかをつきとめようとする。
これに対し歴史家は、過去の特定の時と場所で、あることがどのよ
うにして起こったかをつきとめようとする

できの悪い本ほど読むのが煩わしい。それでも、とにかく読める限
りにおいてよく読むためには、本の設計図、つまり構想を見つけ出
そうと努力しなくてはならない

(一)著者の構想は五つの主要部分に分かれている。第一部はこれ
これについて、第二部はこれこれについて……第五部はこれこれに
ついて。(二)第一の主要部分は三つに区分できる。第一の区分は
Xについて、第二はYについて、第三はZについて。(三)第一部
の第一区分で、著者の述べている要点は四つある。第一はA、第二
はB、第三はC、第四はD

読み手から言えばもっとも重要な言葉は、「意味のつかみにくい言
葉」であり、それはまた、たいてい著者にとっても重要な言葉である

◆解釈の三つの決まり
1.重要な言葉を見つけ、著者と折り合いをつけること
2.もっとも重要な文に注目して、そこに含まれる命題を見つけること
3.一連の文から基本的な論証を見つけ、これを組み立てること

ベーコンは読者にいましめている。「反論や反駁のための読書はや
めることだ。本をうのみにするのもよくない。話のタネにしようと
して読むのも感心しない。大切なのは、吟味し熟考することである」

◆シントピカル読書の5段階
1.関連箇所を見つける
2.著者に折り合いをつけさせる
3.質問を明確にする
4.論点を定める
5.主題についての論考を分析すること

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『本を読む本』M・J・アドラー、C・V・ドーレン・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061592998
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◆目次◆

日本の読者の皆さんへ
第一部 読書の意味
第二部 分析読書
第三部 文学の読みかた
第四部 読書の最終目標
日本人の読書

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『「基軸は人」を貫いて』井上礼之・著


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【1兆円企業を育てた男】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532313880

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本日の一冊は、時価総額重視の経営と人を基軸にした経営を融合し、社長就任以来、13期連続で増益を達成した、ダイキン工業代表取締役会長兼CEO、井上礼之さんによる経営論。

もともと日本経済新聞「私の履歴書」で連載されていたものに、書き下ろし部分を大幅に加え、まとめたもので、1兆円企業を作った著者の生い立ちから思想形成、経営論にいたるまでを、バランスよくまとめています。

尊敬する父に叩き込まれた「なぜ?」を問う精神、いじめを通じて
培った人に対する思いやり、十日間の無断欠勤の後に感じた職場の
人々のあたたかさ…。

なぜ著者に「人を基軸に置いた経営」が可能だったのか、じつによ
くわかるエピソードがつづられています。

また、著者が社長に就任した際、いただいたという数々の言葉も、
経営をする際に大切な心構えを教えてくれます。

全体を通してみた時の読み応えはまあまあといった感じですが、経
営者としての心構えや経営の指針を学ぶという意味では価値があります。

とくに大きな会社のトップに立ちたいと考える方には、大切な教訓
が散りばめられています。ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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父にたたき込まれたのが何に対しても「なぜ?」「なぜ?」と本質
を問いかける精神だ。問いを発しながら周囲を眺めると人間の創造
性や活力をそぐ構造が目に付き、何とか変えてやろうと意欲がわく

(いじめで)一時は夜も眠れないくらい学校に行くのが嫌になった。
弱り果てていたある晩、ふと「あいつは何を望んでいるのだろう」
と思いつき、犬を連れてガキ大将の家を一人で訪ねた。他愛のない
話だったが、一対一で話してみると意外なほどに気弱なやつだ。翌
日から私への態度がころっと変わった

短期で人間を育てるのではなく、長い目で見て「いつかはわかる」
という育て方をしてくれた。父は人が好き。ロマンチストで夢を追
う人で、音楽や自然を愛してやまなかった。私はそんな父の性格や、
物事の本質を見つめながら常に新しいものを追求する精神を少しは
受け継いだようだ。この上なく父を尊敬して生きてこられたのは幸福だ

十日間の無断欠勤のあと職場に復帰すると、普段はあいさつもして
くれない係長が私の顔を見てニタッと笑った。「わがままなことで
申し訳ありません」とわびると、無言でうなずき「この仕事を一週
間でやっといてくれ」と命じた。それまで毛嫌いしていた係長との
距離が一気に縮んだ。課長も「そんなこともあるわな」と平然とし
た態度。職場の人たちの優しさと人の弱さを包み込む寛容さを肌で
感じ、会社の景色が全く違って見えた

タイムカードは性悪説に基づく管理だと思う。人間の良心を信じる
べきだと訴え、タイムカードの廃止を提案した(中略)狙いは的中
した。従業員たちは以前よりも早めに出勤し、製造ラインも早く動
き出すようになった

創業者のモットーは「三切り」。見込みがつけば時機を失さずに「
踏み切り」、将来性があるなら多少の犠牲を惜しまない「割り切り」、
最初の意図に反して不利とわかれば直ちに断念する「思い切り」

私の社長就任が決まったとき、ある会社の先輩社長は「今もし自分
が倒れたら誰、二―三年後なら誰、六年以降なら誰と常に後継者を
用意しておきなさい。毎年変えてもいいから」と助言してくれた

やめる決断こそトップの仕事

大事なことは何のために株主価値(株価)を上げるのか、というこ
とです。株主価値の向上とは株主に報いるためだけではなく、増大
した株主価値を手段として社会に役立つために何をするかという視
点を忘れてはなりません

組織は仕事の体系であると同時に「組織は感情の体系」である

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『「基軸は人」を貫いて』井上礼之・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532313880
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◆目次◆

第I部 私の履歴書
第II部 私の経営論
付録 ダイキン工業の現在

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『ルポ貧困大国アメリカ』堤未果・著


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【貧困層が食い物にされる現実】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004311128

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以前、土井がギリシアに留学している時、一緒に学んでいたルーム
メイトが、日本に関し、こんなことを言いました。

「いいじゃないかEIJI。誰もが平等な社会なんて素晴らしいことだ」

当時の日本は、行きすぎた平等主義と年功序列の考え方に若者が反
発している状況。そんななかで聞いた、意外な言葉でした。

それ以来、アメリカの政治・経済の動向について聞く度に、彼の言
葉を思い出したものですが、本日読んだ『ルポ貧困大国アメリカ』
には、まさに平等を希求するアメリカ人の切なる思いが込められています。

本日の一冊は、アムネスティ・インターナショナル・NY支局員を
経て、米国野村證券時代に9.11同時多発テロに遭遇、以後ジャーナ
リストとして活躍する堤未果さんが、暴走した資本主義のなれの果
て、アメリカの現状を伝えた衝撃のルポルタージュです。

不法移民と低所得層を標的にし、破たんした「サブプライムローン」、
国内の製造業の空洞化が生んだ格差社会、貧困がもたらした肥満、
医療費の増大がもたらした新たな貧困、貧困ゆえに戦場に送られる
若者たち…。

あまりに悲惨なアメリカの実態が、犠牲者たちの声とともに紹介さ
れており、とても読むに堪えない内容ですが、アメリカの後を追う
日本の一員としては、ぜひ読むべき内容です。

国家が国民に希望としてあたえるべき教育の機会が失われ、医療費
負担が人々を貧しさのどん底に追いやり、かつ貧しさゆえに人身売
買が行われている状況。まさに異常としか思えない実態が、この本
の中に見てとれます。

もともと人権団体に所属していた著者が書いているだけに、やや扇
動的な内容とも言えますが、それでも一定の真実を知ることができ
ると思います。

これから世界がどこへ向かうのか、われわれ日本人はどう生きるべ
きなのか、そしてビジネスは何のためにあるのか。

深く考えさせられる一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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アメリカの住宅ブームが勢いを失い始めた時、業者が新たに目をつ
けたターゲットは国内に増え続ける不法移民と低所得層だった。自
己破産歴を持つ者やクレジットカードが作れない彼らでも住宅ロー
ンを組めるという触れ込みで顧客をつかむやり方だ

「サブプライムローン問題」は単なる金融の話ではなく、過激な市
場原理が経済的「弱者」を食いものにした「貧困ビジネス」の一つだ

安価な海外諸国の労働力に負けた国内の製造業はみるみるうちに力
を失い、労働者たちは続々と失業者となった。中間層が貧困層に転
がり落ち、代わりに主流となったサービス業(金融、IT、コンサ
ルティングなど)が一部のエリート層で事足りる性質であったこと
から、国内の所得格差が急激に広がっていった

貧困地域を中心に、過度に栄養が不足した肥満児、肥満成人が増え
ていく。健康状態の悪化は、必要以上の医療費急騰や学力低下につ
ながり、さらに貧困が進むという悪循環を生み出していく

「国家が国民に対し責任を持つべきエリアを民営化させては絶対に
いけなかったのです」(ジェフリー・アンダーソン)

アメリカでは、政府が大企業を擁護する規制緩和および福祉削減政
策に切り替えてから、普通に働く中間層の人々が次々に破産するよ
うになった。二〇〇五年の統計では、全破産件数二〇八万件のうち
企業破産はわずか四万件に過ぎず、残り二〇四万件は個人破産、そ
の原因の半数以上があまりに高額の医療費の負担だった

ウォールストリートの投資分析家たちは、医療損失が八五%を超え
ると配当が期待できないとし、投資対象としての保険会社に対して
医療損失が八〇%以下であることを期待する。投資家たちから見離
され株価が低下することを最も恐れる保険会社は、医療損失を減ら
すためになるべく病人を保険に加入させないようにする

JROTCの授業を受けた生徒の四〇%が卒業と同時に軍に入隊、
その八割が真っ先に前線に送られる最下層ポジションにつくマイノ
リティの若者たちだ

「若者たちが誇りをもって、社会の役に立っているという充実感を
感じながら自己承認を得て堂々と生きられる、それが働くことの意
味であり、『教育』とはそのために国が与えられる最高の宝ではな
いでしょうか? 将来に希望をもてる若者を育ててゆくことで、国
は初めて豊かになっていくのです」(ティム・レイバン)

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『ルポ貧困大国アメリカ』堤未果・著
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◆目次◆

プロローグ
第1章 貧困が生み出す肥満国民
第2章 民営化による国内難民と自由化による経済難民
第3章 一度の病気で貧困層に転落する人々
第4章 出口をふさがれる若者たち
第5章 世界中のワーキングプアが支える「民営化された戦争」
エピローグ
初出一覧
あとがき

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