2010年1月16日
『42歳からのルール』田中和彦・著 vol.2007
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【40代からの生き方とは?】
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土井は、20代の頃から今にいたるまで、人生は仕事がうまくいって、それなりの豊かさがあって、幸せな家庭を持てば、万事うまくいくのだと思っていました。
ところが、今年36歳、最近になって思うのは、今の延長上に10年後(40代)はない、ということ。
どうも、40代以降の自分は、非連続的な変化から生まれてくる、そんな気がするのです。
そんな心境で手にしたのが、本日ご紹介する、『42歳からのルール』。
著者の田中和彦さんは、リクルートで「週刊ビーイング」「就職ジャーナル」など4誌の編集長を歴任しながらも、その後キャリアをゼロリセットして映画の世界に転じた人物。
現在は、人材コンサルタント兼コンテンツプロデューサーとしてご活躍されています。
本書は、そんな著者が、42歳からの生き方を指南した、30代、40代必読の一冊。
40代の仕事の心構えと、上司としてのふるまい、そして何よりも個人としてどう生きるか、そんなヒントが書かれています。
「何かを手に入れたいのなら、何かを捨てなければならない」
「この世界から、もし自分がいなくなっても、世界は何も変わらない」
40代を目前にして、もう一度、非連続的なジャンプをする気になりました。
これからのキャリアを真剣に考えたい30代、40代のビジネスパーソンに、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「守りの人生」は、失点は少ない。しかし同時に、得点も見込めない人生だ
何かを手に入れたいのなら、何かを捨てなければならない。あたりまえのことだが、それこそがルールというものなのだ
「1人の人間として何ができるのか?」のほうが、名刺や肩書なんかより、最後の最後には自分自身を助けることになる
若い頃の挫折には、他人との競争やプライドなど、相対的なものがどうしてもつきまとう。しかし、40代の挑戦は、これからの自分の生きざまと向き合うような、絶対的なものであるべきだ
あなたがいる世界より、あなたのいない世界のほうが、はるかに大きい
今の会社の去り方を常に意識しておけ
自分の世代だけのことを考えるのではなく、子供やそのまた子供の世代、さらにその何世代も後のことまで考えなくてはならない
「あがり」ばかり考えている人は、もし自分が今から「ふりだし」に戻れたら、何をするかを想像してみるといい。42歳での「ふりだし」も悪くないものだ
年収1000万円を希望する人は、自分に時給5000円の価値があるかどうかを考えなくてはならない
「代わりがいない存在」になると、人材価値は一気に高くなり、年収も上がる
ある場所ではあたりまえだと思われているスキルや能力も、場所が変われば、特別な輝きを放つことがある
この世界から、もし自分がいなくなっても、世界は何も変わらない
◆すぐに何かを決めなくてはならないときの呪文
1.何を決めるのか?
2.目的は何か?
3.他に方法はないのか?
4.実行したときの不都合はないか?
数字が頭に入っていない40代に、説得力はない
若い頃は「いい人」でもなんとかなるものだが、40代になり、それなりの仕事を任されるようになると、「いい人」になって、その場をうまく丸く収めたつもりでも、結局は後から大きなしっぺ返しにあうことになる。目的に向かって何かをやり遂げようと思えば、周囲との軋轢を避けては通れない
相手が年下であろうと、自分にはないものを持っている人には、リスペクトの念を欠かしてはならないのだ
上司は、どんなときであれ、人としての「卑しさ」を部下に見せてはならない
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『42歳からのルール』明日香出版社 田中和彦・著
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◆目次◆
第1章 42歳からの「生きざま」のルール
第2章 42歳からの「キャリア」のルール
第3章 42歳からの「働き方」のルール
第4章 42歳からの「仕事術」
第5章 42歳からの「上司」のルール
第6章 42歳からの「人間関係」のルール
第7章 42歳からの「学び」のルール
第8章 42歳からの「生活とお金」のルール
第9章 42歳からの「遊び」のルール
第10章 42歳からの「挑戦」のルール
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