メインイメージ

『あの映画は何人見れば儲かるのか?』松尾里央・著


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4813230695?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4813230695?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【映画、音楽、出版…ヒット商品の儲けの仕組みは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4813230695

[エラー: asin:4813230695 というアイテムは見つかりませんでした]

本日の一冊は、出版・映像制作会社の取締役であり、税理士としても活躍する著者が、映画、音楽、出版それぞれのビジネスモデルと収益構造を明らかにした一冊。

ジブリ映画、オーシャンズ13、ハリー・ポッター、宇多田ヒカル『First Love』など、コンテンツ業界のさまざまな作品を「お金」という面で論じ、それぞれどれぐらい儲かったのか、どれぐらいの費用がかかっているのかを、ズバリ書いています。

本書のポイントは、それぞれの作品の成否をお金で論じながら、会計のポイントが学べてしまう点。

実務に沿った文脈で、固定費と変動費の違い、損益分岐点、限界利益の考え方を学べるのは、じつに有用。

電卓片手に計算しながら読んでいけば、会計センスが身につくという、ありそうでなかった一冊です。

また、それぞれの業界のビジネスモデルを学ぶことで、事業のリスクを減らす考え方や資産を有効活用する方法を学ぶこともできます。

コンテンツビジネスに関わる人はもちろん、そうでない人も、うんちく本として、また会計のトレーニング本として、ぜひ読んでみてください。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

(『オーシャンズ13』は)人数が増えているにもかかわらず、前作よりも製作費が下がっていた

実は、出演料はいろいろな要素で大きく変動する。たとえば、脚本。いい脚本には、安いギャラでも出演したいということがあり、アル
・パチーノ自身、ある雑誌インタビューで「脚本が悪いほど、ギャラが高い」と語っている

限界利益で固定費を全額回収できれば赤字にはならない

劇場上映から、DVD、そしてテレビ放映というように、それぞれの映し出す窓を移し、その窓ごとに最大の収入が出るよう時期をずらしながら順を追って公開する。これを「ウィンドー戦略」という

DVD、DVDレンタル、有料放送、無料放送、キャラクターグッズ、ゲーム化、出版化など、劇場でヒットすると、2次利用でもヒットするので大きな儲けとなる

興行収入だけで、リクープすることはめったにない。興行収入だけでは赤字になることの方が多いのである。そのため、2次利用による収入などによって、カバーして製作費を回収するわけだ

製作委員会とは、先にも触れたが映画へ実際に出資する会社のことだ。実質的に映画のリスクを負担する会社であり、興行会社や配給会社、テレビ局などがメンバー候補である。映画自体は赤字なのに、製作委員会のそれぞれの出資企業自体は黒字になるのである

JASRACが管理するのは、あくまで楽曲の著作権であり、それを歌う人の権利を扱っているわけではないのである。歌手や演奏家
などの実演家は、自分の演奏を録音する権利を持っており、レコード会社にその権利を売り渡すことで歌唱印税をもらうのだ

作詞家や作曲家などに代わって、徴収漏れのチェックや、楽曲の売り込みをしているのが音楽出版社だ。徴収した使用料の50%を手数料として受け取り、残りを作詞家や作曲家に分配するのが一般的

特に”ビジュアル”をウリにしているアーティストのライブであれば、生写真は最も割りがいいグッズ

◆『ホットペッパー』の収益構造
回収するためには、固定費合計9000万円÷限界利益61万円=147ページ分を埋めるだけの広告依頼を受注する必要がある(中略)500ページで発行していることからすると、大分余裕がある。かなり手堅い商売だ

————————————————
 『あの映画は何人見れば儲かるのか?』 TAC出版 松尾里央・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4813230695
————————————————

◆目次◆

第1章 映画業界編1 『オーシャンズ13』の製作費を賄う損益分岐点
第2章 映画業界編2 “ジブリ映画”は何回も儲かる。マルチユース
第3章 映画業界編3 『猿の惑星』の舞台を砂漠に変更。リスク回避
第4章 映画業界編4 『続・冬のソナタ』の製作費を費用配分する
第5章 音楽業界編1 宇多田ヒカルはいくら手にした? 印税の計算
第6章 音楽業界編2 新人は大物と抱き合わせで。広告宣伝費の管理
第7章 音楽業界編3 ライブは儲かる? ハコモノビジネスとノルマ
第8章 出版業界編1 ベストセラーなのに倒産する謎。在庫リスク
第9章 出版業界編2 広告収入モデルのフリーペーパーで儲けるには

[エラー: asin:4813230695 というアイテムは見つかりませんでした]

『読書は1冊のノートにまとめなさい』 奥野宣之・著


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4901491849?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4901491849?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【この読書法の是否は?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491849

[エラー: asin:4901491849 というアイテムは見つかりませんでした]

本日の一冊は、やっぱり出た、27万部ベストセラー『情報は1冊のノートにまとめなさい』の続編です。

※参考:『情報は1冊のノートにまとめなさい』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491768/

ベストセラー『フォーカス・リーディング』以来、主流になっている、じっくり系読書を標榜したもので、著者の選書方法、読書術、読書後のアウトプットと情報管理までを紹介しています。

※参考:『フォーカス・リーディング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569701620/

著者の読書フローをざっくり紹介すると、1.探書リスト作成、2.指名買い、3.マーキング、4.読書ノート作成、5.検索テキスト作成となっており、本書ではそれぞれのやり方を説明しています。

ただ、正直言うと、探書リストを作るのは時間のムダですし、読書は書籍の現物以外、すべてデジタル管理できるのに、あえてノートを作る意味がよくわかりません。

仕事の場合、作業フローに必ずアナログ要素が入ってくるため、前作のノウハウは有効だったと思いますが、読書でこれをやる意味が果たしてあったのでしょうか。

また、書店の使い方について、明らかにネットを使った方が便利なケースに書店を活用するといったコメントをしており、不自然な印象が残ります。

それと、仮にも情報やビジネスに携わる人間が、「ライターの名前まで把握する必要はないでしょう」と発信者軽視の姿勢を打ち出すのは、いかがかと思います。

あらかじめ書籍に付箋を貼っておく方法や、書店に置いてあるPR雑誌の活用、古典の入門書ガイドなどは参考になりますが、限られた時間で成果を上げることを要求されるビジネスマンの読書法としては、おすすめできません。

むしろ著者と同じ、文筆業の方にこそ、おすすめの読書法だと思います。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

本を確実に自分の中に落とし込み、インストールするためには、「読む」だけではなく、「探す」「買う」「活用する」という読書の流れ(フロー)全体を作り上げる必要がある

◆インストール・リーディング
探す:日常的な情報収集
買う:探書リストでの指名買い
読む:読書ノートの作成を見越した読書
記録する:読書ノート作りで体験化
活用する:読書ノートのデータベース化

本を探すとき、「タイトル」「著者」「出版社」がわかっていれば、格段に見つかりやすい

親書は著者名やタイトルがわかっていても、レーベル名がはっきりしない限り、どこの棚を見ればいいかわかりません(中略)逆に「レーベル名+通し番号」があれば、タイトルや著者名は不要

意外と忘れがちなのが、本屋のレジなどによく置いてあるPR雑誌です。講談社の『IN・POCKET』『本』、集英社の『青春と読書』、新潮社の『波』、筑摩書房の『ちくま』、ダイヤモンド社の『Kei』、光文社の『本が好き!』などは、よく見かける気がします

「探書リスト」のネタとして、僕がいちばん頼りにしているのは「本で紹介している本」です

アウトプットを前提とすることでインプットの能力がアップする

僕の読書ノートは少し変わっていて、「抜き書き+自分の感想」という組み合わせでできています

継続のコツは「適宜」と「随時」にあります

◆「ねぎま式読書ノート」
抜き書きには「●」、感想や補足説明などの自分の言葉には「☆」をそれぞれ付け、交互に書いていく。これだけです。焼き鳥の「ねぎま」のように、「引用」と「感想」がひとつ置きに出てくるわけです

自分の考えが覆された、認識が揺さぶられた箇所がもっとも抜き書きのしがいのあるところです

ライティングの技術を高めるためにも、「引用」を「自分の感想」と区別しておくようにします

————————————————
『読書は1冊のノートにまとめなさい』ナナ・コーポレート・コミュニケーション 奥野宣之・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491849
————————————————

◆目次◆

「読みっぱなし」は読んでいないのと一緒
第1章 「ノート」で読書をマネジメント
第2章 「探書リスト」で主体的・効率的に本を買う
第3章 「読書ノート」で本と対話する
第4章 ノートを活用して「アウトプット」
第5章 生活を変化させる「応用読書」
第6章 インストール「グッズ」
あとがき

[エラー: asin:4901491849 というアイテムは見つかりませんでした]

第16回BBM大賞


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4837956939?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4062139065?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4877712399?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

100号ごとに、ベストビジネス書を決める毎回恒例の「BBM大賞」(評価はBBMのリンクから売れた数)。

第16回を制したのは、土井が「1000冊に1冊の名著」と激賞した、全米ベストセラーのマネジメント書、『即戦力の人心術』でした!

選ばれた皆様、本当におめでとうございます!

————–第16回BBM大賞 受賞タイトル————

◆第1位 『即戦力の人心術―部下を持つすべての人に役立つ』

[エラー: asin:4837956939 というアイテムは見つかりませんでした]

土井が「1000冊に1冊の名著」と激賞した、全米ベストセラー。アメリカ海軍No.1とうたわれた戦艦ベンフォルドの元艦長が、自らの体験をもとにリーダーシップの本質を語った感動の一冊。


◆第2位 『人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方』

[エラー: asin:4062139065 というアイテムは見つかりませんでした]

最近紹介した本のなかで、コストパフォーマンス最高の一冊。地味な講座にも参加者が殺到するタイトルづけ、コピーの秘密とは?セミナー主催者、マーケター必読の一冊です。


◆第3位『史上最強の人生戦略マニュアル』

[エラー: asin:4877712399 というアイテムは見つかりませんでした]

アメリカでもっとも影響力のある司会者、オプラ・ウィンフリーを窮地から救い、あの勝間和代さんも影響を受けたという人生戦略の達人、フィリップ・マグローによる注目の自己啓発書。


◆第4位 『年商100億の社長が教える、丸投げチームのつくり方』

◆第5位 『ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則』

◆第6位 『涙の数だけ大きくなれる!』

◆第7位 『残り97%の脳の使い方』

◆第8位 『一生ものの仕事の習慣』

◆第9位 『「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意』

◆第10位 『デキる人は皆やっている 一流の人脈術』

『刺さる広告』レックス・ブリッグス、グレッグ・スチュアート・著


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4478007187?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4478007187?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【刺さる広告】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478007187

[エラー: asin:4478007187 というアイテムは見つかりませんでした]

本日の一冊は、全米広告界を震撼させ、ハーバード大学の講座でも論じられたという科学的マーケティングのノウハウをまとめた、注目の一冊。

マッキンゼーやIBM、トヨタ、マイクロソフト、P&Gをもクライアントに持つという2人が、現在のマーケティングの盲点を突き、広告活動のムダをズバリ指摘。

著者によると、「アメリカ一国で一年間に費やされる広告費三〇〇〇億ドルのうち、一一二〇億ドルが無駄になっている」そうで、その理由は、最適な訴求ポイントとメッセージ、メディアミックスが実現できていないから。

本書では、これを実現するための適切な効果測定の手段を説明し、さらに実際の事例を挙げながら、調査によってどんなヒントが得られたか、それを活用してどんな成果を収められたかを述べています。

広告を出す時間帯を工夫することで効果をあげたマクドナルド、オンライン動画広告のフレームにブランド名を入れることでブランド評価基準を全体で八六%向上させたボルボなど、成功事例が登場し、じつに参考になります。

実際の広告評価プロセスや、キャンペーンの詳細など、本来ならもっと突っ込んで論じて欲しかったところもありますが、それでもたくさんの気づきが得られる一冊です。

自社のマーケティングプロセスを改善するために、経営者、マーケターはぜひ一読を。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

継続的追跡法は、今日のマーケターの三分の二が採用しており、広告に対する消費者のブランド態度の変遷などを測定するものである。実験計画法はマーケティング手法としてはまだ新しいが、基本的には政府が製薬会社に課している手法で、ある集団(実験群)には薬を、一方の類似した集団(コントロール群)にはプラシーボ(偽薬)を与えて新薬の効果を試すものである

マクドナルドが教えてくれたもうひとつの教訓とは、一日のどの時間帯をターゲットにするかで、広告効果に大きな違いが現れるということだった(中略)リサーチの結果、食べ物がとてもおいしそうに見えるのは、お昼前後の四時間だと判明した。この時間帯には、消費者の購買意欲が他の時間帯に比べて一〇%も増えた(三六%から四六%へ上昇)。日中は低めに価格設定しているメディアが多いので、このリサーチ結果はとても有用だ

◆マーケティングの4M
1.モチベーション
2.メッセージ
3.メディア
4.マキシマイゼーション

態度や感情の測定は、いわば風の測定に似ている。風を直接見ることはできないが、風の影響を見ることはできる

マーケティングという業種に目を向けてみると、いまだサプライチェーンの割り出しさえ行なわれていない

実際の食品雑貨店のスキャナー・データを分析すると、次のようなことがわかった。「広告による効果は八五%がトライアル購買、一五%がリピート購買なのに対し、プロモーションによる効果はトライアル購買が三四%、リピート購買が六六%である。これは、クーポンがトライアル購買を生み出すという一般的な見方を一蹴する結果だ」

◆消費者の真のモチベーションを理解するために重要な三つのレベル
1.消費者がその製品カテゴリーを採用する理由を知る
2.消費者が特定のブランド・クラスを選択する理由を知る
3.消費者が特定ブランドを選択する理由を知る

マーケターが陥りやすい罠とは、セグメンテーションは不変だと信じこむことだ

リサーチによると、売上向上の予測因子は広告想起率ではなく、消費者がそのブランドに付与する意味だった

最も強力かつ簡単に手に入るツールを一つ挙げるとしたら、それはA/Bスプリット・テストだ

ブランド名を初期の段階で広告メッセージに登場させるのが得策ということになる。マーケターは、テレビ番組やオンライン広告の最後にブランド名とロゴを登場させるという常套手段を考え直す必要に迫られている

————————————————
『刺さる広告』ダイヤモンド社 レックス・ブリッグス、グレッグ・スチュアート・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478007187
————————————————

◆目次◆

推薦文=スティーヴン・D・レヴィット
監訳者まえがき
はじめに
第I部 マーケティングはすでに死んでいる──だが、再生は可能だ
第1章 消費者の心に刺さる新しいマーケティング
第2章 広告に関する「知識基盤」の欠如を克服する
第3章 変化に抵抗する「マーケティング文化」を克服する
第4章 「マーケティング組織」の課題を克服する
第5章 マーケティングにおける「広告の価値」を再評価する
第II部 広告を再生する──今すぐ始めるマーケティングと広告のカイゼン
第6章 COPを使ってマーケティング・キャンペーンを導く
第7章 COPの三つのステップ
第III部 広告の費用対効果を向上させる
──広告費一〇億ドル分の事例に学ぶ実践戦略
第8章 モチベーションと消費者のニーズ
第9章 モチベーション、セグメンテーション、ポジショニング
第10章 心に刺さるメッセージと広告
第11章 直感的メッセージから科学的メッセージへ
第12章 タッチポイントへのメッセージ
第13章 メディア配分の「物理的法則」
第14章 メディアの最適化でマーケティングROIを向上する
原 注
監訳者あとがき
解 説

[エラー: asin:4478007187 というアイテムは見つかりませんでした]

『「できない人」の育て方 辞めさせ方』谷所健一郎・著


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/490311189X?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/490311189X?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【「できない人」をしくみで育てる】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/490311189X

[エラー: asin:490311189X というアイテムは見つかりませんでした]

本日の一冊は、1万人以上の面接を経験したという人事のプロが、入社後の社員のフォロー体制、ノウハウについて述べた一冊。

タイトルだけを見るとかなりきわどい本ですが、内容は、できない社員をどうやってできる人に育てるかを述べた、前向きなものです。

単なる上司の好き嫌いではなく、客観的に社員の「できる」「できない」を見定める方法を書いており、万が一「できない」となった場合にも、どうやって意識喚起をするか、細かく書かれています。

そして本書の最大のポイントは、単なる心構えにとどまらず、社員を育てるためのしくみ作りとツールについても触れられていること。

A4の紙1枚で職務分析を行う方法、新入社員をケアするためのブラザー、シスター制度の導入、社員の能力を把握するためのキャリアシートなど、かなり具体的に書かれているので、即実践できるのがポイントです。

また、残念ながら解雇となった場合の手続きや、法的問題、心のケアなど、実務で必要な点が過不足なく書かれており、現在、雇用の問題を抱えている経営者、人事にとってはかなり重宝する一冊だと思います。

第1章の「『できない人』のタイプとその対応策」がやや説教じみているのが気になりましたが、全体的には実践に即した、読み応えのある本だと思います。

最悪の事態を想定することで、現状を改善できることもある。

そういう意味で、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

採用後の社員の動向に無頓着になってはならない

「自分はこの会社にとって必要な人材なのだ」と認識させることが、「できる人」に育つための基軸

「できない人」と決め付けてしまう前に、「できる人」に育てるために何をしたかを考えてみなくてはならない

業務に関連性のない資格取得に熱中している人は、会社にとって「できない人」だ。資格取得に生きがいを見つけ、肝心の仕事から目をそむけている可能性が高い

いくら丁寧な仕事をしても、納期を守るという時間の概念がなければ、いつまでたっても周囲から認められず、「できない人」のレッテルを貼られてしまう

社員同士、敬語を使うような環境を構築しよう

報告を受ける側は、忙しい場合でもできるかぎり報告を歓迎する表情、態度で接しよう

専門知識が不足している場合、本人の自尊心を傷つけないよう自主的に学習することを勧めてみよう

愛情がなく、指示、命令だけを行う上司のもとでは、部下の仕事も思いのない殺伐としたものになる

部下の成長がなければ、上司の成長もない。人を育てられない上司は、いくら優秀でも評価しないという経営者の一言が重要だ

上司が部下との約束を忘れていても、部下はずっと覚えている

キャリアプランを示すときは、「頑張ればマネージャー」という曖昧なものではなく、マネージャーに昇格するためには、何をすべきか、どのような実績を作れば昇給するのかをなるべく具体的に示す

実績だけを評価する社風では、人材は育たない。ビジネスとして成果を上げられなくても、そこに至るまでのプロセスを評価し、認めることでチャレンジ精神が養われる

入社日に事務用品などの備品をきちんと用意し、入社を歓迎している姿勢を示す

女性の部下に結論だけ述べてもモチベーションは上がらない

自己都合と退職勧奨による退職では、失業給付の待機期間が前者が3ヶ月で後者が7日となる。会社都合の退職勧奨は、短期間で失業給付を受給できることを説明すると納得するケースもある

————————————————
『「できない人」の育て方 辞めさせ方』C&R研究所 谷所健一郎・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/490311189X
————————————————

◆目次◆

はじめに
序 章 「できない人」を採った責任は誰にある?
第1章 「できない人」のタイプとその対応策
第2章 「できない上司」のタイプとその対応策
第3章 「できない人」を「できる人」に変えるモチベーションアップ術
第4章 「できない人」を「できる人」に育てるスキルアップ術
第5章 「できる人」を辞めさせないようにするには?
第6章 「できない人」を辞めさせるには?
付 録
おわりに

[エラー: asin:490311189X というアイテムは見つかりませんでした]

『アップルを創った怪物』スティーブ・ウォズニアック・著


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/447800479X?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/447800479X?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【アップル・もう一人の天才の物語】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447800479X

[エラー: asin:447800479X というアイテムは見つかりませんでした]

本日の一冊は、あのスティーブ・ジョブズが崇拝した天才プログラマーであり、アップルのもう一人の創業者である、スティーブ・ウォズニアックの自伝です。

著者は、伝説のエンジニアであり、発明家の殿堂、National Inventors Hall of Fame入りを果たした人物ですが、本書の読みどころは、決して彼が何を成し遂げたか、ということではありません。

アップル創業の話やエンジニアリングの話も出てきますが、土井が思うに、本書の最大の価値は、人間がどのようにして天才にいたるか、という教育の視点です。

ロッキード社で極秘のミサイル開発をしていたという父との接点は、わずかにエレクトロニクスのみ。

その教えを頼りに、著者はエンジニアリングの世界を着実に歩き続けていきます。

人生の節目節目で出会った本や理論、理解ある教師たち。そしてさまざまなプロジェクト…。

成長に応じた教育と、愚直なチャレンジ、そして適切な評価。

たったそれだけのことがこれほどの大人物を生み、歴史に残る偉業を成し遂げさせた。そのことを知るだけでも、本書を読む価値があります。

もちろん、アップルの創業物語として、また歴史に残る名コンピュータ、アップルII誕生の物語としても楽しめますが、それだけにとどめるにはあまりにもったいない。

本書はむしろ、人を育てる立場にある方、すべてに読んでもらいたいと思います。

そして、自分がウォズニアックのようになろうと思う人には、ぜひ最後の方で述べられている彼のセリフを。

「発明家なら、グレースケールで物事を見なきゃいけない」

簡単に白黒をつけない、人の言うことを鵜呑みにしない。すべてに対してオープンでありながら、自分の信じた道を突き進んでいく。

日本にこんな人物が増えたら、どんなに世の中は良くなるだろう、と夢見てしまうほど、優れた作品です。

著者の人がら同様、決して派手さはありませんが、ぜひ多くの方に読んでもらいたいと思います。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

僕は父親が何をしていたのかほとんど知らない。我が家では秘密だったんだ。単なる秘密じゃなくて、極秘(中略)おやじがエンジニアだということは知っていたし、ロッキード社でミサイル開発をしていることも知っていた。でも、そのぐらいしか話してもらえなかった

このとき、僕は八歳かもうちょい小さいくらいだった。電球の仕組みを知って、僕は違う、ほかの子どもたちとは違うんだって思った。みんなが知らない秘密を知ってるって感じたんだ

今も僕は、エンジニアとは世界の鍵をにぎる人種だと信じている

おやじと僕の接点は、いつもエレクトロニクスだった

途中のやるべきことをすっとばして最終段階だけをなんとかしようとする人をたくさん見た。そんなの、うまくいくはずがないんだ

速いだけじゃダメな場合があるんだ。問題を解くには、洞察力をもって考え抜いたアプローチがなきゃいけないことが多い

みんなと同じものを読み、同じことを言えば、周りに賢い人だと思われる。でも僕はもうちょっと自律的でラジカルな人間で、知性というのはいろいろなことについて自分で考えてみる能力だと思う。言われたことを鵜呑みにするんじゃなくて、真実をつかむために、疑問に思うことをいろいろと質問するものだと思う

そのころチップはとっても高いもので、ただでサンプルをくれと頼む勇気は、僕にはなかった。この一年ほどあとにスティーブ・ジョブズと出会うんだけど、彼は販売担当者に電話をかけ、ただでチップを手に入れられる勇者だった

スティーブがもらったという七〇〇ドルの半分を僕がもらった。じつはもう少したくさん、二〇〇〇~三〇〇〇ドルとかが払われていたってことをあとで知ったけど、でも、僕らはまだ子どもだったしね。ウソをつかれたんだから、そりゃ傷ついたよ。でも、だからといってどうこうしようとは思わなかった

僕は、あるものについて自分よりもいい判断をしてくれる人に対し、自分の論理とか考えとかで異を唱えることはしない

人というものは、自分の人生をふり返って、違う自分になれたんじゃないか、何か違うことができたんじゃないかと自問自答するときがいつかくるものだと思う。僕の答えは決まっている。そんなことはない、だ

世界は白黒なんかじゃない。白と黒の間にさまざまな濃さのグレーがあるんだ。「発明家なら、グレースケールで物事を見なきゃいけない」。すべてに対してオープンに。他人のあとをついて歩いてはいけない

————————————————
『アップルを創った怪物』ダイヤモンド社 スティーブ・ウォズニアック・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447800479X
————————————————

◆目次◆

第1章 僕たち電気少年
第2章 論理ゲーム
第3章 コンピュータとの出合い
第4章 テレビ妨害機
第5章 僕のクリームソーダ・コンピュータ
第6章 はらはらどきどき電話フリーク
第7章 スティーブとめちゃくちゃした日々
第8章 ヒューレット・パッカード時代
第9章 いかしたプロジェクト
第10章 僕のすごいアイデア
第11章 アップルI
第12章 僕らの会社
第13章 アップルII
第14章 フォード以来、最大の株式公開
第15章 ウォズ・プラン
第16章 不思議な飛行機事故
第17章 僕の「ウッドストック」
第18章 アップルからCL9へ
第19章 子どもたちに教える
第20章 人生の法則
用語集
謝辞
訳者あとがき

[エラー: asin:447800479X というアイテムは見つかりませんでした]

『アイデアのちから』チップ・ハース、ダン・ハース・著


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4822246884?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4822246884?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【勝間和代さんのベストセラー量産の秘密とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822246884

[エラー: asin:4822246884 というアイテムは見つかりませんでした]

最近、アマゾンのベストセラーランキングを見ていると、次々と勝間さん関連本が登場し、そのコンテンツ発想の豊かさに驚かされます。

みなさんも、彼女がなぜあんなに次々と売れるコンテンツを生み出せるのか、不思議に思ったことはありませんか?

じつは土井もそうでした。マーケティング的な部分はわかっていても、アイデアの源泉がどこなのか、なぜあんなに上手に伝えられるのか、まったく不思議で仕方がない。

でも、本日ご紹介する一冊で、ついにその秘密が明かされそうです。

本日ご紹介する一冊は、現在、ビジネス書でもっとも売れている著者、勝間和代さんが活用しているという、メッセージ作りのフレームワーク。

タイトルは『アイデアのちから』となっており、発想術を思わせますが、本書のコアは、原題のサブタイトルとなっている「Why Some
Ideas Survive and Others Die」(なぜ生き残るアイデアとそうでないアイデアがあるのか)です。

つまり、人々の間で語り継がれるアイデアの条件、口コミになるアイデアの条件、記憶されるアイデアの条件ということですが、これはまさに成功するマーケティングの必須条件。

全米で150万部のベストセラーということですが、読んでみてその理由がわかりました。

本書が解説しているのは、優れた映画や広告コピー、キャンペーン、スピーチなど、すべてに当てはまる強力なメッセージ作りの6要素。

具体的には、1.単純明快である、2.意外性がある、3.具体的である、4.信頼性がある、5.感情に訴える、6.物語性、の6つですが、これを具体的にどう表現するか、その詳細にまで踏み込んで解説しています。

本書が明らかにしたノウハウは、まさにベストセラー作りの条件であり、ヒット商品作りの条件であり、ブランディングの条件です。

これで、勝間さんがなぜベストセラーを量産できるのか、その本作りの秘密が明らかになりました。

ちなみに、勝間さんの出版マーケティングのやり方について知りたい方は、ぜひ土井との対談CD「出版マーケティング最前線!」をどうぞ。http://eliesbook.co.jp/archives/118

著者、編集者、商品開発者など、商品作りに携わる方はもちろん、それを売るマーケター、コピーライター、営業マンも必読の一冊です。

騙されたと思ってぜひ買ってみてください。
————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

一九八〇年米大統領選でロナルド・レーガンとジミー・カーターが討論したとき、レーガンは統計で経済の停滞ぶりを示す代わりに、一言こう言った。「投票する前に、あなたの暮らしが四年前よりよくなったかどうか自問してください」

ある日、クリントンが話の的を絞らないことに手を焼いたカービルは、選挙スタッフ全員の目につくよう、ホワイトボードに三つの言葉を書いた。この即席の言葉の一つが、「経済なんだよ、馬鹿(It’s the economy, stupid)」だった。

◆普及率112%の地方紙「デイリー・レコード」フーバー・アダムズの考え地方紙が読まれる最大の理由は、地元の人の名前や写真を読者が見たいからだ

パーム・パイロットが成功したのは、「何ができるかよりも、何ができないかで定義されていたからだ」と、バサロは言う

相手が既に知っている概念と結びつければ、新しい概念も理解しやすくなる

すべてを完璧な正確さで、今すぐ伝えたい。誰でもそう思ってしまう。だが本当は役立つ情報だけを与え、追加情報は後から小出しにすべきなのだ

関心をつかむ最も基本的な方法は、パターンを破ることだ。人間は一貫したパターンがあると、すぐ順応する。同じ感覚的刺激を繰り返し受けると、それに注意を払わなくなる

「意外なことに気づいた。優れた文章は、すべて謎かけで始まっている。つじつまの合わない問題状況を書いた上で、読者を謎解きの
世界に誘って、物語を展開している」(チャルディーニ)

権威は私たちのアイデアに確実に信頼性を付与する

統計はそれ自体が役立つわけではない。役に立つのは、尺度と文脈だ

共通試験の答案や『ハリー・ポッター』最新巻の配送業者だという事実には、「ただものではない」と思わせるものがある。その威力は数字や権威ではなく、具体的であることから来ている

私たちの心の中では、大衆より個人に軍配が上がる

「いけてる」とか「すごい」とか「超」といったある世代の最上級の表現が、時とともに色褪せるのは、やたらと多くのものと関連づけられるからだ

心にかけてほしければ、相手が心にかけていることを利用するべきだ

◆人を励ます物語の3タイプ
1.挑戦の筋書き 2.絆の筋書き 3.創造性の筋書き

————————————————
『アイデアのちから』日経BP社 チップ・ハース、ダン・ハース・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822246884
————————————————

◆目次◆

序章 アイデアのちから
第一章 単純明快である
第二章 意外性がある
第三章 具体的である
第四章 信頼性がある
第五章 感情に訴える
第六章 物語性
終章 記憶に焼きつく要素
解説 私も実践している優れたフレームワーク:勝間和代

[エラー: asin:4822246884 というアイテムは見つかりませんでした]

『軽くなる生き方』松浦弥太郎・著


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4763198432?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4763198432?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【軽やかに生きるコツ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763198432

[エラー: asin:4763198432 というアイテムは見つかりませんでした]

本日の一冊は、書店経営者でありながら、『暮しの手帖』編集長、さらには文筆家としても人気を集める著者が、人生を軽やかに生きる秘訣を公開した、注目の一冊。

軽快な文体のエッセイであり、ビジネス書と呼べるものではありませんが、このなかには仕事の哲学、そして人生を左右する人間関係のコツが書かれています。

不安な気持ちから、欲しくもないガラクタを集めてしまう。愛するあまり、相手の個性を殺してしまう。相手に感じたことを素直に言えない。本当は熱く生きたいのに照れてしまう。

大人になると、いろんな人に配慮しているうちに自分の本音を見失ってしまいがちですが、本書はそんな大人たちの肩の荷を下ろしてくれる、そんな一冊。

他人の評価に流されない、持ち味を生かす、コミュニケーションはノーから始める。

言われてみれば当たり前のことが、いかに自分の人生や仕事の人間関係を損ねているか、思い知らされる内容です。

難しい経済理論を並べれば、ビジネスはいくらでも複雑になりますが、その本質は意外とこの本に書かれているような、人間の問題だったりします。

マネジメントのヒントとして、また仕事への活力源として、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

片っ端からカバンに詰め込みながら生きてきたら、知らないうちに僕の人生には、どう考えてもいらないガラクタまでもが入り込んでいたのだ

たとえ人に「安っぽいガラクタでしょう」と言われるモノであっても、それと出会ったときのこと、それにまつわる人々、それに対する自分の思いという「物語」があれば、壊れた花瓶だって宝物

少し皺のよったカバーを、元どおりきれいにするだけでいいかもしれない。本によっては、前の持ち主が繰り返し読んだらしきヨレヨレ具合も、新しい価値であり、アピールポイントになるかもしれない。いずれにしろ、「その本らしくない演出」はタブー

愛するとは、相手を生かすこと愛されるとは、自分らしさを生かしてもらうこと

これまで、たくさんの人が、僕も知らなかった僕の「持ち味」を、一生懸命に見つけてくれた。どんな場所ならその持ち味を生かせるかを、一緒になって考えてくれた

感じたことを正直に言うことこそ、ずっとつきあっていく相手に対する愛情

照れないこと――これは初々しさを忘れず、変化し続け、軽やかに楽しく生きるために必要な勇気だ

いざというとき、この人についていくか、黙ってこの人の言うことを聞くか――。それは、仕事ができるとか、立派な上司という観点ではなく、人間としてその人を信じるかどうかで決まる

「逃げ場所」を確保しておくこと

◆「選ばれる人」になる三粒のサプリ
1.観察すること 2.察する力をもつこと 3.コミュニケーションする力

すべてのコミュニケーションは「ノー」から始めるべきだ

人の心を無視したら、どんなゴールにもたどりつけない。だから僕は、「ゴールはひたすらドライ(合理的)に、プロセスはあくまでウエット(感情的)に」仕事をすることを、心がけている

人に与えられたレシピによって今の自分があるなら、抱え込んでいてはいけない。今度はあなたが次の人にレシピを渡す番だ

————————————————
『軽くなる生き方』サンマーク出版 松浦弥太郎・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763198432
————————————————

◆目次◆

プロローグ
第1章 「あたりまえのこと」を大事にする
第2章 仕事で生かす、生かされる
第3章 「自分の根っこ」を見つめ直す
第4章 これからの人生は、身軽がいい
エピローグ

[エラー: asin:4763198432 というアイテムは見つかりませんでした]

『仕事が速くなるプロの整理術』吉越浩一郎・著


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/482226534X?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/482226534X?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【締切日順に収納するメリタ式とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482226534X

[エラー: asin:482226534X というアイテムは見つかりませんでした]

本日の一冊は、トリンプを19期連続増収増益、残業ゼロに導いたカリスマ経営者、吉越浩一郎さんが、その整理術を公開した一冊。

ベストセラーとなった『「残業ゼロ」の仕事力』は、著者の会社でのマネジメントの試みが中心でしたが、今回の本は、著者のデスク周り――書類のファイリングノウハウやデッドラインの管理方法、メールの管理方法などを説明しています。

※参考:『「残業ゼロ」の仕事力』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820717138/

さすが大きな組織のリーダーを務めていただけあって、複数いる部下の仕事の進捗をどうやって管理するか、という点にも言及しており、じつに実践的な内容となっています。

ファイルの仕方や図解の方法などは、その都度写真や手書きイラストで説明されているので、具体的にどうやればいいかが一目瞭然です。

なかでも画期的なのは、「書類を『仕事の締め切り日』によって日付順に収納する」というメリタ式の整理術。

ここまでマメな管理ができるかどうかは別にして、仕事の書類を締め切り日順に整理するというのは、いいアイデアだと思います。

また、iPhone+「さいすけ」でグーグルカレンダーにアクセスする方法も、人によってかなり重宝すると思います。

吉越さんの一連の著書を読んで、具体的なツール、ノウハウを知りたいと思っていた人には、まさに待望の一冊。

デスクがいつも散らばっている、という人にはぜひ読んでいただきたいと思います。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

書類を「仕事の締め切り日」によって日付順に収納する

必要な情報を必要なときに取り出せる体制を整える

仕事に使うツールは、シンプルで使いやすく、簡単に手に入る汎用的なものがいい

仕事のデッドライン(締め切り)の日付によって、案件別のクリアファイルを整理します

終わった仕事の書類は、保存しなければいけない理由がない限り、破棄

一番使いやすいものに統一するのは、効率を上げるための鉄則

・書類を一つの案件ごとにクリアファイルに入れます
・たとえ紙が一枚しかない場合でも、必ずクリアファイルに入れます
・デッドラインの日付を書き込み、○で囲みます

◆5色のクリアファイルを使い分ける
赤:「緊急」の書類
緑:「定期的」な案件
オレンジ色:「スケジュールにかかわるもの」
黄:「秘書向け」
無色:四つに入らない通常業務の案件

頼んだことを書き留めておくことは、社長ではなくても、すべてのビジネスパーソンにとって大事なことです(中略)人に頼んだことは、必ず状況をチェックする必要があります

「長期間にわたる仕事は、1日単位でデッドラインを入れて書類を管理することはできない」と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。仕事を分解して、それぞれにデッドラインを設定すればいいのです

上司に「この日までに報告しろ」と求められた仕事があったとしたら、上司から求められたデッドラインの日付で管理してはいけない

デッドラインを引かれる立場から、引く立場になれば、仕事の上で優位に立てる

図を描いて見せると、相手の理解は速くなります

経営者は、会社を変えるためにやるべきこと、すなわち「緊急性は低いけれど重要なこと」に社員を取り組ませなければいけないのです。そこで「緊急性が低い」という認識を変えさせるために、デッドラインを設定して、強制的に「緊急性が高い」という認識を持たせる

グーグルカレンダーをiPhoneで快適に使うため、私は「さいすけ」というソフトを使っています

————————————————
『仕事が速くなるプロの整理術』日経BP社 吉越浩一郎・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482226534X
————————————————

◆目次◆

はじめに
PART1 整理術の基礎
PART2 メリタ式の書類整理術
PART3 図とイラストの描き方
PART4 アナログとデジタルの融合
PART5 整理術を活かす働き方

[エラー: asin:482226534X というアイテムは見つかりませんでした]

『伝説の外資トップが説くリーダーの教科書』 新 将命・著


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4270004401?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4270004401?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【課長で終わらないための教科書】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270004401

[エラー: asin:4270004401 というアイテムは見つかりませんでした]

おかげさまでエリエスにも新しいスタッフが入り、既存社員もかなり定着してきました。

部下の失敗を見てはキレ、怒鳴り散らしていたかつての土井とはえらい違いようだと、自分自身のことながら驚いています。

じつは土井が今のように変わることができたのは、本日ご紹介する一冊、『伝説の外資トップが説くリーダーの教科書』の著者、新さんのおかげなのです。

日本経営合理化協会さんのCDを聴いて以来、勝手に慕っているだけですが、このCDで紹介されていた「部下を4つのタイプに分けて管理する」方法を意識した瞬間、自分に何が足りなかったのか、理解できたのです。

中小企業の社長というのは、できる個人として独立する人が多いのですが、そういう人は、決まってマネジメントの壁に当たります。

本日ご紹介する一冊は、その壁を破るための方法が書かれた、まさに中小企業経営者、マネジャー必読の一冊です。

著者の新さんは、日本コカ・コーラのブランドマネジャーを経て、日本人で初めてジョンソン・エンド・ジョンソンの社長に抜擢された人物。

本書には、そんな氏が40年以上のビジネス経験(社長職3回)を経てつかんだという、普遍のマネジメント原理が書かれています。

人気ではなく人望を得ること、「無用の学」のすすめ、「理念」「目標」「戦略」の3点セットで示す方向性、権限委譲の2つの条件、部下を4つのタイプにわける管理方法…。

経験者にしか語れない、極めて実践的な内容が盛り込まれており、じつに読み応えがあります。

規模の大小を問わず、チームを束ねるリーダーの方には、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

サラリーマンとは、会社に仕事をしにいく人のこと(中略)では、ビジネスマンとは何か。会社に結果を出しにいく人のことだ

リーダーは結果を求められるからこそ、結果を出すための前提を心得ておく必要がある

トップが「チャレンジ!」などという言葉を百万回、社員に向かって叫ぶよりも、最も大きな損害をもたらした社員に社長賞を与えるというやり方のほうが、はるかにインパクトが強かったことはいうまでもない。後発ながら世界の自動車メーカーへとのし上がった、あの草創期のホンダの奇跡は、そんなリーダーの無言のメッセージがあってこそ、だったのである

普通の人でも、優れた人になる方法がある。それは、普通で、当たり前のことを継続することである

自信には含まれているが、それ以外には含まれていない要素がひとつだけある。「学ぶ心」だ。この心は死ぬまで持ちつづけたほうがいい

「三」カ月以内に、いまの年収よりも「三」割以上のアップの条件で、「ウチで働いてください」という会社が「三」社以上あるか。これが三つともクリアされているならば、その人は本物である

上司に求められるのは「人気」ではなく「人望」である

なぜ人はついていくのか。端的にいうと、その人についていけば、トクだと思うからである

哲学、宗教、歴史、文学など、一見「無用の学」と見えるビジネス書以外の本も、ときには手にとり、目にして、心の糧にしたいものである。伸びる人は学ぶ人である

方向性とは何かといえば、「理念」「目標」「戦略」の三点セット

ないとあきらめるのが三流の人。自分でつくるのが二流の人。上司や部下を巻き込んでつくるのが一流の人である

◆正しい権限委譲の条件
1.中間報告を受ける 2.ヒントを与える

◆部下の四分類
1.人財 2.人材 3.人在 4.人罪

◆多長根の原則
・多面的観察 ・長期的視点で見る ・根本は何かに立ち戻る

◆正しい経営のためのリーダーの原則
1.自社の強みを生かしきれないことはやらない
2.企業イメージやブランドイメージを損ねることはやらない
3.継続性のないことはやらない
4.単なる他社のまねはしない
5.儲からない仕事はやらない

———————————————–
『伝説の外資トップが説くリーダーの教科書』ランダムハウス講談社 新 将命・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270004401
————————————————

◆目次◆

はじめに
第1章 これからリーダーになる人へ――上司の心得
第2章 リーダーとして歩き始めた人へ――上司としての認識
第3章 リーダーシップをさらに磨きたい人へ――上司のスキル
第4章 選ばれたリーダーをめざす人へ――上司の役割
付録 リーダー人財度カルテ
おわりに

[エラー: asin:4270004401 というアイテムは見つかりませんでした]

© 2004-2011Elies Book Consulting Co,Ltd.All Rights Reserved.