2008年12月5日
【勝間和代さんのベストセラー量産の秘密とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822246884
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最近、アマゾンのベストセラーランキングを見ていると、次々と勝間さん関連本が登場し、そのコンテンツ発想の豊かさに驚かされます。
みなさんも、彼女がなぜあんなに次々と売れるコンテンツを生み出せるのか、不思議に思ったことはありませんか?
じつは土井もそうでした。マーケティング的な部分はわかっていても、アイデアの源泉がどこなのか、なぜあんなに上手に伝えられるのか、まったく不思議で仕方がない。
でも、本日ご紹介する一冊で、ついにその秘密が明かされそうです。
本日ご紹介する一冊は、現在、ビジネス書でもっとも売れている著者、勝間和代さんが活用しているという、メッセージ作りのフレームワーク。
タイトルは『アイデアのちから』となっており、発想術を思わせますが、本書のコアは、原題のサブタイトルとなっている「Why Some
Ideas Survive and Others Die」(なぜ生き残るアイデアとそうでないアイデアがあるのか)です。
つまり、人々の間で語り継がれるアイデアの条件、口コミになるアイデアの条件、記憶されるアイデアの条件ということですが、これはまさに成功するマーケティングの必須条件。
全米で150万部のベストセラーということですが、読んでみてその理由がわかりました。
本書が解説しているのは、優れた映画や広告コピー、キャンペーン、スピーチなど、すべてに当てはまる強力なメッセージ作りの6要素。
具体的には、1.単純明快である、2.意外性がある、3.具体的である、4.信頼性がある、5.感情に訴える、6.物語性、の6つですが、これを具体的にどう表現するか、その詳細にまで踏み込んで解説しています。
本書が明らかにしたノウハウは、まさにベストセラー作りの条件であり、ヒット商品作りの条件であり、ブランディングの条件です。
これで、勝間さんがなぜベストセラーを量産できるのか、その本作りの秘密が明らかになりました。
ちなみに、勝間さんの出版マーケティングのやり方について知りたい方は、ぜひ土井との対談CD「出版マーケティング最前線!」をどうぞ。http://eliesbook.co.jp/archives/118
著者、編集者、商品開発者など、商品作りに携わる方はもちろん、それを売るマーケター、コピーライター、営業マンも必読の一冊です。
騙されたと思ってぜひ買ってみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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一九八〇年米大統領選でロナルド・レーガンとジミー・カーターが討論したとき、レーガンは統計で経済の停滞ぶりを示す代わりに、一言こう言った。「投票する前に、あなたの暮らしが四年前よりよくなったかどうか自問してください」
ある日、クリントンが話の的を絞らないことに手を焼いたカービルは、選挙スタッフ全員の目につくよう、ホワイトボードに三つの言葉を書いた。この即席の言葉の一つが、「経済なんだよ、馬鹿(It’s the economy, stupid)」だった。
◆普及率112%の地方紙「デイリー・レコード」フーバー・アダムズの考え地方紙が読まれる最大の理由は、地元の人の名前や写真を読者が見たいからだ
パーム・パイロットが成功したのは、「何ができるかよりも、何ができないかで定義されていたからだ」と、バサロは言う
相手が既に知っている概念と結びつければ、新しい概念も理解しやすくなる
すべてを完璧な正確さで、今すぐ伝えたい。誰でもそう思ってしまう。だが本当は役立つ情報だけを与え、追加情報は後から小出しにすべきなのだ
関心をつかむ最も基本的な方法は、パターンを破ることだ。人間は一貫したパターンがあると、すぐ順応する。同じ感覚的刺激を繰り返し受けると、それに注意を払わなくなる
「意外なことに気づいた。優れた文章は、すべて謎かけで始まっている。つじつまの合わない問題状況を書いた上で、読者を謎解きの
世界に誘って、物語を展開している」(チャルディーニ)
権威は私たちのアイデアに確実に信頼性を付与する
統計はそれ自体が役立つわけではない。役に立つのは、尺度と文脈だ
共通試験の答案や『ハリー・ポッター』最新巻の配送業者だという事実には、「ただものではない」と思わせるものがある。その威力は数字や権威ではなく、具体的であることから来ている
私たちの心の中では、大衆より個人に軍配が上がる
「いけてる」とか「すごい」とか「超」といったある世代の最上級の表現が、時とともに色褪せるのは、やたらと多くのものと関連づけられるからだ
心にかけてほしければ、相手が心にかけていることを利用するべきだ
◆人を励ます物語の3タイプ
1.挑戦の筋書き 2.絆の筋書き 3.創造性の筋書き
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『アイデアのちから』日経BP社 チップ・ハース、ダン・ハース・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822246884
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◆目次◆
序章 アイデアのちから
第一章 単純明快である
第二章 意外性がある
第三章 具体的である
第四章 信頼性がある
第五章 感情に訴える
第六章 物語性
終章 記憶に焼きつく要素
解説 私も実践している優れたフレームワーク:勝間和代
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