2008年12月6日
『アップルを創った怪物』スティーブ・ウォズニアック・著
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【アップル・もう一人の天才の物語】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447800479X
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本日の一冊は、あのスティーブ・ジョブズが崇拝した天才プログラマーであり、アップルのもう一人の創業者である、スティーブ・ウォズニアックの自伝です。
著者は、伝説のエンジニアであり、発明家の殿堂、National Inventors Hall of Fame入りを果たした人物ですが、本書の読みどころは、決して彼が何を成し遂げたか、ということではありません。
アップル創業の話やエンジニアリングの話も出てきますが、土井が思うに、本書の最大の価値は、人間がどのようにして天才にいたるか、という教育の視点です。
ロッキード社で極秘のミサイル開発をしていたという父との接点は、わずかにエレクトロニクスのみ。
その教えを頼りに、著者はエンジニアリングの世界を着実に歩き続けていきます。
人生の節目節目で出会った本や理論、理解ある教師たち。そしてさまざまなプロジェクト…。
成長に応じた教育と、愚直なチャレンジ、そして適切な評価。
たったそれだけのことがこれほどの大人物を生み、歴史に残る偉業を成し遂げさせた。そのことを知るだけでも、本書を読む価値があります。
もちろん、アップルの創業物語として、また歴史に残る名コンピュータ、アップルII誕生の物語としても楽しめますが、それだけにとどめるにはあまりにもったいない。
本書はむしろ、人を育てる立場にある方、すべてに読んでもらいたいと思います。
そして、自分がウォズニアックのようになろうと思う人には、ぜひ最後の方で述べられている彼のセリフを。
「発明家なら、グレースケールで物事を見なきゃいけない」
簡単に白黒をつけない、人の言うことを鵜呑みにしない。すべてに対してオープンでありながら、自分の信じた道を突き進んでいく。
日本にこんな人物が増えたら、どんなに世の中は良くなるだろう、と夢見てしまうほど、優れた作品です。
著者の人がら同様、決して派手さはありませんが、ぜひ多くの方に読んでもらいたいと思います。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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僕は父親が何をしていたのかほとんど知らない。我が家では秘密だったんだ。単なる秘密じゃなくて、極秘(中略)おやじがエンジニアだということは知っていたし、ロッキード社でミサイル開発をしていることも知っていた。でも、そのぐらいしか話してもらえなかった
このとき、僕は八歳かもうちょい小さいくらいだった。電球の仕組みを知って、僕は違う、ほかの子どもたちとは違うんだって思った。みんなが知らない秘密を知ってるって感じたんだ
今も僕は、エンジニアとは世界の鍵をにぎる人種だと信じている
おやじと僕の接点は、いつもエレクトロニクスだった
途中のやるべきことをすっとばして最終段階だけをなんとかしようとする人をたくさん見た。そんなの、うまくいくはずがないんだ
速いだけじゃダメな場合があるんだ。問題を解くには、洞察力をもって考え抜いたアプローチがなきゃいけないことが多い
みんなと同じものを読み、同じことを言えば、周りに賢い人だと思われる。でも僕はもうちょっと自律的でラジカルな人間で、知性というのはいろいろなことについて自分で考えてみる能力だと思う。言われたことを鵜呑みにするんじゃなくて、真実をつかむために、疑問に思うことをいろいろと質問するものだと思う
そのころチップはとっても高いもので、ただでサンプルをくれと頼む勇気は、僕にはなかった。この一年ほどあとにスティーブ・ジョブズと出会うんだけど、彼は販売担当者に電話をかけ、ただでチップを手に入れられる勇者だった
スティーブがもらったという七〇〇ドルの半分を僕がもらった。じつはもう少したくさん、二〇〇〇~三〇〇〇ドルとかが払われていたってことをあとで知ったけど、でも、僕らはまだ子どもだったしね。ウソをつかれたんだから、そりゃ傷ついたよ。でも、だからといってどうこうしようとは思わなかった
僕は、あるものについて自分よりもいい判断をしてくれる人に対し、自分の論理とか考えとかで異を唱えることはしない
人というものは、自分の人生をふり返って、違う自分になれたんじゃないか、何か違うことができたんじゃないかと自問自答するときがいつかくるものだと思う。僕の答えは決まっている。そんなことはない、だ
世界は白黒なんかじゃない。白と黒の間にさまざまな濃さのグレーがあるんだ。「発明家なら、グレースケールで物事を見なきゃいけない」。すべてに対してオープンに。他人のあとをついて歩いてはいけない
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『アップルを創った怪物』ダイヤモンド社 スティーブ・ウォズニアック・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447800479X
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◆目次◆
第1章 僕たち電気少年
第2章 論理ゲーム
第3章 コンピュータとの出合い
第4章 テレビ妨害機
第5章 僕のクリームソーダ・コンピュータ
第6章 はらはらどきどき電話フリーク
第7章 スティーブとめちゃくちゃした日々
第8章 ヒューレット・パッカード時代
第9章 いかしたプロジェクト
第10章 僕のすごいアイデア
第11章 アップルI
第12章 僕らの会社
第13章 アップルII
第14章 フォード以来、最大の株式公開
第15章 ウォズ・プラン
第16章 不思議な飛行機事故
第17章 僕の「ウッドストック」
第18章 アップルからCL9へ
第19章 子どもたちに教える
第20章 人生の法則
用語集
謝辞
訳者あとがき
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