2006年6月8日

『3つの成功サイクル』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806124257

本日の一冊は、大ベストセラー『7つの習慣』の翻訳者にして、こ
れまでに約3万人のビジネスパーソンを指導してきたという名指導
者、川西茂さんによる一冊です。

※参考:『7つの習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906638015

高いパフォーマンスを上げられる人間になるための心構えとは何か、
仕事で成果を出すための要素とは何か、適切な目標設定のコツは何
なのか。

本書は、いつか成果を出そうと励んでいるビジネスパーソンなら誰
もが究めたいと思う、「ハイパフォーマンスの謎」に正面から取り
組んだ意欲作です。

ハードカバーで500ページ超の見た目とは裏腹に、じつに読みやす
い本で、スラスラと読めてしまいます。

自己啓発書や仕事術関連の本をたくさん読んでいる方には、さほど
得るところはありませんが、これから本格的に学ぼうとする人が読
んだら参考になると思います。

見た目にひるまず、ぜひ読んでみてください。

———————-
■ 本日の赤ペンチェック
———————-

ポイントは能力そのものの有無ではなく、「能力の引き出し方」だった

「探そう」という意識がなければ「あるものも見えない」

自分が見ている世界はあくまでも純粋な真実ではなく、「自分の個
人的な見方や考え方を通して見ている自分だけのもの」

◆3つの成功サイクル
1.パフォーマンスサイクル(結果・成果)
2.パワーサイクル(能力)
3.キャラクターサイクル(人間性・人格)

私たちが正しいと思っているパラダイムは、時と、場所と、状況に
よっては完全に間違っている場合がある

◆「考える力」を鍛えるための3つの設問
1.「7つのWHY」 2.「逆から考える」 3.「比較して考え
る」

責任を果たすことはとても大切なことですが、内なる欲求が行動の
源となっているほうが、主体的で継続性のある行動が引き出されます

相手の立場に立ってみなければ、情報の本質は見えてこない

段取りは仕事の根本要素である。それは多くの事業を円満に成就させる
(スマイルズ)

◆自律力を発揮する5つの方法
1.仕事のおもしろさを探す
2.仕事に関連することでおもしろさを探す
3.自分の仕事の価値を知る
4.仕事のやり方を工夫する
5.人間関係を良好にする

大きな成果を出すためには、今できる目の前のことをその場ですぐ
にやるという小さなところからはじめなければならない

社会を発展させることこそが人間の究極の欲求であり、人生や仕事
の本当の価値

————————————————
『3つの成功サイクル』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806124257
————————————————
■目次■

序章 最高の成果をあげる人「ベストパフォーマンスパーソン」とは?
第1のサイクル パフォーマンスサイクル
第2のサイクル パワーサイクル
第3のサイクル キャラクターサイクル
終章 真のベストパフォーマンスパーソンになるために
まとめ 『3つの成功サイクル』―まとめ

━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━

この書評に関連度が高い書評

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー