【株の基礎知識がどんどん頭に入る】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478117926
本日ご紹介する一冊は、シリーズ10万部突破の遠藤洋さんによる人気の株本、『10万円から始める!小型株集中投資で1億円』のシリーズ最新作。
※参考:『10万円から始める!小型株集中投資で1億円』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478106991
著者の遠藤洋さんは、東京理科大学理工学部在学中の夏休み、家庭教師のバイトで貯めたお金を元手に知識ゼロから投資を始め、小型株投資で億単位のリターンを達成。
これまで1600人以上の個人投資家に指導してきたという人物で、現在は、投資家・自由人として人生を謳歌している、羨ましい人物です。
タイトル通り、1問1答のドリル形式で、株の基礎知識から売買の実践知識が得られるようになっており、初中級者には、ピッタリの内容だと思います。
・株価が上昇する要因として最も適切なものを1つ選んでください
・PBR(株価純資産倍率)の説明として適切でないものをすべて選んでください
・投資先候補の絞り込みの基準として適切でないものを1つ選んでください
・保有株を決算発表前に売るかどうかの考え方として、適切でないものを1つ選んでください
ある程度投資を経験している人でもドキッとする質問が並んでおり、自分の投資基準や考え方が正しいかどうか、チェックできるのがポイントです。
過去のデータやチャート、クイズを通して学べるように作り込まれており、単なる基礎知識では終わらないところが、実践的でいいと思います。
小型株の成長チャンスに目を向けながら、不注意な投資を防ぐよう、アドバイスもなされており、バランスの良い内容だと思います。
これから株を勉強する人は、ぜひ読んでおくといいと思います。
さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
—————————-
「価格」よりも「価値」が高い会社(銘柄)を見つけて買うのが儲かる投資のコツ
決算で好業績が発表されても、それが市場の期待を超えていなかった場合、株価が下落する要因になる
目先の株価上昇で大切なポイントは、現在の業績や事業内容より、この先の業績や事業展開への「期待感」
「現在の純利益が毎年続く」という、ほぼあり得ない前提条件ですから、PERは気にしすぎないほうがいい
PBRが割安な会社は、だいたい業績もよくない傾向があるため、PBRが低いという理由だけで、安易に株を買ってはいけません
業績が安定している会社というのは、もう伸びしろがない可能性が高いとも考えられます
決算発表で思ったよりも業績がよくなかったときは、「想定していたシナリオが崩れた」と判断して損切りすることも必要
この株を損切りしたとして、またすぐに同じ株を買いたいと思うか? またすぐに買いたいと思うなら、いまは損切りするタイミングではありません
上場して間もない小規模な会社であれば、複数の事業にリソースを分散するより、得意事業1本に全リソースを集中させたほうが、事業は成長しやすい
絶対にやってはいけないのが、実力以上に株価が急騰し、反落して株価チャートが崩れても、その株を保有し続けること
人気がない銘柄は、ちょっとした金額の買い注文で大きく値上がりして、ちょっとした金額の売り注文で大きく値下がりします
実際に投資をするときは、その銘柄が属する業界の市場規模を考慮するといいでしょう。業界自体の市場規模が小さく、時価総額1000億円を目指すことすら難しい銘柄もあります
「ファンダメンタルズが割高=株価がピーク」とはいい切れません
大事なのは、最も高い利益率の事業ではなく、最も多くの利益を稼げる事業
—————————-
本来は、株価が下がっている時にこの手の本を読んで投資して、株価が上がったら売るのが理想的ですが、やっぱり本が出されるのって、相場がいい時なんですよね(苦笑)。
しっかり勉強して、次の買い場を待ちたい人に、おすすめの一冊です。
ぜひ、読んでみてください。
———————————————–
『1問1答 株ドリル』遠藤洋・著 ダイヤモンド社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478117926
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0C4P1ZGCT
———————————————–
◆目次◆
超基礎編 小型株集中投資の超基礎知識
基礎編 小型株集中投資 成長株の見つけ方
中級編 小型株集中投資 売り・買いの考え方
上級編 小型株集中投資 3年で10倍になる株の見つけ方
応用編 小型株集中投資 株情報を深掘りする方法
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。