【上司の本音がわかる本】
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以前にもお話しましたが、エリエスには、この4月から新卒の社員が加わりました。
とても優秀な子で、察しもいいのですが、それでも教えなければ伝わらないことがたくさんあります。
教えながら気づいたことは、
1.上司が気になるのは「些細」なことがほとんどであること
2.部下はその些細なことに気づいていないこと
では、なぜ部下はその些細なことに気づかないのか。
それは、「上司が部下に期待していることを伝えていない」からなのです(『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』より)。
本日ご紹介する一冊は、部下であるあなたが、上司に求められていることを知る、とっておきの一冊。
上司が期待することを大きく4つに分け、それぞれについて、計50トピックを、詳しく解説しています。
1.職場のコミュニケーションについて(=報連相)
2.ひとりのビジネス人としての言動について
3.仕事の進め方について
4.意識の向上や能力開発について
書かれている内容を読むと、「えっ、こんなこと?」と思うかもしれませんが、経験上、上司はこれができていないと間違いなく「ムッ」とします。
部下にしてみれは、「そんな本業と関係ないこと…」と思うものもあるかもしれませんが、知らないだけで評価を下げられたら、たまったものではありませんよね。
先日ある外資系人事コンサルタントの方に聞いたら、大手企業では、入社3年で評価が決まるところも少なくないとか。
入社早々、あるいは配属早々、不利な評価をされないためにも、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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一番期待しているのは、上司の期待を察して動くこと
聞かれる前に状況を知らせてほしい
会議の3日前に業績に影響がありそうな案件の報告をする
事実を言ってほしい
トラブル報告は、詫び→結末→申し開き、の順で話す
悪い報告はもっと早くしてほしい
途中経過も知らせてほしい
結論から言ってほしい
報告、説明は「結論から申しますと」と話し始める。それだけで上司は満足する
勝手に判断せずに相談してほしい
メールは件名を具体的に、重要なことは最初に書いてほしい
「でも」から話し出すのを、「では」からに変える
部下には、いつも元気にしていてほしいもの。上司は職場でしょっちゅう「疲れた」と言ったり、ため息をつく部下を嫌います
顧客に会う仕事ならば、お客様より堅い服装でなければ不自然
机の乱雑さから仕事を疑われる
後輩の面倒を見てほしい
報告には次の一手を加える。相談は自分案を持って行く
案は3つ持ってきてほしい
上司の仕事を奪い、1つ上の視点を手に入れる
どうすれば職場全体を見られるようになるのでしょうか? 簡単な方法があります。人の仕事を手伝うことです
会社にとって必要な人材は、マネジャーとプロの2つだけ
自らモチベーションを上げてほしい
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『あなたが上司から求められているシンプルな50のこと』濱田秀彦・著 実務教育出版
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◆目次◆
第1章 信頼されて仕事を任されるようになるための「報連相」
第2章 ひとりのビジネスパーソンとして認められるための「大人力」
第3章 主体的な職業人として高く評価されるための「仕事力」
第4章 将来を期待される存在になるための「成長力」
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