2022年5月27日

『AI分析でわかったトップ5%社員の時間術』越川慎司・著 vol.6005

【人気シリーズに時間術登場!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799328506

本日ご紹介する一冊は、累計15万部突破の人気シリーズ、待望の最新刊。

著者は、元マイクロソフトの業務執行役員で、改善活動のコンサルティング会社クロスリバーを創業した、越川慎司さんです。

※参考:『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799326082

※参考:『AI分析でわかったトップ5%リーダーの習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799327763

毎回、AI分析でわかったできるビジネスパーソンの行動を紹介し、意外な業務改善策を提示するシリーズですが、今回は「トップ5%社員の時間術」がテーマです。

なぜ、トップ5%社員が残業沼にハマらないのか、なぜ就業時間中、ずっと高い集中力とパフォーマンスを維持できるのか、本書にはその秘密が書かれています。

95%社員とトップ5%社員の仕事のやり方の違いがいろいろ紹介されていますが、スタートを早くする仕掛け、集中力を持続するための行動と時間の区切り方、金曜日のアクションは本当に勉強になりました。

データで示された95%社員とトップ5%社員の違いを見ても、メンターを持つ比率が6倍以上、社外のコミュニティに参加する比率が4倍以上、ランチをとらない人が約10倍と、興味深い事実が示されています。(その理由はさらに面白い)

トップ5%社員が、効率より効果を重んじている、というのも納得の内容でした。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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メンター(相談相手)を社外に持つ比率は、95%社員の6倍以上。また、NPO(非営利団体)の慈善活動や読書会への定期参加、ランニングクラブへの加入など、社外のコミュニティに参加する比率は、95%社員の4倍以上

5%社員の17.2%がランチタイム時に食事をとっていなかった

午前中の約3時間は集中しやすいのに対して、午後の約5時間は、集中力をきらさず行動し続けることが難しいと考えているようです。だから「ランチタイムの時間を利用して、人目につかないところで目を閉じてゆっくりしている」と言っていました

ランチタイムの一時間で一気にエネルギーを摂取するのではなく、午前と午後に分散して、少しずつエネルギーを補給していました。そうすることで血糖値をコントロールし、できるだけ眠気を起こさない戦略をとっていた

5%社員は、情報収集に「○○をあとX日で調べる」と締め切りを設け、「検索時間は一日5分まで」と制限を設けていました

5%社員は、タスク管理ツールを見る頻度が95%社員より37%も低い

机の上に飲み物を置かない

大きな仕事(ビッグロック)を最優先して時間割を決め、残りの時間で細かいタスクを詰めていくと最短距離で成果を出せます。5%社員は、このプロセスを実現するために、金曜日に「一週間で最も重要な2つのタスク」をメモしていました

5%社員の時間の区切りは、「45分単位」が多数派でした。45分仕事をしたら、一度立ち上がって大きく深呼吸したり、トイレ休憩や水分補給したりするシーンをよく見かけました

残り時間を直感的に理解するには、アナログ時計のほうがいい

うまくいっているチームは、「定期的かつ高い頻度で対話をするが、その会話時間は短い」

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トップ5%社員を目指す方が読むべきなのはもちろんですが、本書で示された5%社員の行動習慣を社内で仕組み化できたら、会社の生産性がぐっと上がりそうなので、じつは管理職や人事部こそ読むべき内容かもしれません。

ランチタイムやパワーナップ(昼寝)、軽食やドリンクの提供、社内の時計をアナログに変えるなど、企業側がしてあげられることもだいぶあることがわかりました。

ぜひ読んでみてください。

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『AI分析でわかったトップ5%社員の時間術』越川慎司・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン

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◆目次◆

第1章 なぜ、24時間があっという間なのか?
第2章 よかれと思ってやってしまう逆効果の時間術
第3章 95%の人が知らない5%社員の意外な時間術
第4章 残業沼から抜け出す「ちょいスイッチABC」
第5章 残業沼から抜け出す「ちょいスイッチABC」を実践!
第6章 明日から定時で帰る 「ちょいスイッチABC」を押すトレーニング 個人編
第7章 チームで時短する 「ちょいスイッチABC」を押すトレーニング 組織編

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