【心が軽くなる一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837958095
今日、たまたまテレビを見たら氷川きよしさんが出ていて、キラキラ輝いているのが印象的でした。
何かのため、誰かのために歯を食いしばって頑張っている人も好きですが、自分らしく生きている人も、見ていて気持ちがいいものですね。
本日ご紹介する一冊は、自分を束縛する思考から自由になるための、とっておきの自己啓発書。
20世紀アメリカを代表する心理学者、デヴィッド・シーベリーさんによる遺作です。
心の危機をどう乗り越えるか、数千人におよぶ臨床経験に基づいて明快に説いた、端切れの良い内容です。
読めば心がスッキリすること、間違いなしの一冊です。
われわれを不幸にしてしまう思考のメカニズムや、そこから逃れるための方法がシンプルな言葉でまとめられており、ざっと太字部分を読むだけでも気づきがあると思います。
だいぶ前から、「毒親」の存在が注目されるようになっていますが、毒になるのは、親だけではありません。
本書では、自分を縛るあらゆる思考や言葉の存在を指摘し、そこから逃れる方法を説いており、自分らしく生きられていないと悩む人には、うってつけの一冊です。
さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
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「自分が我慢すればなんとかなる」が不幸の素
ドン・ロウルズは、息子の金づかいが荒いのを心配していました。しかし、彼は息子が無頓着に使っているお金を蓄えるのに、父である自分がどれほどの頭脳とエネルギーを費やしているのかということを、息子に示したことはありませんでした。けれど、いったん自分がどれほどあくせくと働いているか、息子の浪費について不安を抱いているかをちょっと明かすと、少年の悪い遊び癖はウソのようにおさまったのです
あなたは完璧な人間を知っていますか?知らないなら、全面的に信頼がおけたり、愛すべき存在だったり誠実だったりする人間などいないのです。この真実が私たちを解放してくれるのです
親しい人間のもつ欠点の中で、特に自分を悩ませているものをリストにして、そのリストを次の二つに分けてごらんなさい。
1.その人に原因があると思われる点
2.他の人、あるいは他のことに原因があると思われる欠点。たとえば、両親、育った環境、親譲りのもの、健康など
否定的なものを克服するには、肯定的なものを見つけなくてはならない
困難の中に肯定的なものを見出し、それについてみずから動き出した瞬間に、恐れは減少しはじめ、やがては消え去る
心配が心を占めている時は笑うようになさい。一日必ず五十回笑うようにするのです
できないのは「能力」の差ではなく「想像力」の差
◆気持ちに芯からハリが出る「休日の過ごし方」 ※一部紹介
1.仕事を抱えていかないこと
2.トラブルをもちこまないこと
3.がっちり予定を立てすぎないこと
5.予定していたことをすべてこなさないこと
7.見るべきものすべてを見ようとしないこと
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心理学書として読むと古いのが難点かもしれませんが、自己啓発書として読むと、なかなか面白くて気づきのある内容です。
なかでも、<気持ちに芯からハリが出る「休日の過ごし方」>は勉強になりました。
いろんなものに縛られていた、30代の自分に読ませたい一冊です。
ぜひ、読んでみてください。
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『心の名医シーベリー博士が教える幸せな生き方』
デヴィッド・シーベリー・著 加藤諦三・訳
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◆目次◆
訳者はじめに
Lesson1 悩まない人はいない、迷わない人もいない
Lesson2 自分にプレッシャーをかけない生き方
Lesson3 なぜ、わずかなことでも傷ついてしまうのか?
Lesson4 明日のことは明日考えたほうがうまくいく
Lesson5 「頑張りすぎた自分」を休ませよう
訳者あとがき
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