【SNSマーケティングの新法則?】
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メディアの主流がどんどんSNSにシフトしていくなか、どうやってマーケティングすればいいのか、悩んでいる企業は多いと思います。
本日ご紹介する一冊は、SNSでモノを買う時代のマーケティングについて、プロのコンサルタントがまとめた一冊。
著者の飯高悠太さんは、株式会社ハイベロシティ在籍中、日本のFacebookページ使用者の4分の1が使っていたというFacebookアプリ「Hivelo Social Apps」のマネジャーを務め、株式会社ベーシックでWebマーケティングメディア「ferret」創刊編集長、現在は株式会社ホットリンクの執行役員CMOとして、クライアント企業のSNSマーケティングを指導している人物。
対話形式でわかりやすくまとめられていますが、SNSマーケティングのポイントとなるUGC(ユージーシー)、ULSSAS(ウルサス)、スモール・ストロング・タイ(小さくて強い絆)を実践面も含め、詳しく書いています。
バズを狙うやり方がなぜ長続きしないのか、フォロワー数を追ってはいけないのはなぜなのか、SNSマーケティングの仕組みが丁寧に解説されています。
同社が支援し、2年でフォロワー数19万までいったシャトレーゼさんの事例も挙げられており、実践的な内容です。
さっそく、内容をチェックしてみましょう。
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口コミ(UGC)が伸びると、どんなことが起こるかというと、まず指名検索が増えるんだよね
SNSの中でもUGCを軸にしたマーケティングがしやすいのは、ツイッター
ULSSASというのは、UGC(ユーザーが作ったコンテンツ=口コミ)→Like(いいね)Search1(SNSで検索)→Search2(ヤフー、グーグルなどで検索)→Action(行動・購買)→Spread(拡散)を指す造語。SNS時代に、どのようじ情報が伝播するかを追いかけた結果生まれた概念なんだ
SNSで検索をするユーザーはどんどん増えています
企業の公式アカウントは、
(1)プライベートグラフかソーシャルグラフでツイッターを使っている人(具体的にはフォロー数が30人から300人台)
(2)ツイート数の多い人(具体的には1万ツイート以上)を優先的にフォローして相互関係を築くといい
著者の会社がシャトレーゼで取り組んだこと
(1)UGCを発生させやすい公式アカウントからの投稿
(2)ユーザー参加型のコンテンツ
(3)UGCを生み出すアカウント運用
まず、家具を探そうと思う人たちがどんなハッシュタグを使うのかを調べるのがいい
ピンタレストは日本ではそこまでユーザーが多くないから、取り組んでいる企業は少ないんだけど、海外ではピンタレストからものを買うのは当たり前になってきてる
オウンドメディアでは、いったい何を評価基準にするべきでしょうか。厳密には、企業によって違うでしょうが、多くの場合、オウンドメディアでは「間接的なコンバージョンへの貢献」が評価ポイントになるはずです。もう少しわかりやすく言うと、商品を買ってくれる可能性のある人たちの「購入意欲を高め、育てる場」というのがメディアの役割なのです
「質」の高さも3つの要素に分解されます。
(1)グーグルが求める質(グーグルの判断する「質の高い生地」か)
(2)プラットフォームが求める質(規約やガイドラインに沿っているか)
(3)ユーザーが求める質(ユーザーのペルソナに沿って悩みを解決)
ダイレクト流入、つまり直接自社のサイトに来てくれて、そこから記事をクリックしてくれる人が増えるのが一番大事
ダイレクト流入、検索流入、SNS流入の割合は、常にチェックしておきましょう。たとえば、SNS流入が多いと「世の中で話題になっている」ように感じるかもしれませんが、いつまで経ってもSNS流入が9割というメディアは、メディアとしてうまくいっていないといえます
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マーケティングを完成させるには、いくつかパズルのピースが欠けていますが、それはおそらくコンサルティングでなければ聞けないところなのでしょう(笑)。
とはいえ、本書を読むだけでも、SNSマーケティングのコツは十分にわかると思います。
ぜひ、読んでみてください。
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『僕らはSNSでモノを買う』飯高悠太・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
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◆目次◆
はじめに
登場人物
第1部 僕たちのメッセージは、どうすれば届く?
第2部 僕たちのメッセージは、どのように作ればいい?
おわりに
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