【コクヨ社員の整理術とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046021098
本日ご紹介する一冊は、以前BBMでもご紹介した、『コクヨのシンプルノート術』の待望の続編。
※参考:『コクヨのシンプルノート術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046017619/
前作は、日本一ノートを売る会社、コクヨの社員100人のノート術を、カラービジュアル+解説つきで教えてくれる本でしたが、今回は「100人」とは書いておらず、単に「100のコツ」と書かれています。
ひょっとしたら、社員一人が複数の整理法を提案しているのかもしれません。
本書のなかで一番共感したのは、<「滞りなくフロー情報を捨てること」が重要>というくだり。
<増え続けるフロー系の書類をため込んでいくと、検索性が低下し、仕事の生産性を妨げます>というのは、最近書類を片づけていて、痛感したことの一つです。
物理スペースに余裕があるとつい、過去の書類を残しがちですが、それが検索性を損ね、未来の時間まで奪ってしまう。
本質を突いた議論だと思います。
本書にはまた、こうした本質論とは別に、具体的テクニックが詳しく書かれています。
小巻のガムテープを使う、マグネットとフックを活用して空中に収納する、クリップを壁面にくっつけるなど、興味深いテクニックがいくつか見られました。
さっそく、いくつか見て行きましょう。
———————————————–
入力デバイスは小さいものを選ぶ
かさばるものはミニサイズを選ぶ
よく使う筆記具はトレーに置く
デスクの下、引き出しの壁面スペースに、コードやカサを掛けています。マグネットフックを使えば、空中も立派な収納スペースです
自宅では、ベルトやネクタイなど、こまごまとしたものを、置かずに浮かせて収納しています
いつも使うペンはノートのリングに収める
デスクの上には「本当に使う文具だけ」を厳選して置くことにして、それ以外は、デスク上に置いた収納アイテム(引き出し)の中に放り込んでおく
マットな質感のクリップ入れは、コクヨのデザインブランド「trystrams」の製品。クリップはケースの外側に広がるようにくっつくので、取りやすい
折りたたみ傘用コーナーを増築する
手前によく使うものを置く
小さなものは重ねない
期間がわかるように見出しをつけて、時系列で整理する
現物を見せる収納をする
視認性を高めると、探す時間を短縮できる
最もよく立ち寄る場所に掲示情報を集約する
ラベルにイラストを入れる
すべてのハンガーの首に、マスキングテープを巻き、色や巻き方のバリエーションで判別できるような目印をつける
ふせん専用スタンド「カウネット メモスタンド ふせん置き付き」
横に長いペン立てを使う
欲しい文具は自作する
———————————————–
片づけの原理原則から、ちょっとした工夫、使うと便利なアイテムなど、デスク周りの改善に役立つ情報がいくつも載っています。
アイテムに関してはどうしてもコクヨのグッズが中心になってしまいますが、そこはご愛嬌。
フリーアドレス制のコクヨならではのコンパクト化の技術が凝縮されていて、じつに参考になりました。
ぜひチェックしてみてください。
———————————————–
『コクヨのシンプル整理術』コクヨ株式会社・著 KADOKAWA
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046021098/
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B076P2S7K4/
<楽天ブックスで購入する>
http://bit.ly/2zMOXAD
———————————————–
◆目次◆
1 コンパクトに収める メソッド30
2 検索性にこだわる メソッド30
3 モチベーションを上げる メソッド20
4 仕事の自由度を上げる メソッド20
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。