【本田健氏の読書論】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479305750
良い本と出合う秘訣は何かと言うと、優れた人(しかも読書家)におすすめ本を紹介してもらうこと。
土井の場合、大学時代に教授からすすめられた『情報の文明学』、『ホモ・ルーデンス』、東大総長を務めた佐々木毅さんに教えてもらった『君主論』などがそうでした。
ビジネスマンになってからは、堺屋太一さんにインタビューの際に教えてもらった『失敗の本質』、堀義人さんにすすめられた『影響力の武器』、竹田陽一さんに教えてもらった『私はどうして販売外交に成功したか』など、さまざまな本をむさぼり読みました。
「優れた人の読んだ本を素直に読む」、これに勝る読書術はないと考えています。
そこで本日ご紹介したいのが、ベストセラー作家であり実業家、本田健さんによる、『読書で自分を高める』。
読書の効用やどう本と付き合うのか、どんな本を読むべきかが書かれており、最後には著者のおすすめ名著リストがついています。
さっそく、気になったポイントをチェックして行きましょう。
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自分と向きあうということを、試行錯誤しながら進めていくことが、私は人生の醍醐味だと考えています。多くの人は遠回りに見えるこの作業を怠ります。でも、そのツケは、あなたが思っているより大きいものです。自分が誰なのか、何のために自分は生きるのか、といったことがわからなければ、どれだけ社会的に成功しても、幸せにはなれないからです
読書が好きな人は、孤独の楽しみ方を知っている
人は、思索することによって、他人のことを思いやったり、自分の本当の願望や自分の行く末、世界のことをじっくり考えたりできる
人生には試練がかならずやってきます。それに負けるか、打ち勝つかで、人生が決まります
好きなことを共有できて、長くつき合える友人は、一生の財産です。仕事や社会的地位を離れて、ただ本という世界を共有しているので、とても楽しい関係になるでしょう。真の友情とは、年齢や社会的立場・影響力、自分が所有している経済的要素が関係ないところでこそ育つものです
本のなかに、未来の自分を探す
読書家のビジネスマンは、他の業界の成功例を学んでいたり、過去のうまくいった事例や海外の事例を読んでいます
失敗は、客観性を失ったときに、その種が産まれます
自分の気に入ったノートに、大好きなフレーズをコレクションしていくと、きっと数年で、あなたのボキャブラリーは、増えていきます。そして、ちょっとした日常会話でも、そのセンスのよさがキラっと光るようになります
正しいか、間違っているかで読まない
両親の人生を変えた本を教えてもらう
本好きの友人のなかでも、自分と趣味がちょっと違う人に紹介してもらう
30年前に流行った本を読んでみる
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読書家の著者の体験談だけでなく、お知り合いの著名人のエピソードもあり、全体的に良い読書の指針となり得る一冊です。
著者おすすめの名著リストも骨太なものが多く、楽しませていただきました。
ぜひ読んでみてください。
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『読書で自分を高める』本田健・著 大和書房
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◆目次◆
プロローグ 本と戯れる時間が、自分を高めてくれる
第1章 本を読むとはどういうことか
第2章 何に向かって本を読むのか
第3章 どうすれば読書はおもしろくなるか
エピローグ 人生は、本を読んでどう動くかで決まる
あなたの生き方を大きく変える名著案内
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