2024年4月9日

『となりの億万長者が17時になったらやっていること』嶋村吉洋・著 vol.6454

【売れてます。】
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本日ご紹介する一冊は、10代で起業し、実業家・投資家・映画プロデューサーとして活躍する、嶋村吉洋さんによる注目の新刊。

タイトルのキャッチーさから予想できますが、売れ行き好調のようです。

著者は、テレビ東京やオリコンなど数社の大株主であり、その総額は約30億円。東京23区などに約2000坪、サッカーコート1面くらいの土地を所有する大地主だそうです。

本書では、そんな著者が編み出したお金儲けのシンプルな方法を紹介。

たった1つのシンプルな方法なのですが、これが実践できたら、確かに無理なく起業は何度でも成功すると思います。

これを10年前に知っていたらと思うと、本当に悔しいですね。

著者の経験に基づくビジネスの作り方と、コミュニティ運営のポイント、人付き合いのポイントが中身のほとんどで、それ以外は他のお金持ち本のエッセンス、自己啓発的な内容を引きつつ、億万長者の行動様式が説かれています。

コンパクトにまとめれば30ページで済む内容ですが、金銭的な価値は、数百万円をゆうに超えると思います。

いまどきの成功者なら当然のように実践している内容ですが、「頑張って稼ごう」「リスクを取って起業しよう」と意気込んでいる人には、ちょっとない視点かもしれません。

本書の方法でお金持ちになるには、コミュニティと人間関係が肝ですが、本書ではその秘訣についても書かれています。

いわゆるカリスマが主宰するコミュニティとはまったく違う原理でコミュニティ運営がなされているので、面白いと思いました。

さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

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彼らは人的資本・金融資本・社会資本の3つを手に入れて、
「やりたいこと」を
「やりたいとき」に
「やりたい仲間」と
「やりたいだけ」
やることができる、非常に幸せな人々

仕事にはバケツ運びとパイプラインを引く2種類がある

ファミレスを事務所代わりにして、皆が集まる「場」だけを作りました

最初からお客さんは私たちの仲間で確保しているから、まず失敗はない

コミュニティメンバー同士で徹底しているのは、何より「レスポンスを早くする」こと

約束の時間ギリギリではなく、最低でも30分前に到着する

必ず「沸点」を超える仕事をする

出会う人たちに自分がやりたいことを話す

「上司の自己肯定感を高める」という行為は、お金がかかりませんし、簡単ですし、そのリソースには上限がありません

毎日1つ、相手に愛されるような「小さい行動」を欠かさない

「誰から学ぶのか」にこだわる

会社員でいるうちに、他人のお金を最大限使う

「17時以降」の時間は次のステップのために使う

大切なのは「知名度」より、企画力

コミュニティの拡張は、「これをやったら面白いよね」と考える人をどれだけ輩出できるのかが重要

コミュニティの中で自分の創作物(考え)にお金を払ってくれる人を10人作る

絶対に仲間に入れたくないのは、なにより「悪口を言う人」

「どうすれば無駄をなくせるか」という観点で住む場所を変える

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億万長者の行動習慣という点ではもちろん学びになりますが、持続可能な組織・コミュニティをどう運営するかという視点でも読めるので、コミュニティリーダー、組織のマネジャーは、読んでおくと勉強になると思います。

自社を、事業のアイデアやイノベーションのアイデアがバンバン出てくる体質に変えたいと思っている企業にとっても、ヒント満載の内容だと思います。

ぜひ、読んでみてください。

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『となりの億万長者が17時になったらやっていること』嶋村吉洋・著 PHP研究所

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◆目次◆

プロローグ
序章 「人とのつながり」がビジネスを決める時代になった!
第1章 幸せな億万長者は定時になったら何をしているのか?
第2章 社外の「仲間」が仕事とお金をもたらしてくれる
第3章 どこに出向き、どんなふうに自分をアピールするか?
第4章 仲間を信頼すれば、ビジネスは拡大する!
第5章 「投資家の発想」を持つ人だけが稼げる時代へ
終章 結局、コミュニティを持っている人が最後に勝つ
エピローグ

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