2023年8月17日

『リーダー論の3000年史』鈴木博毅・著 vol.6297

【リーダー本一気読み。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4296117440

本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『「超」入門「失敗の本質」』の著者、鈴木博毅さんが、古今東西のリーダー論の名著を読み解く一冊。

※参考:『「超」入門「失敗の本質」』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478016879

『イリアス』『オデュッセイア』『自省録』『孫子』『貞観政要』『君主論』など、名君主・経営者も読んだであろう名著を紹介し、そのリーダー論のエッセンスを解説しています。

昔読んだ『経営の未来』で、ゲイリー・ハメルが、こんな質問を読者に投げかけていました。

「誰があなたの会社を動かしているのですか」

この答えは、経営者とか株主とか、従業員とかいった話ではありません。

著者によると、「あなたの会社は、二〇世紀初頭に『近代』経営管理のルールや慣行を生み出した人びと、とうの昔に亡くなった少数の思想家や実務家によって、今現在もほとんど動かされている」のです。

これは、おそらくリーダー論に関しても同じだと思います。

読者がそれに従うか、壊すかはともかく、われわれのリーダー論とかリーダー像とかいうものは、明らかに過去のリーダー論の影響を受けている。

だったら、それを学ばない手はないと思うのです。

本書で紹介されている本は全部で30冊。

それを、以下のようにまとめています。

第1章 古代ギリシャの古典
第2章 古代ローマの古典
第3章 中国の古典
第4章 近世の名著
第5章 近代の名著
第6章 産業革命後のマネジメント書
第7章 20・21世紀の経営書
第8章 名経営者のマネジメント書
第9章 20・21世紀の政治家のリーダー論

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

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多くの人の力を、発揮させた者が勝者になる

「罰の最大なるものは何かといえば、もし自分が支配することを拒んだ場合、自分より劣った人間に支配されるということだ」(プラトン『国家』)

「そもそも国家が成立するのは」とわたしは言った、「われわれひとりひとりでは必要なものを自給できず、多くのものを欠いているからなのだ」(プラトン『国家』)

「もっともよい復讐の方法は自分まで同じような行為をしないことだ」(マルクス・アウレリウス『自省録』)

優れたリーダーは、兵士一人ひとりの奮闘に期待しすぎない

「公私の区別がはっきりしておれば、下らぬ人物が賢人をにくむこともなく、能のない者が功ある人をねたむこともない」(商鞅『商子』)

「法律を施行して、人民に悪事を行なう者がなくなったというのは、法律の内容がよく理解され、人民にとってそれが利益になると考えられたからである」(商鞅『商子』)

太公望『六韜』の4つの基本指針
1.周囲と利益を分け合う者が、リーダーとして支持される
2.リーダーは、必要なときに必要なことを断行すべし
3.人を見抜くには、評判ではなく仕事を任せた結果で判断する
4.優れた人を見抜き、ダメな人も見抜いて組織を創ること

出会う人すべてに、自己重要感を与える人がリーダーになる

聞く耳を持つ人のそばにだけ、優れたアドバイザーが現れる

リーダーは、集団の模範であるべき。それは報われる道である

新たな知識(成功法)を創り出す集団が勝ち残る

「試合場規則(グラウンド・ルール)が変わったとき、マルセロ・ペレスは、ガラスのように壊れてしまった。暗い影の中ですすり泣いているマルセロを見守りながら、私は、はたと思い当たったーーこういった恐ろしい場所では、過度の堅実主義は人を殺しかねない」(ナンド・パラード他『アンデスの奇蹟』)

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昔から経営者が読むべきとされている名著はもちろん、「えっ、これもリーダー本?」と思われるような最近の本も含まれています。

見出しをパラパラ読むだけでも、リーダー論のエッセンスがわかる、読みやすい本です。

ぜひ読んでみてください。

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『リーダー論の3000年史』鈴木博毅・著 日経BP

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◆目次◆

序 章 なぜリーダーシップは進化を続けたのか?
第1章 古代ギリシャの古典
第2章 古代ローマの古典
第3章 中国の古典
第4章 近世の名著
第5章 近代の名著
第6章 産業革命後のマネジメント書
第7章 20・21世紀の経営書
第8章 名経営者のマネジメント書
第9章 20・21世紀の政治家のリーダー論
終 章 極限状態で問われるリーダーシップ

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