【著者初の生き方本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/405406910X

本日ご紹介する一冊は、累計26万部突破のベストセラー『瞬読』の著者であり、学習塾の経営者としても成功している山中恵美子さんが、初めて出した生き方本。

『瞬読』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797398868

小学校時代にいじめを経験し、子ども２人を抱えながら１億円の損失、途中社員が一斉に辞めるなど、いろいろと修羅場を経験してきた著者が、いかにして事業で成功し、前向きに生きてきたのか、生きるヒントが得られる一冊です。

著者のように、メディアに出て活躍したい方にとってもヒントが満載の内容で、SNSの使い方や人付き合いの方法、自分のメンタルを健全に守る方法など、いろいろ勉強になると思います。

個人的には、【“うぬぼれ”で悪口を忘れる方法】が面白いと思いました。

【“うぬぼれ”で悪口を忘れる方法】
（１）私（僕）のほうが美人だから（かわいいから／イケメンだから）、悪口を言われても仕方がないなぁ…
（２）私（僕）のほうがお金持ちだから、悪口を言われても仕方がないなぁ…
（３）私（僕）のほうが成功しているから、悪口を言われても仕方がないなぁ…
（４）私（僕）のほうが仕事ができるから、悪口を言われても仕方がないなぁ…
（５）私（僕）のほうが満たされているから、悪口を言われても仕方がないなぁ…
（６）あの人はきっと、私（僕）に憧れてくれているファンなんだ。ありがたい！

この自分を守るノウハウは、人前に出る仕事の方は、ぜひ押さえておくといいと思います。

全体的に人間関係やメンタルの話が多い気がしますが、これはこれで好きな人がいると思います。

「今何もないけれど」「今辛いけれど」という人にこそ、読んで欲しい一冊です。

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

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おこぼれをどんどん拾いにいこう

１万人の「薄いファン」より、100人の「コアなファン」

オンライン上でも、リアルでも、一人一人と向き合う機会に恵まれたときは最大限の敬意と丁寧さをもって接すること。相手に喜んでもらう行動をとること。そして「応援してくださってありがとうございます」とこまめに感謝をすること。恥ずかしがらずにお礼を言うことです

人の価値は「応援を“し合える”仲間」の数で決まる

人はそれぞれ強みが異なります。自分一人で完結しようとせず、“周囲にうまく頼れる人”が、最速で成功に至ることができます

フットワークを軽くすることで人に恵まれたり、喜ばれたりしやすくなったりする

「わざわざ時間を割いてつきあう価値があるほど、メリットを与えられる人」になる

信用がないなら、ナンバーワンを獲る

「叩かれて当たり前」というマインドを、成功する前からつくっておきましょう

「できないことをあらかじめ公言しておく生き方」です。最初から「期待されない人」を目指すのです。すると、自分自身に過剰な負荷をかけずに済みます

「体操服は２枚持っていくこと」を習慣にしていました。体操服を忘れた子に、貸してあげることができるからです

まずは「笑顔の倍返し」と、「そうだよね」と相手を柔らかく肯定する態度

大切な人には先に投資する

「誰かに喜ばれた」ことが多い人ほど、幸せな人

ボロ儲けできるのにしない人こそ「真の幸せな人」

「人の思いが込められたもの」を選ぶ

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個人的には、もっとリアリティのある商売の話を読んでみたかったのですが、学校を作ったばかりだから、その手の話は書けないのかもしれませんね。

自己啓発書としては、ベーシックな部類に収まると思います。

山中恵美子さんのファンの方には、楽しく読める内容だと思います。

ぜひ、チェックしてみてください。

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『「何もない」こそ最高の武器になる』山中恵美子・著　Gakken

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◆目次◆

序　章　漫画のような私の人生
～損失額１億円から30校の塾と学校を一代で築くまで
第１章　仲間を増やす・気になる人に近づく
第２章　一目置かれる存在になる
第３章　人に動いてもらう
第４章　不幸・不利を乗り越える
第５章　成長する
第６章　好きなことを実現させる
おわりに