2017年5月4日

『40代からの「英語」の学び方』『THE21』編集部・編 vol.4670

【大好評の英語特集が新書に!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569836054

ニューヨークを訪れているということで、当然英語に対する関心が強まっています。

昨年までの滞在で、随分聞き取れるようになりましたし、しゃべれるようにもなりましたが、まだまだ求めるビジネスレベルには遠く及びません。

そこで本日読んだのが、どうやったら効率的に英語を学べるかをまとめた、『40代からの「英語」の学び方』。

大反響を呼んだという、雑誌『THE21』の人気特集を新書化したもので、以下の文言に、思わずつられて手に取ってしまいました(笑)。

・40代からは「語彙を増やさない」
・40代からは「複雑な文法は捨てる」
・40代からは「単なる試験対策はしない」

以前、ご講演くださった杉田敏さんが、「教養とはボキャブラリーのこと」とおっしゃっていて、土井もそれに共感していることから、1つ目の原則には懐疑的ですが、2つ目、3つ目はtotally agreeです。

勉強時間を作るのが難しい多忙な40代ビジネスパーソンのために徹底取材した「最速&省エネ勉強法」。

どんなことが書いてあるのか、さっそくチェックしてみましょう。

———————————————–

ひたすら日本語を英訳する習慣はもうやめましょう。自然な英語表現にたくさん接し、その表現をそのまま使ってください

場面ごとのフレーズをまずはそのまま覚え込む

演説のシャドーイングは、英語力と演説力を同時に鍛えられるという意味でも有効

仕事で求められるのは、その専門分野で英語を使うこと

自分が使いたいセンテンスが例文として載っている教材を1冊選び、徹底的に覚える

知らない単語は「画像検索」してイメージで覚える

「発音を一人で確認するには、iPhoneのSiri(音声認識機能)を使っています」

難しい表現をするより、短く、わかりやすく表現する

「主語・動詞・目的語」の3要素で文を組み立てよう

一つの文につき、一つの情報を伝える

丁寧なのは、「Would you please~?(~していただけますでしょうか)」。2語加えるだけで、印象が格段に良くなります。「It Would be appreciated if you could~(していただけるとうれしいです)」「It would be helpful if you could~(~していただけると助かります)」も丁寧。この3つを覚えておけば十分でしょう

ある言語学者の研究によると「母国語→外国語」ルートの言葉の覚え方は、「外国語→母国語」ルートで覚えるのに比べ、約4倍の労力を要するという

アウトプットすることが、脳に最も強く記憶させる秘訣

論理的に物事を見るときの物差しは3つ。「イコール関係」「対立関係」「因果関係」です

下手でも堂々としていればいい

言語の上達は結局のところ場数が左右する

———————————————–

さすが雑誌編集部が作っているだけあって、全体的に作り込みがしっかりしている印象です。

ゴールドマン・サックスで最年少でゼネラル・パートナーを務めた松本大さん、モルガン銀行東京支店長として活躍した藤巻健史さんはじめ、ビジネスの達人たちの英語学習法がまとめられており、じつに勉強になりました。

紹介されている表現は基礎レベルですが、英語学習書のベストセラー著者も登場し、エッセンスを紹介してくれているので、いろんな主張をつまみ食いするには良い本だと思いました。

ぜひチェックしてみてください。

———————————————–

『40代からの「英語」の学び方』『THE21』編集部・編 PHP研究所

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569836054/

<楽天ブックスで購入する>
http://bit.ly/2pWD4qH

———————————————–

◆目次◆

第1章 「40代から英語ができる人」になる勉強法
第2章 大人のための「超効率的」勉強法
第3章 あの人は、社会人になってからいかに英語をマスターしたか?
巻末付録 今さら聞けない「中学英文法」の基本のキホン

この書評に関連度が高い書評

この書籍に関するTwitterでのコメント

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー