2011年11月12日

『世界の実力者たちに秘かに伝わるユダヤの言葉』 スティーブ・モリヤマ・著 Vol.2670

【ユダヤの格言】
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世阿弥の『風姿花伝』や、キングスレイ・ウォードの『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』など、「身内だけ」に、「秘か」に伝えられる言葉というのは、人の興味をそそるものです。

※参考:『風姿花伝』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003300114/

※参考:『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102428011/

本日ご紹介する一冊は、『世界の実力者たちに秘かに伝わるユダヤの言葉』ということで、ユダヤの諺や、有名ユダヤ人の言葉を集めたもの。

著者のスティーブ・モリヤマさんは、ブリュッセルに在住し、1年の半分以上はロシアや東欧に出張しているという人物です。

ユダヤ教の聖典「タルムード」からの言葉や、ユダヤに伝わる諺など、計150の名言が集められています。

「盲人の国では、片目の男は王様だ」
「いざというときに、大勢のあとについていってはいけない」
「噂話はかならず3人を殺す」
「棘にかこまれて、バラは育つ」

など、人生やビジネスに役立つ名言、処世術が満載。

名言の解説や背景などもあるともっと良かったのですが、尖った言葉が多く、興味深く読ませていただきました。

ファーストリテイリングの柳井正さんも推薦の一冊ということですので、ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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盲人の国では、片目の男は王様だ(ユダヤ人の友人のコトバ)

自分の意志の主人となり、良心の奴隷となれ(ユダヤの諺)

いざというときに、大勢のあとについていってはいけない(ユダヤの諺)

噂話はかならず3人を殺す。噂をばらまく人、疑問も抱かずに噂話を聞く人、そして噂の対象になっている人だ(タルムード ユダヤ教の聖典)

混沌を見極めるものがカネを掴むのである(ジョージ・ソロス)

市場は、常に不確実で不安定な状態にある。だからこそ、常識にたよらず、意外性に賭けてみる者が、カネを掴むのである(ジョージ・ソロス)

神がお金についてどう考えているのかを知りたいのでしたら、どんな人に神がお金を与えたのかを観察してみるといいでしょう(ドロシー・パーカー 米国の作家)

人生は、賢者にとっては夢であり、愚か者にとってはゲームである。金持ちにとっては喜劇であり、貧乏人にとっては、悲劇である

学ぶということは、これまで理解しているとずっと思い込んでいたことに対して、突如としてまったく違った見方をすることです(ドリス・レシング イラン生まれの英国の作家)

教育とは、気づいてもいなかった自分の無知を知ることである(ダニエル・ボアシュティン 歴史学者、ピュリッツァー賞受賞者)

人間ができる唯一の独創的な行為こそ、間違えることなのである(ビリー・ジョエル)

金をなくしても、何も失わない。誇りをなくせば、多くを失う。勇気をなくせば、すべてを失う(ユダヤ人の友人のコトバ)

棘にかこまれて、バラは育つ(タルムード ユダヤ教の聖典)

神は、超えられない試練を、人には与えない(東欧ユダヤ社会の諺)

愚か者は、許すことも忘れようともしない。世間知らずは、許して忘れてしまう。賢者は、許すが決して忘れない(トマス・サズ ハンガリー生まれの米国の精神科医)

小さな穴は大きな船をも沈めてしまう(ユダヤの諺)

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『世界の実力者たちに秘かに伝わるユダヤの言葉』スティーブ・モリヤマ・著 ソフトバンククリエイティブ
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◆目次◆

第1章 自分がわかるようになるユダヤの言葉
第2章 状況が掴めるようになるユダヤの言葉
第3章 人づき合いが楽になるユダヤの言葉
第4章 お金にまつわるユダヤの言葉
第5章 学ぶ力が上がるユダヤの言葉
第6章 失敗への怖れが消えるユダヤの言葉
第7章 挑戦が苦でなくなるユダヤの言葉
第8章 創造力が高まるユダヤの言葉
第9章 歳を重ねたくなるユダヤの言葉

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