2011年10月23日

『30代を後悔しない50のリスト』大塚寿・著 Vol.2650

【30代を後悔しないヒント】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478016615

本日の一冊は、12万部のベストセラーとなった『40代を後悔しない
50のリスト』の待望の続編です。

※参考:『40代を後悔しない50のリスト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478013837

このシリーズは、著者が、リクルートの営業時代に会った一万人以上のビジネスマンの「後悔」から、今やるべきことを明らかにするというコンセプト。

ちなみに、著者のリサーチによると、30代は40代に次ぐ「第二の後悔年齢」なのだそうです。

「40代」を扱った前作と比べると、本としてのインパクトはやや落ちるものの、30代後半の土井にとっては、良いヒントとなりました。

なかでも参考になったのは、雑談力をアップするための「3つのセオリー」と、「二つ以上の世界」を持つこと。

さらに、プライベート面では、<家を買えばよかった><「大人の遊び」を知っておけばよかった>という先輩たちの後悔が、参考になりました。

30代は、人によって、結婚や子どもの有無、職場での立場、収入など、大きく違いが出る時期なので、すべてを網羅するのは大変なのですが、さすがに50項目あるので、そのほぼすべてが押さえられています。

30代の方、これから30代を迎えられる方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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三〇代というのは、人生初の交代劇が起きる激変期でもあります。良かれ悪しかれ、これまで生きてきた「勝ちパターン」「経験則」にダイナミックな変化が訪れるのです。順風満帆な一〇代、二〇代を過ごした人が、はじめて自分の限界を知る事態に直面したり、それまで勝ち組と思ってきた人が、意に反して自分より「格下」と思っていた同期にあっさり逆転されるといった、主役の交代劇が起きるのが三〇代です

企業側は三五歳前後で人材の選別を始めるので、自分が選別された人間かどうか、出世レースのどのあたりかということが、三〇代で判明してしまうのです。中には同期でも、年収で倍近い差をつける企業も出てきています

「付き合う人の選択」という意味では、二〇代では早すぎ、四〇代では遅すぎるのです

一緒にいてラクな人と付き合うだけでは、素の力はいつになっても身につけられません。向上心を持って、いい意味で自分に負荷をかけ続けることができる良好な人間関係こそが、人生を大きく好転させる

自分のテーマは「自分の外」にある

いかに優秀な他者と付き合うかということが、育成期である三〇代においては、その人の人生を左右するほど大きな問題となる

「稼ぐ力」とはいったい何なのでしょうか。それは、「実務能力」「共感力」「自分プレゼン力」の三つ

人脈はお互いに決裁権や権限のない二〇代、三〇代に築かないと無理

◆雑談の基本となるセオリー
・「相手が喜ぶ話題」を振ること
・「素朴な疑問」を投げかけること
・「共通の話題」を振ること

会社や上司の本音はあくまで業績なのです

「がる人」とは、「忙しがる」「強がる」「重要人物がる」人ですが、周りは距離を置きたがるので、チャンスそのものに出会う回数が減ってしまう

仕事とプライベートを線引きすると、結果的にうまくいかなかった

この仕事が好きか嫌いかより、この仕事のどこが好きかという発想に切り替える

私が特に三〇代で注意したのが、「酒」「タバコ」「ストレス管理」「運動」の四点です

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『30代を後悔しない50のリスト』大塚寿・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆

序章 三〇代が人生の土台づくりになる理由
第1章 この一〇年で何より大切にしたいこと
第2章 プロフェッショナルとして絶対に必要なこと
第3章 人生を左右する決断について知っておくべきこと
第4章 「仕事以外」で必ず考えておくべきこと
第5章 「お金のこと」で知っておくべきこと
第6章 揺れ動く心を支えるためにやっておくこと

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