2008年7月4日

『お金持ちほど「捨て方」がうまい!』堀之内九一郎・著

【稼げる人は「捨て方」が違う】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413042085

本日の一冊は、日本テレビ系「マネーの虎」で一躍有名となった起業家、堀之内九一郎さんによるビジネスノウハウ&自己啓発の書。

今でこそ全国約200店舗、年商102億円を達成している著者ですが、その原点は、ホームレス時代のゴミ拾い。

本書は、お金持ちと一般庶民のゴミの違い、お金の使い方の違いから、ビジネスで成功するための考え方をつかんだという著者が、その成功の秘訣を余すところなく語った、注目の一冊です。

「二百万円の大衆車を十台乗り換えるのも、二千万円のベンツを乗り続けるのも、トータルの金額は変わらない」

「成功する人はいつも、本当に価値のある物と一緒に歩いてます」

「物の価値観を見出すことができなければ、どんな物も『ごみ』になる」

いずれもシンプルな教訓ですが、豊かなエピソードとともに読めば、きっと読者のビジネスマインドを刺激してくれる内容です。

もともとメタモル出版から出ていた『ごみの山は宝の山だ』に、新たな書き下ろしを加えたものなので、既に同書を読んだ方には既知の内容が多いかもしれません。

しかし、まだ読んだことのない人にとっては、ビジネスマインドを養うのに手軽な新書。

著者の本業であるリサイクルビジネスの内容が中心となってはいますが、あらゆるビジネスに応用可能な考え方が説かれています。

経営者、およびこれから起業する方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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(お金持ちが)捨てるのは本当のごみだけ。なぜだか分かりますか?
捨てるような物は、最初から買わないからです

二百万円の大衆車を十台乗り換えるのも、二千万円のベンツを乗
り続けるのも、トータルの金額は変わらない

成功する人はいつも、本当に価値のある物と一緒に歩いてます

常識という枷から自由になると、発想が違ってきます

みんなが物を粗末にして、使い捨てにするから、私らの商売が成り
立ってる

ごみを制する者は、日本を制す。環境ビジネスの市場規模は、二〇
〇一年には約四十八兆円だったものが、二〇一〇年には約六十七兆
円になると推計されています

真っ黒だからといって、それだけで、「どうせ、つまらん品だ」
「汚いな」と決めつけないで、価値を認められるのがプロ

物の価値観を見出すことができなければ、どんな物も「ごみ」になる

いずれも、新品と違い、ほとんどが、「これ一つしかない」一点も
のであるところが価値

貧しい時代だった昔のほうが、物作りにおいては、ずっと丁寧で贅
沢だった

人間、自分のもってたものは高い評価をされたいんです

「お金は、もらってから数えるもんじゃない。お金は、数えて渡す
側にならなければいけないぞ」(著者の父親の言葉)

ないものは自分で作る精神を忘れるな

よく脱サラ希望の方もみえますが、「本当に家たたき売ってでも、
電気・ガス止められても、それでもやり続けられますか。それでな
かったら、やらんほうがいいよ」といいます。そのくらいの性根が
据わってなければ、独立しないほうがその人のためだと思います

◆ビジネスを成功させる三つの条件
1.社会が信用できるようなノウハウをもっているか
2.社会が信用できるような資金力をもっているか
3.社会が信用できるような人物であるかどうか

新品のニセモノより中古のホンモノ

リサイクルの現場は”日本の今”を映し出す鏡

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『お金持ちほど「捨て方」がうまい!』堀之内九一郎・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413042085
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◆目次◆

プロローグ “捨てない”お金持ち、“使い捨てる”庶民
第一章 「人が捨てる」モノに価値を見出す!
第二章 このひと工夫で仕事の価値は10倍になる
第三章 思いがけないアイデアが“現場”に落ちている
第四章 人生まるごとリサイクルのすすめ
第五章 「金儲けのノウハウ」より「心儲けのノウハウ」を
第六章 つねに“ホンモノ”が分かる人であれ!
エピローグ リサイクル現場から見えてきた日本

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