2005年9月13日

『失礼ながら、その売り方ではモノは売れません』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475050503X

本日の一冊は、自動車業界のトップセールスとして名を馳せ、ホンダ、ビー・エム・ダブリュー、フォルクスワーゲングループなどを渡り歩き、先ごろダイエーの会長兼CEOに就任した、林文子さんによる、話題の一冊です。

内容の中心は、営業に関する心構えや技術ですが、著者の考え方や心配りは、成功哲学や人生訓にも通じるものがあります。

お客様に信頼されるための行動原則、チームを動かすためのマネジメント、クレーム処理の際の考え方…。

著者が誠心誠意、誇りを持ってお客様に応対した数々のエピソードを読んでいると、やはり営業力とは人間力なのだということを、あらためて実感します。

決してラクではない営業の仕事をどう受け止め、自らの成長につなげていくか。本書は、そんなヒントに満ち溢れています。

自らの人生を充実させるために、すべてのビジネスパーソンに読んでもらいたい良書です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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社長から学んだのは、アフターケアでお客さまとの絆を深めるという、セールスで最も大切なことです。「車のセールスは購入後に本当の仕事が始まる」と肝に銘じました

お客様はたくさんの情報に囲まれて、自分の選択にこれでいいと自信を持てなくなっています。迷って選択したときに、「それでいい」と言ってくれる相手に、信頼感を持つのです

若いうちは、自分のやりたいようにがむしゃらにやったらいいと思うのです。たしかに無駄なことがたくさんありました。しかし、量が質に変わることって、実際にあるのです

褒めて伸びるタイプ、叱って伸びるタイプという言い方をすることがありますが、私は叱るときも褒める要素を忘れないようにしています。どっちか片方だけで人を説得できるとは思えないからです

人生でもビジネスでも、リスキーな選択に出合わない人は、大きな成功は覚束ない

今の世の中では、マーケティングのない製品開発などありえないのではないでしょうか。でも、思うのです。どうしても作りたい、世の中に出したい、と思ったその気持ちこそが、何よりも勝ると

「販売に奇策なし」というのは、奇策をするなということではなく、奇策の後のことに腐心せよ、ということです

◆できる営業の3要素
1.人が好きなこと 2.勇気を持つこと 3.積極性

数字の設定をすると、それを達成するために何人のお客様に会えばいいか分かるので、恐怖感は湧いてこないのです。具体的に人に会っていけば、いずれその数字は現実化するのです

人間関係は最悪のときが”深掘り”のとき
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『失礼ながら、その売り方ではモノは売れません』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475050503X
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■目次■
第1章 デフレ時代の、これが私のやり方
第2章 セールスは結局、自分を売っているのです
第3章 売れる営業は目のつけどころが違う
第4章 チーム力でモノを売る秘訣
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