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『共感の時代へ』フランス・ドゥ・ヴァール・著vol.2120


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【動物行動学が教えてくれること】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314010630
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本日の一冊は、霊長類の社会的知能研究で世界の第一人者として知られるフランス・ドゥ・ヴァールが、強欲・利己的といった価値観を否定し、動物における共感の重要性を訴えた一冊です。

行き過ぎた成果主義が見直される現在にあって、金銭以外の何が人を動かすインセンティブになり得るのか、そのヒントを知る上でも、本書を読むことには意義があると思われます。

本書の冒頭で著者は、オバマ大統領の演説を引用し、こんな言葉を紹介しています。

「人は自己を超えるものに狙いを定めたとき、初めて自分の真の潜在能力に気づく」

この言葉が意味しているのは、利己的なだけでは、われわれは持てる能力を最大限発揮できないということ。

自分の持てる力を最大限に発揮するためには、他者の幸福に目を向ける必要がある。そのためには、本書のテーマである「共感」が必要になってくるのです。

本書では、こうした共感を妨げる考え方(たとえばスペンサー)をことごとく否定し、自然界にいる動物たちの行動を紹介することで、われわれの社会のあるべき姿を指南。

報酬のあり方についてもヒントが得られるので、企業経営の大きなヒントになること、請け合いです。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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二匹のサルに同じ課題をやらせる研究で、報酬に大きな差をつけると、待遇の悪いほうのサルは課題をすることをきっぱりと拒む。人間の場合も同じで、配分が不公平だと感じると、報酬をはねつけることがわかっている

貧しいのは自分が悪いのだと言えれば、貧しくない人は責任を免れる

自然は生存のための闘争に基づいているから私たちも闘争に基づいて生きる必要があるなどと言う人は、誰であろうと信じてはいけない。多くの動物は、相手を蹴落としたり何でも独り占めしたりするのではなく、協力したり分け合ったりすることで生き延びる

コートジボアールのタイ国立公園で研究対象となったチンパンジーたちは、ヒョウに傷つけられた群れの仲間の血を舐め、念入りに泥を取り除き、傷口に寄ってくるハエを追い払うなどして、世話をした。けがをした仲間を守り、彼らがついてこられないと、移動する速度を落とした

配偶者を失った人は、その後の半年間、死亡率が高くなる

収入が一定の水準を超えると、物質的豊かさの重要性は驚くほど小さい

私たちは危機に瀕すると、自分たちを分け隔てるものなど忘れてしまう

もし動物園で新しい檻を設置するとなれば、そこで飼う動物が本来、群居性か単独性か、木に登るか地面に穴を掘るか、夜行性か昼行性か、などを考慮に入れる。それなのに、なぜ私たちは人間社会をデザインするとき、自分の種の特徴など眼中にないかのように振る舞ったりするのか?

他者から物を学ぶには、接触がおおいに重要だ。私たちのチンパンジーは、お手本役の動きを一つ残さず見つめ、報酬を得る前から、観察した動作を再現することも多い。これはつまり、彼らが純粋に観察から学んだということだ

私たちは自分が同一化する相手を真似るばかりではない。その真似が絆を強めてくれる

一九六〇年代にアメリカの精神科医たちが行なった実験によると、アカゲザルは仲間に電気ショックが与えられる場合には、鎖を引いて餌を取るのを拒んだという

人はストレスの多い状況に置かれると、体の触れ合いを求めたり与えたりする

子どもたちはどうしても、自分自身の不安な気持ちを物語の登場人物に投影してしまうのだ

パートナーが美味しそうなブドウをもらっているのを見ると、いらだって、小石や、ときには小さなキュウリさえ実験部屋の外へ放り出した。ふだんはがつがつと貪り食う食べ物が、忌まわしいものになったのだ

社会性のある動物には一律に不公平嫌悪の傾向があると考えている

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『共感の時代へ』紀伊國屋書店 フランス・ドゥ・ヴァール・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4314010630

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◆目次◆

第一章 右も左も生物学
第二章 もう一つのダーウィン主義
第三章 体に語る体
第四章 他者の身になる
第五章 部屋の中のゾウ
第六章 公平にやろう
第七章 歪んだ材木

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『知らないと恥をかく世界の大問題』池上彰・著vol.2119


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【世界のニュースが一発でわかる】
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いつの時代でも、消費者にとって「都合のよい商品」は売れるものですが、本日ご紹介する一冊もまた、そんな商品のひとつです。

普段、新聞を熱心に読まない人、忙しくて知識が虫食い状態になってしまっている人に、世界の論点を、わずか180ページのダイジェスト版にまとめたのだから、こんな都合のよい本はありません。

G7からG20への動き、世界の火薬庫パキスタン、アメリカのビッグ3がダメになった理由、台頭するインド・パワーの光と影など、世界中のニュースを網羅しつつ、年金や介護、教育など、日本の論点についても言及することを忘れていません。

日頃追っていなかったニュースをキャッチアップするのに、これほど適した本も珍しいのではないかと思います。

本書が優れているのは、著者ならではの経済の見方や、世界の政治経済を読み解く際のキーワードが示されている点。

「資源を持っている国」
「資源を有効活用できるシステムを、国として持っている」
「街に大きな書店があり、そこに若者が大勢いるかどうか」

など、各国の将来性を論じる上で有効な視点が、いくつも示されています。

どうせ読むなら、単なる一般知識で終わらせるのではなく、著者の視点を学び、自分なりに世界を読み解く目を養いたいもの。

日々のニュースを読む前の基礎知識として、ぜひ押さえておきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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お金の流れのカギを握るキーワードは「資源」です。
近年、世界の人口は急激に増え、しかも人口大国が急成長を遂げているわけですから、今後、間違いなく資源は不足します。
資源を持っている国には必然的にお金が流れます

長い目で見ると「資源を持っているだけ」では不十分です。
資源国であると同時に、「その資源を有効活用できるシステムを、国として持っているかどうか」が重要なのです

私なりの「その国が発展するかどうかの見方」をお教えしましょう。
それは街に大きな書店があり、そこに若者が大勢いるかどうか

中国は今、世界一のアメリカ国債の保有国。
世界経済の中で先進国の影は薄くなる一方で、新興国の影響力がどんどん大きくなり、リーマン・ショック以降の金融危機では、サミット(主要国首脳会議)も新興国を含めたG20(先進国や新興国など主要20カ国・地域)が中心的な役割を果たしています

世界には「宗教」「民族」「資源」の3つの対立構造がありますが、イスラム圏にはこの3つの要素がすべてそろっている。
だから戦争も起こりやすいのですね

(アメリカ)国内には3億人という巨大な市場があったので、「性能をよくするには、どうすればいいのか」といった発想が希薄でした。その結果、燃費のよい小型車や高性能車の開発が遅れ、技術面での競争力が失われてしまいました

いざ、「経済を発展させるゾ」となれば、一党独裁のほうが効率よく進みます。
たとえば「この土地を飛行場にする!」と独裁者(党)が言えば、誰も逆らえないのですぐに工場に着手できるからです。
このような体制を「開発独裁」と呼びます

ITは新しい産業です。したがって職業としてのカーストの縛りがありません。
つまり、低い階層の生まれでも、能力さえあればITの仕事に就けるのです。これが、インドでIT産業が急激に発展した理由です

北アフリカのモロッコ、アルジェリア、エジプトといった地域は人件費は安いし、イスラム圏の中でも穏健で過激派もあまりいない地域です。だからキリスト教社会からの投資も受けやすい

「公的年金制度」は、当初は、若くて元気なうちにお金を積み立てて、年をとって仕事を辞めたら、これまで自分が納めてきたものを毎月少しずつ受け取ろうという仕組みでした。
それが田中角栄首相のとき、「賦課方式」に変わりました。つまり、現役世代から保険料を徴収し、高齢者に年金を支払うという仕組みに変わったのです

日本では学力低下を理由に授業時間を増やす方向ですが、実はフィンランドは現在の日本より授業時間が少ないのです。
これで「授業時間を増やせば学力が向上するわけではない」ということがわかります

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『知らないと恥をかく世界の大問題』角川SSコミュニケーションズ 池上彰・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047315044

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◆目次◆

第1章 新しい「世界の勢力地図」を占うキーワード
第2章 20世紀の覇権国家・アメリカを転落させたもの
第3章 アメリカ一極集中の崩壊──次なる覇権国家はどこか?
第4章 待ったなし! 世界全体が抱える問題点
第5章 新たな火種、世界各地の小競り合い?国や地域間の衝突?
第6章 政権交代で解決できるか?──日本の抱える問題点
第7章 世界の中の新しい風を読む?私たちがなすべきこと

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『いかにして自分の夢を実現するか』ロバート・シュラー・著vol.2118


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【自分の夢を実現するために】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837957102
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たくさん本を読んでいると、自己啓発書のほとんどは内容が似通っていて、何冊読んでもさほど変わらない気がしてきます。

ただ、「良い自己啓発書の定義は何ですか?」と聞かれたら、その答えは明確。

「行動につながる考え方、判断の基準となる考え方が示されているもの」というのがその答えになると思います。

本日ご紹介する一冊は、世界で累計480万部を突破し、20年以上のロングセラーとなっているロバート・シュラーの自己啓発書。

あの稲盛和夫さんが「成功哲学の名著」と推薦する一冊でもあります。

本書の特長は、人生につまずいた時、挑戦を前にひるんだ時、積極的になれる考え方が示されている点。

・失敗とは「未解決な問題」にすぎない
・問題が大きければ大きいほどその対処から学ぶ知恵は大きい
・人生には取りかえのきかない「歯車」などない

などといった考え方は、あなたが問題に直面した時、何かで失敗した時に、励みになる考え方に違いありません。

どんなに状況が悪くても、前向きに考え、前進することはできる。

本書はきっとその支えになる一冊だと思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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失敗者には、粘りがないのです。うまくいかなくなった時には、すぐあきらめてしまうのです(稲盛和夫)

疑念や曇りが心の中にあるなら、一生懸命シミュレーションをやるべき(稲盛和夫)

経済的自立をめざす人は、大きなおまけに目がくらんで安ものを買ったりはしない。貧乏人を利用して、利己的な野心をとげようとする政治家には惑わされないのだ

どれだけ多くの富を得ても、それをいかに寛大に人にあたえられるかが成功の決め手になる

他人の権利を尊重することによって自分をも尊重する。これが成功だ。物質的には貧しくても、ほかの人から尊敬され愛される人こそ、真の成功者だと私は思う

◆本当の失敗とは
・仕事に失敗することではなく人間的に失敗すること
・危険をともなう冒険から逃げること
・自信がないからと、人間としての崇高な義務から尻ごみすること
・仕事の価値とすばらしさを忘れ、失敗した時に自尊心が傷つけら
 れるのを恐れること
・自分の信念をまげて、権力に屈すること

成功した人の多くは教育を受けていないという現実は、知識よりも行動が大事だということを証明している

「失敗」とは、やり方を変えるべきだというサインなのだ

嵐が襲ってきたら、じっとしているのがいい。人や困難は方向を変えても、土はそのまま残る

この世でもっとも危険なのは、消極的な考え方をする専門家だ

「失敗したら」リスト、「成功するには」リストの二つをつくってみなさい

自分の間違いをすぐ認めて訂正したり撤回する勇気はあるか

失敗とは「未解決な問題」にすぎない

問題が大きければ大きいほどその対処から学ぶ知恵は大きい

自殺なんて馬鹿なことはやめなさい。あなたの苦しみなんて、ほんの一時的なもの。それに永遠の答えを返すなんて、もったいないと思いませんか?

「成功者」に積極的に接して刺激を受ける

人生には取りかえのきかない「歯車」などない

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『いかにして自分の夢を実現するか』三笠書房 ロバート・シュラー・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837957102

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◆目次◆

第1章 積極的考え方の力
    ことの成功・失敗をわけるものは何か
第2章 成功をみちびく法則
    なぜ「この考え方」だと夢が着実に実現するのか
第3章 不平・不安に打ち克つ力
    「可能性」は必ずある、誰にもある!
第4章 自己評価の力
    「絶望的」なものの見方・考え方をしていないか
第5章 自分を動かす力
    思い切って実行するための「行動指針」
第6章 危機を乗りこえる力
    失敗した時、どう考えどう行動するか
第7章 日々の「刺激」の見つけ方・「感性」の磨き方
    今日一日を懸命に生きる!
第8章 自分のベストをひきだす力
    「昨日の自分」を超えるためのヒント

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『社長あなたの会社は部長がつぶす!』山田修・著vol.2117


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【カリスマ外資社長のマネジメント論】
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よく、アマゾンのカスタマーレビューなどを見ていると、「自分が常々思っていたことが書かれていた」などと言いつつ、5つ星をつけている人がいますが、ビジネスにおいて本当に役立つ本というのは、自分の考え方を否定してくれる本ではないかと思います。

本日ご紹介する一冊は、中小企業の社長であれば、おそらくほとんどの方がやってしまっているマネジメントの間違いを、徹底的に指摘した一冊。

著者は、MBA経営者の先駆けとして、これまでに6社の外資系企業の社長を務め、それらの会社をことごとく改善に導いてきた山田修氏。

背中を見せることで部下を導こうとする、面談の予定を組むとき、思いつきで対象を決める、飲みニケーションに頼るなどといった中小企業にありがちな慣行をバッサリと切り捨て、やるべきことを淡々とやる、シンプルなマネジメントを推奨しています。

考え方はシンプルですが、「ゼロベース査定」や、「最低レベルの5パーセントを毎年切り続ける」「プレイングマネジャーを作らない」など、やることは大胆。

「何となく」これまでの慣行や情に流されて決断してしまいがちな経営者に、明確な指針を示してくれる、そんなマネジメント本です。

ぜひご参考までに、読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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アメリカのフォーチュン500企業(大手500企業)の役員を対象にした調査で、「あなたが現在のポジションに到達するために最も重要な能力はなんだったか」という設問がありました。半数以上の、そして最大の回答が、「コミュニケーション能力」であったのです

少数の人、あるいはただひとりの管理職だけが指摘したが、論理的で的を射て納得させられるようなこと。自分も危機感を感じていた問題が指摘されたという時は、それはその問題が重要な経営課題であることが多いでしょう。そして、それを分析的に指摘できた管理職は優れたマネジャーであることが多い

私の場合、社長として着任した第一日目の最初の朝礼で、「管理職を対象にした個別面談と、その他の社員についてはグループ面談を始めます」といった宣言をするようにしています。そして、その目的として、「各部署の業務内容の再把握、再点検を行い、関連して業務に関する意見が聞きたい」と、事前に通知をするのです。経営者がいきなり呼び出しをして、「話をきかせてくれ」とこちらが構えてしまと、メンバーはどうしても萎縮したり、警戒したりしてしまうものです

「今の仕事がもっとうまくいくにはどうしたらよいか、意見をいってくれ」という直接的な質問をします。これは、現在の業務の遂行のための直接的な問題解決策ではなく、むしろ長期的な業務改善、そして経営改善、あるいはビジネス・モデルの改定のヒントを引き出す重要な設問なのです

経営革新を考える時、現在の幹部全員からやみくもに意見を取り入れることは、弊害のほうが大きい

私が使った質問テクニックは、「自分の業務で困っている点を三つ挙げてほしい。それから、できればこうしたらいいんじゃないかということもいえればいってくれ」というものでした

「すぐに処理できないもっともな指摘」こそが、グループ面談で集められるべき貴重な経営情報

「今現在、あるいはこれからの会社の経営にどれだけ役に立ってくれるか」という、この一点だけで考える

◆リーダーの役割
1.結果を出す
2.コミュニケートする
3.方向を示す
4.サポートする
5.評価する

よく間違ってしまうのは、「よく働く」だけで判断力の劣った社員を幹部にすることです

◆組織の3要素
・ヒト ・ジョブスペック ・組み合わせ

最低レベルの5パーセントを毎年切り続ける

会社としては、評価を通じて、本人に何に貢献してもらいたいのか、何が不足なのか、それを改善するにはどんなことをしてもらいたいのかを伝えればよい

◆組織改革の手法 ※一部紹介
1.プレイングマネジャーを作らない
2.「飲みニケーション」はいらない
4.同業からは採用するな
7.大企業から人をとるな

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『社長あなたの会社は部長がつぶす!』フォレスト出版 山田修・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513846

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◆目次◆

プロローグ 社長はひとりでは何もできない!
第1章 問題はすべてコミュニケーションにある!
第2章 ルート・コーズを引き出せ!
第3章 本当にヤバくなる前にやるべきこと
第4章 モノ・カネがなくても勝てる組織作り
第5章 うまいフォローが進化する組織を作る
第6章 『企業はヒトなり』ではない!
終章 50日で変わる! 繁栄の黄金律プログラム

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『キズナのマーケティング』池田紀行・著vol.2116


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【SNSをマーケティングに活かす方法】
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ソーシャルメディアをマーケティングに活用したことのある方なら、誰もが一度や二度、「消費者ってなんて面倒くさいんだ」と感じる経験をしたことがあるのではないでしょうか。

これはおそらく、ソーシャルメディアが面倒なわけではなく、これまでも消費者はいろいろと自社や自社製品に意見を持っていて、それが一方向のメディアしかないために表面化していなかっただけなのです。

つまりもともと、消費者はメディアの言うことを鵜呑みにする存在ではなく、また囲い込めるものでもない。

大事なことは、自由な意見を持ち、自由に行動する消費者に受け入れられる、優れた商品とそれを伝えるコミュニケーションが存在することなのです。

本日ご紹介する一冊は、そんなソーシャルメディアを使ったマーケティングについて、マイクロソフト、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、Z会などのクライアントを持つプロが述べた一冊。

商品力を構成する要素を、「買う前に欲しいと思わせる力」と「買って良かった、次も買いたいと思わせる力」に分けて論じ、さらにコミュニケーションのあり方についても、重要なアドバイスをしています。

良い意味で消費者を裏切ること、アドボカシー・マーケティングを推進すること、そして担当者の人間味を伝えること。

ますます、PRにおいて、従業員教育が重要になってきそうな気配です。

本書の終盤で著者は、「これからの必勝パターン」として「戦略PR×広告×ソーシャルメディアマーケティング」を提唱。

積極的にTwitterに取り組んでいるけれども、なかなか成果が出ない、という人に、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ツイッターは、多くの企業が期待する「短期的な売上」や「認知の向上」をもたらしてくれるツールではない

クチコミパワーの方程式は、「意思決定への影響力」×「ネットワーク規模」で表される

会ったことのない一人の意見は信用するには不安だけど、50人の人たちのレビュー(の平均値)であれば信用できる

認識できる選択肢が閾値を超え、増加し続けるとどうなるか──。
売れる商品と売れない商品に二極化したり、メガヒットが生まれやすくなるのである

興味を持っていない相手を「囲い込む」ことなんてできない

商品力を構成する要素は、「買う前に欲しいと思わせる力」と「買って良かった、次も買いたいと思わせる力」からなっており、前者を「商品コンセプト=C」、後者を「商品パフォーマンス=P」と定義している

スッピンが明かされてしまう商品丸裸時代では、お化粧姿ではなく、「スッピンの私」を公開する勇気と、「ありのままの私」を気に入ってもらえる正直マーケティングが重要

「伝え方」や「トモダチになる方法」を考える前に、あなたはまず、みんなに愛されるヤツに変身する必要がある

バズとバイラルは掛け算なので、どちらかが弱ければ、バズ・バイラルキャンペーンとしてのパワーは半減してしまう

消費者の感情を動かし、クチコミを促進させるためには、良い意味で消費者を裏切らなきゃならない

アドボカシー・マーケティングの考え方に則れば、顧客や見込み顧客が最高の商品やサービスを見つけることができるように、企業はアドバイスを行なう必要がある。しかも、推奨する商品は、必ずしも自社商品とは限らないのだ!

キズナの構成要素は「信用」「理解」「愛情」+α

消費者が知りたいのは、あなたの企業や、直接、消費者と対話をする担当者(中の人)の人間味なのだ

「戦略PR×広告×ソーシャルメディアマーケティング」がこれからの必勝パターン

効果を上げる施策を、効率を測る指標で測定してはならない

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『キズナのマーケティング』アスキー 池田紀行・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048685619

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◆目次◆

はじめに
第一章 ソーシャルメディアって何?
   ?広告が効かなくなった本当のワケ
第二章 そして本当のキズナづくりが始まった
   ?あなたに興味のない消費者に好きになってもらう方法
第三章 すべてを「自分だったら?」で考える
   ?ソーシャルメディアマーケティング戦略の策定ステップ【実践篇】
第四章 これだけは守りたいキズナづくりの十三か条
   ?ソーシャルメディアマーケティングのガイドラインをつくろう
第五章 一番大きな壁は、実は社内にある
   ?始められない・続けられない社内リスクの回避・解決法の10ステップ
特別インタビュー 6社のキーパーソンから学ぶ
おわりに

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『戦略力を高める』平井孝志・著vol.2115


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【戦略的な人になる方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492532692
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最近は、さまざまな業界において異業種の参入による「見えない競争」が激化しているため、戦略本が売れています。

「戦略の失敗を戦術で補うことはできない」という言葉があるように、戦略のミスは、これまで順調だった企業の業績を、一瞬で悪化させるリスクをはらんでいます。

だからこそ、リーダーあるいはこれからリーダーになる人には、戦略は必須科目。

それも、古今東西の事例を読みながら学ぶのが、鉄則です。

本日ご紹介する一冊は、ローランド・ベルガー取締役パートナーの平井孝志さんが、さまざまな業界、企業の事例をもとに、戦略力を高めるための方法論を指南したもの。

「戦略力」を高めるためには「環境を読む」「あるべき姿を描く」「自分を見つめ直す」「道筋をつくる」という4つが必要ですが、本書では、これらをさらに詳細に論じ、読者が戦略構築センスを磨くお手伝いをしてくれます。

「自分を取り巻く環境の中にいながら、その環境を客観視することの難しさを『バブル』は教えてくれている」という著者の言葉が示しているように、われわれは自分の置かれた環境を正しくは認識できないものですが、そうしている間にも、競合は攻めてきます。

本書では、リーダーが自社の置かれた状況を正しく認識する方法や、競合に負けないための参入障壁構築法を説いており、じつに有用です。

戦略論の系譜についても軽くまとめてくれているので、教養としても読んでおきたい内容です。

ぜひウォッチしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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新しい顧客は多くの場合、現在の主要な顧客のニーズとは異なるニーズをもっている。必ずしも、目の前の大事な顧客の声だけに耳を傾ければいいわけではない

最初に場所を押さえてしまったり、ブランドをつくってしまったり、あるいは網(ネットワーク)をつくってしまうと企業は強い

人は意識・無意識にかかわらず、なじんだ解決策や手近な答えにとらわれて、問題の真因に向かって思考を深めていけなくなりがち

◆戦略の3要素
1.将来のあるべき姿
2.現状の正しい認識
3.戦い方の明確化

あるべき姿は日本の枠を超えてグローバルであり、時間軸はこれから10年先か20年先を見据えているほうがいい

敵は直接、本丸に攻撃を仕掛けてくるとは限らない。因果の連鎖をたどり、外堀を埋められないように気をつけるべきである

◆BHAG(Big Hairy Audacious Goals:社運を賭けた大胆な目標)
1.自社が世界一になれる部分
2.情熱をもって取り組めるもの
3.経済的原動力になるもの

「極端な状況」を想定することが新たなイノベーションの引き金

自社の「まわり」の業界をどう定義するかによって、自分自身の見え方が変わってしまう

◆マネされないための経営資源の特徴
1.強みが組織内のさまざまなルーティンに深く複雑に絡み合っていること
2.使いべりしない「見えざる資産」かどうか
3.因果関係の曖昧さ

イノベーターのジレンマ克服のための具体的な処方箋は、「小さな組織で始める」「本社から遠く離れたところでおこなう」など

リーダーが信頼と尊敬の念をもって、異なる意見や異なる性格をもつ人を集め、多様性や変革の動きを認めてあげる勇気をもつこと

価値がある資源を定義するにはどうしても外部からの評価が必要

力の源は「Why」と「Who」にあり、高い志に支えられた「正当性」が人や組織の力を最終的には担保してくれる

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『戦略力を高める』東洋経済新報社 平井孝志・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492532692

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◆目次◆

はじめに
第1章 翻弄されるビジネスマン
第2章 「海図」の品質がすべてを左右する
第3章 「戦略力」を構成する「4つの素力」
第4章 「海図」のつくり方
第5章 質の高いリーダーをめざして
おわりに
特別付録1 すぐに使える! 経営学のフレームワーク
特別付録2 今日から実践! 「海図策定」のテンプレート

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『お金で騙される人、騙されない人』副島隆彦・著vol.2114


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【いつもババを引く人の理由】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344981618

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芥川龍之介の『羅生門』ではないですが、世の中が悪くなると、必ず人から奪ってでも生きのびようとする輩が出てきます。

現在の日本には、さすがに追い剥ぎはいませんが、本質的な意味で人から財産を剥ぎ取る輩が存在します。

彼らに騙されないためには、疑う「知性」と、金融に関する最低限の「常識」が必要。

本日ご紹介する一冊は、この疑う知性と金融の常識、両方を教えてくれる、そんな読み物です。

著者は、『恐慌前夜』『ドル亡き後の世界』など、過激な主張のベストセラーで知られる副島隆彦氏。

※参考:『恐慌前夜』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396613148

※参考:『ドル亡き後の世界』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396613466

今回の本では、証券、生命保険、ダイヤモンド、不動産、FXなどを槍玉にあげ、人間がいかにして騙されているか、そのトリックを
暴いています。

政治の話や男女間の話など、著者のポジションで論じなくても、と思うところがいくつかありましたが、騙されやすい人を啓蒙するための書、としては有用な視点がいくつかあります。

過去の運用実績のグラフを見る際の注意点や、セールスマンの立場、投資の際の人間心理など、金融商品を買うなら知っておくべきことが雑談のなかで紹介されています。

テイストは違いますが、『ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話』と併せて読みたい一冊です。

※参考:『ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766784588

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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名だたる証券会社、生保、銀行が番組のスポンサーや広告主となっていて、テレビ、新聞、雑誌に対して大きな力をもっている

一度騙された人は、二度騙される

◆今の厳しい世の中を賢く生き抜いていくために必要な心がけ
1.注意すること
2.ほんのわずかでいいから「変だな」と疑ってみること
3.警戒心をもつこと

「生命の次に大事なのはお金だ」と、世の中の酸いも甘いも噛み分けてきた人は言います

相手の金融マンは、あなたが契約してくれれば、あとは知ったことではない、売ってしまった者勝ちである、と本音で思っています

何かに投資する(金融商品を買う)場合には、自分が信頼している人の意見を、必ず複数の人から聞くべきです。人生の知恵は、賢い人の意見に耳を傾ける、ということです

過去の運用実績表が、いわゆる“右肩上がりの折れ線グラフ”であるものを私たちはいつも見せられ、頭から信じ込み、たいした疑いも抱かず買ってしまう。一体、いつの時点でのグラフなのか考えようともしない。「基準となる価格」は、実は証券会社によって自由に決められている

かつてのようなデビアス=オッペンハイマー家が支配してきた世界的なダイヤモンドのカルテル価格の統制がきかなくなっている。そのため、ダイヤモンドの値段は、この30年間は、ほとんど上がらなくなっている

この超低金利のために、「安くお金を借りられる」ということで、企業経営を中心として、世の中の経済はなんとか回ってきた。それが、もうどうにもならない状況にやがてなります。“高金利の時代”が来るのです

商業ビルを含めて中古の不動産を買うと、修理代がかさみます。築15年も経つと、建物のあちこちが壊れ始めます。実質的には利回りは3%くらいです。利回り10%などあり得ません

自分が損をしているときに、人に頼らないように。人のせいにしないように

人間、損をすると、どこかでその損を挽回したいと思うものである。
損を取り戻そうと焦っている投資家の心理を突いて、銀行マンや証券マンたちは、さらに客が損をするとわかっているのに、新たに別の金融商品を勧める。そうすれば銀行や証券会社にまた手数料が入るのである

「あなたにだけ特別に耳寄りの情報を差し上げましょう」と寄って来る者はサギ師である

人間も同じだ。長い時間に耐えられないものはダメだ

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『お金で騙される人、騙されない人』幻冬舎 副島隆彦・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344981618

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◆目次◆

第一章 あなたのお金は銀行、証券、生保に狙われている
第二章 金融業界は鬼の巣窟
第三章 「騙されない」と思う人ほど騙される
第四章 グローバルに仕組まれた金融商品の罠
第五章 大事な資産を守り抜くために

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『法人税が分かれば、会社のお金のすべてが分かる』奥村佳史・著vol.2113


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【法人税で会計センスを磨く?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334035337

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以前、ベストセラーになった『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』。

※参考:『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512262

ビジネス書ブームや会計書ブームなど、背景にはいろんな理由があると思いますが、土井は、サラリーマンの経営者に対する不信感や嫉妬心などが、裏にあると読んでいます。

つまり、社長は何かずるいことをしているのだが、それが何であるか自分にはよくわからない。そんな心理状態です。

しかしながら、経営者になってわかるのは、税金を給与から天引きされているサラリーマンと、何千万円、何億円と税金を持っていかれる社長とでは、自ずと意識がかわってくるということ。

意識の壁を乗り越えるのは、なかなか簡単ではないのです。

本日ご紹介する一冊は、この意識の壁を取り払うため、「法人税」に目をつけた、ユニークな切り口の会計読み物。

なぜ会社が資金繰りで困るのか、交際費等の損金算入額はどうやって決まるのか、どんな法人を作れば税金上有利になるのかなど、条文や計算式、著者の経験、エピソードなども交えながら語られており、じつにためになる読み物です。

社長が経理の苦労を理解するという意味で、ぜひ読んでおきたい内容。

将来独立する人は、どこまでが経費として認められるか、といった情報を事前にキャッチする意味で、ぜひ読んでみましょう。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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会社のお金に関することは、ほとんどすべてが法人税と関係しています。ですから、法人税を理解すれば会社のお金の仕組みがわかります。会社で定められている細かなルールの意義もわかるようになります

税理士が手品師のように税金の負担を軽くしてくれることなどない

公益法人等については、その本業である活動でお金が儲かったとしても法人税はかかりませんが、所有地でコインパーキングを営むなどの収益事業を行なう場合に限って納税義務があると規定されています

法人税がかからない国に会社を設立して日本でビジネスをしても、日本の法人税の負担から逃れることはできません

国税庁長官が公表している通達によれば、営業者が匿名組合員に対して分配する利益は、営業者の法人税の計算において経費として認める

不動産や機械などは、購入すると会社の持っている固定資産とされます。つまり、会計上は会社の資産として扱われるため、これらを購入してもそれに支出した金額は費用とはみなされません。費用でなければ利益を減らすことはありません。その一方で、資金は会社から出ていきます。ですので、利益は計上されているのに、資金は全然足りないという状況がいっそう際立つ

利益と資金繰りとのギャップを埋めるためには、増資による資金調達か、借り入れしか方法がありません

「交際費等の損金不算入額」は税法が未来永劫損金として認めてくれない費用であり、会社としてはこれのために余分にかかる法人税は払いっきりであきらめるしかありません。このような項目は、「社外流出」として扱われます

棚卸資産を購入する時に発生する付随費用としては、残留農薬などをチェックするコストのほかに、引取運賃、荷役費、運送保険料、購入手数料、関税、保管費などがかかります。これらの支出は、払ったときの損金にするのではなく、いったんは仕入の金額に含めなくてはならない

食べても安全な冷凍餃子かどうかをチェックするための費用のように、棚卸資産取得後に会社内で発生する間接付随費用については、その額が棚卸資産の購入対価の3%以内である場合には、取得原価に算入しないことが認められています

会社が扱っている商品を役員に安く販売した場合、安くした分の金額は役員への給与として取り扱われます。例えば、自動車販売会社が、通常600万円で販売している乗用車を、役員に対して50万円で販売した場合、差額の550万円は役員への給与として取り扱われます。
この場合も、3種類の役員給与に該当しませんから、損金算入されません

使途秘匿金については、損金算入が認められません。しかも、当該使途秘匿金の支出額に40%を掛けた額の法人税が、追加徴税されます

私がもっとも有効であると考える節税対策は、自己株式買取を利用する方法です

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『法人税が分かれば、会社のお金のすべてが分かる』
光文社 奥村佳史・著

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334035337

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◆目次◆

第1章 会社を宗教法人にすれば税金を払わなくて済む?
第2章 たくあんで法人税を納めることができたなら
第3章 赤字でも法人税
第4章 みずほ銀行はなぜ法人税を払わないのか?
第5章 投資会社社員は電話が怖い?
第6章 決算日、肺が凍りそうです
第7章 リゾート施設を買ったなら
第8章 名ばかり管理職の次は、名ばかり役員
第9章 夜のクラブ活動費
第10章 取引先が倒産したら
第11章 株価が半値に下がったら
第12章 収益物件に買い換えましょう
第13章 新聞記事にならないように

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『頭のいい人が「脳のため」に毎日していること』トッド・カシュダン・著vol.2112


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【茂木健一郎氏も推薦!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837957129

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最近の土井は、新しいことにどんどんチャレンジしているせいか、毎日、成長を感じながら生活しています。

やはり人間にとって、新しいことは大事なことなのだと、改めて感じていたところ、それを裏づける本を発見しました。

著者は、今話題の「ポジティブ心理学」の第一人者であり、米ジョージ・メイソン大学心理学助教授のトッド・カシュダン。

邦訳のタイトルは『頭のいい人が「脳のため」に毎日していること』ですが、もともとの原書のタイトルは“CURIOUS?”。

好奇心がどれだけわれわれの脳にポジティブな影響を与えるか、そして人間関係に影響を与えるか、さまざまな研究結果をもとに、述べた内容です。

興味深いのは、日常いいこととされている「うれしい」「楽しい」「満足」といったプラスの感情が、自分のもっている知識で分類し、整理してしまった瞬間に終わってしまうということ。

著者いわく、「プラスの経験を長引かせたい、より満ち足りた生活を送りたいと思うのであれば、あえて『新しいこと』や『不確実なこと』に目を向けるのが正解なんだそうです。

そこで本書では、われわれが好奇心を持ち続け、ポジティブであり続けるためのステップを紹介。

職場でも、プライベートの人間関係でも使える心理原則がいくつも紹介されており、じつに興味深い内容です。

「ほめる」と「叱る」では、どちらが人を成長させられるか、また、似た者夫婦と、そうでない夫婦ではどちらがうまくいくか。

これに関しても、科学的見地から明確な答えを出しており、決して無視できない内容。

自己啓発書としても読めるので、ぜひ気軽に手に取ってみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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どんな世界においても、抜きんでる人の共通点を挙げるとしたら、何よりも「好奇心があること」(茂木健一郎)

人生は、「うれしいサプライズ」の頻度によって充実度が違ってきます

「好奇心」がきちんと働かなければ、物事をぼんやりと見過ごしてしまい、せっかくのチャンスを活かせない

安全であろうとすればするほど、私たちの行動は「したいこと」より、「したくないこと」に左右されてしまいます

プラスの経験を長引かせたい、より満ち足りた生活を送りたいと思うのであれば、あえて「新しいこと」や「不確実なこと」に目を向ける

◆好奇心が連鎖するプロセス
1.好奇心をもつことで、冒険する
2.冒険することで、発見をする
3.1と2のサイクルに満足すれば、それをくり返すようになる
4.くり返すことで、ある特定の分野に精通し、能力が身につく
5.一定の能力を身につけることで、知識やスキルが伸びる
6.知識やスキルを伸ばすことで、自分の人生が豊かになる

確実なことを探し求めれば求めるほど、意思決定を早めることにつながり、その結果、新しい情報について考えることをやめてしまったり、損をしたりします

「人々がどれだけ喜びを感じるかに、もっとも強く影響する二つの要素」は、「誰か助けてくれる人がいること」と「昨日、何か新しいことを学んだかどうか」

好奇心を強くしたいなら、わざと、慣れ親しんだ行動や出来事に関する予想や分類やラベルの「裏をかく」

「いい出来事を一緒になって喜んでくれる相手」と「つらいときになぐさめてくれる相手」だったら、前者のほうが、より幸せでいい関係を維持できる可能性が高い

◆仕事がパワーアップする「7つのルール」※一部紹介
1.自分の「いいところ」を隠さない
3.安全基地になってくれる人を味方につける
6.仕事は「チームでしている」と考える
7.「好奇心をもとう」と意識する

ほどよく不安を感じるような目新しい状況が必要で、そうでなければ興味をそそられません

◆苦難を乗り越えて成長するヒント ※一部紹介
・人生には絶対に「マイナスのこと」も必要
・人と比べない
・無理しない
・焦らない

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『頭のいい人が「脳のため」に毎日していること』三笠書房 トッド・カシュダン・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837957129

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◆目次◆

1.「楽しいことが次々起こる人」の脳はどうなっているか
2.脳は「新しいもの」を求めている!
3.「脳にいいこと・悪いこと」あなたの一日をチェック
4.頭の中に「ぶれない部分」をもつ
5.「人とつながる」とき、脳はみるみる輝きだす!
6.小さなことに「クヨクヨする脳」に打ち克つ!
7.かしこい「脳の使い方」が約束する“最高の人生”

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『誰かに教えたくなる「社名」の由来』本間之英・著vol.2111


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【休日にピッタリの読み物です】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062810972

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本日ご紹介する一冊は、休日に、ゆっくりくつろぎながら、家族で楽しめる、そんなビジネス教養書。

タイトル通り、日本を代表する120社の社名の由来をまとめたものなのですが、これがじつに面白い。

まだ土井がアマゾンに在籍していた当時、単行本を紹介したことがあるのですが、こちらの文庫は、単行本に収められていた310社のエピソードから、120社分を抽出した内容。

だからといって中身が薄くなっているわけではなく、むしろ面白いものだけ選りすぐった印象です。

どこの企業も、歴史上の人物や聖地、神様の名前など、知恵をふり絞って名前をつけているため、教養書として楽しめます。

アフラ・マズダーから取ったというマツダの英語名「MAZDA」、豊作の象徴であるトンボの王様ということで「オニヤンマ」から取った「ヤンマー」、武田信玄の主治医を務めた赤ひげ先生、永田徳本にちなんだ「トクホン」など、どこをとっても興味深い内容です。

一企業見開き2ページのシンプルな構成のため、肩ひじ張らずに読めて、うんちくが身につく、まさに休日にピッタリの一冊。

子どもと一緒にクイズ大会をしても盛り上がれる、バリューの高い内容です。

ぜひ買って読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆「マツダ」が「マズダ」と発音される理由
ブランド名をどうするかで松田は悩んだ。商品名をローマ字にすればMATSUDAである。だが、そのとき松田の頭にあったのは、自動車の原形といわれる馬車や牛車が発祥した古代オリエント文明だった。というのは、その文明において「叡智の神」と崇められた最高神がアフラ・マズダー(Ahura-Mazda)であったことを松田は知っていて、このマズダーが、自分の姓の発音に近いことに強い思い入れを抱いていたからだった

◆ヤンマー
エンジンのブランド名として山岡が最初に考えたのは「トンボ印」だった。トンボは豊作を象徴する昆虫であり、顧客の農家向けの名称としてもうってつけのように思われた。ところが、静岡のあるメーカーから商標侵害の抗議を受けたのである。社員から「トンボの“親玉”であるオニヤンマにちなんで『ヤンマ』にしてはどうか」という案が出たのはそのときだった

◆シャープ
社名の「シャープ」は「シャープペンシル」のシャープ、といってしまうと味もそっけもないが、同時に「えっ、どうして?」と疑問も湧くはず。しかし、理由は簡単。文具のシャープペンシルを考案したのが、創業者の早川徳次なのである

◆ブラザー工業
「シスター」は「シンガー」にどことなく語呂が似ている。ミシンを扱うのが女性であることを考えるとイメージも合う。そのうえ、安井ミシン兄弟商会の「兄弟」には4人の姉妹も含まれていたのだから、いよいよもって文句なしのブランド名である。ところが、いざ調べてみると、シスターはすでに商標登録されていて、使えないことがわかった。仕方なく兄弟は再び頭をひねり、今度は自分の会社名の「兄弟」から「ブラザー」をブランド名にすることにした

◆オリンパス
その頃の社名は「高千穂製作所」といった。高千穂は宮崎県北西部の町の名前だが、日本建国の神話では、神々が住む「高天が原」と通じる土地でもある。九州出身の山下が外国名のブランドを考えていたときに頭にひらめいたのが、「日本の高千穂は、古代ギリシャのオリンパスだ」という見事な連想だった。山下は、この名を冠した顕微鏡の発売を機に、「日本の高千穂(高天が原)から、世界のオリンパスへ」という願いを込めて命名したのである

◆カルピス
「カルピス」という名称は、英語のカルシウムと、サンスクリット語(梵語)のサルビス(練乳)を組み合わせた造語だった。本来はカルビスだが、語感をよくするために「ビ」を「ピ」に変えた案が採用されたわけである。梵語にこだわったのは、三島が僧侶の息子だったためである

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『誰かに教えたくなる「社名」の由来』講談社 本間之英・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062810972

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◆目次◆

第一章 機械・光学系企業
第二章 生活・ファッション系企業
第三章 食品・飲料系企業
第四章 流通・資源・サービス系企業

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