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『どんな人にも大切な「売る力」ノート』津田晃・著vol.2129


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【最年少役員の「気づきメモ」を公開】
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先日、博多に出張した際、「10年愛」の現役生で、有名広告代理店勤務のUさんと、中村君と3人でバーで飲みました。

Uさんは、温厚なお人柄ですが、かつては鬼の広告営業マン。

そんなUさんに、中村君の遅刻話をしたところ、「マスコミじゃあり得ないね。僕らの世界ならそれは放送事故だよ」と一喝。

そのうえで、こんな話をしてくださいました。

「遅くまで飲んだ日の翌日ほど、朝は早くこなくちゃ」。

次の日、中村君が早起きしたのは言うまでもありません。
(ちなみに、前日は朝3時まで飲み、翌日は7時30分の新幹線でした)

最近は、職場での人間関係が希薄になったせいか、こういったことを伝えてくれる人が少なくなりました。

若手が厳しいことに不満を言い、完全燃焼する喜びを知らないとしたら、それはとても残念なことです。

そこでおすすめしたいのが、本日の一冊、『どんな人にも大切な「売る力」ノート』。

厳しいことで有名な野村證券で、43歳の若さで取締役大阪支店長に抜擢され、その後、日本合同ファイナンス(現・ジャフコ)代表取締役副社長、野村インベスター・リレーションズ取締役会長など、華々しいキャリアを歩んだ著者が、40年にわたり記録していた「備忘ノート」を公開した、注目の一冊です。

「帰る間際に何らかの宿題をもらってくる」
「呼ばれた席では時間通りに、呼んだ席では20分前に」
「遅くまで飲んだ翌日ほど、朝一番で出社する」
「迷ったら、しんどい方を選ぶ」

など、営業はもちろん、人生訓としても役立つ内容が満載。

さすが金融マンだけあって、ただの自己啓発に終わらず、さまざまな企業事例、経営者のエピソードを混ぜ込んで、実務に役立つよう、工夫しています。

ひさびさに、読み応えのある内容。社員への課題図書、企業研修などにもおすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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お客さまからの電話や来社には丁寧な応対をするのに、お客さま以外の外部の人には無愛想な応対をする社員。でもその外部の方こそ、いつ「潜在顧客」「口コミ顧客」というお客さまに変わるかもしれないのです

売る力というのは、信頼を得ることと同じこと

帰る間際に何らかの宿題をもらってくるのが理想

自分のことや商品の説明ではなく、相手のことを話題にすること。
たとえば出身地の話題です。私は地名事典などを手に入れて、参考書代わりに珍しい地名の由来や全国各地の難読地名といったネタを仕込むようにしていました。できれば相手の出身地などが分かっていれば、より効果的です

まずは1割の内容でいいから、すぐに返事を。そして次に訪問する時には、出された宿題に対して、ビシッと整った答えを持って行く。
この二段構えをすると、お客さまからの信頼は驚くほど高まります

その日の仕事は、絶対にその日に終える

人は状況が悪い時ほど愚痴を言ったり、怒りの矛先を相手に向けたりと、他の誰かとコミュニケーションを取りたいと望んでいます。
そんな時こそ営業マンは聞き役になり、悪者になってあげればいい

周りが帰った後に電話1本分だけ余計に仕事をしていく、周りよりも10分だけ早く出社する

1分遅れる人は、100分の信用をなくす

呼ばれた席では時間通りに、呼んだ席では20分前に到着しておく

遅くまで飲んだ翌日ほど、朝一番で出社する

◆長寿企業の共通点
1.一見無駄に思われるような要素を大切に
2.人材育成に注力し、財務の観点からは非常に保守的
3.過度の成長を求めない

迷ったり、困ったりした時はしんどい道を進む。そして、決めた以上は後悔しない。
なぜなら、ラクな道を選んで失敗したら、後悔するからです

「顧客とともに栄える」
たったひと言ですが、これが営業の基本です

◆羽生善治名人の言葉
三流の人は、人の話を聞かない。
二流の人は、人の話を聞く。
一流の人は、人の話を聞いて実行する。
超一流の人は、人の話を聞いて工夫する。

行き詰ったら、「下見て暮らせ、上見て励め」

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『どんな人にも大切な「売る力」ノート』かんき出版 津田晃・著
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◆目次◆

第1章 売れる人の基本は、「能力よりも意欲」
第2章 売れる人の「目標の見つけ方、壁の乗り越え方」
第3章 売れる人の、「毎日の基本と自分チェック」
第4章 売れる人の、「やる気が出るキッカケと行動」
第5章 売れる人の、「信頼のされ方、好かれるコツ」
第6章 売れる人の精神力!「面倒くさいの心」を乗り越える

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