2010年5月18日
【知識を知恵に変える勉強法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887598106
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本日の一冊は、経営コンサルタント小宮一慶さんによるベストセラーシリーズ、待望の最新刊。
いわゆる勉強本ブームが去った後の一冊ということで、いかがなものかと思って読んでみたら、さすが干場社長が手掛けるシリーズ。
勉強本ブームが生み出した勉強内容と現場の間の「キャズム(溝)」をきっちり埋める内容になっています。
知識が力を失っている、というのは田坂広志さんもおっしゃっていることですが、本書が優れているのは、知識を智恵に変えるための方法論を明確に示している点。
「論理的思考」から生まれる「意外な結びつけ」をする技術は、これから重宝されるに違いありません。
また、シリーズでも最も人気の『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』で述べられていたような、視点の持ち方についても言及されており、目から鱗の読書体験を楽しむことができると思います。
※参考:『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595824
発表数字にかかったバイアスを知ることや、経営数字に関して適正値を知ること、ちょっとした疑問をそのままにしないで、調べてみることなど、ビジネス力をアップするためのヒントが満載。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆ビジネスマンの勉強、五つの領域
1.業務に直接関わる知識とスキル
2.経営に関する知識とスキル(会計、マーケティングなど)
3.経済
4.人生観
5.教養
地位が上がれば上がるほど、経済の知識や人生観、教養が必要
若いときに勉強するのは、業務と人生観(教養も含む)しかない
自分より論理的思考レベルの高い人の書いた論理的思考レベルの高い本を丁寧に読んでいく
智が資本に寄り添う時代から、資本が智に寄り添う時代へ
いまの時代、情報の価値は格段に落ちている
代わって優位になってきたのが、智恵。つまり、情報と情報の関連性から新たな解釈を試みる智恵です
意外な結びつけができる人。そして、それを正しく解釈して仕事に生かせる人の価値が非常に上がってきている
いくら知識を持っていても、Pというインプットから、A、Bを通して、C、D、Eにたどり着くためには、論理的にそれらを結びつける必要があります。結びつくということが分からない限りは、ひらめきようがありません
論理的思考力は、大いに「気配り」とも関係している
ちょっとした「一歩の踏み込み=徹底」を習慣づけられた人が「すごい人」になれる
仕事ができるようになる人は、いま目の前に与えられている仕事が自分にとって最大のチャンスと考えて、いまの自分の舞台はそれしかないと考えられる人
バイアスをかけずにライバルを観察する
一人前というのは、右から左へ仕事をこなせるようになることで、つまりは、半人前が一人前になること、三流が二流になることです。
そして、多くの人はそこで止まってしまいます。なぜかというと、一人前(二流)になれば、なんとか食べていけるし、他人からもつべこべ言われなくなるからです
会計のむずかしい部分は、値が示す意味を知ることです。つまり、適正値を知ることです
食料自給率四〇%とか、そういう数字には、発表する側の意図が大きく反映されている
日常生活のなかでの、ちょっとした疑問をそのままにしないで、調べてみること
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『ビジネスマンのための「勉強力」養成講座』ディスカヴァー・トゥエンティワン 小宮一慶・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887598106
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◆目次◆
はじめに
第1章 論理的思考で、知識を智恵に変える
第2章 勉強によって、いまの仕事をベストなものにする
第3章 経済・会計・経営を勉強する
第4章 人生観を磨く
第5章 勉強を続けるための四つのポイント
あとがき
ビジネスマンの勉強におすすめの本
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