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『自分で奇跡を起こす方法』井上裕之・著


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【妻が事故に…】
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みなさんは、ご自分の奥様が事故に遭ったらどうしますか?

病院に運び込まれ、「良くて植物人間」などと告げられたら…。

本日ご紹介する一冊は、不幸にして交通事故に遭った歯科医の著者が、意識不明の妻を必死で看病する過程で得た気づきをまとめた一冊。

極限状態に置かれた人間がどうやって苦悩を乗り越え、奇跡を起こすに至るのかを書いた、感動のノンフィクションです。

「現実から逃げるのではなくて、現実を突破していく生き方」
「生きるとは結果を出すこと」
「すべての奇跡は学びと行動の先にしかありません」

自己啓発書にありがちなメッセージではありますが、これが極限状態に追い込まれた人間が得た気づき、というところに感動があります。

著者は、この事故を経験することで、「私の人生が大きく変わったというより、私の人生に対する価値観が大きく変わった」と述べています。

人生には、いいことも悪いこともやってくる。問題は、自分がそれをどう受け止めるかであり、幸福も不幸もそこに存在するのです。

本書の元となっているのは、クチコミだけで一万ダウンロードを記録した著者の感動のスピーチ。

書籍の方は、若干文体が乱れていたり、自己啓発要素が加えられていたりして、スムーズに読めない部分もありますが、それでも感動の実話ということで話題性十分です。

人生の意味を問い直したい方、幸せの意味を考えてみたい方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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私が事故を経験することで気づかされたこと。それは、自分の人生は自分自身でコントロールできるということです

集中治療室の前で医師はうつむき加減のまま私にこう言いました。「全力を尽くしました。でも、奥さんの意識がいつ戻るかはわかりません。申し上げにくいのですが、良くて植物人間になると思っておいてください」

寝ようと思って部屋の電気を消して静かにしようと思っても、気持ちが自然と高ぶってしまうのです。精神をコントロールできなくな
りそうで怖い。精神的におかしくなりそうなときもありました。「きっとこういうときに人は自殺するのだろう」とわかるのです

現実から逃げてはいけない。現実から逃げるのではなくて、現実を突破していく生き方をしたい

一カ月くらいたち、妻が人工呼吸器をつけることになりました。それまでは気管挿管でしたが、長期にわたる人工呼吸管理が必要という判断で、のどを切開して呼吸器を装着しました。容体は依然として悪いままでした。医師からは「死ぬ」と「植物人間」以外は言われませんでした

「彼女は今、健康を取り戻すために闘っている。そう、彼女は必ず目を覚まし、以前のような健康を取り戻す。それなのに、彼女を支えてあげるはずの私があきらめてどうするんだ。彼女が目を覚ましたときに、彼女を支えてあげられる人間になろう」

お互いに慰め合っているだけでは成長できません。生きるとは結果を出すことです

事故から一年がたち、妻は車いすの生活をしていました。病院で車いすを押していると、妻が人とすれ違うときに非常に寂しそうな顔をしながら伏し目がちになりました

「車いすを押す自分が、私たち家族が、人に対して同情ではなく、すてきに見えるような自分たちになりたい」

人は本気という純粋な心に感動します。それが協力を生むのです

すべての奇跡は学びと行動の先にしかありません

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『自分で奇跡を起こす方法』井上裕之・著
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◆目次◆

はじめに 見えない力
第一章 人生を変えた瞬間
第二章 奇跡の瞬間
第三章 引き寄せる瞬間
第四章 成長する瞬間
おわりに 最後の瞬間
謝辞

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『人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方』牟田静香・著


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【これで800円は安い!】
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本日の一冊は、最近読んだ中では、あのジョン・ケープルズの名著『ザ・コピーライティング』に次いで読み応えのあったマーケティ
ング書です。

※参考:『ザ・コピーライティング』
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先日、たまたま新宿二丁目にあるあおい書店で見つけた一冊で、既に2007年4月に出されており、4刷と地道に売れています。

名著を期待したわけではなく、何かマーケティングのヒントになれば、と思って読んだ一冊でしたが、思いがけずこれが「当たり」でした。

著者は、大田区の男女平等推進センター「エセナおおた」で地味な講座を異例の大ヒット講座につなげた元主婦で、その企画力、集客力を学ぼうと、現在は全国から講演依頼が殺到しています。

「男女共同参画」「まちづくり」「料理講座」など、行政が行う地味な講座がなぜ毎回満員御礼となるのか、タイトルづけ、コピー、チラシの作り方など、さまざまな角度から検証しています。

これまでに行った講座の成功事例と失敗事例を比較しながら、講座の作り方、売り方、満足度アップの法則を披露しており、じつに重宝する一冊です。

これで800円ははっきり言って安い!。自社でセミナーやイベントを開催するという方、あるいはチラシで集客を成功させたいという方は、必読の一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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講座に人を集めるポイントはたった二つです。一つめはいろいろな人々が抱えている課題を分類しターゲットを徹底的に絞るということ、二つめはそのターゲットの心に響くタイトルをつけるということです

人が来ない、みんな行き渡っているんでしょう、と考えるのは、もうジュースは売れない、ジュースは飽きているんでしょう、というのと似ている

年代を分けたほうが満足度が高い

人が来た講座というのは、やはりタイトルに目的が見えるもの

タイムリーなものをやらないとダメ

男性陣は「そば打ち」「料理の基本」「魚のさばき方」「プロの味」が好きで、ほんとうにこれで人が集まります

人が来ない講座は、まずタイトルがダメなことが多い

目的を前面に出しすぎるとかえって目的が達成できない

「私」に関係のある内容がタイトルに表現されていなければ、わざわざ講座に足を運ぶ気になってもらえません

「職場で役立つアサーティブ(自己表現)トレーニング」わざわざかっこつきでカタカナ語の意味を説明しなければならないような認知率の低い言葉は使ってはいけません

DVのような問題では、当事者は「自分を被害者と思いたくない、人に知られたくない」というつらい気持ちがあることを理解しなければいけないと思います。そこで、『DV支援者セミナー――大切な家族・友人が被害にあったら…』と銘打ったところ、はじめて定員オーバー、三〇名を超えた申し込みがありました

「教養」と「歴史上の有名人」、これが年配の方を集めるコツです

「自分より少しだけお姉さん」の講師がいい

男性は「男の料理」を「男の講師」に習いたい傾向があります

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『人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方』牟田静香・著
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◆目次◆

まえがき
序章 人を集めるとはどういうことか
第一章 これさえあれば人が来る! 「面白さ」とは何か?
第二章 ターゲットを絞れ
第三章 胸に響くタイトルをつけよ
第四章 よいタイトルを作るには
第五章 思わず手に取るチラシの作り方と効果的な広報
第六章 満足度の高い講座作りと講師選び
第七章 失敗に学び、次回の成功に結びつけるポイント
あとがき

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