2008年9月16日
【小宮流5つの読書法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596596
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本日の一冊は、ベストセラー『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』の著者であり、経営コンサルタントの小宮一慶さんが、自身の読書法を公開した一冊です。
※参考:『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595824/
最近は、寺田昌嗣さんの『フォーカス・リーディング』をはじめ、読書法に関する本がベストセラーとなっていますが、本書はこれらの書籍とはまったく違う切り口から攻めた読書本です。
※参考:『フォーカス・リーディング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569701620/
つまり、「どう読むか」というテクニックを期待したら期待はずれの本ですが、できるビジネスマンがどんな本を読み、そこから得た情報をどうやって活かしているのか、という点では参考になる本です。
土井は個人的に、読書術をだらだら論じる人間は一流のビジネスパーソンではない、という信念を持っている人間です。
そんな暇があったら、いい本を一冊でも多く読むべきだし、そこから得た情報を活かすべきだと思うからです。
そういう意味では、本書は優れたブックガイドとして、またそれらの活かし方の指南書として、価値のある本だと思います。
竹森俊平さんの『経済論戦は甦る』や、ドラッカーの『抄訳マネジメント』、マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』、桜井久勝さんの『会計学入門』など、確かに頭を鍛えるなら、難しくとも読むべき本はあります。
本書は、こういった難しい本が、ぐっと身近になる本です。リーダーとして通用する見識、論理力、そして判断力を得る読書。その秘訣が本書には書かれています。
ぜひ、読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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どんな読書法をしようと、頭をよくする本としない本がある。逆に、頭をよくする本でも、読書法が間違っていると、頭はよくならない
よい本というのは、それを読む過程自体で、知識や感動を与えるとともに、読み手の読書力を向上させる
読書法を決定するのは、速さではなくて、目的
熟読という読書法こそが、もっとも頭を鍛え、論理的思考力のベースをつくる、つまり、頭をよくする読書法です
頭をよくするには、自分より論理レベルの高い人の本を、じっくり読むのです。それにより、その「ロジックを理解」することが大切なのです
不要な情報をまず、最初に捨ててしまうことです
◆速読力を鍛えるためのインプット
1.まずは自分の専門分野でのコンスタントなインプットを持つこと
2.次に、「関心の幅」を広げること
関心の幅を広げるのです。そうすれば自然に、自分にとっての「必要の引き出し」が増えていきます。必要の引き出しとは、必要と感じる対象ということです。その必要の引き出しができることで、そこに情報を入れていけるようになります
ファイリングのポイントは、目次をコピーし、ファイリングすること
速読で問われるのは、全体をいかに速く読むかではなくて、必要十分な情報をいかに速く手に入れるかです
本質を見出そうとするのはいい。でも、絶対性も見出そうとするから、間違いが生じる
絶対性ではなくて規範性。これが社会科学の使命です
文章に出てくる「What」を読みながら、「Why」が分かるようになるまで読み込み、それを「How」として自分のノウハウとし、ほかのことにも応用できるようにする
大切なのは、重読によって自分の考え方を高めることです。自分の哲学です。哲学とは是非善悪の判断基準です。多くの経営者と接していますが、やはり長期的に会社を繁栄させているのは、考え方のしっかりした人です
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『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』小宮一慶・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596596
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◆目次◆
はじめに
1.速読
2.通読レベル1
3.通読レベル2
4.熟読
5.重読
6.読書力を高める八つのポイント
7.本書で紹介した小宮流読書法別ビジネスマンのための必読書60
あとがき
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