2008年9月30日
『自分で奇跡を起こす方法』井上裕之・著
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【妻が事故に…】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513188
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みなさんは、ご自分の奥様が事故に遭ったらどうしますか?
病院に運び込まれ、「良くて植物人間」などと告げられたら…。
本日ご紹介する一冊は、不幸にして交通事故に遭った歯科医の著者が、意識不明の妻を必死で看病する過程で得た気づきをまとめた一冊。
極限状態に置かれた人間がどうやって苦悩を乗り越え、奇跡を起こすに至るのかを書いた、感動のノンフィクションです。
「現実から逃げるのではなくて、現実を突破していく生き方」
「生きるとは結果を出すこと」
「すべての奇跡は学びと行動の先にしかありません」
自己啓発書にありがちなメッセージではありますが、これが極限状態に追い込まれた人間が得た気づき、というところに感動があります。
著者は、この事故を経験することで、「私の人生が大きく変わったというより、私の人生に対する価値観が大きく変わった」と述べています。
人生には、いいことも悪いこともやってくる。問題は、自分がそれをどう受け止めるかであり、幸福も不幸もそこに存在するのです。
本書の元となっているのは、クチコミだけで一万ダウンロードを記録した著者の感動のスピーチ。
書籍の方は、若干文体が乱れていたり、自己啓発要素が加えられていたりして、スムーズに読めない部分もありますが、それでも感動の実話ということで話題性十分です。
人生の意味を問い直したい方、幸せの意味を考えてみたい方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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私が事故を経験することで気づかされたこと。それは、自分の人生は自分自身でコントロールできるということです
集中治療室の前で医師はうつむき加減のまま私にこう言いました。「全力を尽くしました。でも、奥さんの意識がいつ戻るかはわかりません。申し上げにくいのですが、良くて植物人間になると思っておいてください」
寝ようと思って部屋の電気を消して静かにしようと思っても、気持ちが自然と高ぶってしまうのです。精神をコントロールできなくな
りそうで怖い。精神的におかしくなりそうなときもありました。「きっとこういうときに人は自殺するのだろう」とわかるのです
現実から逃げてはいけない。現実から逃げるのではなくて、現実を突破していく生き方をしたい
一カ月くらいたち、妻が人工呼吸器をつけることになりました。それまでは気管挿管でしたが、長期にわたる人工呼吸管理が必要という判断で、のどを切開して呼吸器を装着しました。容体は依然として悪いままでした。医師からは「死ぬ」と「植物人間」以外は言われませんでした
「彼女は今、健康を取り戻すために闘っている。そう、彼女は必ず目を覚まし、以前のような健康を取り戻す。それなのに、彼女を支えてあげるはずの私があきらめてどうするんだ。彼女が目を覚ましたときに、彼女を支えてあげられる人間になろう」
お互いに慰め合っているだけでは成長できません。生きるとは結果を出すことです
事故から一年がたち、妻は車いすの生活をしていました。病院で車いすを押していると、妻が人とすれ違うときに非常に寂しそうな顔をしながら伏し目がちになりました
「車いすを押す自分が、私たち家族が、人に対して同情ではなく、すてきに見えるような自分たちになりたい」
人は本気という純粋な心に感動します。それが協力を生むのです
すべての奇跡は学びと行動の先にしかありません
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『自分で奇跡を起こす方法』井上裕之・著
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◆目次◆
はじめに 見えない力
第一章 人生を変えた瞬間
第二章 奇跡の瞬間
第三章 引き寄せる瞬間
第四章 成長する瞬間
おわりに 最後の瞬間
謝辞
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