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『日本経済を襲う二つの波』リチャード・クー・著


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【日本経済は今後どうなるのか?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198625530

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本日の一冊は、かつて米国の中央銀行であるニューヨーク連邦準備銀行でエコノミストとして活躍した著者が、サブプライムローン問題と今後の日本経済を論じた一冊。

ここまでわかりやすくサブプライムローンの問題を説明した本は珍しく、このケースを読むことで、読者は今、世界経済に何が起こっているのか、これから何が起こる可能性があるのか、認識するに違いありません。

住宅バブルを増長したグリーンスパンの重大な過失、デフォルトが膨大な数に及ぶアメリカ特有の理由、バーナンキ議長がドル安を歓迎する理由、ドル暴落の危険性など、今後の世界経済に重大な影響を及ぼす要素が、細かく分析されています。

株式に投資するにしろ、為替に投資するにしろ、あるいは不動産に投資するにしろ、世の中のトレンドをつかむ「指標」がわからなければ、乗り遅れることがあります。

そういう意味で本書は、今後の政策がどう日本経済に影響を与えるのか、そのメカニズムをわかりやすく示した良書です。

著者が提言する、アジア諸国の「一五%通貨切り上げ」や日本の住宅の改善が実現するかどうかはまったくわかりませんが、現在の日本経済の状況を客観的にとらえるには、絶好の一冊だと思います。

かなり読みやすいので、この機会にぜひ挑んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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グリーンスパンはFRBのスタッフに、「住宅バブルという言葉は使うな」と箝口令を敷いていた

BISの規制によって自己資本を総資産の八%持たなければいけないとされる銀行がひとたび八%を切ってしまうと、テコの原理が働いて、銀行は毀損した資本の一二・五倍の貸し出しを減らさなければならなくなる

今のアメリカの住宅市場はFHLBやファニーメイ、フレディ・マックといった公的資金が全体の九〇%を支えている

家計や銀行がバランスシートの修復を最優先している時には、どのような景気対策が最も効果的かと言うと、それは政府が自らお金を使う公共事業の拡大である

弱った銀行の体力改善には、中央銀行による資金供給ではなく、民間や政府による資本の投入が必要

民間のバランスシートが傷つき、人々が借金返済に回っているバランスシート不況の時は、金融政策は効かない

バーナンキFRB議長は景気を良くしたいからドル安を歓迎している。しかし、今の局面でドルが下がると、国際商品市況はそれに反
比例して上がる。実際にOPECのヘリル議長は石油価格が上昇している最大の理由はドル安だと言明している

もしここでサウジ・アラビアが「ドル・ペッグをやめる」と言い出したら、市場は「石油」と「ドル」の関係が切られるだろうという連想に走り、その時点でユーロは急騰、ドルは急落しかねない

アジア諸国の「一五%通貨切り上げ」を提言する

多くの経済学者が(インフレを調整した)実質値の話をするが、彼らが理解していないのは、企業の負債は名目値で決まっており、企業が保有する資産の価値がバブル崩壊で負債値を下回ると、その企業はれっきとした債務超過になってしまうという点である

もしもクルーグマン流の二〇〇~三〇〇%のインフレの話に当時の日銀が乗っていたら、今の我々の生活は滅茶苦茶になっていたであろう

グローバリゼーションの負の部分が表れている地方や中小零細企業が今どうなっているか、彼らがどんな危機感を持っているか、そしてどういう解決法があるのか、ということを日本国全体で考えていかなければならない

日本人は住宅を資本財というストックではなく耐久消費財というフローとして扱う習慣を根底から改めないと、本当の意味でのリッチ
な生活は永久にできない

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『日本経済を襲う二つの波』リチャード・クー・著
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◆目次◆

はじめに
第一章 サブプライム問題は戦後最悪の金融危機
第二章 住宅バブル崩壊のアメリカはバランスシート不況
第三章 ドル危機に世界はどう対処すべきか
第四章 日本はバランスシート不況を脱却できたか
第五章 日本に襲いかかるグローバリゼーションの大波

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