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『レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ』 坂口孝則・著 vol.2414


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【コスト意識を高める】
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たくさん本を読んでいると、必ず年に何冊かはいわゆる「残念な一冊」に出合います。

「残念な一冊」というのは、本来は価値がある本なのに、間違ったターゲット設定やコンセプトのため、きちんとその価値を評価してもらえないもの。

本日ご紹介する一冊もまた、そんな一冊です。

本書は、タイトルからも類推できるように、節約本として企画されたもの。オビに「レシートを眺めるだけで20万円が貯まる! 新・節約術」と書かれていることからもそのことが伺えます。

しかしながら、本書の内容は、節約目的の方にはあまりに難しすぎる。

企業のコスト削減手法を家庭に活かす、というコンセプト自体は素晴らしいのですが、ここまで本格的にコスト削減手法を論じられると、家庭の主婦にはちょっと厳しいと思います。

では、本書のターゲットは一体誰か。

それはおそらく、まだビジネス経験の浅い若いビジネスパーソンで、コスト意識、経営者マインドを身につけたいという方。

本書に書かれている、プロのバイヤーの仕入れ手法、コスト見積もりの方法を学べば、モノを購入する際に配慮すべき点がすべて網羅でき、コスト感覚のある社員に変身することができます。

なかでも、「コスト削減の7つの方法」と本当の安さを追求するための「LCC(Life Cycle Cost)」については押さえておきたいところです。

本書の主張の中で、気に入ったのは、<「節約しつつ」かつ「一見ムダに見えるものには投資しましょう」>という主張。

節約というと、つい人件費や教育費、研究開発費など、未来の成長につながる費目まで削減する傾向がありますが、著者は、それに対して「ノー」と言っているわけです。

創造的なコスト削減と、それによって浮いたお金の再投資。これこそが、人や組織を成長させる原動力だとすれば、本書はまさに人や組織を成長させるための方法論。

学んでおいて、損はないと思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆コスト削減の7つの方法
1.買う商品をよく知っておく
相場がわからなければ、高いものを掴まされてもわからない
2.安いところから買う、安いものを買う
調査していれば、46型のテレビを15万円で販売している店より
も、12万円で売っている店で買うに決まっている
過剰な仕様を持つ商品よりも、自分の使用方法や状況を考えて、
最適な商品を選択すること
3.交渉する
4.条件を変える
「量を変える(まとめ買いする)」
「支払い条件を良くする(早めに払う、クレジットではなく現金で支払う)」
「購入時期を変える(繁忙期ではなく閑散期を狙う)」
5.ユーザーを管理する
余計なものを買わないように指導すること
6.使わない、量を抑える
「買わずに済むのではないか」検討する
7.見える化を実践する
予算や使用量をグラフ化等で可視化する

・「効果のわかる支出は抑制せよ」
・「効果のわからない支出は抑制するな」

「節約しつつ」かつ「一見ムダに見えるものには投資しましょう」

◆仕入先を「丸裸」にする
相手企業の費用がどれだけかかっているのかを完全に掌握できれば、
相手を赤字に陥らせずに理論上もっとも最適な価格で提供してもらえる

コストを下げるには、不良品をつくらない地道な活動が必要だ

企業でムダな発注が多発する場合、それはなんらかの私的な便益が
生じていることがあるからだ

以前、コンビニの店長と話をしたとき、「もっとも万引きをする人は誰だと思うか」訊かれた。私は低年齢層のお客かと思ったけれど、答えは「アルバイトの店員」とのことだった

◆本当の安さを追求するためのLCC(Life Cycle Cost)
・初期設備費:設置時に必要な設備投資費用
・エネルギー費:設備機械で消費されるエネルギー費用
・修繕・更新費:性能劣化・機能劣化に伴って生じる修繕費用・更新費用
・廃棄処分費:解体、更新工事に伴った廃棄処分費用
・運用管理費:運用に有資格者が必要となる場合の人件費または委託費用
・保守管理費:予防保全目的とした定期的な点検費用や管理業務費用

・後払いできるなら、それを選択しろ
・ポイントはすぐに使用しろ

細かく分析・計算して単位量あたりの価格を把握することが大切

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『レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ』坂口孝則・著 朝日新聞出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022733713

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◆目次◆

第1章 「0.1円」を下げる技術
第2章 レシートを眺めるだけで20万円増える
第3章 3つのチェックでみるみる支出が減る
第4章 あなたの節約目標額教えます
第5章 節約で人生が豊かになる

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