2011年3月21日
【龍馬、信長が教える現代を生きるヒント】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344019512
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東北関東大震災による被害にあわれた皆さま、およびご関係の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
みなさんが復興に向けて頑張っている時に、いつまでも落ち込んでいられない。
ということで、明日あたりからぼちぼちと、本格的なビジネス書を紹介していきたいと思いますが、本日も、日本を励ますための一冊を紹介。
文体やテイストこそ、遊びがありますが、戦国武将や明治維新の志士たちの思想をまとめた、黒鉄ヒロシさんの『千思万考』です。
テレビ朝日系列「Sunday!スクランブル」の人気コーナーを書籍化したもののようで、エンターテインメント性に優れながら、現代のわれわれを励ますメッセージにあふれています。
国を変えるため、友情を守るため、自らの命を投じて戦った男たち。
本書には、そんな男たちの半生の記録や座右の銘、辞世の句がまとめられています。
これからの日本を担う若者が、本書を読んでやる気になってくれれば、これに勝る喜びはありません。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼ ※文字化けを避け「躯」の字を採用しています
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◆人が死に対して恐怖する理由
1.痛覚への不安
2.近親者との別れ
3.財産権の放棄
4.不条理感
「是非に及ばず」信長は霧消の瞬間を楽しみに生きたのではないか―と思いたい
信長をしてパイオニアたらしめた理由は、時代が旧体制の権威と古代的宗教の腐敗期に入っていたことと、改革の極端な道具としての戦闘の仕方がいまだ古典的であったこと。信長の思考に時代が味方した
一元論的発想は、必ずや多元論的発想に敗れる
「人は出自低き者を、おしなべて馬鹿にするが、同時に隙も見せる」「顔面、体躯のコンプレックスは逆さに使えば武器となる」「人は利に弱い」等々、諸国を経巡って得た「世間」のカラクリに気付いた秀吉の能力は天才的である
「律儀」や「忍耐」だけで天下が獲れた訳もないのだ。「人の一生は、重き荷を負ふて遠き路を行くが如し―」より始まり、「―おのれを責めて、人をせむるな。及ばざるは過ぎたるより勝れり」で止める家康の遺訓であるが、この一文に接する度に、一言を加えたくなる
東西両軍合わせて十五万の将兵が対峙した天下分け目の「関ヶ原合戦」を、別の角度から見ればその多くが「保身」と「利害」とを天秤にかけた美醜の闘いともいえる。どっちの陣営につけば得か損か。当然そこには日和見や裏切りが横行する。吉継は勝算を度外視し、覚悟の上で石田三成との友誼を選び「義」の為に西軍につく
「馬上少年過 世平白髪多 残躯天所赦 不楽是如何」(伊達政宗)(馬に乗り、戦場を駆けるうちに少年時代は過ぎ去って、世の中が平和になった今、頭には白髪が目立つ。残された時間は少ないが、天が与えてくれた余生を楽しまなくて、なんとしよう)
家康の価値が「権力」にあれば、真田のそれは「義」にあった。「義」は「意地」によって支えられる。経済欲や権力欲などは「義」の前には光を失う。欲は一代で蒸発するが、「義」は末代にまで遺って作用し続ける
Noblesse Oblige。高貴なる者に伴う義務―
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『千思万考』黒鉄ヒロシ・著 幻冬舎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344019512
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◆目次◆
※多すぎるので省略します
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