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『千思万考』黒鉄ヒロシ・著 vol.2434


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【龍馬、信長が教える現代を生きるヒント】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344019512
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東北関東大震災による被害にあわれた皆さま、およびご関係の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

みなさんが復興に向けて頑張っている時に、いつまでも落ち込んでいられない。

ということで、明日あたりからぼちぼちと、本格的なビジネス書を紹介していきたいと思いますが、本日も、日本を励ますための一冊を紹介。

文体やテイストこそ、遊びがありますが、戦国武将や明治維新の志士たちの思想をまとめた、黒鉄ヒロシさんの『千思万考』です。

テレビ朝日系列「Sunday!スクランブル」の人気コーナーを書籍化したもののようで、エンターテインメント性に優れながら、現代のわれわれを励ますメッセージにあふれています。

国を変えるため、友情を守るため、自らの命を投じて戦った男たち。

本書には、そんな男たちの半生の記録や座右の銘、辞世の句がまとめられています。

これからの日本を担う若者が、本書を読んでやる気になってくれれば、これに勝る喜びはありません。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼ ※文字化けを避け「躯」の字を採用しています
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◆人が死に対して恐怖する理由
1.痛覚への不安
2.近親者との別れ
3.財産権の放棄
4.不条理感

「是非に及ばず」信長は霧消の瞬間を楽しみに生きたのではないか―と思いたい

信長をしてパイオニアたらしめた理由は、時代が旧体制の権威と古代的宗教の腐敗期に入っていたことと、改革の極端な道具としての戦闘の仕方がいまだ古典的であったこと。信長の思考に時代が味方した

一元論的発想は、必ずや多元論的発想に敗れる

「人は出自低き者を、おしなべて馬鹿にするが、同時に隙も見せる」「顔面、体躯のコンプレックスは逆さに使えば武器となる」「人は利に弱い」等々、諸国を経巡って得た「世間」のカラクリに気付いた秀吉の能力は天才的である

「律儀」や「忍耐」だけで天下が獲れた訳もないのだ。「人の一生は、重き荷を負ふて遠き路を行くが如し―」より始まり、「―おのれを責めて、人をせむるな。及ばざるは過ぎたるより勝れり」で止める家康の遺訓であるが、この一文に接する度に、一言を加えたくなる

東西両軍合わせて十五万の将兵が対峙した天下分け目の「関ヶ原合戦」を、別の角度から見ればその多くが「保身」と「利害」とを天秤にかけた美醜の闘いともいえる。どっちの陣営につけば得か損か。当然そこには日和見や裏切りが横行する。吉継は勝算を度外視し、覚悟の上で石田三成との友誼を選び「義」の為に西軍につく

「馬上少年過 世平白髪多 残躯天所赦 不楽是如何」(伊達政宗)(馬に乗り、戦場を駆けるうちに少年時代は過ぎ去って、世の中が平和になった今、頭には白髪が目立つ。残された時間は少ないが、天が与えてくれた余生を楽しまなくて、なんとしよう)

家康の価値が「権力」にあれば、真田のそれは「義」にあった。「義」は「意地」によって支えられる。経済欲や権力欲などは「義」の前には光を失う。欲は一代で蒸発するが、「義」は末代にまで遺って作用し続ける

Noblesse Oblige。高貴なる者に伴う義務―

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『千思万考』黒鉄ヒロシ・著 幻冬舎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344019512

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◆目次◆

※多すぎるので省略します

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『絶対にゆるまないネジ』若林克彦・著 vol.2433


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【「安全」を支える世界一の技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806139742
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東北関東大震災による被害にあわれた皆さま、およびご関係の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

福島第一原発の電源復旧作業が進み、安心材料がいくつか出てきました。

「安全」がこれほどまでにありがたいものだったとは、本当に今回の震災を通じて痛感させられた気がします。

本日ご紹介するのは、日本の新幹線や東京スカイツリー、瀬戸大橋、英国・台湾高速鉄道など、さまざまなインフラを支える「世界一安全なナット」を作る会社、ハードロック工業株式会社の若林社長による注目の一冊。

ハードロック工業のことは、以前読んだ『世界が大切にするニッポン工場力』で知っていましたが、本書では、天才発明家であり、事業家でもある若林社長の発明への情熱と、高い理念、そして事業で成功するための確かな方程式に触れることができます。

※参考:『世界が大切にするニッポン工場力』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887598335

10歳の時、疎開先で農作業に苦しむ大人のために作ったという「種蒔き機」に始まり、年商10億円を超える事業となったUナットの開発、そして世界の安全基準を変える画期的発明となった「ハードロックナット」にいたるまで…。

「アイデアは人を幸せにする」という理念に従い、ひたすら発明を続けてきた若林社長の生き方に、感動すら覚える一冊です。

単なるオンリーワンのヒット商品ではなく、お客様の安全や生活を支える必需品となること。

著者の信念に、ビジネスと人の幸せを両立するためのヒントを見た、そんな気がします。

震災を乗り越え、日本がさらなる発展を続けていくためのヒントとして、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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私の座右の銘は「アイデアは人を幸せにする」です

オンリーワン商品を開発するために必要な資産は、高価な設備や高学歴の技術者じゃあないんですね。だって、うちだってそんな高い設備は買えませんし、やっぱり高学歴の人たちは大企業に行ってしまいます

受身の姿勢でいると、行き着くところは価格競争しかありません。そうではなく、お客さま、ひいては社会に喜んでいただく努力をしなければならない

みんな腰をかがめて、一つひとつ種を蒔くわけですが、これは本当に重労働です。そんな大人たちの種蒔きの姿を見ながら、私は考えました。「もっと楽に種蒔きをする方法はないのか」と

◆オンリーワン商品・ロングセラー商品を生み出す秘訣
1.すべてのものに好奇心をもち、見て、触れて、感じる
2.世の中の商品はすべて未完成(60~70%)である。どうすれば
もっと便利になるかを常に考える
3.世の中のものは、すべて組み合わせで成り立つと考える

私の発明について言えば、Uナットは、従来の「ナット」と「板バネ」を組み合わせたものです。そして、絶対にゆるまないナット、
ハードロックナットは、「ナット」と「クサビ」を組み合わせたもの

まさに親が子どもを育てるのに手をかけるのと同じように、商品にも手をかけ続けることが必要なんです。また、ロングセラー商品を狙うのであれば、その商品は「必需品」となることが必要です

よい商品はよい”心状態”から生まれます

アイデアは人を幸せにする。そんな思いをもつ私にとって、それほどお客さまからのクレームを聞くのは、辛い体験だった

仕事の目的は、経営の目的は、お金じゃありません

やはり、中小企業だけではノウハウや知識に限界があります。こうした大手企業との関わりがあってこそ、中小企業もレベルアップを図ることができる

もっと日本のモノづくり企業は、中小企業は、自分に自信をもつべきです。そして、日本の技術を積極的にPRしながら、どんどん海外を攻めるべきです

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『絶対にゆるまないネジ』若林克彦・著 中経出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806139742

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◆目次◆

第1章 こうすれば小さな会社でも世界一になれる!
第2章 中小企業こそ営業力を強化しよう!
第3章 「逆境」をどうやって味方にするか
第4章 オンリーワン商品をロングセラー商品に育て上げるコツ
第5章 儲かるアイデアを生み出す思考法
第6章 小さな会社だからこそ世界に挑戦する
第7章 いちばん大切なのは、常に成長を目指すこと

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『心を整える。』長谷部誠・著 vol.2432


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【長谷部流・心を整える方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344019628
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東北関東大震災による被害にあわれた皆さま、およびご関係の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

連日の余震で、毎日不安な時間を過ごしている方も多いと思いますが、そんな方のために、本日は、「心を整える」ための本を紹介。

高校サッカーで無名、浦和レッズ入団後もふるわず、1年間ほとんど出場機会のなかった長谷部選手が、いかにしてワールドカップのゲームキャプテン、AFCアジアカップでキャプテンとしてチームの優勝に貢献するまでに至ったのか。

本書では、その地道な努力の裏側を垣間見ることができます。

なかでも注目なのは、なかなか目が出なかった時、困難に直面した時、長谷部選手が実践していたというメンタルケアの方法。

規律正しい日々の生活から、人間関係の工夫、健全な競争心を持つこと、そしてチームの勝利に貢献する姿勢まで、プロとしての心構えが、びっしりと書き込まれています。

チームのリーダーとして、どう振舞ったか。成果をあげるために、日々、どう努力や工夫をしてきたか。

ビジネスにも通じる、ストイックな考えが示されており、読むと背筋がピンと伸びる一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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僕にとっての「心」は、車で言うところの「エンジン」であり、ピアノで言うところの「弦」であり、テニスで言うところの「ガット」なのです。??? という感じかもしれませんが、「メンタルを強くする」と言うよりも、「調整する」「調律する」と言った方が適している感覚

時間があまりない日に遊びに参加してしまうと、「心を鎮める30分」を作れない

日頃から整理整頓を心がけていれば、それが生活や仕事に規律や秩序をもたらす。だから整理整頓は人生の半分と言えるくらい大切

過度な自意識は必要ない

愚痴で憂さ晴らしをするのは自分の問題点と向き合うことから逃げるのと同じ。ゆえに逆に愚痴を言わないように心がければ、自ずと問題点と向き合えるようにもなるのだ

流行を追ったり、いろいろ試してみるのも刺激的だけれど、僕の場合、一番いいと思ったものを一途に使い続ける。そうすると心が本来いるべき場所にスッと戻って、落ち着くのだ

自分と向き合う方法は、主に2つある。ひとつは孤独な時間を作り、ひとりでじっくりと考えを深めていくこと。僕にとっては読書も、ひとり温泉も、ここに含まれる。そしてもうひとつは、尊敬できる人や仲間に会い、話をすることで自分の立ち位置を客観的に見ることだ

(マガト)監督と過ごした1年半ほど、辛く苦しい日々はなかった。でも、どこのチームに行っても、やれる自信がついたのは監督のおかげだ僕が気がつかないだけで、日々の生活は頑張っている人々の姿であふれているのだと思う。自分のことでいっぱいいっぱいにならず、そういう姿に気がつける自分でありたい

これからも僕は、組織のために足りないものを補える選手であり、組織において不可欠な人間でいたい。そうすれば、たとえ目立たなくてもピッチに立つことができるだろう

いつものように僕の名前だけ呼ばれず、ベンチ外が決まったときのことだ。オフト監督は最後にこうつけ加えた。「今日、ベンチに入れなかった選手がひとりいる。彼は今トレーニングをすごく頑張っている。彼のためにも今日の試合は勝とう」監督はちゃんと自分を見てくれていたのだ

迷ったときこそ、難しい道を選ぶ

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『心を整える。』長谷部誠・著 幻冬舎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344019628

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◆目次◆

第1章 心を整える。
第2章 吸収する。
第3章 絆を深める。
第4章 信頼を得る。
第5章 脳に刻む。
第6章 時間を支配する。
第7章 想像する。
第8章 脱皮する。
第9章 誠を意識する。
最終章 激闘のアジアカップで学んだこと。

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『森信三に学ぶ人間力』北尾吉孝・著 vol.2431


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【心を養うために読む本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4884749138
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この度の東北関東大震災による被害にあわれた皆さま、およびご関係の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

今日も、自衛隊による、第1原発3号機への放水が行われました。

まさに命がけの作業であり、自衛隊のみなさまには、本当に感謝申し上げるほかありません。

テレビでは、「経験のないボランディアは自粛すべき」というムードですし、燃料のない状態では、現地に赴くのも難しいため、本当にもどかしい気持ちでいっぱいです。

今日は、銀行で最初の義援金送付を行いましたが、今後、チャリティーセミナーなど、できる限りのことをして行こうと思っています。

本日ご紹介するのは、SBIホールディングスCEOの北尾吉孝氏が、「人間教育の師父」と崇める森信三氏の教えを、自身の解説を交えながら紹介した一冊。

「人間力」を高めるために、われわれはどう考え、行動したら良いのか、明確な指針が示されています。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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何度も死にそうな目に遭いながらも結局は生かされたということが、のちに森先生の自覚に繋がります。つまり、自分には天意あるいは天命が与えられているから生かされているのだ、という理解です

◆森先生は、人を知る標準として次の五つを挙げられています
1.その人が如何なる人を師匠としているか
2.その人が如何なることをもって、自分の一生の目標としているか
3.その人が今日まで如何なることをしてきたかという、今日までの経歴
4.その人の愛読書が如何なるものか
5.その人が如何なる友人をもっているか

この宇宙を生み出した絶対の前では人間世界のなかで知者だ愚者だといっても大差はない、すべて平等なのだ

先生は死という耐え難い苦痛を通じて、自分は一人でいるわけではなく、自分のなかに流れている先祖の血を通して大いなる命にも結びついているし、歴史にも結びついているという確信を得られます。それによって悲しみから抜け出ていかれるわけです

人間が形成されるのには「血・育ち・教え」という三つの要素があり、このうちの血や育ちが気品となる

死に対する態度が固まれば、生に徹することができる

◆立派な置き土産を残すためには、
1.自分が持って生まれてきたいのちの特色を十分に発揮し実践する
2.さらに自分の接する他の人々に対して親切にし、他の人々のために尽す

人生の意義を知るには、何よりもこのわが身自身が、今日ここに人間として生を与えられていることに対して、感謝の念が起こらねばならぬと思う

長さよりも深さに人生の意義がある

事を成す秘訣は「一気呵成」

真の志とは「二度とない人生をどのように生きたら、真にこの世に生まれてきた甲斐があるか」を常に考えて、決して忘れないということ

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『森信三に学ぶ人間力』北尾吉孝・著 致知出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4884749138

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◆目次◆

第一部 森信三先生──生涯の歩み
第二部 森信三先生の生き方
第三部 「全一学」と日本人の使命

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『スタンフォード・インプロバイザー』 パトリシア・ライアン・マドソン・著 vol.2430


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【スタンフォード発、一歩踏み出す技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003402715
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この度の東北関東大震災による被害にあわれた皆さま、およびご関係の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

今日は、福島県に住んでいる友人から、電話がかかってきました。

一家無事で、食糧も水も何とか確保できている状況のようですが、被爆の恐れから、自宅から一歩も出ていないようです。

その気になれば、近くの飛行場や新幹線の走っている那須塩原まで車で移動して逃げられるらしいのですが、やはり親を置いて逃げられないとのこと。

そしてご両親は、この状況でも、故郷に留まりたいと話しているのだそうです。

友人いわく、「東京に電力を供給するためにこんなことになっているのに、その東京の人間には嫌われる。こんな理不尽なことってないよな」とのこと。

この話を聞いて、土井はできる限り東京で踏ん張り、友人はじめ、被災地の方を支援しようと思いました。

今日は、テレビを通じて、幾分前向きなニュースが伝わってきました。

避難所でボランティアとして活躍する若い学生さんや、ガソリンを積んだ車の到着、電気の復旧など。

先ほど、余震もありましたが、いま大事なのは、残された人間ができる限り、協力して復興に当たること。

そのために、役立つ本を紹介します。

『スタンフォード・インプロバイザー』は、スタンフォード大学で30年以上の実績を持つという人気講座のエッセンスをまとめた一冊。

一歩を踏み出すための考え方、アドバイスがぎっしり詰まった、啓発的な内容です。

ぜひチェックしてみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆自分を信じてさっと行動するためのアドバイス
1.いいアイデアを求めない
2.いまを生きる
3.あるがままを受け入れる
4.最初の考えを大切にする
5.自分を信じる
6.失敗を恐れない
7.にっこり笑う

優れたインプロバイザーというのは、神経は研ぎすませていますが、自分にばかり集中しているわけではなく、人の役に立つことをしたい、お返しをしたいという気持ちに心を動かされる人、その衝動に従って行動する人のことです

未来に備えるのではなく、どんなことが起きても対応できるようにしておきましょう

人生における大切なことのためであってもその場へ行こうとしないことが、わたしたちにはどれほど頻繁にあるでしょう

とにかくその場へ行くことは、誰かほかの人の役に立つことをする場合にも重要なルールになります。何か特別な能力があるというより、ただそこにいることが意味を持つ場合が、しばしばあるのです

目の前にある大切なものに気づこう

混乱した状況に対してさえ期待することができる

成功している知り合いの作家は、シンプルに「自分にしかできない、この世での仕事がある」と書いたカードをパソコンの上の壁に貼っています

感情が主導権を握るのを、そのままにしておかない

感謝の心を持って互いに支え合おう

「これまでの人生で、ほかの人からどんなものをもらったか」
「自分はどんなものを返したか」
「どんな迷惑や面倒をかけたか」

出し惜しみをしない人になる

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『スタンフォード・インプロバイザー』パトリシア・ライアン・マドソン・著 東洋経済新報社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003402715

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◆目次◆

行動ルール1 まず「イエス」と言う
行動ルール2 準備をしない
行動ルール3 とにかくその場へ行く
行動ルール4 いますぐその場で始める
行動ルール5 完璧を求めない
行動ルール6 周囲に目を凝らす
行動ルール7 事実と向き合う
行動ルール8 針路からそれない
行動ルール9 贈り物に気づく
行動ルール10 どんどん失敗する
行動ルール11 いますぐ行動する
行動ルール12 互いを気遣う
行動ルール13 いましていることを楽しむ

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『人間の義務について』マッツィーニ・著 vol.2429


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【偉人に学ぶ、建国の精神】
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この度の東北・関東大震災による被害にあわれた皆さま、およびご関係の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

大震災に伴う津波、そして原発の恐怖。さらには昨日の静岡県東部での地震。

以前から言われている東海地震と浜松原発を思わせる展開に、関連の書籍も随分と売れているようです。

個々人の防衛もさることながら、いま必要なのは、国民が一丸となって、国の再建のために貢献すること。

今朝の日経新聞では、東北からの食糧供給が途絶えているのをカバーすべく、東海地区の企業が奮闘している様子がレートされていました。

悲観論を乗り越え、個々人がいまなすべきことを真剣にやる、そんな建設的な議論が出てきた気がします。

本日ご紹介するのは、イタリア統一運動時代の革命家で、イタリア建国の志士と呼ばれるマッツィーニによる古典。

権利に先立つ義務の大切さを説き、祖国を共同体の意識ととらえて国家統一を唱えた、優れた思想書です。

なぜ人は権利を追求するより、義務に生きる方がいいのか、国民が結束するための条件とは何か、どうして国家において教育が重要なのか。

現在の日本に必要なこれらの問いに、偉人はどう答えたのか。

貴重な視点が得られる、読み応えのある一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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まさにラムネこそ、先にわたしが取り上げた人間たち、権利の人間と、義務の人間との違いをみごとに示しています。前者は、個人の権利を獲得すれば一切の動機が消滅してしまうのに対し、後者にとっての任務はこの世に生きている限り終わることがありません

豊かな生活を人生最大の目的にした幸福の理論では、エゴイストで物質的豊かさばかりを追う人間、新しい秩序のなかに古い情念を持ち込み、何カ月も経たぬうちにそれを腐敗させてしまう人間を生み出すことになります。要は、そのような理論よりもすぐれた教育原理を見つけること、すなわち、人間を向上へと導き、ふだんから犠牲を厭わないように教え、だれか特定の人間や多数派の考えに振り回されずに仲間との絆を築く原理を見つけることです。そして、その原理が《義務》なのです

同じ規則となる原理を信じ、同じ信条のもとに結集して同じ名のもとに誓いを立てる仲間なくして、どうして確固たる社会的結束を、確保できようか

君たちの最も大事な義務は、肯定的、積極的なものです。しないだけでは不十分、する必要があるのです。法に背く行為をしないのみにとどまらず、法に従って行動しなければなりません。単に害を及ぼさないだけではだめで、仲間の役に立たなければならないのです

しっかりと理解してください。教育なしには自らの義務を知るのは不可能だということを

祖国は、わたしたちの仕事場です。その活動が生み出したものは、そこから全世界に利益をもたらさなければなりません。しかし、わたしたちが上手かつ効率的に使える道具は、あくまで祖国にあり、神意を裏切らず充分に力を発揮するには、その道具を断念するわけにはいかないのです

投票、教育、仕事は、国民国家の主要な三本の柱

両親を愛しなさい。君たちの作り出す家族が、君たちを作り出してくれた家族を忘れさせることがないように

教育は魂の糧です。肉体、有機物の生命が食べ物なしには成長することも活動することもできないのと同様、道徳的、知的生命も成長と表現のためには、外部の影響と思想や愛情、他人の性向を少なくとも一部は取り入れる必要があります

神聖なのは、伝統と進歩と社会的結束の三つです

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『人間の義務について』マッツィーニ・著 岩波書店
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◆目次◆

イタリアの労働者の皆さんへ
一章 序文
二章 神
三章 掟=法
四章 人類に対する義務
五章 祖国に対する義務
六章 家族に対する義務
七章 自分に対する義務
八章 自由
九章 教育
十章 社会的結束、進歩
十一章 経済の問題
十二章 結論

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『戦国名将一日一言』童門冬二・著 PHP研究所 vol.2428


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【いまこそリーダーの器が問われる時】
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3月15日は、株価が1000円以上暴落し、さらに追い打ちをかけるように、静岡東部でも震度六強の地震。

これ以上、被害が広がらないことを祈るばかりです。

依然、深刻な災害状況が続いている状況ですが、テレビでの東電の発表や、政府の対応を見ていると、いまほどリーダーシップが重要な時もないと思います。

困難な状況のなかで、何が一番大事かを見極め、素早く決断する。

この非常事態においては、政治家に限らず、中小企業の経営者にとっても、大事なことだと思っています。

本日ご紹介する一冊は、戦国時代の名将が残した名言を、リーダーもののノンフィクションで定評のある童門冬二さんがまとめた一冊。

織田信長や豊臣秀吉、上杉謙信、武田信玄などの偉人が人を起用する際、大事に臨む際、どんな決断を下したのか。

正しい基準を持って決断することの重要性を教えてくれる一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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問題は人を得ることです(明智光秀)

善人には断は下せない(毛利元就)

書類仕事をしている者は、現場の汗を忘れてはならない(堀秀政)

一番首は自分のことしか考えない。そこへいくと、一番乗りは組織全体のことを考えている。それが、一番首より一番乗りがすぐれているゆえんだ(真田信之)

大事な時の経費を心配なさいますな(明智光秀の妻)

秘密だ、秘密だということはすぐ知れる。そんなことをしても意味はない(滝川一益)

いちばん大事にしなければならないのは歩だ。歩を大事にしない王はやがて窮地に陥る(細川忠興)

ある時、岡崎が洪水になって、近くの川に架かっていた橋が流れた。徳川家康はすぐ、「橋を架けよ」と命じた。部下が反対した。「橋が流れたのは、ちょうどよろしゅうございます。いまは合戦の時で、洪水になったこの川があれば、敵が来ても防げるでしょう。橋は架けない方がいいと思います」家康は、首を振った。「違う。橋は住民のために必要だ。私は川には頼らない。なぜなら、頼れるおまえたちがいるからだ」この言葉に感動した部下たちは、顔を見合わせて恥じた。そして、すぐ橋の修復にかかった(徳川家康)

誰よりも早く城に上がり、誰よりも遅く城を下がる(藤堂高虎)

口に出す言葉は遅く、決断は早く(鍋島直茂)

接木は、子孫のために行うのだ(鍋島直茂)

城が落ちるのも落ちないのも、人次第だ(鍋島直茂)

国を治める道は三つある。一は国を量ること、二は人を量ること、三は食を量ることだ(徳川家康)

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『戦国名将一日一言』童門冬二・著 PHP研究所
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◆目次◆

一月の言葉
二月の言葉
三月の言葉
四月の言葉
五月の言葉
六月の言葉
七月の言葉
八月の言葉
九月の言葉
十月の言葉
十一月の言葉
十二月の言葉

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『人間の覚悟』五木寛之・著 vol.2427


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【非常事態における商人の務め】
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今日は、朝早くに家を出て、壊滅状態だったオフィスをスタッフみんなで片づけました。

倒れた本棚の影響で壁が削れ、書類が散乱しているひどい有様でしたが、片付けているうちに、一枚の紙が目に留まりました。

それは、「繁昌や金儲けは商売の目的ではない」と喝破した、かつての商業界主幹、故・倉本長治氏の言葉でした。

「商人のエゴ」と書かれた短い文章ですが、現在、国家の危機に直面しているわれわれビジネスマンが為すべきことを、見事に表現している素晴らしい文章でした。

「商業界 同友会ニュース2009.10.1 No.57」より引用してご紹介しようと思います。

<アッと驚くような利巧な商人が多い。無知ではないが、考えない商人は、その時だけの客を惹きつけるために、自分自身を傷つけていることを軽く見すぎるばかりか、そのことによって、他の善良な多くの同業の商人をも大きく傷つけていることに気がつかぬのである。それは一人の商人が人なかで大きな音を立てて屁を放っても、別に他人に害はないと思い込んでいるようなものであって、世間の人びとから「商人というやつは、恥も外聞もない連中だ」と、世の中が思うのも、商人がそんな風に思われるのも、何も自分のせいではないと思い込んでいるようなものである。事実、その通りだろうが、それはやはり一種の不道徳なのであり、他人迷惑もはなはだしい事柄である>

今日、帰り際に、妻に「ラーメン食べようよ」と言われ、オフィス近くのラーメン屋に行ったら、節電中だというのに、看板の明かりが煌々と輝いていました。

とても食べる気にならず、周りを見渡すと、吉野家さんと、てんやさんが看板の電気を落として、真っ暗ななか、細々と営業している。

結局、てんやさんで、天丼を食べて帰ってきました。

土井は、商人として生まれ育った以上、日々頑張っている商人が悪く言われることには耐えられません。

ですから、商人のみなさんには、今こそ節度ある商売を、そしてたとえ儲からなくても、社会のために行動して欲しい。

また、被災者のみなさまの力になるべく、できる限りの寄付や人的支援をしていただければと思います。

土井も及ばずながら、チャリティーセミナーや、義援金の寄付を行いたいと思っています。

宣伝っぽくなると嫌なので、金額は公開しませんが、誠意ある金額を寄付させていただく予定です。

かつて青春時代の一部を過ごした宮城県、そして新卒で初めて働いた福島県に、少しでも力になれればと思っています。

そして本日も、闘い続ける日本人を励ます本ということで、五木寛之さんの『人間の覚悟』を紹介させていただこうと思います。

2年ほど前に出された本のため、地震を前提にはしていませんが、詳しくは、赤ペンチェックをご覧ください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「諦める」というのは、投げ出すことではないと私は考える「諦める」は、「明らかに究める」ことだ。はっきりと現実を見すえる。期待感や不安などに目をくもらせることなく、事実を真正面から受けとめることである

「覚悟」という言葉はもともと仏教用語で、辞書には「迷いを去り、道理をさとること」とあります。他に、「危険や困難を予想して、その心構えをすること」、そして「あきらめること、観念すること」があります

まず「生きる」こと。どんなにみっともなくても、「生きつづけ」「存在する」こと

歴史を振り返ると、いまの時代は、十五世紀後半に応仁の乱が起きる前に似ています。政情が不安で、地震も疫病も流行し、寛正の大飢饉では、京都だけで餓死者が八万人を超え、鴨の河原にはゴミのように死体が積みあげられました

発展の経済学、躁の経済から、後退しながら維持していく鬱の経済への思想が必要になってくる

人間は生まれたその時代の中で生きていくしかない

金持ちも貧乏人も、若い人も年寄りも、私たちは心の中にそれぞれの「恨」を宿していて、それを抱えて生まれ、生きて、死んでいくのです

親鸞の唱えた悪人正機説は、生きている人間はみな必ず悪を抱えているという意味であって、善人と悪人を隔て分けて、悪人こそすくわれると言っているのではありません。ただ、悪の背景には必ず「悲苦」があって、だからこそ阿弥陀如来という仏は、まず最もそれを多く味わっている人間からすくうのだと考える

だれでも最後は一人なのです。しかし、そのことが分かっている人間同士が身を寄せ合って一緒に何かをしていくからこそ共同作業というのは尊い

他者の面倒を見ずに人は生きられない

人間はDNAの二重螺旋構造のように、善と悪の両方を内包して、悩みながら生きていくしかない

一日生きるだけでものすごいことをしている。人は生きているだけで偉大なことなのだと思います

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『人間の覚悟』五木寛之・著 新潮社
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◆目次◆

一月の言葉
二月の言葉
三月の言葉
四月の言葉
五月の言葉
六月の言葉
七月の言葉
八月の言葉
九月の言葉
十月の言葉
十一月の言葉
十二月の言葉

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『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル・著 vol.2426


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【絶望に立ち向かう力】
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地震による被害がどんどん拡大するなか、何もできない無力さに、本当に絶望的な気持ちでいっぱいです。

お亡くなりになられた方に心からお悔やみを申し上げると同時に、被災者のみなさまにおかれましては、救出の時まで、決して希望を失わないようお願い申し上げます。

人生には、理不尽かつ無慈悲な不幸が襲いかかる瞬間があります。

そんな事態に直面した時、一体どうすればいいのか。

本日の一冊は、そんな時のヒントを与えてくれる一冊です。

目を覆いたくなるほどの非人間的行為、野蛮と不潔とサディズムが支配する地獄──アウシュビッツ収容所から、奇跡の生還を果たした心理学者、ヴィクトール・E・フランクルによる永遠の名著。

ナチス・ドイツの残虐行為の記録として、また戦争の悲惨さを伝えるノンフィクションとして、長い年月、読み継がれている本ですが、この本には、絶望のなかで、人間がいかにして強さを持ちうるか、そのヒントが書かれています。

何を紹介するにも悩む状況下ですが、ぜひ気持ちを汲み取ってくださればうれしく思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼ ※本日は最小限にとどめています
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人生から何をわれわれはまだ期待できるかが問題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題

人生とは結局、人生の意味の問題に正しく答えること、人生が各人に課する使命を果すこと、日々の務めを行うことに対する責任を担
うことにほかならない

待っている仕事、あるいは、待っている愛する人間に対してもっている責任を意識

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『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル・著 みすず書房
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4622039702

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◆目次◆

心理学者、強制収容所を体験する
第1段階 収容
第2段階 収容所生活
第3段階 収容所から解放されて

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『やめないよ』三浦知良・著 vol.2425


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【負けない気持ちを育てる本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106104059
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まだまだ地震の影響が続いており、とてもビジネス書を紹介できる心境ではないので、本日は元気が出る一冊をご紹介します。

先日、44歳の誕生日を迎え、なおも現役を続けるキング・カズこと三浦知良さんによる『やめないよ』です。

ヴェルディ川崎の黄金時代を築き、Jリーグ初代MVP、1993年のアジア年間最優秀選手賞を受賞。

日本代表として、ワールドカップ初出場に貢献しながらも、本大会へは未出場、その後、降格の屈辱も味わった氏が、どんな気持ちで
サッカーを続けてきたのか、その心情が伝わる一冊です。

絶望的な状況に直面すると、人間、逃げてしまいがちですが、カズ選手は、どんな苦難に直面しても決して逃げず、現役を続けてきま
した。

なぜそんなことが可能だったのでしょうか。

本書を読めば、きっとその理由がよく理解できると思います。

「上を向いている限り、絶対にいいことがあるんだ」
「1センチでいいから前へ進むんだ」

現在、地震で疲弊し切っている日本人に、このカズのメッセージほどふさわしい言葉はないと思います。

書店に行って手に入るのは、昨日の地震でダメージを受けた本かもしれませんが、ぜひ買って読んでみてください。

きっと、明日を生きる「理由」が見つかるはずです。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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いい得点の前には必ずいいアシストがある。今はゴールでもアシストでもいい

余計なことを考えず、練習や体のケアを怠らないこと。それが一番いい結果につながるはずだから

いいときも悪いときも含めて人生、サッカーだから

僕の場合、「もうすぐ40歳だから仕方ない」と言われてしまうのが嫌だ。逆に40歳でみんながやれなかったことをやってみたい。走り
込みでも、40歳には無理だろう、という量を走りきる

圧倒的に押されて守備に駆けずり回る試合もあるかもしれないけれど、そんな中でも遊び心は持っていたい。「抜けるものなら抜いて
みろよ」という威圧感を漂わせていたら、相手は「ボールを取られちゃうかな」という気がしてくるものなんだ

自分の出来が良かった試合でも必ず反省点はある。その直後は余韻に浸っていても、家に帰って時間がたつと、あの場面でミスがあったと悔しさがわいてきたりする。しっかり反省できる人間がそろっている集団は強くなる

ゴールにしてもダンスにしても、見に来てくれた人たちが喜んでくれることが一番うれしい。いいものを見たなと気分良く帰ってくれて、その話題を肴に一杯飲みにいってくれるような

オールスターで頑張りすぎてケガをしては元も子もないという人もいる。でもケガは選手の宿命だし、そこで故障するようならそのレベルということ。だからこそ気を抜かず、しっかりと準備を怠らないことが大事なんだ

過去に格下だった相手が、今も弱い保証なんてどこにもない

悪いことが続くのは、自分があきらめてしまっているとき。上を向いている限り、絶対にいいことがあるんだ

降格も歴史の一部である

技術だけじゃなく、プレーを続けるための環境を手に入れられるかどうかも力量のうちなんだ

ほとんどの選手はサッカーが好きで、なりたくてなった職業のはず。昇格や優勝がなくなったからといって全力を尽くせないようではお客さんに対して失礼だし、何よりサッカーに対する侮辱だ

それでも、いいことが起きたときの喜びは、苦しいときの悲しみに勝るもの。総じて人生は成功も失敗も五分なんだ。そこで、あきら
める人とあきらめない人の差が出る

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『やめないよ』三浦知良・著 新潮社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106104059

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◆目次◆

I 勝ちたい力─2006年
II 不惑の力─2007年
III 続ける力─2008年
IV 戦い抜く力─2009年
V 明日を生きる力─2010年

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