2011年3月18日
【心を養うために読む本】
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この度の東北関東大震災による被害にあわれた皆さま、およびご関係の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
今日も、自衛隊による、第1原発3号機への放水が行われました。
まさに命がけの作業であり、自衛隊のみなさまには、本当に感謝申し上げるほかありません。
テレビでは、「経験のないボランディアは自粛すべき」というムードですし、燃料のない状態では、現地に赴くのも難しいため、本当にもどかしい気持ちでいっぱいです。
今日は、銀行で最初の義援金送付を行いましたが、今後、チャリティーセミナーなど、できる限りのことをして行こうと思っています。
本日ご紹介するのは、SBIホールディングスCEOの北尾吉孝氏が、「人間教育の師父」と崇める森信三氏の教えを、自身の解説を交えながら紹介した一冊。
「人間力」を高めるために、われわれはどう考え、行動したら良いのか、明確な指針が示されています。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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何度も死にそうな目に遭いながらも結局は生かされたということが、のちに森先生の自覚に繋がります。つまり、自分には天意あるいは天命が与えられているから生かされているのだ、という理解です
◆森先生は、人を知る標準として次の五つを挙げられています
1.その人が如何なる人を師匠としているか
2.その人が如何なることをもって、自分の一生の目標としているか
3.その人が今日まで如何なることをしてきたかという、今日までの経歴
4.その人の愛読書が如何なるものか
5.その人が如何なる友人をもっているか
この宇宙を生み出した絶対の前では人間世界のなかで知者だ愚者だといっても大差はない、すべて平等なのだ
先生は死という耐え難い苦痛を通じて、自分は一人でいるわけではなく、自分のなかに流れている先祖の血を通して大いなる命にも結びついているし、歴史にも結びついているという確信を得られます。それによって悲しみから抜け出ていかれるわけです
人間が形成されるのには「血・育ち・教え」という三つの要素があり、このうちの血や育ちが気品となる
死に対する態度が固まれば、生に徹することができる
◆立派な置き土産を残すためには、
1.自分が持って生まれてきたいのちの特色を十分に発揮し実践する
2.さらに自分の接する他の人々に対して親切にし、他の人々のために尽す
人生の意義を知るには、何よりもこのわが身自身が、今日ここに人間として生を与えられていることに対して、感謝の念が起こらねばならぬと思う
長さよりも深さに人生の意義がある
事を成す秘訣は「一気呵成」
真の志とは「二度とない人生をどのように生きたら、真にこの世に生まれてきた甲斐があるか」を常に考えて、決して忘れないということ
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『森信三に学ぶ人間力』北尾吉孝・著 致知出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4884749138
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◆目次◆
第一部 森信三先生──生涯の歩み
第二部 森信三先生の生き方
第三部 「全一学」と日本人の使命
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