2011年3月19日
【長谷部流・心を整える方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344019628
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東北関東大震災による被害にあわれた皆さま、およびご関係の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
連日の余震で、毎日不安な時間を過ごしている方も多いと思いますが、そんな方のために、本日は、「心を整える」ための本を紹介。
高校サッカーで無名、浦和レッズ入団後もふるわず、1年間ほとんど出場機会のなかった長谷部選手が、いかにしてワールドカップのゲームキャプテン、AFCアジアカップでキャプテンとしてチームの優勝に貢献するまでに至ったのか。
本書では、その地道な努力の裏側を垣間見ることができます。
なかでも注目なのは、なかなか目が出なかった時、困難に直面した時、長谷部選手が実践していたというメンタルケアの方法。
規律正しい日々の生活から、人間関係の工夫、健全な競争心を持つこと、そしてチームの勝利に貢献する姿勢まで、プロとしての心構えが、びっしりと書き込まれています。
チームのリーダーとして、どう振舞ったか。成果をあげるために、日々、どう努力や工夫をしてきたか。
ビジネスにも通じる、ストイックな考えが示されており、読むと背筋がピンと伸びる一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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僕にとっての「心」は、車で言うところの「エンジン」であり、ピアノで言うところの「弦」であり、テニスで言うところの「ガット」なのです。??? という感じかもしれませんが、「メンタルを強くする」と言うよりも、「調整する」「調律する」と言った方が適している感覚
時間があまりない日に遊びに参加してしまうと、「心を鎮める30分」を作れない
日頃から整理整頓を心がけていれば、それが生活や仕事に規律や秩序をもたらす。だから整理整頓は人生の半分と言えるくらい大切
過度な自意識は必要ない
愚痴で憂さ晴らしをするのは自分の問題点と向き合うことから逃げるのと同じ。ゆえに逆に愚痴を言わないように心がければ、自ずと問題点と向き合えるようにもなるのだ
流行を追ったり、いろいろ試してみるのも刺激的だけれど、僕の場合、一番いいと思ったものを一途に使い続ける。そうすると心が本来いるべき場所にスッと戻って、落ち着くのだ
自分と向き合う方法は、主に2つある。ひとつは孤独な時間を作り、ひとりでじっくりと考えを深めていくこと。僕にとっては読書も、ひとり温泉も、ここに含まれる。そしてもうひとつは、尊敬できる人や仲間に会い、話をすることで自分の立ち位置を客観的に見ることだ
(マガト)監督と過ごした1年半ほど、辛く苦しい日々はなかった。でも、どこのチームに行っても、やれる自信がついたのは監督のおかげだ僕が気がつかないだけで、日々の生活は頑張っている人々の姿であふれているのだと思う。自分のことでいっぱいいっぱいにならず、そういう姿に気がつける自分でありたい
これからも僕は、組織のために足りないものを補える選手であり、組織において不可欠な人間でいたい。そうすれば、たとえ目立たなくてもピッチに立つことができるだろう
いつものように僕の名前だけ呼ばれず、ベンチ外が決まったときのことだ。オフト監督は最後にこうつけ加えた。「今日、ベンチに入れなかった選手がひとりいる。彼は今トレーニングをすごく頑張っている。彼のためにも今日の試合は勝とう」監督はちゃんと自分を見てくれていたのだ
迷ったときこそ、難しい道を選ぶ
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『心を整える。』長谷部誠・著 幻冬舎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344019628
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◆目次◆
第1章 心を整える。
第2章 吸収する。
第3章 絆を深める。
第4章 信頼を得る。
第5章 脳に刻む。
第6章 時間を支配する。
第7章 想像する。
第8章 脱皮する。
第9章 誠を意識する。
最終章 激闘のアジアカップで学んだこと。
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