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『戦国名将一日一言』童門冬二・著 PHP研究所 vol.2428


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【いまこそリーダーの器が問われる時】
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3月15日は、株価が1000円以上暴落し、さらに追い打ちをかけるように、静岡東部でも震度六強の地震。

これ以上、被害が広がらないことを祈るばかりです。

依然、深刻な災害状況が続いている状況ですが、テレビでの東電の発表や、政府の対応を見ていると、いまほどリーダーシップが重要な時もないと思います。

困難な状況のなかで、何が一番大事かを見極め、素早く決断する。

この非常事態においては、政治家に限らず、中小企業の経営者にとっても、大事なことだと思っています。

本日ご紹介する一冊は、戦国時代の名将が残した名言を、リーダーもののノンフィクションで定評のある童門冬二さんがまとめた一冊。

織田信長や豊臣秀吉、上杉謙信、武田信玄などの偉人が人を起用する際、大事に臨む際、どんな決断を下したのか。

正しい基準を持って決断することの重要性を教えてくれる一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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問題は人を得ることです(明智光秀)

善人には断は下せない(毛利元就)

書類仕事をしている者は、現場の汗を忘れてはならない(堀秀政)

一番首は自分のことしか考えない。そこへいくと、一番乗りは組織全体のことを考えている。それが、一番首より一番乗りがすぐれているゆえんだ(真田信之)

大事な時の経費を心配なさいますな(明智光秀の妻)

秘密だ、秘密だということはすぐ知れる。そんなことをしても意味はない(滝川一益)

いちばん大事にしなければならないのは歩だ。歩を大事にしない王はやがて窮地に陥る(細川忠興)

ある時、岡崎が洪水になって、近くの川に架かっていた橋が流れた。徳川家康はすぐ、「橋を架けよ」と命じた。部下が反対した。「橋が流れたのは、ちょうどよろしゅうございます。いまは合戦の時で、洪水になったこの川があれば、敵が来ても防げるでしょう。橋は架けない方がいいと思います」家康は、首を振った。「違う。橋は住民のために必要だ。私は川には頼らない。なぜなら、頼れるおまえたちがいるからだ」この言葉に感動した部下たちは、顔を見合わせて恥じた。そして、すぐ橋の修復にかかった(徳川家康)

誰よりも早く城に上がり、誰よりも遅く城を下がる(藤堂高虎)

口に出す言葉は遅く、決断は早く(鍋島直茂)

接木は、子孫のために行うのだ(鍋島直茂)

城が落ちるのも落ちないのも、人次第だ(鍋島直茂)

国を治める道は三つある。一は国を量ること、二は人を量ること、三は食を量ることだ(徳川家康)

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『戦国名将一日一言』童門冬二・著 PHP研究所
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◆目次◆

一月の言葉
二月の言葉
三月の言葉
四月の言葉
五月の言葉
六月の言葉
七月の言葉
八月の言葉
九月の言葉
十月の言葉
十一月の言葉
十二月の言葉

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