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『人は感情によって進化した』 石川幹人・著 vol.2538


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【これは傑作】
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「アマゾンでネガティブなレビューを書くのは決まって身内である」

これは、著者のあいだではもはや定説となっています。

土井は他人の評価など気にしない人間だからいいですが、著者によっては、辛辣なレビューに心が折れ、半ばノイローゼ気味になってしまう人もいるようです。

こういう話を聞くたびに、どうしてそんな人間がいるのだろうか、と憤りを感じてしまうのですが、どうやらこの「嫉妬」という感情は、人間が進化の過程で身につけた知恵のようなのです。

本日の一冊『人は感情によって進化した』によると、嫉妬は「じぶんのところに来た可能性のあった利益が、他のところにまわってしまったときに、それをじぶんのところに呼びこむ感情」。

つまり、仲間が利益を得たことがわかると、その配分にあずかろうと、「嫉妬」するのだそうです。

本書は、人間がさまざまな条件下で、感情を進化させてきたことを示すサイエンス書ですが、どんな時代にどんな感情を持てば適応しやすいか、どんな組織を作れば環境変化に耐えられるかを示した、ビジネス書としても読むことができます。

なかでも興味深かったのは、所属する組織を選べる時代の、望ましいメンタリティの話。

これを読めば、これからの社会や組織に適応できる人間の感情タイプとは何かがわかり、キャリアや生き方の指針が得られると思います。

なぜ怒りや嫉妬を抑えられないのか、どうしてできるリーダーほど、上下関係にこだわってしまうのか、なぜ若者は、一つの会社に落ち着かず、さまよいながら心を病むのか…。

仕事や人生に関する疑問・悩みが、一瞬で解決してしまう、すごい本が登場しました。

これは読み応えのある本ですので、ぜひ一読をおすすめします。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「感情と認知はいっしょになって働いている」と考えられる

感情が高ぶっていると、記憶や学習の効果が向上する

私たちは、狩猟採集社会にふさわしい感情を身につけたまま、文明社会に生きている

狩猟採集時代に人間の想像力が高まり、今ここに直面する事物以外に、想像物に対しても恐怖を抱くことになった

(不安解消の)考えられる対策は、危険とされる事物を調べて「危険でない」と確認すること

チンパンジーの威嚇や怒りのほとんどは、上下関係の確立と確認が目的

「文明の心」には、怒り感情を適度に制して、大局的な価値に重きをおいた感情の働きが望まれます

山分け主義によって、弱肉強食の個体間競争が、集団同士の競争になりました

集団単位の競争は、人間の能力の進化に劇的な変化を起こしました。能力の多様化が起きたのです

山分け主義のもうひとつの問題点に移りましょう。それはタダ乗りの横行です

動物には子孫を生き残らせるための「愛情」と「冷酷さ」が同居する

嫉妬は、じぶんのところに来た可能性のあった利益が、他のところにまわってしまったときに、それをじぶんのところに呼びこむ感情なのです

集団のメンバーの自己呈示欲が強いと、集団の協力が促進されます。メンバーの特徴が明確になれば、分担作業がうまくいくからです

現代の若者は、貢献する集団を選ぶという自由が与えられました。その自由とのひきかえとして、いま目の前にない集団にあわせて自己像を固めることになりました

裏切った人と周りの人とのあいだで、「裏切り⇒感情表明⇒つぐない⇒ゆるし」のような手順がなされれば、裏切った人はふたたび、集団のメンバーとして働けます

集団内が偏った知識で凝り固まったとしても、集団が多数あれば、問題は小さいのです。それぞれの集団が固有の凝り固まり方をしていれば、考え方の多様性は人類全体では維持されるのです

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『人は感情によって進化した』 石川幹人・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
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◆目次◆

序章 「野生の心」と「文明の心」
第1章 恐怖と不安
第2章 怒りと罪悪感
第3章 愛情と友情
第4章 好きと嫌い
第5章 嫉妬と後悔
第6章 自己呈示欲と承認
第7章 楽しさと笑い
第8章 悲しみと希望
第9章 信奉と懐疑心
第10章 驚きと好奇心
第11章 名誉と道徳感
第12章 幸福と無力感

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