2011年1月24日
【あなどれない一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796679502
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本日の一冊は、最近、ビジネス書ランキングで常に上位に来る一冊。
正直、『もしドラ』のパクリ感は否めないですし、今度は漫画か!と突っ込みたくもなる。
※参考:『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478012032/
しかしながら本書、実際に読んでみると、なかなかの優れモノ。
正直、ドラッカーのエッセンスを拾うという意味では、『もしドラ』をはるかに超える一冊と言えるでしょう。
まず冒頭、たった4ページの漫画で、ドラッカーの生涯を概観、その後、60ものキーワードを、漫画と図解でカバーしています。
引用元も、『マネジメント エッセンシャル版』だけでなく、さまざまなドラッカーの文献からエッセンスを抜き出しており、じつによくまとめられています。
※参考:『マネジメント エッセンシャル版』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478410232/
これまでドラッカーに興味がなかった人も、各章に付されている漫画を読めば、この考え方が人間活動のすべてに応用できることがわかるはず。
学芸会や結婚披露宴でのバンド、恋愛、ダイエットまで、幅広く使えるドラッカー理論。
この切り口は、さすが宝島社さんといったところでしょうか…。
タイトル、見た目でバカにしていた人は、ぜひチェックしてみてください。
これからの本作りの参考にもなると思います。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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たしかに経済的な窮乏は悪である。……しかしそのような窮乏でさえ、自由の喪失ほどの悪ではない。―『経済人の終わり』―
企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである。―『マネジメント エッセンシャル版』―
「われわれの事業は何か。何になるか。何であるべきか」を考え目標を検討するのは、知識を得るためではなく、行動するためである ―『マネジメント エッセンシャル版』―
働く者が満足しても、仕事が生産的に行われなければ失敗である。逆に仕事が生産的に行われても、人が生き生きと働けなければ失敗である ―『マネジメント エッセンシャル版』―
一度も間違いをしたことのない者、それも大きな間違いをしたことのない者をトップマネジメントの仕事につかせてはならない。間違いをしたことのない者は凡庸である。そのうえ、いかにして間違いを発見し、いかにしてそれを早く直すかを知らない。―『現代の経営(上)』―
(マネジメントは)いかなる決定においても、起こりうる将来に対して可能なかぎり備えておかなければならない―『現代の経営(上)』―
最も重要な二一世紀の現実は、破局的ともいうべき少子化の進行である。しかも、これは人類史上初めてのものである―『明日を支配するもの』―
変化はコントロールできない。できることは、その先頭にたつことだけである ―『明日を支配するもの』―
一〇年後あるいは一五年後には、コンピュータではなく情報を使うことが当たり前になっていなければならない。今日のところ、そこまでいっている者はごくわずかである ―『ネクスト・ソサエティ』―
彼ら(専門職)に対しては常に多くを要求すべきである。…しかし彼らがいかに自らの仕事を行うかは、彼ら自身の責任として彼ら自身に決定させる必要がある ―『現代の経営(下)』―
あらゆる関係者が起こりえないと知っていることこそ徹底的に検討しなければならない。起こりえないことが、自社にとって何かを起こすための大きな機会になる ―『創造する経営者』―
組織といえども人それぞれがもつ弱みを克服することはできない。しかし組織は、人の弱みを意味のないものにすることができる ―『経営者の条件』―
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『まんがと図解でわかるドラッカー』藤屋伸二・監修 宝島社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796679502
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◆目次◆
序章 経営学の父=ドラッカー 一体どんな人?
─20世紀を生きた社会生態学者─
第1章 会社・事業・仕事の意味を見直す
─マネジメントの基本的な考え方─
第2章 リーダーとして行動し、考える
─組織を率いるマネジメント─
第3章 「できる人」の仕事のしかたとは
─エグゼクティブのあり方─
第4章 常に最前線で成果を出し続けるには
─イノベーションの生み方─
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