2011年1月13日
【これなら社長がいなくても回る!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756914276
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本日、紀伊國屋書店新宿店を訪れた際、思わず目に留まって衝動的に買ってしまったのがこの一冊。
『あなたがいなくても勝手に稼ぐチームの作り方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756914276
たくさんビジネス書を読んだ方であれば、一度は、「社長がいなくても回る組織がいい組織」「自分がいなくても経営が回る状態を作るのが社長の仕事である」などといった言葉を目にしたことがあるはず。
中小企業の歴史は、おそらく多くの場合、権限委譲と闘い、敗れ去っていく歴史だと思いますが、この一冊があれば大丈夫、と信じたい。
なぜなら本書は、権限委譲したい社長が、何をすればいいのか、詳細に書いてくれているから。
「役割」と「権限」を明らかにすること、チームメンバーの仕事量を把握することといった基本から、KPI(業績評価指標)情報を担当メンバーからリーダーへメールで送らせる、マルチロールシステムで役割をときどき入れ替えるなどといった応用編、さらには、「ITインフラ」に思い切って投資する、評価をガラス張りにするなどといった高等技術まで、じつに丁寧に説明しています。
著者の会社で実際に行っているやり方を実例として紹介しているので、実際にチーム運営されている方であれば、ピンと来るに違いありません。
土井もいくつか、早速やってみたいことがありました。
中小企業の経営者や、マネジメント職の方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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チームをさらに高い次元に引き上げるためにも、リーダーはより多くの時間を対外的な「関係構築」や「交渉」といった付加価値の高い領域に投じるべきなのです
特に重要な資材や役務については「今お付き合いしているところがあるからもういいや」と思わず、いろいろな会社と接点を持つことによって、条件面などの交渉を有利に進めることができるようになります
リーダーが現場の仕事に入り込み過ぎると、その仕事に慣れるにつれて、現状のやり方を疑わなくなり、課題を見失ってしまう
「役割」と「権限」を明らかにすることによって、メンバーは自分が何を期待されていて、どこまでが自分の裁量で許されるのかを具体的につかむことができます
「権限」が本人の能力と比べてあまりに小さ過ぎると、その人の器をも小さくしてしまう恐れがある
あなたは自分のチーム全体の仕事量を把握していますか? よほどタフな人でない限り、人は長時間働くと集中力やモチベーションが落ちてくるものです
「管理一覧」や「KPI(業績評価指標)」の情報を担当メンバーからリーダーへ、メールで送ってもらう
マニュアル整備と判断基準の共有でリーダー不在時のトラブルに備える
マルチロールシステムで役割をときどき入れ替える
結局のところ、チーム最適を求めるということは、目の前の小さな個人最適をあきらめること
「時間を奪う要素」をオフィスから徹底排除
業務上の「人それぞれ」と「その時々」をなくせば、生産性が高まり、より大きな課題と向き合える
費用対効果の高い「ITインフラ」に思い切って投資する
強み以外の仕事をなるべく標準化し、それでも残る部分はさらにアウトソースすることによって、チームを身軽にしていく
評価をガラス張りにするだけで、メンバーは自ら成長するようになる
メンバーの報告作業が過度に膨れ上がらないように配慮
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『あなたがいなくても勝手に稼ぐチームの作り方』岡田充弘 明日香出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756914276
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◆目次◆
1章 「あなたがいなくても勝手に稼ぐチーム」を作る
2章 変化に負けない仕組みを作る【チーム・マネジメント】
3章 チームの生産性を高める【パフォーマンス・マネジメント】
4章 メンバーのやる気を高める【モチベーション・マネジメント】
5章 伝達効率を高める【コミュニケーション・マネジメント】
6章 会議の生産性を高める【ミーティング・マネジメント】
7章 次世代リーダーの【セルフ・マネジメント】
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