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『繁盛したければ、一等地を借りるな!』清水克衛・著


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【立地の悪さを克服する非常識な経営とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4054039456

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本日の一冊は、江戸川区の篠崎という立地条件にも関わらず、ファンを抱えて繁盛を続ける伝説の書店、「読書のすすめ」の店長が、不況知らずの経営論を説いた一冊。

土井は一度、このお店に遊びに行ったことがありますが、まあ、すごい書店です。

イケてない帯を隠して自分たちのお手製の帯をつける、ダンボールに筆文字で書きなぐったPOPを置く、流行の本を置かない…。

ほかにもいろいろありますが、とにかく斬新な試みで、通常の書店とはまったく違った考え方で本を売っています。

小さな書店でありながら、銘柄によって数千部を売り上げる驚異的な実績がどうやってもたらされたのか。

本書には、まさにそのヒントが書かれています。

内容の多くは自己啓発的なものですが、写真入りで紹介されているPOPの例や、具体的な試みを知るだけでも参考になります。

マニュアルは、「泣かす、笑かす、びっくりさせる」の3つだけという同店の試みと、それを支える店長の哲学。

立地の悪さを気にせず、何とかしてお客様を喜ばせようとするその姿勢からは、商人が決して忘れてはいけない「商売哲学」が伝わってきます。

商売の王道、そして売るためのアイデアを学びたい方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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うちの店のマニュアルは、「泣かす、笑かす、びっくりさせる」、この3つだけです

どうして売れないのか、という理由を考えるより、お客さんを感動させることをなにか考える

「ありえねぇ~!」ってことを、「それ、ありかも」っていう視点で考えてみる

今でも金魚は養殖されて売り買いされていますが、ある人が、単に売り買いしたんじゃおもしろくないなって、そこで考えたんですね。
「紙一枚、はさんでみよう」すると、単なる金魚の売り買いが、紙一枚はさむことで、「金魚すくい」っていうゲームになったんです

「ここが一等地だったら」「宝くじが当たったら」「株で儲かったら」「上場できたら」なんて、みんなそういう、世間でいわれている「いい」ということをめざしてしまう。でもね、実は、それをやったら”苦しくなる”んです。「たら、れば」ばかりを考えてしまう

まずは、言いわけのできないところに自分を持っていく

自分がいいと思ってすすめたものが売れたときの快感。これが商売の最高の喜びじゃないか

今は、親も、大人も逆ですよね。「オレがこんなに苦労したんだから、子どもにはそんな思いさせたくない」なんていって、子どもたちを外に出して、自分は店を畳むという話もよく聞きます。でも、これは逆なんです。ほんとうは、「オレの仕事はすごいんだぞ!」っていわなきゃいけないんですよ

「勝ち組」なんていう、他人の作ったものさしと比べるから、苦しくなっちゃう

出会った人や自分にレッテルを貼って確定しない。これができれば、自分を愛し、人を愛することができるようになる

「自分のものさし」さえあれば、ぜったい世間のものさしに惑わされない

「何を買うか」だけじゃなくて、「誰から買うか」

よその店や会社と比べられて、いってこられる苦情には耳なんか貸さなきゃいいんです。「ここいい店だね。また来るよ」っていってくれる人だけ集めて、それで商売すればいい

◆アホになるための、たった5つのポイント
・根拠のない自信を持つ
・本気で人を喜ばせることを考える
・損得なしで動く
・今の常識にしばられない
・自分が楽しいか、楽しくないかで決める

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『繁盛したければ、一等地を借りるな!』学研 清水克衛・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4054039456
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◆目次◆
ここだけ読んでもためになる「まえがき」
第一章 なぜ、一等地に店を出すと繁盛できないのか?
第二章 「今」の悲常識を売りにすれば、人は集まる
第三章 「一等地なら“バカ”になる。三等地なら“アホ”になる」
第四章 商売繁盛は、「自分繁盛」
第五章 人を喜ばせる「アホ」になれば、商売も、人生も、みんなうまくいく
特別付録
あとがき

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『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ』齊藤正明・著


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【突然、マグロ船に乗れと言われたら?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839930201

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みなさんは、会社の上司に、ある日突然「マグロ漁船に乗れ」と言われたらどうしますか?

本日ご紹介する一冊は、マグロの「鮮度保持剤」の開発に取り組んでいた著者が、ある日突然マグロ漁船に乗ることになった話を書いたもの。

身長169センチ、体重56キロの細身の著者が、マグロ漁船に乗って漁師たちと生活を共にする。

陸の常識にとらわれていた著者が、海の教訓を受けて変わって行く姿が、じつに興味深い。

なかでも親方の教訓は、人生や勝負事の鉄則が説かれており、じつにいい勉強になります。

親方の話をうけた後の著者の説明が説教臭いのが玉に瑕ですが、マグロ漁船の裏話や親方の教訓は読み応えがあり、これまでのビジネス書にはない魅力を放っています。

陸の世界の閉塞感を打破するために、ぜひ本書を読んで、マグロ漁船を疑似体験してみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「ええか、齊藤。おいどーらがマグロを捕りに行くとき、一番大事なことを知っちょるか?」
「それは『決める』ことど」
「決めないといつまでも海をウロウロすることになるんど」
「マグロが捕れるかどうかは、じっくり考えても、すぐに決めても、結局、確率は50%ど。それであれば、早めに舵を取ったほうがええ。ダメだったら次の漁場に移動すりゃええことじゃねーか。決めた回数を多くすれば、漁ができる回数も増やせるからの」

「『毎日がつらいです』なんぞ、毎日メシが食えているやつが言うかい! 世界には、メシが食えん人らが大勢いるんど」

「人間はの、幸せのなかにいるときは、幸せに気づかんもんよ。マグロだって、海にいるときには、自分の幸せにはきっと気づいておらんち。おいどーらが釣り上げると、マグロはバタバタと大暴れしよる。海から引き離されて初めて、海のありがたみがわかったんじゃねーんかの?」

「結果にばかりこだわると、その途中にある、おもしれーもんや、役に立つことを見逃すんど」

「齊藤ら陸の人たちは、人間ではどうにもならんことまで、なんとかしようとしちょる。それが疲るる原因よ」

「たいていの人が言う努力は、やったことが、3回に1回うまくいくことを望んでいるように聞こえるの。マグロ漁の場合は、単純な計算じゃが、100本の釣り針に1匹マグロがかかるぐらいど」

海では誰もが完璧になろうと思わない

「『完璧』を目指せば目指すほど、自分にできないところが目立って落ち込む。結果、完璧とはより遠くなるんど」

「他人からわかってもらおうとするからつれぇんよ。自分が自分の仕事に楽しさと誇りを持てば、あとは世話ねぇ話じゃ」

「人の言うことを聞くやつは、その場はいい子になれるが、いざというときに弱い。人の言うことを聞くってことは、自分なりの判断基準を持っちょらんことじゃろ?」

「齊藤は、自分のなかに計器を持っちょるか? 船は、計器やらがあるから、海の真ん中でも迷子になりよらん。これは人も同じど」

「『便利になれば幸せになる』、そんなん全部幻ど。むしろ、不便なほうがみんなで助け合ったりして、心のなかに幸せを感じるし、難しいこともできるようになるんど」

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『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ』毎日コミュニケーションズ 齊藤正明・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839930201
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◆目次◆
はじめに
第1章 海の男はストレス知らず
第2章 海と向きあえば自分がわかる
第3章 海の男は仕事を楽しく変える
第4章 マグロを釣るために必要な考え方、ものの見方
第5章 基本に忠実であれ! 時に大胆かつ賢くふるまえ!
第6章 マグロ船で学んだ 人を活かすコミュニケーション術
おわりに
参考文献

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『「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?』細野真宏・著


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【細野真宏さん初の新書】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594058736

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本日の一冊は、著書の累計が650万部を突破したというカリスマ講師、細野真宏さんが、「アメリカ発の世界不況の仕組み」と「年金問題」を論じた一冊。

まだ著者の本を読んだことのない方は、ぜひ一度読むことをおすすめしますが、細野さんの本はいずれも簡単かつ本質を突いており、論理思考のいいトレーニングになります。

たとえば、「原油価格が上がる」と、「卵の値段も上がる」という話があったとすると、著者の本では、このように解説されます。

原油価格が上がる

新しい燃料として、トウモロコシの人気が高まる

ニワトリのエサとして使われているトウモロコシの値段も上がる

えさ代が上がったぶん、卵の値段も上がる

あくまで論理学的に、緻密に議論を進めつつも、決して小難しくならない。この技術はもはや芸術的です。

本書では、この論理思考を使って、アメリカ発の世界不況の仕組みと、なぜ納付率が上がっても年金に影響がないのか、その仕組みを解説しています。

「『国民年金』の保険料を払わないと、逆に税金の『払い損』になってしまう」という話は、年金を納めていない若者にとっては、驚くべき事実ではないでしょうか。

もちろん、解説されている話のなかには、あくまで論理思考だけで考えたケースが含まれており、人為的な要素が排除されているものもあります。

それでも本書を読むことで、物事の本質をとらえる力、現在の社会問題を読み解く視点は手に入ると思います。

群衆心理に惑わされる、愚かな人間にならないためにも、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「円高が進むと日本の輸出企業の業績が悪くなる」と当たり前のように報じられていますが、これは論理(考える道筋)が飛んでいます

世の中の出来事にはすべて「原因」があって「結果」がある(中略)つまり、この「原因」と「結果」の因果関係を考える習慣を身に付けるようにすればいい

◆なんで「原油価格が上がる」と、「卵の値段も上がる」のか?
原油価格が上がる

新しい燃料として、トウモロコシの人気が高まる

ニワトリのエサとして使われているトウモロコシの値段も上がる

えさ代が上がったぶん、卵の値段も上がる

数学だろうと経済だろうと、「A→B」「B→C」「よって、A→Cがいえる」という仕組みはまったく同じ

「数学の問題を解く」ということは、「直感力」を働かせ「仮説」を出して、それを論理的思考により「検証」していき、最終的に「答え」を導き出すことなのです

日本においては、「すでに財政破綻している」と思っているのに、「安心な商品」として国債を買っている人が少なくない

「宝くじ」において「当せんしやすい販売所」というのは、確率的に考えて、絶対にありえません!

「新規公開株バブル」も「宝くじの行列」も「マルチ商法の詐欺」も、どれも本質は同じ(=群集心理)

◆1929年のような「世界恐慌になるのでは?」
当時と今とでは、世界的な「社会環境」と「経済危機への対応能力」に圧倒的な違いがある

アメリカ経済は、株式市場の「ITバブル崩壊」などによる低迷を「住宅投資ブームの発生」で乗り切ったとも言える

これから住宅を作る「住宅着工件数」や、この先、住宅を作ろうとしている「許可件数」も大きく落ち込んでいる(アメリカ)

あくまで「先読み」は「方向性」に関してで、「時期」の話ではない

実は「国民年金」については、2009年度から若者の負担を減らすため、高齢者に支払われる年金の半分は「税金」から支払うようになる

「国民年金」の保険料を払わないと、逆に税金の「払い損」になってしまう

劇的に「納付率」がアップしたとしても、年金財政はほとんど変わらない

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『「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?』扶桑社 細野真宏・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594058736
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◆目次◆
前書き
第1章 学力や思考力は日常の会話方法で飛躍的にアップする!
第2章 なぜ人は「宝くじの行列」に並んでしまうのか?
第3章 なぜアメリカの住宅ローン問題で私たちの給料まで下がるのか?
第4章 「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?
あとがき

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『パパラギ』エーリッヒ・ショイルマン・著


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【都市生活をサモアの酋長が見ると?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797352396

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本日の一冊は、初めて文明を見たサモアの酋長、ツイアビが、西洋文明の真実を鋭く指摘し、話題となった名著の文庫版です。

以前話題になった時には、何となく読むのを忘れ、そのうちこの本自体の話題が終息してしまったので、ついに読まずじまいでしたが、今回の文庫化で、やっと読むことができました。

「恥をかかずにいようとして、すっかり自分を隠している」
「石の箱が気に入っており、その害についてはもはや気がつかなくなっている」
「自分たちのほうが田舎者より大きな権利を持ち、自分たちが作ったものは、大地に植えられ、収穫されるものよりずっと値打ちがあると確信している」
「お金のために、喜びを捧げてしまった人がたくさんいる。笑いも、名誉も、良心も、幸せも、それどころか妻や子までもお金のために捧げてしまった人がたくさんいる」

強欲資本主義が崩壊した現在、パパラギの指摘は、誠に耳に痛く、われわれ人間の生活はどうあるべきかを考えさせられる一冊となっています。

メディアに対する痛烈な批判もあるため、どこまで話題になるかはわかりませんが、その本質をえぐる洞察には、一読の価値があると思います。

ぜひ読んで、生活を見直すきっかけにしてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「肉を見た人は、見せた人と同じくらい罪深く、救われない」と、このように、白い人びとの掟は告げている。そのため、パパラギのからだは、頭から足の先まで腰布や、腰みのや皮でしっかりと包まれている。どんな光もはいることができない。だからパパラギのからだは、まるで深い原始林に育つ花のように、やつれて青白い

不思議なのは、どうして人がこの箱の中で死んでしまわないか、どうして強いあこがれのあまり鳥になり、羽根が生え、舞い上がり、風と光を求めて飛び立ってしまわないか、ということである。だがパパラギは、石の箱が気に入っており、その害についてはもはや気がつかなくなっている

お金のために、喜びを捧げてしまった人がたくさんいる。笑いも、名誉も、良心も、幸せも、それどころか妻や子までもお金のために捧げてしまった人がたくさんいる

おまえは誕生のときにさえお金を払わねばならず、おまえが死ぬときも、ただ死んだというだけで、おまえのアイガ(家族)はお金を払わねばならぬ

白人の世界でひとりの人間の重さを量るのは、気高さでもなく、勇気でもなく、心の輝きでもない。一日にどのくらいたくさんのお金を集めることができるか、どのくらいたくさんのお金を、地震があってもびくともしないがんじょうな鉄の箱にしまっているかなのである

少ししか物を持たないパパラギは、自分のことを貧しいと言って悲しがる。私たちならだれでも、食事の鉢のほかは何も持たなくても歌を歌って笑顔でいられるのに、パパラギの中にそんな人間はひとりもいない

私たちは、パパラギの小さな丸い時間機械を打ちこわし、彼らに教えてやらねばならない、日の出から日の入りまで、ひとりの人間には使いきれないほどたくさんの時間があることを

もしパパラギが正しく考えるなら、わかるはずだ。しっかりと持てないものはだれのものでもないということが。そして、しっかりと持てるものなど、もともと何もありはしないということが

パパラギが、神の言いつけを聞かず、自分たちの掟を作ったので、神はパパラギの財産にたくさんの敵を送られた(中略)なかでも重く神が定めたもうたのは、パパラギの心の中に恐怖を植えつけたことである。取ってきたものをなくしはしまいか、という不安

職業を持つとは、いつでもひとつのこと、同じことをくり返すという意味である

神さまの光、そう、それはたがいに愛し合い、心にいっぱいのタロファ(あいさつ)を作ること

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『パパラギ』ソフトバンククリエイティブ エーリッヒ・ショイルマン・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797352396
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◆目次◆
パパラギのからだをおおう腰布とむしろについて
石の箱、石の割れ目、石の島、そしてその中に何があるかについて
丸い金属と重たい紙について
たくさんの物がパパラギを貧しくしている
パパラギにはひまがない
パパラギが神さまを貧しくした
大いなる心は機械よりも強い
パパラギの職業について―そしてそのため彼らがいかに混乱しているか
まやかしの暮らしのある場所について・束になった紙について
考えるという重い病気
パパラギは私たちを彼らと同じ闇の中に引きずり込もうとする

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『コンサルタントの習慣術』野口吉昭・著


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【コンサルタントの習慣術とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022732679

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本日の一冊は、20万部超ベストセラー『コンサルタントの「質問力」』の著者、野口吉昭さんが、コンサルタントの持つ思考習慣や行動習慣を紹介した一冊。

※参考:『コンサルタントの「質問力」』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569696902/

今日のような格差社会になると、誰もが一流を目指すわけですが、著者いわく、「プロになったり、成功したり、目標を達成する唯一の方法は、努力を継続することだ。すなわち『努力の習慣化』である」。

一流になるための「1万時間」を積み上げるには、やる気だけではどだい無理な話で、習慣化が必須なわけです。

では、どうやって習慣化を実現するか。本書では、著者が見た優良企業、一流の人物を例に、彼らの習慣化について論じ、その成功のエッセンスを体系化しています。

「子供が買えるチョコレートをつくって売る」を頑なに守り、ブランドを築き上げたチロルチョコの松尾製菓、積小為大の習慣で日本初のコンサルタントになった二宮尊徳、生涯に15万もの作品を残したピカソ…。

即席ノウハウ全盛の現在にあって、「凡事徹底」「積小為大」の精神で成功した人々の話は、じつに新鮮で、気づきがあります。

不安から安易なノウハウ書に食いつくのではなく、そろそろ本格的な取り組みを開始したい。

その第一歩として、本書は手頃な一冊だと思います。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆習慣化をマネジメントするポイント
1.見える化(今の自分を常に正しく・冷静に把握する)
2.ランドセルサイクル(いつでもどこでも前倒しの準備を怠らない)
3.愚直さ(継続こそ力の原点)

◆チロルチョコの製造元・松尾製菓
自分たちのミッションが「子供が買えるチョコレートをつくって売る」であることをしっかりと見定め、愚直なまでにそれを継続することを堅持してきた

積小為大の習慣で、二宮尊徳は日本初のコンサルタントになった

ダイエットを開始して最初の1カ月で、1キロ痩せたとする。「たった1キロか」と思う人間は、長続きしない。「1キロ痩せられた。階段を1段登ることができた」と思える人間が、ダイエットを習慣化できるのだ

習慣のなかに、練習だけではなく試合や実践を組み込まないと、フライト・シミュレーターのなかでしか飛行経験がないパイロットと同じになってしまう

仕掛けが得意な企業でも、実は、仕組みがないと長続きしない

目的・目標・手段を「一体化」させるのが習慣化の第一段階

目的や目標のために始めた「手段そのもの」を好きになることができれば、本来の目的を達成するのは容易になる

「過去~現在」の見える化に対してはレコーディングを、「現在~未来」の見える化に対しては目標設定シートを活用する

2年後のスケジュールも手帳に書き込め

早く仕上げて「熟成させる時間」を持った仕事は、完成度が高い

考える習慣の基本は、整理すること・分析すること・判断する軸をもつことになる

本当に考えられる人とは、問題が顕在化する前から問題意識をもち、考える習慣ができている人である。そういう人が、思考センスの持ち主であり、経営センスのある人なのだ

「仕事そのものは選べなくても、どんなふうに仕事をするかは自分で選べる」(『フィッシュ!』)

ロードマップがある人とない人とでは、5年後、10年後に大きな差が出る

15%ルールによって新たなものを創り出すことを奨励している3Mと、20%ルールによって新たなものを創り出すことを義務づけているグーグル。こうした企業で働いていれば、新たなものを創り出す機会には恵まれることになる

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『コンサルタントの習慣術』朝日新聞出版 野口吉昭・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022732679
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◆目次◆
まえがき
序章 コンサルタントの習慣術とは何か
1章 習慣をマネジメントする
2章 「考える力」を磨く習慣術
3章 「主体的な行動力」が身につく習慣術
4章 「新たなものを創り出す」習慣術
5章 「打たれ強い人」になる習慣術
6章 「人を動かすリーダー」になる習慣術

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『課長の会計力』望月実・著


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【「社長アタマ」はこの一冊から】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534044852

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まだアマゾンでバイヤーをやっていた頃、社内の先輩から、こんなことを言われたことがあります。

「土井君さあ、最近は若いビジネスマン向けの簡単な本が増えただろ。あれはあれでいいんだけど、やっぱり人間、難しい本にじっくり取り組みたい気持ちってあるんだよな」

この先輩のひと言がきっかけで、アマゾン時代には、話題書の合間に難しい本を紹介するのを基本としました。

確かに先輩が言うように、われわれはわからないからこそ、理解しようとして本を読むのです。

だから、本当にいい本というのは、わかりやすい本ではなく、われわれに新たな知へのチャレンジを促してくれる本。

その上で、わかりやすいのであれば、言うことはありません。

本日の一冊は、多くのビジネスマンが苦手とする「会計」のなかでも、とくに重要性の高い「管理会計」を、公認会計士が教える一冊。

ただビジネスの現場で「できる」と呼ばれるのではなく、自分の仕事が会社の財務にどんな影響を与えるのかがわかる幹部候補。

やがて経営者となった時に、自ら事業を計画し、数字を検証して成果を出し続けられるリーダー。

本書はそんなリーダーを目指す方に、うってつけの一冊です。

ひと目でわかる運転資金の計算方法、値引きの際のシミュレーション、運転資金を減らす方法、中期経営計画の立て方など、経営センスを磨くために、今から学んでおきたい内容が満載。

決算書の見本として、NOVAや伊勢丹など、身近な企業の事例が紹介されており、その経営の実態を知ることができるのもポイント。

今度こそ決算書をマスターしたいと願う人、あるいは決算書がわからない部下をお持ちの方に、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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課長にとって大切なことは、部下と数字に関心を持つこと

業績を改善するためには、製造部で十分に利益の出る製品を製造し、営業部で会社経営に必要な利益を上げる数量を販売し、管理部ではビジネスを継続していくために必要な利益や資金の管理を行う必要があります

営業部の課長であれば流動資産の中にある受取手形、売掛金、商品(企業が持っている在庫の金額)という部分の数字を注意して見る必要があります

貸借対照表の右側には「負債の部」があり、流動負債の中にある支払手形と買掛金が仕入先から商品を購入した金額となります。受取手形2億5000万円、売掛金3億円、商品3億円から、支払手形1億5000万円、買掛金2億5000万円を差し引いた4億5000万円を「運転資金」といい、ビジネスを回していくために必要な資金の金額を表しています

業績の良い会社には一つの共通点があります。それは商品の価格設定がとても巧みだということです

開発コストを回収し終わった2501台目からは20万円以上で販売すれば儲けを出すことができます

販売数量の増加に耐えうる「オペレーション」を作り出すこと

◆運転資金を減らす代表的な方法
1.サイト(回収期間)を短縮する
2.滞留債権を回収する
3.ファクタリングを行う

ファクタリングは、商品を販売することによって発生した売掛金をリース会社などの金融機関に譲渡することで資金を早期に回収する方法

前受金ビジネスは、資金管理をきちんと行わないと、突然、資金繰りが苦しくなり経営破綻につながる

利益を増やすためには、「コストを減らす」以外にも、「収益を増やす」という方法があり、2つの側面から同時に解決方法を考えない限り、ビジネスを成長させていくのは難しい

”売上という数字”ではなく、先行指標となる”売上のプロセス”自体を管理することができれば、売上が減少する徴候があらわれた時点で対応策を考えることができます

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『課長の会計力』日本実業出版社 望月実・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534044852
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◆目次◆
まえがき
プロローグ~なぜ、課長に会計力が必要なのか
第1章 値引きはどこまでしてよいか~売上と利益の関係
第2章 資金繰りに困らないために~運転資金の計算方法
第3章 ’勘定合って銭足らず’を避ける技術~キャッシュ・フロー計算書
第4章 儲かるための「コスト」の基本~変動費と固定費
第5章 予算がわかれば’会社’が見える~予算の作成
第6章 予算を達成するための数字の見方~予算実績分析
第7章 勝ち組企業の「儲け力」~利益を増やす発想法
第8章 経営の効率とスピードを上げる~ERPシステムとは何か
第9章 予算よりプロセスを管理する~未来の管理会計
巻末 課長におすすめ経営本
あとがき~軍師は数字で考える

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『危機を超えて すべてがわかる「世界大不況」講義』伊藤元重・著


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【伊藤元重が語る大不況の「これから」】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062153165

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本日の一冊は、東京大学経済学部長の伊藤元重さんが、世界大不況の本質と、今後起こると予想される変化、そしてそれに伴うビジネスチャンスを論じた一冊。

「深刻な金融危機が起きた背景には、世界経済の構造そのものにも、『百年に一度』というような変化が起きているはず」という仮説のもとに、実体経済の変化を読み解き、その要因を「テクノロジーショック」と「ベビーブーマー引退による世界的な金余り現象」の2つに求めています。

氏によると、バブルの陰にはいつもテクノロジーショックがあり、事実、1929年の株価大暴落の際には、自動車バブルやラジオ局の乱立が起こっていました。

また、世界的な金余り現象という視点で読み解くと、なぜこれまで新興国市場が盛り上がっていたのか、不動産バブルが起こったのか、ウォンが暴落したのかがすっきり説明できます。

アメリカの消費が世界経済を支えてきた構造、人民元の切り上げを嫌う中国が負ってしまった枷など、ここまでわかりやすく書かれた本はそう多くないと思います。

さらに本書が優れているのは、今後有望と見られるセクターやビジネスについて、自分なりの見解を示している点。

世界不況について解説をした本は山ほどありますが、本書は、この先のビジネスに希望をもたらしてくれる、という点で類書とは一線を画しています。

これから起業する方、投資家、新たなビジネスチャンスを狙う方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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日本に限って言えば、金融危機というよりは、業績悪化不況

深刻な金融危機が起きた背景には、世界経済の構造そのものにも、「百年に一度」というような変化が起きているはず

◆実体経済の変化
1.テクノロジーショック
2.世界的に金余り現象が起きている

世界を変えるような技術革新が起きると、人々は経済の未来に対して楽観的になる。それがしばしば深刻なバブルを引き起こす

一九二〇年には米国にラジオ局は三つしかなかったが、その数年後には、五〇〇を超えるラジオ局ができていた

◆ファンドや投資銀行が考えた三つの投資分野
1.新興国市場 2.不動産 3.石油・資源・食糧など一次産品

新興国市場に流れ込んだ資金が出て行くとなれば、新興国の経済は大混乱に陥る。お隣の韓国がその典型的な例であり、短期間に通貨ウォンが急落したのは、韓国から資金が流出しているからである

最近まで、米国の家計の貯蓄性向はマイナスであった。つまり、米国の消費者は所得以上の消費をしていたのだ

一九三〇年代に世界が大恐慌に陥ったのは、株の大暴落の後、各国の政府が多くの”誤った”政策を繰り返したからである。端的に言えば、政府は金融危機に陥った銀行に十分な流動性(資金)を提供せず、多くの金融機関の破綻を招いてしまった

需要をいかに生み出すのかという点は、今後の主要国の経済運営にとって重要な課題となるだろう

デフレになれば、デフレの経済学であるケインズ経済学が再度表舞台に出てくる。米国や中国をはじめとした多くの国で、ケインズ政策が大胆に行われようとしている

中国のこの異常とも言える外貨準備の額は、中国が人民元の切り上げをできるだけ避けてきたという事情と深く関わっている

◆経済を需要から支えているものは四つしかない
1.家計部門による需要である消費
2.企業による需要である投資
3.政府部門による需要
4.輸出(外需)

資源や食料は日本にとっては弱点であった。だからこそ、今回の資源国に対する円高は大きなチャンスであるはずだ

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『危機を超えて すべてがわかる「世界大不況」講義』講談社 伊藤元重・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062153165
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◆目次◆
プロローグ
序 章 世界経済の底が見えない
第1章 なぜ金融危機が起きたのか
第2章 これは世界大恐慌の再来なのか
第3章 苦悩する中国はどうなるのか
第4章 日本経済―変わる風景
第5章 「次」への挑戦
エピローグ

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『リーダーシップからフォロワーシップへ』 中竹竜二・著


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【カリスマ不要の組織づくり】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484092042

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本日の一冊は、カリスマ監督・清宮克幸さんの後任として、早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任し、見事2連覇を達成した中竹竜二さんが、そのリーダーシップの要諦を語った一冊です。

土井はかつてアマゾンでバイヤーをやっていた時、PHP研究所の営業担当が3度変わり、その都度、「前任者のほうが良かったのに」という思いを抱きました。

つまり、後任が優れているかどうかではなく、人間は前にいた人のほうを「慣れている」という理由だけで評価しがちなのです。

まして、本書の著者、中竹竜二さんの前任の清宮克幸監督は、いわゆるカリスマ。

本書にも一部書かれていますが、メンバーからの反発や批判には、ものすごいものがあったに違いありません。

では、カリスマ性がない人間はチームを勝利に導くことができないのか。できるとしたら、どうやってそれを可能にするのか。

本書には、まさにそのリーダーシップの要諦が書かれているのです。

部下の期待通りのリーダー像を演じてはいけないことや、自分らしいスタイルを確立することの重要性、部下とのコミュニケーションのポイントなど、著者独自の見解が示されており、じつに参考になります。

スポーツ同様、プロフェッショナル集団を率いる方には、ぜひおすすめしたい一冊です。

脱字が目立ったのが残念ですが、著者のリーダーシップ論自体は、じつに新鮮で、読み応え十分。

小さな組織のリーダーは、ぜひ読むことをおすすめします。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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結局、リーダーというのは単体であるため、全てのフォロワーの期待に応えようとすると矛盾が起きてしまうのだ。部下が10人いれば、10パターンの理想のリーダー像があると思ってよい。そのように考えることで、部下の期待に応えることがリーダーの役割ではないことに気づくはずだ

最悪なリーダー像を明確にして、それだけは避けていくという姿勢。これなら、部下からはほとんど喜ばれることはないけれど、逆に大切な部下を裏切ることは少ない

理想のリーダーはブレないこと

スキルの習得よりも、スタイルの確立こそが、これからのリーダーに必要な条件

見よう見まねで他人が作った練習メニューを実施しても、その練習メニューを考案した人でなければ、その真意を伝えることはできない

普通なら、初対面の相手に格下に思われたり、「上から目線」で物を言われたりすると、非常に不愉快になるだろう。しかし、最初はわかってもらえなくても、これから何度か会っていけば、分かり合えるだろうという長期的な希望や自信があれば、焦ることはない

自分はどういう人間であるかを認識することは、自分がどのようなスタイルを確立するかを決定するための大きな要素

多面的な自己分析を行った上で、自分にできないことはやらないこと

後任者の手法やスタイルが、どんなに素晴らしく、その人にぴったり合ったものだとしても、最初は必ず否定されるものである

私は、指導している学生に対しても「無謀な夢は持つな」と常々、言っている。きちんと冷静に自己分析をして、自分がどれくらいの器なのかを測れ、と。二流選手は二流選手らしく、三流選手は三流選手らしく。一流選手だけが、一流選手を目指すことができるのだ、と

スタイルを強く持てば持つほど、それは逆境で大いに力を発揮する。結局、人は逆境でこそ真価が問われる

個のスタイルが組織の中で浸透すれば、暗黙のうちにコミュニケーションが図られ、パフォーマンスを向上させることができる

万が一、部下が成長しなくても、最低限こんな言動は避けてもらいたいという限界点を明確にしておくことは重要

リーダーがフォロワーシップを発揮する際に、最も大切なのは、部下やメンバーに対する見返りを求めない愛である

フォロワーであるときは、スキルやノウハウよりも、アティチュードが圧倒的に大切だ

もし、フォロワーとしていわゆる雑務に魂を込めてやった経験があれば、自分がリーダーになったときに、自分の部下の本気度が分かる

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『リーダーシップからフォロワーシップへ』阪急コミュニケーションズ 中竹竜二・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484092042
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◆目次◆
はじめに
第1章 組織論の見直し
第2章 リーダーのためのリーダーシップ論
第3章 スタイルの確立
第4章 リーダーのためのフォロワーシップ論
第5章 フォロワーシップの実践
第6章 フォロワーのためのフォロワーシップ論
第7章 フォロワーが考えるリーダーシップ論
おわりに

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『大事なことだけ、ちゃんとやれ!』ジェームズ・キルツ、ジョン・マンフレーディ、ロバート・ローバー・著


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【ウェルチ、バフェットも推薦?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532314151

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本日の一冊は、ジレットの会長兼CEOとして、経営難に陥っていた同社の業績を飛躍的に回復させ、2005年にはP&Gによるジレット買収という、コモディティ業界史上類を見ない大型買収を成功させた著者が、その経営哲学と手法を公開した注目の一冊。

あのジャック・ウェルチやウォーレン・バフェットが本書に推薦の辞を寄せていることからもわかるように、著者はアメリカでは知る人ぞ知る辣腕経営者。

本書では、氏がジレットを立て直すために何をやったのか、その詳細を公開。実際に効果があった手法なども紹介しており、勉強になります。

著者が大事にしている経営原則や、既存事業の継続/売却を評価するための「簡易評価プロセス」など、具体的な情報が多く、即実践で使えそうな情報もいくつかあります。

驚いたのは、「ナンバーワンになるよりも上位三分の一に入ることが大事」という氏の主張。

これは、「どの業種でも、五年にわたって好調を維持している企業は、たいてい一番ではなく、二番ですらない。その業種でつねに上位三分の一に入っている企業だったのだ」という著者のリサーチから出てきたもので、議論の余地はありますが、興味深い見解です。

ほかにも、消費財メーカーが事業の健全性をはかるためのツールなど、とにかく実践的なのが本書の特徴。

組織のムダを省く方法や、事業を絞り込むためのポイントなど、経営改善のノウハウを学びたい方には、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ビジネスで成功するためには、やらねばならない大事なことがある。そして、おなじぐらい重要な点だが、無視すべきことがある

皮肉なもので、会社の業績が悪化すればするほど、個人の評価が引きあげられていく傾向が強い。事業が不調なときは、部下のやる気を挫きたくないという意識がはたらいて全体を高めに評価する

ビジネスがグローバル化した現在、低コストを武器にした競争相手は世界のいたるところから現われる

マーケットリーダーであれば、ライバル企業に対して市場シェアを奪うことは許さないという姿勢を示さなければならない

規模の経済と人件費の抑制だけを追求しはしない。ブランド力と、この事業に専念する幹部がもたらすコスト管理の強化を重視する

消費財を扱っているのであれば、売上高や利益よりも市場シェアやマーケティング費、広告費の対売上高比率が事業の健全性をはかる目安になる

どの業種でも、五年にわたって好調を維持している企業は、たいてい一番ではなく、二番ですらない。その業種でつねに上位三分の一に入っている企業だったのだ

「収益見通しや成長予想を吹聴する企業には注意が必要だ。『数字を残す』が口癖の経営者は、いつしか『数字をつくる』誘惑に駆られるものだ」(ウォーレン・バフェット)

わたしのモットーは二つある。「約束は控えめに。実行は大胆に」と「発言は実行のあとに」だ

「値上げ」して「割り戻す」というビジネスモデルは、市場シェアの大きいケロッグやゼネラル・ミルズにとってはうまくいった

ある分野でうまくいったやり方がほかの分野でも応用できると思ってはならない

幹部養成の最終段階では、個人の利益よりも会社の利益が重要であることを教える。会社の利益はつねに個人の利益に優先させるべきだ

順調に出世を重ね、修羅場を経験していない人間は信頼できず、何をしでかすかわからない

製品は少なく、利益は多く

「われわれにとって真の問題は、今日の強さではない。明日の強さを確保するために、今日動く必要があるのだ」(アイゼンハワー大統領)

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『大事なことだけ、ちゃんとやれ!』日本経済新聞出版社ジェームズ・キルツ、ジョン・マンフレーディ、ロバート・ローバー・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532314151
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◆目次◆
はじめに 「クビになるんじゃないの?」
第1部 基本原則
第2部 リーダーシップ
第3部 長期的目標
第4部 大事なことをちゃんとやる
謝 辞
付 録
訳者あとがき

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『「易経」一日一言』竹村亞希子・著


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【リーダー必読の古典】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4884748409

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本日の一冊は、中国古典『易経』の専門家であり、名古屋財界を中心に、絶大な影響力を持つ竹村亞希子さんが、易経のエッセンスを紹介した一冊。

致知出版社の人気シリーズ「一日一言」から出版されており、毎日一言、経営や人生に役立つ教えが得られるという構成。

『易経』自体は読み方が難しく、とっつきにくい印象がありますが、本書では著者の解説が加わることにより、じつにわかりやすくまとめられています。

自らをいかにして修めるか、というのは経営者でなくとも悩むところですが、本書にはそのための戒めが書かれています。

「分限を守らず、分不相応な地位や名誉を手にしたとしても、重責に耐えられず、恥辱を受けて苦しむことになる」
「上に立つ者が自ら悦んで骨折り仕事をして民を率いれば、民は労苦を忘れる」
「戦争をする際は、戦った国々を味方にしていくような勝ち方をするべきである」

リーダーのための処世の術、という視点でまとめられているので、ビジネスマンなら誰もが読んでしっくりくる内容です。

人を導くためには、自らの器を大きくすることが必要不可欠。

本書には、その人間修養のヒントが書かれています。

いいリーダーになろうと思う人は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「亨は嘉の会なり。会を嘉すればもって礼に合うに足り」(文言伝)皆が悦ぶように物事を進めれば、個と全体がうまく調和し、社会が治まっていく

「天は尊く、地は卑くして乾坤定まる」(繋辞上伝)
高くあるもの、低くあるものがそれぞれの働きを全うすれば、宇宙のみならず、人間社会も安定してくる

「天地交わりて万物通ずるなり。上下交わりてその志同じきなり」(地天泰)
天地が交わる、上下が交わるとは、陰陽が交わること。陰陽が交わらなければ、この世の何ものも生育することはない

「拠るべきところにあらずして拠るときは、身必ず危うし」(繋辞下伝)
分限を守らず、分不相応な地位や名誉を手にしたとしても、重責に耐えられず、恥辱を受けて苦しむことになる

「牝牛を畜えば吉なり」(離為火)
「牝牛」は柔順の徳の象徴。角が己の側に湾曲していることから、自分を客観的に省みることに喩えられる。尖って攻撃的な人は付き合いにくいから、内省し「牝牛を畜う」ことは処世の基本ともいえる

「天地は節ありて四時成る」(水沢節)
人間も物事も節を設けることで成長する。適度な節を設けなければ、人も物事も途中で折れてしまう

「西南には朋を得、東北には朋を喪うに利ろし。西南には朋を得とは、すなわち類と行けばなり。東北には朋を喪うとは、すなわち終に慶びあるなり」(坤為地)
慣れ親しんだ環境に決別するのは辛いことだが、ぬるま湯のような環境にいても人間は育たない

「介きこと石の干し。日を終えず。貞にして吉なり」(雷地豫)
出処進退など、今なすべきであると察したなら、一日を終わるまで待たずに行動する

「天を楽しみて命を知る。故に憂えず」(繋辞上伝)
天の理法を楽しみ、自分の運命を生きる喜びを知るならば、人に憂いはない

「大君命あり。国を開き家を承けしむ。小人は用うるなかれ」(地水師)
功績があったとしても、小人は重用してはならない

「万邦を懐くるなり」(地水師)
戦争をする際は、戦った国々を味方にしていくような勝ち方をするべきである

「確乎としてそれ抜くべからざるは、潜龍なり」(文言伝)
不遇な潜龍の時代こそ、しっかりと志を抱き、どんなに苦しくても動かさない

「王もって三駆して前禽を失う」(水地比)
どんなに実力があっても、弱い者に対して肩を怒らせて力をふるってはならない

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『「易経」一日一言』致知出版社 竹村亞希子・著
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