2009年3月12日
【立地の悪さを克服する非常識な経営とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4054039456
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本日の一冊は、江戸川区の篠崎という立地条件にも関わらず、ファンを抱えて繁盛を続ける伝説の書店、「読書のすすめ」の店長が、不況知らずの経営論を説いた一冊。
土井は一度、このお店に遊びに行ったことがありますが、まあ、すごい書店です。
イケてない帯を隠して自分たちのお手製の帯をつける、ダンボールに筆文字で書きなぐったPOPを置く、流行の本を置かない…。
ほかにもいろいろありますが、とにかく斬新な試みで、通常の書店とはまったく違った考え方で本を売っています。
小さな書店でありながら、銘柄によって数千部を売り上げる驚異的な実績がどうやってもたらされたのか。
本書には、まさにそのヒントが書かれています。
内容の多くは自己啓発的なものですが、写真入りで紹介されているPOPの例や、具体的な試みを知るだけでも参考になります。
マニュアルは、「泣かす、笑かす、びっくりさせる」の3つだけという同店の試みと、それを支える店長の哲学。
立地の悪さを気にせず、何とかしてお客様を喜ばせようとするその姿勢からは、商人が決して忘れてはいけない「商売哲学」が伝わってきます。
商売の王道、そして売るためのアイデアを学びたい方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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うちの店のマニュアルは、「泣かす、笑かす、びっくりさせる」、この3つだけです
どうして売れないのか、という理由を考えるより、お客さんを感動させることをなにか考える
「ありえねぇ~!」ってことを、「それ、ありかも」っていう視点で考えてみる
今でも金魚は養殖されて売り買いされていますが、ある人が、単に売り買いしたんじゃおもしろくないなって、そこで考えたんですね。
「紙一枚、はさんでみよう」すると、単なる金魚の売り買いが、紙一枚はさむことで、「金魚すくい」っていうゲームになったんです
「ここが一等地だったら」「宝くじが当たったら」「株で儲かったら」「上場できたら」なんて、みんなそういう、世間でいわれている「いい」ということをめざしてしまう。でもね、実は、それをやったら”苦しくなる”んです。「たら、れば」ばかりを考えてしまう
まずは、言いわけのできないところに自分を持っていく
自分がいいと思ってすすめたものが売れたときの快感。これが商売の最高の喜びじゃないか
今は、親も、大人も逆ですよね。「オレがこんなに苦労したんだから、子どもにはそんな思いさせたくない」なんていって、子どもたちを外に出して、自分は店を畳むという話もよく聞きます。でも、これは逆なんです。ほんとうは、「オレの仕事はすごいんだぞ!」っていわなきゃいけないんですよ
「勝ち組」なんていう、他人の作ったものさしと比べるから、苦しくなっちゃう
出会った人や自分にレッテルを貼って確定しない。これができれば、自分を愛し、人を愛することができるようになる
「自分のものさし」さえあれば、ぜったい世間のものさしに惑わされない
「何を買うか」だけじゃなくて、「誰から買うか」
よその店や会社と比べられて、いってこられる苦情には耳なんか貸さなきゃいいんです。「ここいい店だね。また来るよ」っていってくれる人だけ集めて、それで商売すればいい
◆アホになるための、たった5つのポイント
・根拠のない自信を持つ
・本気で人を喜ばせることを考える
・損得なしで動く
・今の常識にしばられない
・自分が楽しいか、楽しくないかで決める
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『繁盛したければ、一等地を借りるな!』学研 清水克衛・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4054039456
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◆目次◆
ここだけ読んでもためになる「まえがき」
第一章 なぜ、一等地に店を出すと繁盛できないのか?
第二章 「今」の悲常識を売りにすれば、人は集まる
第三章 「一等地なら“バカ”になる。三等地なら“アホ”になる」
第四章 商売繁盛は、「自分繁盛」
第五章 人を喜ばせる「アホ」になれば、商売も、人生も、みんなうまくいく
特別付録
あとがき
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