2008年3月14日
【これで数字に強くなれる】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596219
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本日の一冊は、ベストセラー『ビジネスマンのための「発見力」養
成講座』の著者であり、数字に強い経営コンサルタントの小宮一慶さんが、「数字力」を鍛えるためのメソッドを示した一冊。
※参考:『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595824/
「把握力」「具体化力」「目標達成力」という数字力を構成する要
素と、実際にそれらを鍛えるためのステップが明確に示されており、例題の選び方も工夫されています。
とくに、3つのステップ、1.数字を把握する(数字と、その定義
や意味することを知る)、2.数字と数字を関連づける、3.数字
をつくっていくの核心部分は読み応えがあり、ビジネスマンの日々の情報収集や学習の質を上げるのに効果があります。
「割合」の感覚を持つ、他と比較する、数字の心理バイアスに注意するなど、実践すれば、即世界が違って見える話ばかり。
マクロの経済指標の話やそれが自分の給料とどうかかわっているかという話は、普段新聞を読まない人が思わず新聞を読みたくなるほどのインパクトがあると思います。
数字に興味がわかない、という人ほど読んでほしい、そんな一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆数字力の構成要素
1.把握力……全体を把握する力
2.具体化力……具体的に物事を考える力
3.目標達成力……目標を達成する力
◆数字力を上げる3つのステップ
1.数字を把握する(数字と、その定義や意味することを知る)
2.数字と数字を関連づける
3.数字をつくっていく
漠然としたことばが出てきたとき、さらに深く考える癖がついてい
るかどうかが、頭がよくなるかどうかを大きく左右します
なぜ、社員は社長ほどには、自社の数字に関心を持たないのでしょ
うか? なぜ、できる社員は、必ず「あといくら」とか「あと何%」
と数字を交えて話すのに、できない社員ほど、「だいたい」とか
「ちょっと」とか「売れてます」「売れません」といった漠然とし
た話し方をするのでしょうか?
◆「割合」の感覚
その数字は、全体の中でどの程度の割合を持つものなのか?
その数字が属する全体の数字はどのくらいなのか?
まず、大きな数字をとらえる。小さな数字にとらわれて大きな数字
を間違わない
定義を曖昧なまま数字を扱うのはとても危険
(例:売上原価は、仕入れたもののうち、売れた分だけの原価の数字)
◆他と比較する
多くの数字は、他社や別の国のデータと比べることによって、より
多くの意味を持ちます
三〇円という数字に対して、心理的にはさまざまなバイアスがかか
る。数字というのは、必ずしも絶対的なものではないのです
おもな数字を知るということは、自分の中に基準を持つことだった
のです。基準を持つことによって、自社や日本、世の中のことが、
より明確に見えてきます
定点観測をする:毎日、あるいは毎週など、同じ項目の数字を見続ける
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『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』小宮一慶・著
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◆目次◆
はじめに
第1章 「数字力」で世の中の見え方が変わる!
第2章 数字の見方 七つの基本
第3章 数字力を阻害する六つの罠
第4章 数字力が高まる五つの習慣
あとがき
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